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吸盤がくっつかなくなる原因は?
生活のあらゆる場面で活躍する吸盤。壁などを傷つけることなく、簡単にくっつくので収納場所を増やしたり、ものを固定するのに役立ちます。しかし、長い間使っていると徐々に吸着力が落ち、簡単に取れるようになってくっつかないこともよくあります。
吸盤の吸着力が落ちてしまう原因やくっつかない原因は、主に以下のようなことが考えられます。
- 吸盤やくっつけたい部分(壁など)が汚れている
- 吸盤やくっつけたい部分(壁など)に細かな傷がついている
- くっつけたい部分(壁など)が平らではない
- 吸盤の吸着性能以上の重さのものを引っかけた
吸盤がくっつく原理
吸盤がなぜいろいろなところにくっつくのかというと、ぎゅっと押し付けることでなかの空気を抜き、外側からの空気の圧力が大きくなることで押し付けられているのです。なので、吸盤はつるつるとした面にしかつかず、凸凹があるところではくっつきません。
吸盤を復活させる方法
吸着力が落ちてしまった吸盤でも、手入れをすれば元に戻る場合があります。どれも簡単な方法なのでぜひ試してみましょう。1つの方法でダメな場合でも、いくつか組み合わせれば復活することがあるので、覚えておくと役に立ちます。
1.ホコリや汚れを落とす
吸盤の吸着面や付けたい部分にホコリや汚れがついていると、ぴったりと密着させることができません。そうすると、吸盤とくっつけたい部分に細かなすきまが開いて空気が入り、吸着しません。
なので、吸盤の吸着面とつけたい部分をきれいに洗ったり、拭いたりしてホコリや汚れを落としてから、吸盤をぎゅっと押し付けると簡単にくっつくようになります。
2.熱湯で吸盤の形をもとに戻す
吸盤の形が変形している場合は、熱湯につけて形を戻すと復活することがあります。やり方は簡単で、吸盤を熱いお湯に数分つけておくだけです。お湯の温度は70℃~80℃程度が良いでしょう。しかし、熱に弱い素材のものや劣化が激しいものには適しません。
注意点
吸盤を熱湯に入れるときは、沸騰しているところに直接入れたり、火にかけて煮るようなことはやめましょう。必ず耐熱容器にお湯を移して、適温(70℃~80℃程度)になってからそこに吸盤を入れるようにします。
3.電子レンジで加熱し形をもとに戻す
変形してしまった吸盤は、温めると元の形状に戻りやすくなるため、電子レンジでも元に戻すことができます。耐熱容器に吸盤を入れて、30秒~60秒程度加熱すれば柔らかくなり、形が元に戻ります。
注意点
吸盤を電子レンジにかける際は、必ず耐熱容器に入れてから行います。吸盤を温めるときは長時間にせず、30秒程度を繰り返すようにすると安心です。また、吸盤に金属やプラスチックなどが付いている場合は、電子レンジで加熱すると危険なので他の方法を試しましょう。
4.ハンドクリームで吸盤の隙間や傷を埋める
吸盤の吸着力が落ちる原因の1つに、吸着面に細かな傷がついていることがあります。この細かな傷にハンドクリームに塗りこむと、つけたい部分のとの密着度が高くなり、くっつきやすくなります。
使うハンドクリームはごく少量(米粒大程度)でいいので、使いかけや肌に合わなかったものなどで十分です。
シャンプー・歯磨き粉などでも代用可能
ハンドクリームなどがない場合は、シャンプーや歯磨き粉、ハンドジェルなど、クリーム状やジェル状のものを使っても吸着力が復活します。付け過ぎると吸着面がすべってしまうので、少しずつ付けて塗るといいでしょう。
吸盤の吸着力をアップさせる裏技
吸盤に汚れや傷がなくても、つける場所によってはうまくつかないことがあります。そういった場合は、吸盤の吸着力をアップさせる裏技を使いましょう!
吸盤用接着剤を使う
吸着力が落ちてしまった吸盤や、凸凹している場所にくっつけたい場合には「シャープ化学工業」の「ピタッ!とpeel吸盤用」がおすすめ。吸盤用のペースト状の接着剤で、塗ってからくっつけるとぴったりとくっつき、使わなくなったときは剥がすことができる優れものです。
凸凹だけじゃなく、湾曲した部分にも吸盤をつけられるようになるので、吸盤の活躍の場が広がります。また、水にも強い接着剤などで、キッチンやお風呂場などでも使いやすいでしょう。
吸盤接着用シールを使う
壁や柱などの凸凹がある場所には「CAMTECK」の「吸盤補助板 表裏両面接着シール」を使ってみましょう。表面の凸凹をなくしてなめらかにすることで、吸盤とのすきまができずくっつきやすくなります。
使い方のポイントは、シールを貼ったあとしばらくは、数日ごとに吸盤を押し付けることです。そうすることで吸着力が安定し、長い間しっかりと付くようになります。
透明のビニールテープを接着面に貼る
とりあえずの応急処置や今すぐどうにかしたい!というときには、透明のビニールテープを吸盤をつけたい部分に貼ってみましょう。吸盤用シールと同様に付けたい部分の凸凹を滑らかにするので、吸着力が上がります。
「日東電工」の「21100TM」は、配線工事などに使われる透明のビニールテープですが、手で切れて耐寒性に優れているので物置の中などの冷える場所でも使いやすいでしょう。
吸盤の跡を消す方法
長い間同じ場所に吸盤をくっつけておくと、丸く汚れが溜まってしまうことがあります。そのような場合は、中性洗剤を含ませた布やメラミンスポンジを使って汚れを落とします。
中性洗剤をつけた布でこすり取る
ガラスや鏡など、水拭きができる場所に吸盤の汚れが付いた場合は、中性洗剤を含ませた布で拭きとります。中性洗剤は、ガラス用の物がなくても一般的な洗濯洗剤や食器洗剤などで大丈夫です。中性洗剤を水で溶かし、布に含ませて拭き、仕上げに水拭きと乾拭きをするだけです。
メラニンスポンジを湿らせてこすり取る
家電製品や水洗いできない場所の場合は、メラニンスポンジを湿らせたものでこすり取るようにします。メラニンスポンジを湿らせてこするだけで汚れが落ちるので、洗剤が使いにくい場所でも簡単に使えるので安心です。
吸盤はアイデア次第で復活できる!
吸盤は収納や固定で活躍する便利アイテム。長く使っていると吸着力が落ちたり、汚れが付てしまうこともありますが、身近なものを活用して簡単に復活させることができます。いくつかの方法を組み合わせて、使いにくくなった吸盤を復活させてみましょう!
※本記事中の情報は2024年3月20日時点のものです。紹介した商品の内容や仕様は予告なく変更になる場合があります。