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イタリアの菓子パン【パネトーネ(パネットーネ)】
【パネトーネ】はイタリア・ミラノが発祥と言われている菓子パンです。イタリアではクリスマスシーズンに食べるパンとして、友人や親戚に送るために作られてきたとされています。
ふわふわの食感と中に詰まったドライフルーツが特徴の菓子パンで、イタリアではクリスマスまでの4週間食べられていました。しかし、最近ではクリスマス関係なく、一年を通して食べられるようになっています。
イタリア発祥と言われていますが、今では日本はもちろん、台湾やアメリカ、ブラジルなどにも広がり、世界中で愛される菓子パンとなっています。ドイツでクリスマスシーズンに食べるシュトーレンにどこか似ている菓子パンです。
【パネトーネ】ってどんなパン?
パネトーネは、卵・小麦粉・バターで作られた生地にパネトーネ種という天然酵母を加えて自然発酵させて作られる菓子パンです。中の具材としてドライフルーツが使われることが多いですが、現在は店ごとに、オレンジピールや、すだちやかぼす、栗や桜などを使う場合もあります。
パネトーネの名前の由来は、「パネット(塊)」と「トーネ(大きい)」が組み合わさって出来たとも言われています。その名の通りパネトーネは大きいドーム上に作られ、切り分けて食べるのが一般的です。
他にパネトーネの名前の由来には、イタリア語で小さなパン屋を意味する「パネット」という言葉が変化したという説や、ミラノで貧しいパン屋を営んでいたトニーという男に恋をした娘が「トニーのパン」として発案したのが始まりだとする説など、名前の由来には諸説あります。
パネトーネの生地には、バターや洋酒、ドライフルーツが入っているので、甘くて風味豊かな上品な味わいを楽しむことができます。食感はふわふわとして柔らかいので、食事パンとしてだけではなく、おやつとしてもよく食べられています。
パネトーネ種という天然酵母だけを使って発酵させるので、作るのに時間がかかりますが、保存期間が長く保存食としても食されていました。パネトーネの中に入っているドライフルーツは日を追うごとに味に変化が生まれ、食べるたびに違う風味を楽しむことができます。
パネトーネはクリスマスシーズンに食べるパン
パネトーネはもともとイタリアで親しまれているクリスマスを彩る伝統的な菓子パンです。イタリアでは、クリスマスの4週間前から食べ始め、クリスマスが終わる12月25日まで食べ続けるという習慣があります。
パネトーネはクリスマスまでの4週間食べ続ける習慣があるので、色々な食べ方があります。通常、食べやすい大きさにカットしてそのまま食べますが、トーストやアイスなどを添えて食べるのも美味しくいただけます。
パネトーネを食べる時には、食べる分だけカットして、残りはラップで包んで風通しがよく直射日光が当たらない場所に保管してください。冷蔵庫に入れてしまうとパネトーネの風味が損なわれるので常温での保存がおすすめです。
パネトーネにはドライフルーツがたっぷり!
パネトーネは中にたっぷりのドライフルーツが入っています。定番はレーズンやオレンジピールですが、レモンやプラム、すだちやかぼす、栗や桜、くるみなどを入れることもあります。店ごとに入れるドライフルーツにオリジナリティをつけて、他店と変化を持たせている場合もあります。
たっぷりのドライフルーツをラム酒につけてパネトーネの中に入れることで、ドライフルーツの味わいがパネトーネの生地に染み込んでいって、日ごとに違った味わいを楽しむことができます。
パネトーネには特殊な天然酵母が使われている!
パネトーネにはパネトーネ種という特殊な天然酵母が使われています。パネトーネ種を使うことでふんわりとしたふわふわな食感を楽しむことができます。パネトーネ種には、ノビを良くしたりグルテンを滑らかにしたりする働きがあるとされ、そのため食感がよくなると言われています。
しかしパネトーネ種による発酵には時間がかかるため、通常のパンを作るよりも時間と手間がかかる菓子パンなのです。
パネトーネ種の最大の特徴は保存性を高める働きがあるとされている点です。パネトーネ種は発酵の際に生地の中の水分量を減らす働きがあるとされ、そのため保存性が高められると考えられています。この保存性のおかげで4週間もの間、パネトーネを食べ続けることができるのです。
パネトーネが4週間も日持ちするため、パネトーネの中に入っている、ラム酒漬けのドライフルーツの味わいも日々変化していきます。これは、ドライプルーツの味わいが毎日少しずつパネトーネの生地に染み込んでいくため味が変化してくのです。
パネトーネのおいしい食べ方は?
