本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
甘い香りとジューシーな果肉がたまらない【桃】
日本国内で約300種類もの品種が栽培されている桃は、ジューシーな果汁・強い甘み・芳醇な香りが楽しめる人気フルーツです。桃の品種によっては早生種や晩生種があるので、極早生系だと5月、極晩生系だと11月~12月に食べられるものもあります。
とはいえ大半の桃は気温が高い夏に収穫量がピークを迎えるので、「桃=夏のフルーツ」といっても良いでしょう。品種によって収穫時期が変わる桃ですが、食べ頃の桃は日持ちがしません。
そもそも果肉が柔らかいので、ちょっとした衝撃でもすぐに果肉にダメージが起こり傷んでしまいます。中には果肉が硬めで日持ちがしやすい品種もあります。
とはいえ常温でそのまま放置していれば早く熟してしまいますし、完熟した桃はできるだけ早く食べるのが鉄則です。そんなデリケートな桃ですが、おいしさを長持ちさせるとっておきの保存法があります。
桃を上手に冷凍保存する方法を紹介!
桃の保存法といえば「冷蔵保存」が一般的ですが、桃の状態によっては常温保存が良い場合もあります。収穫後も追熟できるのが桃の特徴なので、常温保存をすれば甘みが増すだけでなく果肉も柔らかくなります。
ただし常温・冷蔵保存のどちらも、桃の長期保存には適しません。そんなときにおすすめなのが「冷凍保存」です。冷凍保存にをすれば長期保存が可能ですし、おいしさをそのまま閉じ込めることができます。
しかも冷凍保存に特別な道具などは必要ありません。ですから特売でまとめ買いをした時や余ってしまった桃の保存にも、冷凍保存法はおすすめです。
桃を冷凍保存するメリットは?
食べる直前に冷やすだけでおいしく食べられる桃ですが、おいしい桃を日持ちさせるのであれば冷凍保存がおすすめです。
桃を冷凍保存すると日持ちが良くなる!
夏が旬のフルーツ・桃は、常温保存も可能です。出荷用の桃を収穫する場合は食べ頃よりもやや早めに収穫するので、お中元やお取り寄せした桃の中には実が硬い状態の桃もあります。
このような場合は常温で2日~3日保存をすると、追熟によって果肉が柔らかくなります。ところが熟した桃は日持ちがしません。常温で追熟した場合も完熟した時点で冷蔵保存に切り替えなければ、熟しすぎてしまいます。
常温保存と比べると冷蔵保存の方が日持ちはしますが、冷蔵保存中も熟成は進むので長期保存はできません。ですから常温保存と冷蔵保存では、熟した時点ですぐに食べるのがおすすめです。
桃を冷凍保存にすると、長期保存が可能になります。しかも熟成スピードを大幅に落とすことができるので、保存中の劣化防止にも効果的です。
桃を丸ごと冷凍すると皮がむけやすくなる!
完熟した柔らかい桃は包丁を使わずに手で皮をむくこともできますが、桃の品種によっては果肉が硬めで皮がむけにくい桃もあります。皮がむきにくい品種の場合は、お湯に10秒ほどつけ水で冷やすむき方が一般的です。
ただしお湯につける場合は室温の桃でなければうまくむけませんし、冷やした方が桃はおいしく食べられるので、皮をむいてから冷蔵庫で冷やす手間がかかります。
皮がむけにくい桃も包丁で皮をむくことができますが、包丁で皮を厚くむくと皮と果肉の間にあるおいしい部分まですべて取り除かれてしまいます。このような果肉の硬い桃の皮むきにも冷凍保存はおすすめです。
冷凍した桃の皮は手で簡単にむけるので、果肉が硬めの品種でも果肉を傷つけることなくきれいに皮だけを剥がすことができます。しかも冷凍保存ですでに冷えているので、皮がむけたらすぐに食べられるところもおすすめです。
覚えておきたい!上手な桃の冷凍方法!
おいしさをキープしつつ長期保存ができる冷凍保存は、桃の保存におすすめです。しかも桃の冷凍保存はやり方のポイントさえ覚えておけば、冷凍桃作り初心者でも失敗しません。
桃を丸ごと冷凍する方法!
桃を丸ごと1個冷凍する場合は、冷凍専用保存袋を使います。冷凍する際に空気を抜く必要があるので、冷凍専用保存袋はジッパー付きのものを使うのがおすすめです。
皮をむかなくても丸ごと冷凍は可能なので、皮をむくために冷凍する場合もまるごと冷凍法が利用できます。流れとしては「冷凍専用保存袋に入れる→冷凍庫で凍らせる」なので、手間もかからず簡単にできる方法です。
ただしこの方法には、上手に冷凍保存をするポイントが2つあります。冷凍専用保存袋に入れる前に桃を水洗いしますが、この時に優しく洗うのが1つめのポイントです。桃はすぐに傷つくので、水流が強いだけでも傷つくことがあります。
水洗い後は水分をしっかりとる必要がありますが、この時も桃を傷つけないよう優しく取り扱うのがポイントです。2つめのポイントは「冷凍専用保存袋の空気をしっかりと抜くこと」です。
冷凍保存中に傷がつかないよう桃をラップで包んでから袋に入れますが、入れ終わったらできるだけ袋の中に空気が入らないようにしてください。
空気の中には水分も含まれるので、空気が大量に残っているときれいな冷凍桃にはなりません。ですから桃を丸ごと冷凍する場合は、保存袋の空気をきちんと抜くことも重要なポイントです。
桃をカットしてから保存する方法!
