アウトドア派に人気の「ワークマンプラス」は作業服で有名なワークマンの新業態店です。
高機能で低価格なウェアを扱うワークマンプラスは独自のブランドを展開し、新しい顧客層を取り込むのに成功しました。
ワークマンプラスとワークマンの違いや人気の商品についてご紹介します。
実際の店舗訪問レビューもあります。
スポーツ・アウトドアの強い味方!ワークマンプラスとは?
「ワークマンプラス」は、2018年にオープンしたワークマンの新業態店です。
2023年6月24日現在全国に514店舗展開されています。
ワークマンといえば作業服、という従来のイメージを覆したおしゃれなディスプレイや高機能で低価格なウェアの数々は、アウトドア派の若者の間でたちまち人気を呼びました。
価格は従来のアウトドアウェアやスポーツウェアよりずっと安く、しかも丈夫で運動性に優れているワークマンプラスの商品は、口コミやSNSでも話題になり、発売開始以来大人気です!
破竹の勢いで店舗を展開するワークマンおよびワークマンプラスは、昨今の外部状況にもかかわらず、2023年3月期決算でチェーン全店売上高が前年比の8.5%も増加しました。
今後は既存の店舗をワークマンプラスに改装することも計画中だそうです。
そんなワークマンプラスの特徴やコンセプト、人気のオリジナルブランドについてご紹介します。
アウトドア・スポーツ・レインウェアの専門店
ワークマンプラスは、アウトドア、スポーツ、レインウェアの専門店です。
もともとワークマンでもこれらの商品を販売していましたが、一般消費者に向けて店舗ごと見直し、よりカジュアルさを打ち出しました。
値段もお手頃なので、これからアウトドアやスポーツを始めるビギナーにおすすめです。
ワークマンプラスのコンセプトは「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」です。
ワークマンの作業服は原価率65%もかけた素材の良さや縫製が丈夫であることから大人気でしたが、ワークマンプラスではその機能性をそのままに、従来のブランドでは成しえなかった低価格を実現しました。
例えば、ワークマンプラスでは、防水性能の高いジャケットやレインウェアを数多く発表しています。
他社の商品では2万円台のものも多いなか、ワークマンプラスではこれらの商品を1万円以下で販売することに成功しました。
高機能で低価格のウェアはアウトドア派の人から高い支持を受けています。
ワークマンプラスは3つのブランドを中心に展開
ワークマンプラスでは、アウトドアウェアを扱う「フィールドコア」、スポーツウェアの「ファインドアウト」、レインウェアに定評がある「イージス」という3つのブランドを中心に展開しています。
これらのブランドは、一般消費者でもプロ仕様の商品を気軽に手に取れるようにと開発されました。
ワークマンプラスの主な3ブランドの特徴は以下のようになっています。
ブランド名 | 特徴 | 利用シーン |
---|---|---|
フィールドコア(FieldCore) | 高品質・高機能で低価格 デザイン性を重視 カジュアルでタウンユースできる ワークマン初心者におすすめ | アウトドア ガーデニング カジュアルな普段着 |
ファインドアウト(Find-Out) | 超低価格 スポーツがしやすい優れた機能性 機能を生かしたデザイン | スポーツ トレーニング カジュアル・ワーク |
イージス(AEGIS) | 低価格で高機能 圧倒的な防水性能 防寒性能が高い(秋冬商品) オールマイティウエアが豊富 | 釣り・マリンレジャー ウィンタースポーツ バイクに乗る人 |
オシャレなのに高機能な製品が充実
ワークマンプラスで販売している商品は、機能性が高いのはもちろん、従来にはなかったファッション性の高さも魅力です。
レディース向けの商品も以前に比べて増加したので、女性客の取り込みにも成功。
高機能かつおしゃれなウェア、それがワークマンプラスが目指す商品です。
ワークマンプラスのオンライン通販はある?
