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ゴアテックスのメンテナンスには防水スプレー・撥水スプレーが必要
登山やアウトドア、アクティビティなどのシーンで活躍する「ゴアテックス(DORE-TEX)」は、防水性と防風性、透湿性に優れた素材です。多くのメーカーやブランドの製品に使われている素材で、耐久性にも優れているのが特徴です。
機能性や耐久性に優れているゴアテックスですが、正しいメンテナンスをすることでさらに長く快適に使うことができます。特に、防水スプレーや撥水スプレーを使ったメンテナンスは、ゴアテックスを大切に使うために欠かせません。
ゴアテックスとは?
ゴアテックスは宇宙服や南極大陸横断に挑んだ国際南極探検隊に採用されたこともある素材で、防水性と防風性、透湿性に優れています。ゴアテックスには「水や風は通さず、水蒸気を通す」という特徴があります。
そのため、風雨の強い過酷な環境でも濡れないだけでなく、蒸れずに快適に過ごせます。特に、登山やスキーをはじめとしたアウトドアやアクティビティのウエアやシューズに採用されていることが多く、身近なアウターやビジネスシューズにも使われています。
ゴアテックスの構造・機能は?
ゴアテックスは、内部に微細な孔(あな)が無数にある「ゴアテックス メンブレン」という膜のような素材に表地と裏地を貼り合わせた素材です。この表地や裏地の組み合わせや種類で様々な生地に加工できます。
ゴアテックス メンブレンの微細な孔(あな)は水滴を通さないほど微細ですが、水蒸気は通すことができるので、濡れない蒸れないを実現します。
さらに、風も防げるのがゴアテックスの特徴です。これは、ゴアテックス メンブレンの無数にある微細な孔(あな)のおかげで、風が分散し体が当たるのを防ぎます。
ゴアテックスの洗濯方法は?
ゴアテックスを使ったアウターやシューズ、手袋などは一般的なものと同じように洗濯ができます。ただ、少し手間はかかりますが、丁寧に手入れをすることで長持ちさせることができます。ここでは、ゴアテックスのアウターの洗い方を詳しく紹介します。
ゴアテックスのアウターの洗い方
- すべてのファスナーやポケットを閉じ、フラップやストラップなどはしっかりと留める
- 製品に書かれた選択表示を確認し、40℃以下のぬるま湯で洗濯する
- 洗濯するときは衣料用洗濯洗剤を少なめに使い、粉末洗剤や漂白剤、柔軟剤、しみ抜き剤などは使用しない
- すすぎは2回以上行い、脱水は短時間で軽く行う
- 脱水ができたら、ハンガーなどに吊るし、日陰に干す
- 乾燥機を使う場合は中温でしっかり乾かす
- ウエアが乾いたら、乾燥機を温風にして20分乾燥させる(耐久撥水加工のため)
- 乾燥機がない場合は、スチームなしであて布をして低温でアイロンをかける
- 耐久撥水加工が弱まっていると感じる場合は、7、8を繰り返し行う
- 7、8を繰り返しても耐久撥水加工が弱まっている場合は、市販の撥水剤を使って撥水加工を行う
- 撥水剤を使ったあとは、再度7、8を行って完成
防水スプレー・撥水スプレーの必要性
ゴアテックスを使用した製品は、表地に撥水加工が施されています。これは、ゴアテックスの透湿性を高めるためで、ウエアなどの表面に水が留まるのを防ぎます。
ウエアなどの表面に水滴がついていると、空気の通り道がふさがれてしまうので、定期的に撥水効果を保てるようにメンテナンスが必要です。
洗濯や乾燥機、アイロンがけなどである程度の撥水加工の効果を保てますが、長い間使っていたり、使用頻度が高いと少しづつ撥水効果が落ちてきます。そこで活躍するのが防水スプレーや撥水スプレーです。
撥水効果が落ちたウエア以外にも、シューズやグローブなどの複雑な形をしたものでも、防水スプレーや撥水スプレーであれば手軽に、簡単に撥水加工をすることができます。
防水スプレー・撥水スプレーの選び方
防水スプレーと撥水スプレーは、どちらも衣類やバッグ、シューズなどを水分から守るために使います。水分から守るという点は共通の2つですが、効果は異なるため、目的に合わせて選ぶようにしましょう。
防水スプレーと撥水スプレーの違い
防水スプレーも撥水スプレーも衣類やシューズを水分から守るために使いますが、それぞれ効果が異なります。
防水スプレー | 撥水スプレー |
---|---|
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ゴアテックスには防水スプレーより撥水スプレーが良い理由
ゴアテックスには、ずばり撥水スプレーが適しています。ゴアテックスには無数の小さな孔(あな)が開いているので、防水スプレーを使うとその孔がふさがれ通気性が悪くなってしまいます。
