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主な高級メダカの種類
古くから親しまれているメダカ(目高)は、初心者でも飼育がしやすい人気の観賞魚です。日本でなじみ深いメダカは「メダカ属」という種類に区分される淡水魚で、主に日本を含む東アジアから東南アジアにかけて広く生息しています。
日本で観賞魚として人気のあるメダカ種類は「キタノメダカ」と呼ばれる種類で、本州の日本海側および東北・北陸といった寒冷地でよく見らえる種類です。
本州の太平洋側から中国以南の暖かい地域では、「ミナミメダカ」という種類が多く生息しています。そのため日本でおなじみのメダカ種は、「キタノメダカ」「ミナミメダカ」の2種類です。
ただし20種類あるといわれるメダカ属の中で、日本に生息するのは2種類のみになります。そのため2種類をまとめて「二ホンメダカ」とよぶのが一般的です。二ホンメダカを含むメダカ属は20種類ですが、現在確認されているメダカの種類は500種類を超えています。
これらはいわゆる「改良種」と呼ばれるメダカの種類です。突然変異によって生まれたメダカ種類も含まれますが、飼育がしやすい観賞魚ということもあり品種改良が積極的に行われたことが500種類以上のメダカが存在する背景にあります。
そんな改良種メダカの中には、体や目の色、全体のフォルムなど一般的なメダカには見られない珍しい特徴を持つ「高級メダカ」も含まれます。
高級メダカの特徴
多くの種類がある人気高級メダカですが、人気高級メダカのタイプは体色から「緋メダカタイプ」「黒メダカタイプ」「青メダカタイプ」「ラメメダカタイプ」の4種類に区分されます。
今ではかなりお手頃価格で購入ができる楊貴妃(ようきひ)は日本で最初にブームとなった高級メダカで、楊貴妃から品種改良された人気高級メダカも多いです。
楊貴妃は全体的に体の色が赤いですが、錦鯉のような体色が2色タイプの高級メダカや、色が3色混ざっている珍しい3色タイプ高級メダカもいます。
黒メダカタイプは実は原種メダカに近い改良種メダカで、全身が黒い高級メダカ・オロチメダカは黒メダカタイプを代表するメダカ種です。
青メダカタイプは突然変異種から品種改良された人気高級メダカで、原種メダカにある黄色色素がほとんどないので全体が青く光って見えます。光の加減で見え方が変わる点が人気となり、現在の高級メダカブームの立役者ともいわれるメダカ種です。
青メダカタイプよりもさらに特徴的な体色をしているのが、全身にラメが入っているように見えるラメメダカタイプになります。うろこの中にラメのように発色するうろこが含まれているのが特徴で、今ではさまざまな種類の高級ラメメダカがあります。
過去には100万の値がついたメダカも!
人気高級メダカも時代によってブームが変わるので、かつてあこがれの高級観賞魚として一大ブームを築いたメダカの種類でも、今ではお手頃価格まで値が下がっているものもいます。
ただし珍しい種類や希少種と呼ばれる人気高級メダカの種類は、今も数が多いです。そんな人気高級メダカ種類の中には、1匹100万円の超高級メダカ「琥珀透明鱗スモールアイサムライメダカ」という種類もいます。
人気の高級メダカの種類
人気高級メダカの多くは「改良メダカ」と呼ばれる種類で、現在確認されている改良高級メダカは500種類を超えているといわれています。そんな多くの種類がある人気高級メダカの中から、特におすすめの種類をご紹介しましょう。
紅帝
全身が赤一色の人気高級メダカ「紅帝」は、体色が赤い種類の中でも特に色の濃さがおすすめです。人気高級メダカ・紅帝には、よく似た種類のメダカがあります。
高級メダカブームの先駆けとなった人気メダカ・楊貴妃や、近年高級メダカとして注目されているおすすめメダカ・楊30は紅帝と同じ種類です。
体の大きさやフォルムを見ても紅帝・楊貴妃・楊30の違いを見分けるのはとても難しいのですが、体色の特徴である赤色の濃さが違います。
第1次高級メダカブームの際に「改良種の高級メダカ」として一世を風靡した楊貴妃と比べると、人気高級メダカ・紅帝の方が明らかに色が濃いです。
同じ種類に区分される楊30は紅帝と楊貴妃の中間程度の濃さなので、赤い体色が特徴のメダカ種類でいえば、色の濃い方から「紅帝>楊30>楊貴妃」となります。
ただし品種改良の過程でいえば紅帝は楊貴妃から派生した改良タイプメダカで、「より赤色が濃い楊貴妃を目指して改良した結果誕生したのが紅帝」です。