ワークマンプラスの商品は、ワークマンプラス公式のオンラインストアで購入することができます。
ワークマンプラスのオンラインストアでは、人気のウェア以外にもテントなどのアウトドアグッズや、防災グッズも販売しています。
商品は自宅だけでなく職場にも届けてくれますし、店舗受け取りを指定すれば送料が無料になるサービスもあります。
さらに、取り置き指定もできるので、実際に店舗に行って商品を確かめてから購入することもでき、とても便利です。
ワークマンプラスの公式オンラインストアの中にはデジタルカタログもあるので、新製品の情報を見たり、コーディネートを参考にすることができます。
ワークマンの商品も一緒に購入できることも嬉しいポイントです。
ワークマンプラスとワークマンの違い
ワークマンプラスの本体である「ワークマン」は、主に土木作業や農作業の作業服メーカーとして始まりました。
多機能で丈夫、値段もお手頃なワークマンの商品は、ブルーワーカー(肉体労働者)やアウトドア派の人から愛されています。
ワークマンプラスとワークマンの主な違いはこのようになっています。
店名 | ワークマンプラス | ワークマン |
---|---|---|
取扱商品 | 一般向けの高品質低価格なカジュアル商品 アウトドアウェア スポーツウェア タウンユースできる高機能ウェア アウトドア商品 防災商品 | プロ向けの高品質・高耐久・低価格の商品 ワーキングウェア(作業着) 防水・防寒着 安全靴・長靴 合羽・ヤッケ 手袋・ヘルメット |
どんな人向けか | 一般向け これからアウトドアやスポーツを始める人 | 以下のような業種で働くプロ向け 建築土木 電気・水道・ガス 運輸・倉庫 介護・医療 など |
店舗 | アパレルショップのような内装 広めのロードサイド店 ショッピングモール内にも出店 | 働く人のコンビニエンスストアを目指した店づくり プロ向け商品が短時間で買いやすい ロードサイド店が中心 |
ワークマンは働く人へ向けたウェアの専門店
ワークマンは、1980年、群馬県伊勢崎市で1号店を開業しました。
その後、紆余曲折はあったものの、順調に店舗数を伸ばし、2023年6月現在はワークマングループの総店舗数が全国995店舗を展開するまでに至りました。
現在では、主力となる作業服はもちろん、アウトドアウェアやスポーツウェアをお手頃な価格で販売しています。
ワークマンの主力商品である、プロ向けの作業服や作業用品は、耐久性や通気性、速乾性など機能性に優れていて、かつ低価格であることが特徴です。
なかでも250種類以上ある手袋のなかで1番人気の「青軍手」(10双組、税込178円)は年間300万セットの売り上げを誇る、人気商品です。
しかし近年、作業現場で働く職人は年々減少し、ワークマンでも販売商品の見直しを迫られました。
作業服で培った技術を活かして着手したのがアウトドアウェアやスポーツウェア、レインウェアの開発です。
丈夫で軽く、しかも値段がお得なワークマンウェアは口コミやSNSで話題を呼びました。
人気に弾みをつけたワークマンは、登山客や釣り人、ライダーの防寒着として好評を博したレインウェアのブランド「イージス」など、オリジナルブランドを次々と成功させ、2018年にはワークマンプラスをオープンさせました。
なお、ワークマンプラスの商品はワークマンでも全て購入できます。
ワークマンプラスは一般向け
ワークマンとワークマンプラスの1番の違いは、ワークマンが工事現場で働くプロ向けの商品であるのに対し、ワークマンプラスはアウトドアやスポーツを好む一般消費者向けであることでしょう。
ワークマンとワークマンプラスの違いは、店舗のレイアウトや定番商品の陳列方法にも現れています。
ワークマンでは作業服が店頭に陳列してあるのに対し、ワークマンプラスでは主力商品であるアウトドアウェアやスポーツウェアを全面に打ち出しています。
これにより、なかなか入りずらかった女性客の獲得にも成功しました。
ワークマンプラスのレイアウトはおしゃれなアパレルショップのようです。
ワークマンとワークマンプラスの違いは、店舗そのものにも現れています。
従来、ワークマンは路面に100坪ほどの店舗を構えていましたが、ワークマンプラスでは1号店「ららぽーと立川立飛」をはじめショッピングモールに店舗を展開、既存の顧客だけでなく一般消費者を取り込むことに成功しました。
こうした成功は既存の店舗にも影響を与え、現在ではワークマンの店舗でもワークマンプラスのおしゃれなディスプレイを取り入れるようになりました。
ワークマンウェアの機能性と品質をそのままに、アウトドアを好む一般消費者向けに開発されたウェア、それがワークマンプラスの新しいウェアです。
ワークマンプラスに実際に行ってみた!【レビュー】
今回は、「ワークマンプラス和歌山榎原店」を訪問。
駅からは少し離れた郊外型のロードサイド店です。
広い国道から直接アクセス出来て便利。
駐車場も広々の14台分で、前後の間隔も十分で駐車も楽々でした。
他のワークマンプラスのお店同様、店内には所狭しと商品が並んでいます。
取扱商品は、おしゃれなスポーツ、アウトドア、キャンプ関連グッズが充実している印象。