しかし、撥水スプレーであれば生地に浸透することなく、表面に付いた水分をはじくので通気性も悪くならずに快適に使用できるのです。
ゴアテックスに対する防水スプレー・撥水スプレーの使い方
ゴアテックスを洗濯してを撥水効果が落ちている場合には、撥水スプレーを使ってメンテナンスをします。やり方は簡単でウエアを洗ってきれいにして乾かした後、全体に撥水スプレーをかけて乾燥機の温風で20分乾燥させるか、スチームなしであて布をしてアイロンをかけて完成です。
ゴアテックスにおすすめの撥水スプレー7選
ここからは、ゴアテックスにおすすめな撥水スプレーを7つ紹介します。防水スプレーや撥水スプレーは種類が多いので、使用頻度に合った容量やサイズを選ぶといいでしょう。
COLUMBUS/アメダス
靴屋さんなどでも見かけることが多い「COLUMBUS(コロンブス)の「アメダス」は、素材の通気性を損なわないので、ゴアテックスの効果をきちんと発揮できます。60ml、180ml、420mlの3サイズがあり、お手頃なので初めて使う人でも選びやすいでしょう。
モンベル/O.D.メンテナンス はっ水スプレー
登山用品やアウトドアア用品を多く展開している「モンベル(montbell)」では、レインウエアやテントまで幅広く使える撥水スプレーも販売しています。防水透湿性を損なわない成分でできているので、ゴアテックス製品にぴったりです。
Granger's/パフォーマンス リペル プラス
環境に優しいアクリルポリマーを使用した「Granger's(グランジャーズ)」の「パフォーマンス リペル プラス」は、高い撥水性と耐久性があり、透湿性を損なうことありません。1本あたり3着~4着分と少々コスパが高めですが、その効果は折り紙付きです。
ホルメンコール/ハイテクプルーフ
「ホルメンコール(HOLMENKOL)」の「ハイテクプルーフ」は、蓮の葉が水を弾く表面構造を応用しています。繊維の目をふさがないので透湿性を保ちつつ、水分や油分、泥汚れをしっかりと弾きます。ゴアテックスだけでなく、天然皮革や人工皮革にも利用可能です。
素数株式会社/インパクトドライネオ
ポリマー成分が繊維の1本1本をコーティングする「素数株式会社」「インパクトドライネオ」は、持続性が高い撥水スプレーです。通気性を損なわないのでゴアテックスにおすすめ。ひと吹きで広く拡散するので、ウエアやシューズ、グローブなどあらゆるものに使いやすいでしょう。
日本緑十字社/撥水スプレー
強力に水分を弾く「撥水スプレー」は「日本緑十字社」の製品で、シンプルで分かりやすいデザインのスプレーです。通気性を損なわず、塗布後の乾燥時間が短いのも魅力です。べたつきもないので、初めて撥水スプレーを使う人にもおすすめです。
TOKO/Eco テキスタイル プルーフ
スイスのワックスの老舗「TOKO」の「Eco テキスタイル プルーフ」は、シリコンベースのエコロジカル撥水スプレーです。シリコンベースですが、透湿性を失うことはなく、過酷な環境であっても濡れずに蒸れません。
ゴアテックス 防水スプレーに関連するQ&A
ゴアテックスの防水能力は?
一般的なレインウエアの耐水圧は5000mm程度、スキーやゴルフをするには最低10000mmと言われています。登山は命にもかかわるため、20000mm以上が推奨されていますが、ゴアテックスの耐水圧は、それをはるかに上回る50000mm以上あるのでかなり防水性が高く優秀です。
ゴアテックスは水を通さないのはなぜですか?
ゴアテックスは水滴よりも小さい孔(あな)が無数に開いているので、水蒸気だけを通します。そのため、水は通しません。
ゴアテックスはどのくらいの雨に耐えられますか?
ゴアテックスはゲリラ豪雨の激しい雨や、台風などの暴風雨にも耐えられます。
防水スプレーが使えない素材は?
防水スプレーが使えない素材は主に以下のようなものです。
- エナメル
- 毛皮
- ゴム素材
- ドライクリーニングできない製品
- ビニール
- 特殊加工の革
ゴアテックスに適した防水スプレー・撥水スプレーを選ぼう
高い防水性と防風性がありながら、透湿性が高く過酷な環境下でも蒸れずに快適に過ごせるゴアテックス。その効果や機能性を長持ちさせるには、防水スプレーや撥水スプレーを使ったメンテナンスが必要です。
防水スプレーや撥水スプレーには様々なものがありますが、ゴアテックスに使う場合は透湿性を損なわない製品を選びましょう。
※本記事中の情報は2024年3月25日時点のものです。紹介した商品は内容や価格が変更になる場合があります。