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カプセルホテルとは?
カプセルホテルは、日本で見られる宿泊施設の形態のひとつです。大人一人が就寝できるサイズのカプセルベッドと呼ばれる箱型の小部屋がいくつも集まった宿泊施設のことを指します。
日本で誕生した宿泊施設で、近年はその独特なスタイルやリーズナブルな価格設定が海外の観光客にも注目を集めています。
カプセルホテルは「簡易宿所営業」だから安い
カプセルホテルは、旅館業法では、ホテル営業ではなく、簡易宿所営業に当たります。簡易宿所営業とは「宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、下宿営業以外のもの」を行う施設と定義されています。
つまり、部屋・個室という概念を捨て、睡眠や入浴という機能別にスペースを集約して共有し、効率化を図ることで低価格を追求した合理的な宿泊施設なのです。
カプセルホテルは法令上施錠できない
カプセルホテルは簡易宿泊所なので、「鍵」がありません。鍵をつけてしまうと、「旅館」となるためです。カプセルは、法律上では家具扱いとなり、施錠できないのです。別に鍵のかかるロッカーが用意されています。
最近増えている女性専用フロアでは、入り口がオートロックなどで、安全面に配慮されています。
カプセルホテルは音漏れする
カプセルの入り口は、カーテンやブラインド1枚で仕切られている所が多く、カプセル自体も薄いプラスチックパネルでできています。出入りの音、テレビやラジオ、いびき、寝返りの音、全部聞こえてしまいます。フロントで耳栓を貸してくれる所もあります。
もちろん、電話や音楽、ゲームなど、音を出すことは基本禁止されています。使う場合はイヤホンで、外に音が出ないようにします。