また特徴の一つとしてワークマンプラスでありながらワークマンのように作業着やヘルメット、腰袋などの作業関連グッズも充実しています。
ワークマン、ワークマンプラスは店舗のある地域や、運営する主体(オーナー)の違いによりお店ごとに品ぞろえが少し変わってくるようです。
ただ、やはりワークマンプラスのお店は、ワークマン女子のレディース商品をはじめメンズもおしゃれで機能的な商品が沢山ならんでいる印象でした。
ワークマンプラスのおすすめ商品
ワークマンプラスの商品はオリジナルブランドが展開するアウトドアウェアやスポーツウェア、レインウェアなど多岐に渡ります。
運動性や耐水性に優れたこれらの商品は、ハイキングや釣り、いつものジョギングなどにピッタリです。
ワークマンプラスでおすすめしたい商品を3点、ご紹介します。
レインスーツSTRETCH Perfect
「レインスーツSTRETCH Perfect」は、ワークマンプラスのブランド「イージス」のレインウェアです。
耐水圧10000mm、透湿度8000g/m2/24hという高い防水性を備えており、大雨でも濡れにくく、蒸れにくい構造になっています。
このため、キャンプや釣り、ツーリングなどで大活躍します。
このほか、レインスーツSTRETCH Perfectでは生地が縦・横・斜めに自由に伸縮する「全方向ストレッチ」を採用しており、低い山の登山やハイキングなど全身を使って動く際もアクティブに活動できることが自慢です。
アウトドア派の人におすすめしたい、動きやすいレインウェアです。
レインスーツSTRETCH Perfect
カラー:ブラック,ブルー,ライムイエロー,レッド
サイズ:S~3L・5L
価格:4900円
フルジップコットンパーカー
ワークマンプラスの「フルジップコットンパーカー」は、口コミやSNSで話題になった「綿アノラックパーカー」のフルジップタイプです。
アノラックパーカーとは登山やキャンプに向いたフード付きのアウターウェアのことで、この商品では素材に綿100%を使い、防寒性と防風性を高めています。
このパーカーの特徴は、前面のファスナーが完全に開くので脱ぎ着しやすいことです。
また、防火性が高くたき火で火の粉が降ってきても穴あきの心配がないこと、防汚加工で汚れにくいことからもアウトドア向きといえます。
キャンプの際におすすめしたい、ワークマンプラスのパーカーです。
フルジップ コットンパーカー
カラー:コヨーテ×ブラウン,レンガ×ネイビー
サイズ:S~3L
価格:2500円
ZERO DRY(R)NEO 遮熱-5℃半袖Tシャツ
ワークマンプラスの「ZERO DRY(R)NEO(ゼロドライネオ)遮熱-5℃半袖Tシャツ」は、遮熱機能を搭載したモデルです。
色はオレンジやネイビーなど、全6色から選べます。
TシャツにUVカット機能と遮熱機能がありので、汗をかきにくく、肌触りも抜群なのも嬉しいポイントです。
ワークマンプラスのブランド「フィールドコア」の商品として開発されたこのTシャツは、衣服内の温度上昇を抑えるので真夏のアウトドアやスポーツにピッタリです。
また、速乾性にも優れているので繰り返し洗濯してもすぐに使えます。
着るだけで涼しく、快適になるワークマンプラスの自信作です。
ZERO DRY(R) NEO 遮熱-5℃半袖Tシャツ
カラー:ブラック,シルバー,カーキ,オレンジ,ネイビー,ブルー
サイズ:S~3L
価格:980円
ワークマンプラスに関するQ&A
- ワークマン女子とワークマンプラスの違いは何ですか?
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ワークマンプラスはアウトドアやスポーツを好むすべての人向けの商品を中心に扱っていますが、#ワークマン女子(WORKMAN GIRL)は「日常のストレスから女性たちを解放し、生活の可能性を広げたい」という思いから生まれたワークマンのオリジナルブランドです。
「カコクな365日(ニチジョウ)を、ステキに変える。」をコンセプトにあらゆる日常のストレスから女性たちを開放するアイテムが揃っています。
- ワークマンってどんな会社?
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ワークマンはワーキングウエア(作業服)や防寒着、安全靴・長靴、レインスーツ(合羽)の専門店チェーンです。
働く人のためのコンビニエンスストアを目指しており、全国どこの店舗でも「ど同じ売場に同じ商品」を揃えているので、どの店でも必要なものが手に入るように標準化されていることが特徴です。
低価格ながらプロが認める高品質で、実用性と機能性を重視した商品を豊富に取り揃えています。
話題のワークマンプラスへ行ってみよう!
ワークマンの新業態店・ワークマンプラスの店舗や商品についてご紹介しました。
さまざまなブランドを展開するワークマンプラスの商品は、機能性に優れている上、値段もお手頃なので、アウトドアが初めてという人にもおすすめです。
話題のワークマンプラスでお気に入りの商品を探してみませんか。