【コーヒー豆】のちょうどいい量はどれくらい?おいしく飲めるのはコレ

【コーヒー豆】のちょうどいい量はどれくらい?おいしく飲めるのはコレ

美味しいコーヒーを淹れるには、コーヒー豆の量が重要でしょう。コーヒー1杯を淹れるのに必要な豆のグラム数を知っておけば、濃いめや薄めなど好みに合わせたコーヒーを淹れられます。今回は、コーヒー豆の量の目安について、おすすめの分量や注意点を解説します。

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記事の目次

  1. 1.コーヒー1杯分のコーヒー豆の量はどれくらい?
  2. 2.コーヒー豆を量るときの注意点!
  3. 3.アイスコーヒーにしたいときはどうする?
  4. 4.濃いめのコーヒーが淹れたいときのコーヒー豆の量は?
  5. 5.薄めやアメリカンが飲みたいときのコーヒー豆の量は?
  6. 6.適切なコーヒー豆の量を知っておいしく淹れよう

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コーヒー1杯分のコーヒー豆の量はどれくらい?

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コーヒーは、豆から淹れる事で新鮮な味や香りを感じやすくなりおすすめです。豆から淹れるハンドドリップを始めると、好みの香りや味になるよう理想を追求するため、こだわるポイントや道具は多くなるでしょう。

コーヒーを淹れる際、道具や豆の品種にこだわる方は多くいます。美味しく淹れるにはある程度道具が揃っていた方が思った通りに調節しやすくなるものの、基本的なコーヒー豆の取り扱いにも注意しましょう。

豆を知る基準や条件は、産地や新鮮さ、ローストの強さなどがあります。コーヒーの味や飲みやすさに直結するのは、豆の量です。

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コーヒー豆はドリップバッグなどの1杯あたりの量で量って販売されているタイプを除き、100グラムなどのまとまった量で販売されています。豆の味や持ち味を最大限に活かして美味しいコーヒーを淹れようとするのであれば、1杯あたりの適量を知っておきましょう。

日常的に飲むコーヒーが基本的に同じ銘柄であれば、自分にとっての適量を最初に知っておくと味のブレが少ないコーヒーを毎日用意できます。適量を基準にすると、普段と違った豆やバランスに挑戦する時も再現性のある淹れ方ができるでしょう。

抽出に使う豆の分量は、グラム単位で表示される一般的なキッチンスケールがあれば量れます。美味しいコーヒーのためには、豆の分量に注目してみましょう。

コーヒー1杯分のコーヒー豆の量は10グラム程度

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カップ1杯あたり適量とされる豆の量は、10グラム程度です。10グラム「程度」と幅がある理由は、コーヒー1杯の容量がカップのサイズによってばらつきがあるためです。一般的に1杯分は120mlとされているものの、容量が200ml程度のカップもあります。

カップの容量120~190mlに対して、適切なコーヒー豆の分量は10~15グラムとされています。使っているカップの容量がどの程度なのか、計量カップなどを使って調べた上で最適なコーヒー豆の量を計算しておくと、抽出に使う際の計量もスムーズでしょう。

コーヒーカップでなくマグカップでコーヒーを飲む場合は、必要な分量は多くなります。マグカップの容量は250~400mlと幅が広く、使用する豆の量も多く必要です。

コーヒー2杯分の場合はコーヒー豆の量は2倍じゃない

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コーヒー1杯を用意するなら最適なコーヒー豆の量は10グラム程度です。コーヒー2杯を作る場合には、倍となる20グラムの量を使うわけではありません。

豆から用意してドリップする際、重要なのはお湯による蒸らしができるほどコーヒーの粉の層がある事です。2杯以上の量を淹れる場合は、層を作る程の量は確保されているため、1杯分のコーヒー豆の量をそのまま2倍するよりも少ない量で十分です。

120mlのカップで2杯分の量を淹れるのであれば、コーヒー豆の量は15~18グラムがおすすめです。層を作るほどの厚みがうまく出るよう、挽いたコーヒー豆を入れるドリッパーやフィルターのサイズが適切かどうかにも注意しましょう。

おすすめ!コーヒーメジャースプーン

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コーヒー豆の分量を量る道具に、コーヒーメジャースプーンがあります。メジャースプーンはドリッパーなどの器具を購入した際に付属している事も多く、プラスチック製で筒を切り取ったような特殊な形のスプーンは多くの喫茶店やコーヒースタンドなどにおいては見慣れた存在です。

