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「とげぬき地蔵」として親しまれる巣鴨の高岩寺
巣鴨を訪れたら外すことができない人気のスポットがとげぬき地蔵です。別名であり、正式な名称は萬頂山高岩寺という名前です。曹洞宗となっており、高岩寺は1596年に江戸湯島に開かれ約60年後下谷屏風坂に移ったのち、1891年に巣鴨に移りました。
とげぬき地蔵は巣鴨駅から歩いてすぐのところにあり、古くからご利益があると多くの人が参拝に訪れているパワースポットの1つになります。
とげぬき地蔵は巣鴨商店街の中ほどの場所にありますので、観光やランチなどと一緒に合わせて参拝をすることができます。とげぬき地蔵の境内には洗い観音や御影などのお守りもあり魅力がたくさんあります。
今回はとげぬき地蔵として、地元の人たちに親しまれている巣鴨高岩寺へのアクセス方法やとげぬき地蔵の見どころや歴史などの他に、とげぬき地蔵周辺のおすすめスポットなどをまとめて紹介していきます。
「とげぬき地蔵」と呼ばれる由縁
高岩寺のとげぬき地蔵の御本尊の正式な名前は、霊験あらたかな延命地蔵菩薩になります。なぜとげぬき地蔵と呼ばれているのでしょうか。
御本尊の延命地蔵菩薩がとげぬき地蔵と呼ばれているのは、江戸時代の中期の1715年に、毛利家に仕えていたある女中が口にくわえた針を、間違えて飲み込んでしまった際に、地蔵菩薩の御影を飲み込むと御影と一緒に針を吐き出すことができたといわれています。
また、吐き出した針は御影に刺さっていたといわれていることから、とげぬき地蔵と呼ばれるようになったといわれているのが、名前の由来となっています。
高岩寺へのアクセス
まずは、とげぬき地蔵である高岩寺へのアクセス方法について見ていきましょう。とげぬき地蔵へは電車・バスの公共交通機関でアクセスをすることができます。電車・バスでのアクセス方法について詳しく解説していきます。
電車でのアクセス
まずは、とげぬき地蔵へ電車でアクセスする方法を紹介します。とげぬき地蔵へ電車で行く際の最寄り駅は巣鴨駅になります。JR山手線・都営三田線の2つの路線からアクセスをすることができます。
JR山手線・都営三田線巣鴨駅から歩いて約10分となっています。巣鴨駅を出たら巣鴨地蔵通り商店街の方に進んでいくと、とげぬき地蔵に到着します。
バスでのアクセス
バスでのとげぬき地蔵へのアクセス方法を見ていきましょう。池袋方面からとげぬき地蔵にアクセスする場合、池袋駅東口からバスが出ています。池袋駅の東口から都営バス草63・浅草寿町行きに乗車します。とげぬき地蔵前のバス停で降りると約3分ほどでアクセスできます。
バスの乗車時間は11分から13分ほどになります。バスを降りてからは、反対側に渡り巣鴨地蔵通り商店街を進んでいくととげぬき地蔵に到着します。
また、浅草方面からアクセスする場合も同じく都営バス草63の池袋駅東口行きのバスに乗車するととげぬき地蔵前のバス停で降りることができます。
「とげぬき地蔵(高岩寺)」の歴史と見どころ
続いてはとげぬき地蔵の歴史と見どころについて見ていきましょう。高岩寺は、江戸湯島に1596年に開かれたのが始まりで、400年以上の歴史を持つお寺です。歴史の深い曹洞宗萬頂山高岩寺には見どころがたくさんありますが、代表して2つ紹介します。
本尊を元に作られたお守り「御影」
とげぬき地蔵の見どころ1つ目は本尊をもとに作られているお守りの「御影」になります。とげぬき地蔵・高岩寺の御本尊である、霊験あらたかな延命地蔵菩薩は秘仏となっているため、参拝に訪れた際も拝見することはできません。
しかし、ご本尊の延命地蔵菩薩の姿を元に作られたお守りの御影があります。御影は、縦約4cm・横約1.5cmの和紙にご本尊の延命地蔵菩薩が描かれています。
御影に祈願をしてもご利益があるといわれています。御影は本堂にて購入可能のため、購入を希望する場合は参拝の後に本堂で購入しましょう。
体の痛いところに御影を貼る
御本尊をもとに作られたお守りの御影は5枚入っています。コンパクトサイズのお守りになりますので、持ち歩くこともできますが体の痛いところや具合の悪いところに貼ると効果が発揮されるとされています。
御影のお守りは、とげぬき地蔵の名前の由来となっているように、のどに魚の骨が刺さったときに飲んだりすると治るともいわれていますが、一般的に体の不調な場所に貼り付けるようになっています。