横から見たときにお腹が丸いのが高級メダカ種類・紅帝の特徴で、鮮やかな赤い色も魅力ですが、フォルムや泳いでいる姿が美しい点もおすすめポイントに挙げられます。
ブラックダイヤリアルロングフィン
高級メダカ種類の中でも珍しいタイプに区分される「ブラックダイヤリアルロングフィン」は、黒メダカタイプとラメメダカタイプのいいとこどりをしたおすすめ高級メダカ種です。
ベースとなる体色は黒なのですが、全身が真っ黒な種類とは異なり、お腹から背びれにかけてラメメダカタイプにみられるきらきらした鱗が混じっているところが黒メダカ種類との違いにあります。
高級メダカの種類においては「極小メダカ」に区分されるブラックダイヤリアルロングフィンなので、複数匹まとめて飼育するのが一般的です。なお1つの水槽に複数種類の観賞魚を入れても問題がないので、熱帯魚や金魚と組み合わせインテリアとして楽しむこともできます。
エサの食いつきが良い種類の高級メダカ種なので、初心者でも極小サイズだった稚魚を大きなサイズ(とはいえ成魚でも極小種です)にまで育てることは可能です。
メダカの種類の中でも特にヒレが長い(ロングヒレタイプ)種類に区分されるブラックダイヤリアルロングフィンは、泳いでいる姿の優雅さも魅力に挙げられます。
小さな体ではありますがヒレが長いだけでなく大きく開いていることから、他の種類の魚種と一緒に飼育しても存在感があります。また目の横にひときわ輝くラメ鱗があるので、光の当たり具合できらきらと輝いて見える点もおすすめです。
珍しい高級メダカのおすすめの種類
「高級メダカ」と呼ばれるメダカ種の中には、飼育のプロでさえも「珍しい種類」と称する高級メダカもいます。入手困難といわれる珍しい高級メダカですが、飼育は比較的しやすくインテリアとしてもおすすめです。
花魁
多くの種類が存在する改良種の高級メダカの中でも「超高級メダカ種」として人気なのが、ラメメダカ種類に区分される人気高級メダカ「花魁(おいらん)」です。プロの間でも「憧れの超高級種」として人気が高い花魁は、体色が3色の珍しい種類に区分されます。
オス花魁よりもメス花魁の方が体色の美しさがはっきりとしているので、体色の美しさで選ぶのであればメス花魁の方がおすすめです。特に黄色の染色が濃いと黄金色に発色するので、水槽の中でもひときわ目を引きます。
観賞する時は横から見るよりも、上から体全体を見て色の美しさを楽しむのがおすすめです。なお超高級メダカ・花魁には、品種改良された人気種もあります。
通常の花魁は小ぶりでスマートなヒレに特徴がありますが、ロングヒレタイプの松井ひれ長と交配させて誕生した「花魁改ひれ長」は、泳いでいる姿の優雅さが人気です。
また濃い赤色が特徴の赤メダカタイプを掛け合わせた「紅花魁」は、頭部に赤メダカタイプ特有の濃い赤色が印象的な人気高級メダカで、花魁ファンの間では「憧れの高級メダカ」として花魁同様高値で取引されています。
高級メダカの種類の中でも良いメダカの見分け方
憧れの人気高級魚を長く楽しむには「正しい見分け方」を覚えておく必要があります。飼育のプロであれば、的確な見分け方で数多くの個体から状態の良いメダカを探し出すことが可能です。ただしプロレベルの見分け方を実践することは簡単ではありません。
そこで誰でもできる「正しい見分け方のポイント」を簡単にまとめると4つのポイントにまとめられます。まず体全体を見てください。体やヒレに傷があるものは、状態の良いメダカではありません。またお腹が細い個体は、栄養・健康状態に何らかの問題があります。
ですから見た目から判断するのであれば「傷がない」「お腹に適度な丸みがある」が見分け方のポイントです。また種類に関係なく「動き」に注目する見分け方もあります。ちなみに見分け方のポイントは、「元気に泳いでいる」「ヒレを大きく広げている」の2点です。
高級なメダカの種類知って楽しもう
高級メダカにもいろいろな種類がありますが、基本的に飼育しやすいのがメダカの特徴なのでインテリアとして楽しむことができるのも人気の理由です。
そんな高級メダカですが選ぶときには体色やフォルムだけでなく、状態の良い個体を見分けることが高級メダカを長く鑑賞するポイントといえるでしょう。
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