尾道・千光寺の見どころを大特集!公園からの絶景やロープウェイもおすすめ

尾道・千光寺の見どころを大特集!公園からの絶景やロープウェイもおすすめ

広島県尾道市の「千光寺」は、尾道観光の人気スポットとなっています。尾道は、文化人にも愛された歴史情緒あふれる街で「文学の街」や「坂の街」、「猫の街」としても有名です。そんな尾道にある「千光寺」の人気の理由を詳しくご紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.「坂の街」尾道の古刹・千光寺
    2. 2.尾道・千光寺の見どころポイントをご紹介
    3. 3.尾道有数の絶景スポット千光寺公園
    4. 4.尾道・千光寺へはロープウェイ利用もおすすめ!
    5. 5.尾道・千光寺へのアクセス
    6. 6.尾道・千光寺にお参りして絶景を堪能しよう!

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    「坂の街」尾道の古刹・千光寺

    Photo by kanegen

    広島県尾道市は、2015年に「箱庭的都市」として日本遺産に認定された人気の観光スポットです。「千光寺」は、寺社の多い尾道の中でも、由緒ある絶景が見られる寺として有名なお寺です。

    また尾道は、坂道や細い路地が多いことから車の通りが少なく、猫が多く住み着いていることから「坂の街・猫の街」と呼ばれています。千光寺も坂の上にあるお寺になります。

    尾道・千光寺の歴史

    Photo by Toomore

    千光寺は、尾道港を一望できる大宝山(たいほうざん)の中腹にあり、平安時代のはじめ大同元年(806年)に弘法大師により創建され、後に源氏の名勝である多田満仲公により再び繁栄をされました。

    千光寺の名前の由来となった「玉の岩」伝説

    Photo byMeli1670

    千光寺の「玉の岩伝説」とは、かつて千光寺の岩の上にあった如意宝珠が夜ごとに光輝いていて海を照らして船頭たちの目印にもなっていました。しかし、異国人がその玉を盗み出し持ち帰る途中、海に落としてしまったというお話です。

    その伝説の如意宝珠が光輝いていたことからお寺を「大宝山 千光寺」、そして海に沈んだ玉がある辺りのことを「玉の浦」と呼ぶようになったとされています。

    尾道・千光寺の見どころポイントをご紹介

    Photo by Kiwi He

    尾道といえば、「坂の街・猫の街」として知られており、尾道の天寧寺三重塔と艮(うしとら)神社との間にある約200メートルの細い路地は「猫の細道」とよばれ、作家の園山春二氏が描いた「福石猫」などの作品を路地で見ることが出来ます。

    Photo by kouyuzu

    また、2019年にリニューアルオープンした「尾道駅」は観光案内所やレンタサイクル、また簡易宿泊施設まである複合施設の駅舎となっています。尾道のご当地グルメが味わえる食堂やカフェ、また23時まで営業している喫茶店もあり観光にもおすすめです。

    尾道には、おすすめの観光スポットがたくさんありますが、やはり一番人気なのは「千光寺」です。千光寺のおすすめの見どころスポットを以下で詳しくご紹介します。

    玉の岩

    Photo by Ecazi

    千光寺の1番のおすすめの見どころは、やはり「玉の岩」です。玉の岩は、高さ15mの玉の岩の頂上部分がへこんでいることから、烏帽子(えぼし)岩とも呼ばれています。

    玉の岩のくぼみには、かつて宝玉が置かれており、宝玉がなくなった後は「かがり火」がたかれていたためくぼみが出来ていると言われています。現在は、岩の上に宝玉を再現した玉が置かれています。玉は、夜になると赤・黄色・緑にの3色に光輝きます。

    玉の岩は尾道の代表的な観光スポットとなっており、千光寺のシンボルです。夜のライトアップも見どころなので、夕方頃に立ち寄るのもおすすめです。

    鐘楼

    Photo by MShades

    千光寺の次のおすすめの見どころは、1890年に再建された唐づくりの「鐘楼」です。坂の上の断崖絶壁に建っており、鐘楼からの景色も絶景です。

    時の鐘として、「日本の音風百選」にも選ばれ、大晦日の除夜の鐘としても有名です。毎年大晦日では、22時頃から整理券が配られ、24時まで数に限りなくつくことができます。「音に名高い千光寺の鐘は一里聞こえて二里ひびく」と民謡にも謡われています。

    三十三観音堂

    Photo by IanHsu<3TableTennis

    千光寺の次のおすすめの見どころは、1743年に創建された「三十三観音堂」です。名前の通り、観音堂の中には33体の観世音菩薩像が祀られています。

    関西の西国観音霊場の各札所から集められており、千光寺の三十三観音堂をお参りすれば、西国観音霊場を全て参拝したのと同じ功徳があると言われています。

    Photo by Toomore

    また三十三観音堂の見どころは、千光寺の名物の1つでもある「カチカチ数珠」です。お堂の正面にある桜木で作られた「百八煩悩滅除大念珠」を幸せを念じながらゆっくりと引くと珠が上から「カチカチ」と落ちてきます。