悪い部位を洗い流してくれる「洗い観音」
2つ目に紹介するとげぬき地蔵の見どころは悪い部位を洗い流してくれるといわれている「洗い観音」になります。
江戸時代の三大火の筆頭にも上げられる最大の火事と記録されている1657年に発生した明暦の大火の際に、奥さんを亡くした檀徒の1人が供養のために聖観世音菩薩をとげぬき地蔵に寄進をしたことによります。
この聖観世音菩薩像に水をかけて自分の身体の悪い部位を洗うと治る信仰が広まったのが洗い観音の起源になります。以前は洗い観音を洗う際にはタワシが利用されていましたが、聖観世音菩薩像の摩耗などを考慮してタワシの利用を廃止して、タオルで洗うようになっています。
タオルは、ご自身で持参したタオルを利用するか、とげぬき地蔵のお守りを販売しているお店で洗い観音タオルが販売されていますので、購入するようにしましょう。
洗い観音を洗う際には、洗い観音の目の前に湧き出ている水を柄杓を使い、水を観音様の上からかけます。タオルで洗う箇所はご自身の治したい部位になります。
名称 | とげぬき地蔵尊(高岩寺) |
住所 | 東京都豊島区巣鴨3丁目35-2 |
「とげぬき地蔵(高岩寺)」周辺の見どころ
最後にとげぬき地蔵周辺の見どころについて紹介していきます。とげぬき地蔵の周辺には、とげぬき地蔵だけでなく多くのおすすめスポットがあります。周辺の見どころを厳選して2つ案内します。
江戸六地蔵尊 眞性寺
1つ目に紹介するとげぬき地蔵周辺のおすすめスポットは「江戸六地蔵尊 眞性寺」になります。江戸六地蔵尊 眞性寺は、江戸六地蔵尊の一つとして知られているお寺で、境内には松尾芭蕉の句の石碑があります。
江戸六地蔵尊 眞性寺には、大きな傘をかぶり杖を持っているお地蔵様がいます。多くの文献からも眞性寺界隈は交通の要として賑わっていた記録が残されており、お地蔵様は江戸の六街道の出入口に置かれ旅の安全を見守ってくれていたお地蔵様です。
江戸六地蔵の一つである眞性寺は、奈良県の桜井市初瀬の総本山長谷寺の末寺であり、お寺が建立された正確な年代は不明となっています。記録によると聖武天皇の勅願により行基菩薩が開いたと伝えられている歴史あるお寺です。
眞性寺の境内の左側には、蓮花台を含めると高さ約3m45cmの大きなお地蔵様がいます。旅をお守りしてくれるため、旅行で巣鴨に訪れた際やこれから旅行に行く人などは、江戸六地蔵尊 眞性寺で参拝をして旅の安全を祈願してみてはいかがでしょうか。
江戸六地蔵尊 眞性寺は、とげぬき地蔵から歩いて5分ほどの場所にありますので、とげぬき地蔵と一緒に参拝するのもおすすめです。
名称 | 江戸六地蔵尊 眞性寺 |
住所 | 東京都豊島区巣鴨3丁目21-21 |
巣鴨地蔵通り商店街
2つ目に紹介するとげぬき地蔵周辺の見どころスポットは「巣鴨地蔵通り商店街」となります。書店街の全長は約780mあり、約200の衣料品・食料品・雑貨店・カフェ・食事処などが点在している伝統的な商店街となっています。
巣鴨地蔵通り商店街はおばあちゃんの原宿と呼ばれています。旧中山道であるため、江戸時代の中期から商業や信仰の場として栄えていた場所です。中山道の出発地点・日本橋から出発して最初の休憩所が江戸六地蔵尊 眞性寺から巣鴨庚申塚の間に点在しており町並みが作られていました。
明治にとげぬき地蔵が移ると、巣鴨地蔵通り商店街は2つのお地蔵様と巣鴨庚申塚に守られている場所となり、商業の街・信仰の街として親しまれています。
定期的な縁日や春と秋のどんがら市・菊まつり・すがも商人まつりなどの行事が行われており休日などには多くの人で賑わいを見せています。
とげぬき地蔵や江戸六地蔵尊 眞性寺で参拝をしながら昔ながらの商店街の雰囲気を楽しみ、カフェなどで休憩をしましょう。また商店街から徒歩圏内には庚申塚 延命地蔵尊や本妙寺もありますので、巣鴨観光を満喫しましょう。
名称 | 巣鴨地蔵通り商店街 |
住所 | 東京都豊島区巣鴨4丁目22-8 |
「とげぬき地蔵(高岩寺)」へお参りに行こう
巣鴨のとげぬき地蔵の魅力について紹介してきました。とげぬき地蔵は御本尊の姿をもとにしたお守りの御影や、洗い観音など見どころがたくさんあります。またとげぬき地蔵の周辺にもおすすめのスポットがたくさんありますので、観光などに訪れた際にも訪れたい場所として人気です。
巣鴨に訪れた際には、とげぬき地蔵や周辺の商店街の散策・江戸六地蔵尊 眞性寺など、とげぬき地蔵の参拝と一緒に観光をしてみてはいかがでしょうか。