解凍後の食べやすさを考えると、カットした状態で桃を冷凍させる方法がおすすめです。丸ごと冷凍する方法と同じやりかたで、カットした桃を冷凍する方法もあります。
ただしおいしさを逃さないことを重視するなら、カットした桃を容器に入れて冷凍する方法がおすすめです。容器は食材の保存に便利なプラスチック容器で構いません。
果肉が重ならないように並べることができれば問題ないので、自宅にあるプラスチック製の保存容器でOKです。ただしおいしい冷凍桃を作るには、できるだけ短時間で桃を凍らせる必要があります。
急速冷凍機能がある冷蔵庫であれば問題ありませんが、家庭用冷蔵庫で急速冷凍機能付きの冷蔵庫はなかなかありません。そんな時には金属製トレイを使うと、プラスチック容器よりも短時間で冷凍桃が作れます。
金属製トレイで冷凍桃を作る場合も、果肉は重ならないように並べてください。並べ終えたらラップをして冷凍庫に入れればOKです。なお桃が凍ったら冷凍専用保存袋やプラスチック容器に移し替えると、冷凍庫内でコンパクトに収納ができます。
冷凍した桃は自然解凍がおすすめ!
冷凍した桃の解凍にも、おいしい桃に仕上げるポイントがあります。冷凍桃は自然解凍するのが劣化を抑えるポイントですが、解凍した桃をそのまま放置するのはNGです。
短時間で解凍したい場合は冷凍庫から取り出し室温で解凍するのが良いですが、解凍が完了したタイミングで「食べる」または「冷蔵保存する」にする必要があります。そこで手間をかけずきれいに解凍するおすすめの方法が「冷蔵庫でゆっくり解凍」です。
「冷凍庫→室温」だと温度差が大きいため劣化が起こりやすいですが、「冷凍庫→冷蔵庫」なら温度の変化も小さいので、劣化を防ぎつつ解凍することができます。
冷凍した桃を使った活用レシピを紹介!
常温や冷蔵保存だとなかなか日持ちがしない桃ですが、冷凍保存だと日持ちが良くなるうえにおいしさも長持ちします。
そんな冷凍桃ですが、解凍方法次第でおいしさが半減することもあります。そこで桃本来のおいしさを損なわずに作れる、おすすめの冷凍桃活用レシピを2品ご紹介しましょう。
桃のおいしさそのまま!シャーベット!
冷凍桃をそのまま使った「桃シャーベット」は、簡単に作れる冷凍桃レシピというだけでなく、解凍過程における冷凍桃の劣化も防げるおすすめのレシピです。
シャーベットの作り方というと、材料に甘味料やエッセンスを加えて冷凍するのが一般的ですが、冷凍桃を使った桃シャーベットはそのような面倒な手間が一切いりません。
糖度の高さとジューシーな果汁が魅力の桃ですから、カットした桃を冷凍するだけで極上のシャーベットが簡単に作れます。
シャーベットの硬さは冷凍庫から取り出すタイミングで調整ができるので、硬いシャーベットが好みなら冷凍庫から取り出してすぐに食べるのがおすすめです。
スプーンで簡単にすくえる程度の柔らかなシャーベットにしたいなら、冷凍庫から取り出し冷蔵庫で程よい固さになるまで解凍すれば、イメージ通りのシャーベットが作れます。
簡単!桃ゼリー!
食べ頃の桃を常温や冷蔵保存にしてもほとんど日持ちがしないのですが、冷凍桃にすれば常温・冷蔵保存よりも長く保存することができます。
しかも冷凍する前のおいしさをそのまま閉じ込めた状態で保存ができるので、味や香りだけでなく、桃の色もそのままの状態で保存できる点が冷凍桃の魅力です。そんな冷凍桃があれば、見た目にも涼やかな桃ゼリーがいつでも簡単に作れます。
冷凍桃を使った桃ゼリーのレシピは、「冷凍桃をコンポートにして使う」「冷凍桃をそのまま使う」などがありますが、いずれにしても冷凍桃を一度解凍する点は共通します。なお手間をかけずに作るなら「冷凍桃をそのまま使った桃ゼリー」がおすすめです。
準備したゼリー液に解凍した冷凍桃をいれ、冷蔵庫で冷やし固めるだけで完成します。くし切りにした冷凍桃をそのまま使うなら食べ応えのある桃ゼリーになりますし、小さめのサイズにカットした冷凍桃を使えば果肉がたっぷり入った贅沢な桃ゼリーの完成です。
桃を冷凍しておけばいつでもおいしく食べられる!
常温・冷蔵保存だと日持ちがしない桃ですが、冷凍保存にすれば日持ちが良くなるだけでなくおいしさも長期間キープできます。
桃の冷凍保存はポイントさえ押さえておけば誰でも失敗せずにできますし、専用の道具も不要です。ただし解凍方法次第では劣化が起こるので、冷凍桃をおいしく食べるためにも正しく解凍しましょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。