    この「カチカチ」という音が、煩悩を打ち消してくれ、観音様のご守護を頂くことができるといわれています。三十三観音堂に訪れた際は「カチカチ数珠」も是非体験してみてください。

    くさり山

    Photo by x768

    千光寺の次のおすすめの見どころは、本堂裏にある「くさり山」です。本堂裏の岩の上には、石鎚蔵王権現(いしづちざおうごんげん)が祀られており、大正15年に鎖を取り付けて岩山に登れるようになりましたが、戦争後は忘れ去られていました。

    平成15年頃に、再度住職の手により鎖が整備され一般の参拝客も「くさり山」をお参りできるようになりました。くさり山は本堂より一段高いところにあり、上からの眺めは絶景です。

    Photo by tsuda

    実際に鎖を持って岩山を登っていくため、登る自信がない方は鎖を使わずに横から上がることもできます。登り口には、「石鎚山鎖修行」という看板があり奉納料100円を払えば修行をすることができます。小学生以下は無料です。

    「くさり山」に登る際は、「悪天候の際は参拝できない」「一方通行のため戻れない」「子供は大人と同伴」という3点を守って安全に登ってください。

    文学のこみち

    Photo by toshifukuoka

    千光寺の次のおすすめの見どころは「文学のこみち」です。文学のこみちは、千光寺山ロープウェイの山頂駅横から鼓岩付近までの約1kmの散歩道で千光寺に続いています。千光寺公園の中にあります。

    尾道は、気候が温暖で風光明媚な場所として数々の文化人から愛された土地でした。文学のこみちでは、尾道にゆかりのある25人の文化人たちの作品の一節が彫られた石碑を見ることができます。

    文化人に愛される尾道

    Photo by t-miki

    文学のこみちに石碑が建てられている尾道にゆかりのある人物を何名かご紹介したいと思います。まず、文学のこみちの1番の絶景ポイントに石碑があるのが「林芙美子」さんの石碑です。有名な「放浪記」の一節が刻まれています。

    また、俳句で有名な「松尾芭蕉」の石碑も建てられており、尾道で松尾芭蕉百年祭を行った記念として建てられています。

    Photo by toshifukuoka

    他にも東海道中膝栗毛の作者「十辺舎一九(じっぺんしゃいっく)が尾道に来た際の作品や、「正岡子規」が日清戦争の従軍記者として尾道を通過した際に残した作品が石碑に刻まれています。

    尾道は、「文学のまち」とも呼ばれており、文学のこみちの他にも「おのみち文学の館」などもあります。「おのみち文学の館」も千光寺から徒歩で約5分ほどのところにあるので合わせて行ってみるのもおすすめです。

    尾道有数の絶景スポット千光寺公園

    Photo by Kiwi He

    尾道には、絶景を眺めることができるスポットがいくつかありますが、その中でも一番の絶景スポットは「千光寺公園」です。千光寺公園は尾道のシンボルともいえる尾道の代表的な観光地です。

    明治27年に、当時の千光寺の住職が尾道に遊園地が少ないことから公園の設置を計画し、明治36年に「共楽園」と名付けた公園を尾道市に寄付し後に「千光寺公園」となりました。標高144.2mの千光寺山の山頂から中腹にかけてが千光寺公園の敷地となります。

    Photo by kaidouminato

    千光寺公園は、春になると満開の桜を見ることが出来るため「さくらの名所100選」にも選ばれています。中でも、山頂の展望台は360度見渡せるようになっており、桜と尾道水道を上から望む景色はまさに絶景です。

    フリー写真素材ぱくたそ

    また夜には、展望台からの夜景も絶景で「夜景100選」にも選ばれています。展望台の近くには恋人の聖地のモニュメントがあり、ハート型の中に猫の街・尾道にふさわしく2匹の寄り添う猫がいます。

    Photo by wongwt

    展望台にある、ロープウェイを降りたところでハート型のロック鍵が販売されており、猫のモニュメントの横にはたくさんのハート型の鍵が付けられています。夜景と恋人の聖地という、ロマンチックな組み合わせにカップルの方も多いです。

    Photo by toshifukuoka

    千光寺公園の山頂にある展望台は、入場無料です。展望台の中には喫茶店もありますので、休憩場所にもおすすめです。

    住所 広島県尾道市西土堂町19-1
    電話番号 0848-38-9184

    絶景と芸術が同時に楽しめる「尾道市立美術館」

    Photo by kaidouminato

    千光寺公園内にある「尾道市立美術館」は、昭和55年に開館し、平成15年に建築家の安藤忠雄氏の設計によってリニューアルオープンしました。世界的にも有名な安藤忠雄氏設計の美術館とあって、建物自体が見どころです。

    Photo by e_s_jp

    尾道市立美術館は、油彩画、水彩画、日本画、彫刻、版画、写真など様々な作品が収蔵されていますが、展覧会として毎回テーマに合わせた特別展示を開催しており、常設展はなく展覧会開催中のみ入館できます。

    「尾道市立美術館」の、ロビーにあるテラスからの眺めは見どころで、尾道水道や瀬戸内海を見下ろすことができ絶景スポットとなっています。

    Photo by 00_4

    展覧会によって、入館料が変わるため料金は公式ホームページをご確認ください。「尾道市立美術館」の開館時間は、9時~17時(最終入館は16時30分)となります。定休日は、月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)となります。

    住所 広島県尾道市西土堂町17-19(千光寺公園内)
    電話番号 0848-23-2281

    尾道・千光寺へはロープウェイ利用もおすすめ!