パネトーネは菓子パンなので、食事としてもおやつとしても食べることができます。パネトーネは基本的にはカットしてそのままいただきます。その際、パネトーネをケーキのようにして食べる分だけ切り分け、残りはしっかりと保存します。
パネトーネは保存のきく菓子パンなので、一つの食べ方では飽きてしまいます。そんな時におすすめのおいしい食べ方をいくつか紹介します。
まず紹介するパネトーネのおすすめおいしい食べ方は、パネトーネにクリームやソースを添えるというものです。代表的なのはアイスクリームですが、生クリームやフルーツソースとも相性が良いので、その時の気分で味に変化を持たせるのもおいしいです。
続いて紹介するパネトーネのおすすめおいしい食べ方は、パンのように調理するというものです。パネトーネを薄くスライスしてトーストで軽く焼いてバターやジャムを塗れば、朝食にぴったりです。
またフレンチトーストとして使っても食べ応えが増し食事パン的な楽しみ方ができておすすめです。
パネトーネの保存方法は?
パネトーネは保存のきく菓子パンと何度も紹介していますが、実際にどれくらいの保存がきくかは作り方などによって異なるのが現実です。
そのため、お店でパネトーネを購入する場合にはお店に賞味期限をしっかりと確認しておく必要があります。手作り品のパネトーネは様子をチェックしながら、出来るだけ早めに食べるのがベターです。
パネトーネを保存しておく時には、パネトーネの断面から乾燥するのを防ぐため、しっかりとラップで包むのが大切です。この時にラップをきつく巻きすぎると生地が潰れて固くなってしまうので注意してください。
ラップを巻いた後に、ジップロックなどの保存袋に入れておくと、よりしっかりと保存することができます。
しっかりと乾燥対策ができたら、直射日光が当たらない涼しい場所に保管してください。冷蔵庫に入れてしまうと、パネトーネの特徴であるふわふわ食感が損なわれ、さらに風味も逃げてしまいます。パネトーネを保管する時には常温保存を心がけてください。
おすすめ!おいしいパネトーネが買えるお店!
ここからは日本で本格的なパネトーネが買えるお店を紹介します。日本でも本場イタリアのおいしいパネトーネが味わえるおすすめのお店をピックアップしました。
まず紹介するのは恵比寿に店を構える【LESS】です。LESSは恵比寿駅から徒歩7分ほどの場所にあります。日本人とイタリア人のオーナーシェフがタッグを組んだ、ファンの多い人気のお店です。
この店のパネトーネは、ミラノ生家から受け継いだ50数年も生き続けているパネトーネ酵母を使用して作られています。香料や保存料、パネトーネ酵母以外のイーストを使用せずに、その土地の季節の素材や卵、フルーツなどを使用するように心がけられています。
軽やかでしっとりとした食感は、時間の経過とともに熟成度を楽しむことができ、はじめの1週間は乳酸菌のようなフレッシュな香りが、2週目からはワインやウイスキーなどと楽しめる味わいに仕上がっています。
続いて紹介するのは文京区音羽に店を構える【Pane & Olio】です。Pane & Olioは護国寺駅から徒歩3分ほどの場所にあります。
この店はイタリア伝統製法によるイタリアパンの専門店です。子供からお年寄りまで安心して食べられるパンをコンセプトとし、ビガ製法というイタリア伝統製法を用いて丁寧にパンを作っています。イタリアの小麦粉や機械を使うことで、本格的なおいしいイタリアパンを生み出しています。
パネトーネをはじめ、フォカッチャやコルネット、チャバッタなどのイタリアパンが販売されています。パネトーネはイタリア北部に起源を持つパネトーネ種を使い、焼き上がりまで5日もかけて作る、ミラネーゼも認める本格的な味わいを楽しめます。
パネトーネを用意してクリスマスを迎えよう!
イタリアの伝統的な菓子パン【パネトーネ】について紹介しました。パネトーネは時間と共に味の変化を楽しめる菓子パンです。ふわふわの食感とドライフルーツの旨味が染み込んだ生地をお楽しみください!
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。