コーヒーメジャースプーンは専門の器具メーカーのほかに日用品店のキッチン用品コーナーや雑貨店でも販売されており、製品によって素材や形状も様々です。スプーンのすりきりで量るだけで1杯分のコーヒー豆を用意できるため、手軽に計量したい方におすすめです。

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メジャースプーンの分量は、8~12グラムとメーカーや製品によって幅があります。量に違いがある理由は、多くの専門メーカーは同メーカーのドリッパーやフィルターを使った時に各条件が最適となるよう計算しているためです。

抽出時間が短めになるドリッパーをメインに作っているメーカーのメジャースプーンは、仕上がりが薄くならないよう容量を多めに設定している傾向があります。使用する器具の相性があるため、ドリッパーやポットにこだわるのであれば器具の仕様を統一させるのがおすすめです。

メーカーによっては内側に目盛りが刻まれているメジャースプーンがあります。できあがりの量や味の好みによって手軽に量を調節できるので便利に使えるでしょう。

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コーヒー豆を量るときの注意点!

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コーヒー豆を計量する際は、コーヒーの味や豆の量が変動する条件についても知っておくと役立つでしょう。コーヒー豆は、収穫して乾燥させ焙煎、粉に挽いて抽出する過程において重さや量が変動します。

コーヒー豆の状態に加えて、抽出方法によっても美味しくなる条件は異なります。今回は主にハンドドリップで抽出する事を前提として最適な量やバランスの例をご紹介しています。サイフォン式やフレンチプレスなど他の方法を用いる場合は、別途最適な量を調べて試してみましょう。

ここからは、コーヒー豆の量の計量に影響する条件や方法について注意するポイントとその理由について説明します。

コーヒー豆は焙煎度で重さが変わる

Photo byComfreak

コーヒー豆の重さは、ローストの強さによっても異なります。一般的に、同じ体積で比較するとローストが弱めの浅煎りよりもローストが強い深煎りの方が軽くなります。ローストが進んでいるコーヒー豆の方が軽くなるのは、豆に含まれる水分量と焙煎による膨張が影響しています。

コーヒー豆は生の状態が最も水分量が多く、焙煎をして水分を飛ばすと乾燥して豆1粒あたりの重さが軽くなります。コーヒー豆はローストが進んでいるほど豆そのものが膨らむため、元が同じ豆でもローストの強い豆の方が1粒の体積は大きくなります。

コーヒー豆のかさだけで計量すると必要以上に濃いコーヒーになってしまったり反対に薄めに抽出されてしまったりする可能性があるため、重量を基準に考えるのがおすすめです。

Photo byR-steray

メジャースプーンなどの容量から重さを割り出すアイテムも、ローストの度合いが大きく異なる豆であれば結果に差が出る可能性があるため注意しましょう。

ローストの強い豆は同じ重量でもかさばるため、小さいミルを使って挽く際に入りきらなかったり挽いている途中でこぼれたりする事もあります。コーヒー豆はローストを強くするほど豆に含まれる油が表面に出るので、豆同士やミルにくっついてしまう事も起こりえます。

計量した豆をすべて有効に使えるよう、器具との容量の兼ね合いにも注意しましょう。挽き残した豆が残ると味にも影響するため、挽ききったかのチェックやミルの手入れも行うと豆の新鮮な風味を活かせるでしょう。

コーヒー豆は粉にすると容量が増える

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同じ豆で同じローストの深さであっても、豆の状態のコーヒー豆より粉にした状態の方が大きい体積となります。同じ10グラムのコーヒー豆を用意しようとする場合も、豆ならすりきり1杯の量が粉にする事で山盛りの量に変動します。

ロースターや専門店でも、挽いた状態によって差が出てしまわないように重さを基準に豆を計量した上でそのままや挽いたものをパッケージングするようにしています。

コーヒーは豆を粉に挽いた上で抽出するため、最適な条件にするためには粉にした状態を基準として計算する事が求められます。コーヒー豆を計量する際は、粉と豆が同じ条件になるよう体積ではなく重さを基準にして量るようにしましょう。

アイスコーヒーにしたいときはどうする?