    Photo by inunami

    尾道は「坂道の街」としても知られており、千光寺は千光寺山にあるため上り坂になっており徒歩で行く場合は坂道や階段が多く体力的に不安のある方や足腰が弱い方はもちろん、上り坂は辛いという方には大変な道中です。

    ですが、安心してください。千光寺には「ロープウェイ」で行くという方法もあります。千光寺山の麓の「山麓駅」と山頂の「山頂駅」の2駅を結ぶ「千光寺山ロープウェイ」です。

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    千光寺山ロープウェイの山麓駅へは、JR尾道駅からは徒歩で約15分、JR尾道駅から東行きへ乗車し、5分で「長江口バス停」へ到着、下車すぐです。JR新尾道駅からは尾道駅行き(長江経由)に乗り10分で「長江口バス停」へ到着し、下車後すぐが山麓駅です。

    千光寺山ロープウェイの山頂駅へは、車でのアクセスになります。千光寺山駐車場へ駐車し、そこから山頂駅まで徒歩で約10分です。

    Photo by kaidouminato

    ロープウェイの山麓駅から山頂駅までの所要時間は約3分ですが、ロープウェイからは、尾道を一望でき絶景を見ながら山の上まで行くことができます。

    千光寺へ行く際は、上り坂になる行きは千光寺山ロープウェイを利用し、下り坂の帰りは景色を見ながら徒歩で行くのがおすすめです。

    運賃・運行時間

    Photo by toshifukuoka

    千里山ロープウェイの運賃は、普通乗車券(中学生以上)が片道320円、往復500円、小児乗車券(小学生以下)片道160円、往復250円、就学前の幼児は保護者同伴の場合に限り、1人が無料です。
     

    30人以上の団体乗車券の1人あたりの運賃は、普通団体が片道280円、往復450円、学生団体(中学生以上の生徒・学生の団体)片道250円、往復400円、小児団体(小学生以下の団体)片道140円、往復220円です。

    Photo by YUMIKO_okp

    千里山ロープウェイの運行時間は、営業時間の9時~17時15分の毎時間15分おき(0分、15分、30分、45分)に2駅を発車しています。お花見時期、住吉花火大会などのイベントの際には運行時間が延長になることがあります。

    住所 広島県尾道市東土堂町20-1
    電話番号 0848-22-4900

    尾道・千光寺へのアクセス

    Photo by inunami

    JR新尾道駅、JR尾道駅の電車を利用した際のアクセスの仕方と、車を利用した際のアクセス、また駐車場情報をご紹介します。

    電車利用

    Photo by sabamiso

    JR新尾道駅からの場合、タクシーで千光寺公園駐車場まで約10分です。駐車場から千光寺までは徒歩で約10分です。JR尾道駅からの場合は、市営バスに乗車し5分で「長江口」に到着、そこから千光寺山ロープウェイに乗り山頂駅から徒歩約5分です。

    JR尾道駅から、徒歩で千光寺まで行く際は前述したように尾道は「坂の街」になりますので上り坂が多くいため普通に歩くよりも時間がかかるため距離は1km程度すが約30分ほどかかります。

    車利用

    Photo by kaidouminato

    尾道まで車を利用した場合は、長江通りから千光寺ドライブウェイへ行きます。千光寺公園内駐車場へ停め、そこから千光寺まで徒歩約10分です。

    千光寺公園駐車場の一般駐車場は、収容台数70台(臨時駐車場222台)で、料金は1日600円です。大型バス専用駐車場は、収容台数20台、料金はマイクロバスが1日1500円、大型バスが1日2000円です。営業時間は、8時30分~17時30分、定休日は年末です。

    住所 広島県尾道市東土堂町15-1
    電話番号 0848-23-2310

    尾道・千光寺にお参りして絶景を堪能しよう!

    Photo by cyesuta

    尾道にある人気の観光スポット「千光寺」はいかがでしたでしょうか?尾道は、瀬戸内海に近いことで気候も良く、風情のある街並みで文化人からも愛された土地です。

    そんな尾道のシンボルともなっている「千光寺」は、桜や夜景の絶景が見れる名所となっているだけではなく、周辺にも見どころや観光スポットがたくさんあります。尾道観光に来た際は、「千光寺」で尾道の景色や歴史を存分に楽しんでください。

    MATUI
    ライター

    MATUI

    吉祥寺が大好きな東京生まれ東京育ちの35歳です。結婚を機に京都へ引っ越し、現在は3人の女の子のママとして育児に奮闘中です。好きなものは、パフェ、ケーキ、チョコレート、お刺身、焼肉で、嫌いなものは、ネガティブな自分です。悩んで落ち込むこともありますが、ポジティブに自分を大切に毎日を過ごせたらと思っています。皆様の毎日が少しでも楽しくなる役立つ記事を書いていけるよう頑張ります。

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