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広州を観光する際に知っておきたい基本情報をご紹介します。中国と言えば、冬の凍てつくような寒さを想像しますが、南東に位置する広州は、冬でも温暖で、天候も安定しているため、過ごしやすい日が続きます。そのため、年間を通して多くの観光客が訪れます。
広州を中心とする広東省は、標準語である中国語と「広東語」が使われています。現在は、地元の人々の間や企業間でのビジネスの場においては、広東語が多く用いられていますが、東南アジアをはじめ、海外に華僑が進出した影響もあり、広東語の分布は広東省に留まりません。
ベストシーズン:9月から12月上旬
中国全土において、9月から12月は乾季であり、観光客に人気のおすすめの季節です。逆に、7月から9月の前半は、雨季のため、台風が多いです。この時期は、天候に左右されやすく、旅行の予定が立てにくいです。
広州は、亜熱帯季節風気候に属するので、夏はじめっとしていますが、気温以上に体感温度が高いです。屋外は、じめじめして暑いので、人気の屋内施設や観光名所はいつも混んでいます。
乾季である9月から12月は、基本的には日本の春・秋と同じ服装で十分です。冬は、ダウンは必要ありませんが、寒く感じる日もあるので、薄手のコートは持っていくのがおすすめです。
治安:特に悪くないが置き引きやスリに気をつける
広州の治安についてご紹介します。広州の観光名所における治安は、中国の中でも良いと評判です。広州は、夜も意外と安全ですので、若い女性でも平然と一人で歩く姿を目にします。
かつての中国は、物乞いが多く、貧富の差もかなり激しい環境にありました。しかし今では中国は、経済大国となり、人々の暮らしが豊かになってきたことに伴い、スリや物乞いが減り、安全な観光大国になりました。
しかし、油断は禁物です。安全で観光客に人気の国である日本でも犯罪があるように、中国の観光名所でも置き引きやスリは発生します。財布をそのままポケットに入れて持ち歩いたり、ハンドバッグで出かけるのはやめましょう。
広州観光:文化スポット1(陳氏書院)
早速、広州で人気の観光名所であるスポットの一つ「陳氏書院」を紹介します。陳氏書院は、「陳家祠」とも呼ばれ、中国の重要文化財に指定されている建築物です。1890年代に建てられた陳氏書院は、広東省で統括していた72県の陳一族が資金を出し合って建てた家廟でした。
陳氏書院は、典型的な中国の建築様式で構成され、前院、後院、東院、西院を主体とする19の建物から成り立ちます。それぞれの建物は廊下で結ばれ、自由に行き来できるのも特徴です。
また、陳氏書院では、陳氏一族子弟の教育も行われ、古代民間建築の傑作とも言われています。古い時代の建築物や歴史が好きな人はもちろん、工芸品や彫刻物に興味のある人なら興奮してしまうほど、おすすめの観光名所です。
美しい庭園や家系・中国の歴史を物語る内装を楽しめる
広州には、美しい庭園や、中国の歴史が感じられる内装が見所の観光スポットが多くありますが、陳氏書院は特にそれらを感じます。見どころは、建物の随所にある、目を見張るほど精巧な彫刻です。
彫刻は主に、建物の柱、屋根、窓、欄干など陳氏書院のたるところに施されたており、その装飾は、鮮やかな色彩の石刻、煉瓦彫刻、鉄鋳が鳥獣、古代の文様などさまざまな題材を表現しています。
それぞれ題材がは、「水滸伝」や「三国志」、「竹林の七賢」など日本人にも親しまれているものが多く、どれも、当時の技術の高さが伺えるほどの彫刻で、その細かさに圧倒されます。
現在、院内は広東民間工芸博物館としても使用されて、陶器、玉器、端渓硯、南方刺繍など、南方を代表する美術工芸品が数多く展示されています。今あるものは革命以後に荒廃した建物を、外観を中心に修復したもので、中国で最も保存状態の良い貴重な観光名所です。
住所 | 広東省広州市中山七路34号 |
電話番号 | +86-20-8181-4559 |