Photo byKIMDAEJEUNG

アイスコーヒーを作る時は豆の量はホットと同様、もしくは多めが適量です。できあがるトータルの量が120mlなら、コーヒー豆10グラム程度が適量となります。

コーヒー豆からアイスコーヒーを作る際、注意するのはお湯の量です。アイスコーヒーはお湯で抽出したコーヒーを氷で冷やす工程があるため、できあがりが薄めにならないように最初に濃いめに作っておくと、美味しいアイスコーヒーにしあがるでしょう。

アイスコーヒーを豆から淹れる際の量のバランスは、お湯の量をホットコーヒーの半分にして残り半分を氷にするのがおすすめです。抽出後の濃いコーヒーに氷を入れて一気に冷やす事で、香りを立たせた透明感のあるアイスコーヒーになるでしょう。

フリー写真素材ぱくたそ

抽出したアイスコーヒーを急冷するのに使う氷は、大きい氷よりもコーヒーと氷の接する面積が広くなるよう小さめの氷をいくつも使うのがおすすめです。コーヒーを冷やすスピードを高めるため、氷を入れた後はかき混ぜると香りや味を保ちやすくなります。

アイスコーヒーに使うコーヒー豆は、深煎りの方がおすすめです。酸味よりも苦味が強めのコーヒー豆の方がブラックでもミルク入りでも楽しめる味になるでしょう。

お湯の量を少なくして濃く作る手順や方法は、味がしっかりとしたカフェオレを作る時にも役立ちます。ミルクを入れると味が薄れるように感じるのであれば、お湯の量を少なくして濃く作る事を意識してみましょう。

濃いめのコーヒーが淹れたいときのコーヒー豆の量は?

Photo byPexels

濃いめのコーヒーを淹れるには、ローストの強い豆を使う、抽出時間を長くするなどの方法があります。濃いめのコーヒーを作る方法の一つには、コーヒー豆の量を増やす事も含まれます。

コーヒー豆の量を増やすと、注いだお湯とコーヒー豆の接する面積が増えます。コーヒー豆とお湯が接する面積が大きくなる事で、豆から出ていく成分を多くする作用が期待できるため、濃いコーヒーが作れるでしょう。

濃いコーヒーを淹れたい時のコーヒー豆の量は、通常の濃さのコーヒーの比率が豆1水16だとすれば豆1水12程度の比率がおすすめです。できあがりの濃さは豆を挽く細かさにも影響を受けるため、自分の好みも考えて調整してみましょう。

薄めやアメリカンが飲みたいときのコーヒー豆の量は?

Photo byfancycrave1

ブラックでも飲みやすい薄めのコーヒーを淹れる時や、お湯を多く使って抽出するアメリカンコーヒーを淹れる時は、水に対するコーヒー豆の量は少なくなります。

アメリカンコーヒーに最適なコーヒー豆の量は、カップ1杯分であれば10グラム程度なのは通常のコーヒーと同様です。コーヒーがきちんと抽出されるためには一定以上のコーヒー豆の層が必要となるため、薄めに作るのであればコーヒー豆を減らすよりもお湯を多くする方向で調整します。

薄めに作るコーヒーは、コーヒー豆の持つ酸味がはっきりと感じられるでしょう。薄めを意識してコーヒーを淹れる際は、酸味が美味しい浅煎りのコーヒー豆がおすすめです。抽出の際は抽出時間を短くするとすっきりした味わいに近づくでしょう。

Photo by6689062

アメリカンを作るために豆の比率を調べる際、似た名前の「アメリカーノ」との違いにも注意しましょう。アメリカーノはエスプレッソマシーンを使って抽出されたエスプレッソにお湯を加えてそのままでも飲みやすい濃さに調整したドリンクで、アメリカンとは少し異なります。

アメリカンはエスプレッソではなくドリップで作るコーヒーの一種で、上記にあるようにローストの浅い豆を使って手早く抽出したあっさりとした風味が特徴です。豆の挽き方も粗めに挽いて使うのが一般的なので苦味が出やすいエスプレッソを薄めたアメリカーノとは味に違いが出ます。

カフェなどでアメリカンとアメリカーノの両方を扱っている店舗があれば、違いを知るために飲み比べてみるのもおすすめです。

適切なコーヒー豆の量を知っておいしく淹れよう

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コーヒーを美味しく淹れるには、使う豆の種類と同程度に豆の量やお湯とのバランスにも気を配る事が求められます。コーヒーの味を自分や飲む相手に合わせて調整する場合、量を正確に量る事は美味しいコーヒーへの第一歩といえるでしょう。

コーヒー豆の特性や濃さに応じた量のバランスを知り、好みの味のコーヒーを淹れてコーヒータイムを楽しみましょう。

平井 今日子
ライター

平井 今日子

滋賀県出身、京都在住です。お酒好きなのでお酒が楽しく飲めるスポット探しに日々勤しんでいます。神社やお寺も好きなので、良いところがあればご紹介していければと思います。楽しそう、面白そうが伝わる記事を発信していきたいです。

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