瓜は古くから日本で親しまれている野菜です。
瓜の種類はとても多く、地方や地域によって呼び名も様々です。
瓜の食べ方は漬物が一般的ですが、炒め物や煮物もおいしくできます。
今回は瓜の種類やおいしい食べ方と一緒に、定番の漬物や炒めもの、スイーツのレシピも紹介します。
実は瓜(ウリ)は種類が多い!
奈良時代ごろには日本に渡来していたといわれる瓜(うり)は、古くから漬物などに利用され、身近な食材として親しまれています。
実は瓜は種類が多く、どれも淡白な味わいが特徴です。
現在主に食べられている種類は「白瓜(しろうり)」「隼人瓜(はやとうり)」「はぐら瓜」「冬瓜(とうがん)」「まくわ瓜」などがあります。
おなじみのきゅうり(胡瓜)やかぼちゃ(南瓜)、メロンやスイカなども瓜の仲間です。
瓜は地域や地方によって流通や呼び名が変わることもありますが、食べ方や調理法は共通点があります。
一般的に広く知られている食べ方は、生でしょう。
きゅうりと同じように漬物にしたり、サラダにできます。
ゴーヤのように炒める食べ方や、かぼちゃのように煮物にする食べ方などがあります。
瓜の中でも特にまくわ瓜は甘いので、そのまま冷やしてスイーツにする食べ方もできます。
瓜のおいしい食べ方:生で食べるレシピ
瓜は生のままでもおいしく食べられるので、漬物やサラダにする食べ方がおすすめです。
今回紹介する以外にも酢の物や和え物にする食べ方ができるので、好みの食べ方を見つけてみましょう。
超簡単!瓜の漬物
瓜の漬物のレシピは材料が少なく、簡単に作ることができます。
漬物に向いている瓜の種類は、白瓜やはぐら瓜がおすすめです。
瓜の漬物の作り方は、瓜の皮をピーラーで縞目に向き、縦にカットして中の種を取り除きます。
食べやすい大きさに切って、塩で揉んで水気を絞ります。
絞った瓜をお酢・昆布だしの素・砂糖を混ぜた調味液に絡めて完成です。
すぐに食べるよりも冷蔵庫で30分程度寝かしたほうが、より味がなじんでおいしく食べられます。
簡単にできるので、あと一品欲しい時にもおすすめのレシピです。
さっぱりおいしい瓜サラダ
今回紹介するサラダは、子供も食べやすいようにマヨネーズで味付けしますが、青じそや和風ドレッシングでもおいしくできます。
サラダは隼人瓜や白瓜で作るといいでしょう。
隼人瓜を使う場合は苦みがある場合があるので、スライスしたらさっと茹でるか塩揉みをしましょう。
瓜のサラダのレシピは、瓜を縦に切って種を取りスライスします。
軽く塩をふって水気を切り、コーン缶・ツナ(油を切ったもの)・塩コショウ・マヨネーズで和えて完成です。
瓜のシャキシャキとした食感が楽しめる食べ方です。
瓜のおいしい食べ方:おかずレシピ
瓜の食べ方は、炒めたり煮物にするのもおすすめです。
煮崩れしにくく、料理初心者でも簡単においしくできるレシピがたくさんあります。
ここからは肉と合わせて炒めたり、煮物にする食べ方を紹介します。
瓜と豚肉の炒め物
瓜を炒めものにする場合は、シャキッとした食感が楽しめるようにさっと炒めるのがポイントです。
炒め物の瓜は、隼人瓜や白瓜を使うといいでしょう。
瓜の炒めもののレシピは、まず瓜の皮を剥いて種を取り食べやすい大きさに切ります。
次に豚バラ肉も食べやすく切って、油をひいたフライパンで炒めます。
肉の色が変わったら瓜を加えて、1分程度炒めます。
最後に酒・みりん・砂糖・醤油・みそを混ぜ合あわせた調味液を加えて、さらに1分程度炒めて完成です。
しっかりした味付けなので、お弁当のおかずにもおすすめの食べ方です。
瓜のそぼろ煮
瓜のそぼろ煮は、肉の旨味やだしが染み込んで、ほっこりとした優しい味わいが楽しめる食べ方です。
煮物は冬瓜や隼人瓜を使うといいでしょう。
瓜は種を取り、食べやすくカットして水にさらします。
油をひいた鍋で鶏ひき肉とおろししょうがを炒めます。
肉の色が変わったら、瓜と水・みりん・醤油・酒・顆粒和風だしを加えて煮込みます。
瓜が柔らかくなったら、水溶き片栗粉を回し入れ、とろみをつけて完成です。
おすすめ!瓜のおいしいスイーツ
瓜はスイーツにする食べ方もあります。
その場合はメロンのような甘味がある、まくわ瓜を使いましょう。
まくわ瓜のシャーベットは暑い夏にぴったりのスイーツです。
まくわ瓜のシャーベットの作り方は、まくわ瓜の皮を縞目に向き、カットして種を取り出します。
適当な大きさにカットして、砂糖・ライム果汁と一緒にミキサーで撹拌します。
とろとろの状態になったらバットなどに移して、冷凍庫で凍らせて完成です。
瓜は種類も食べ方も豊富でおいしい!
瓜は種類が多く、食べ方やレシピも豊富にあります。
家庭菜園で簡単に収穫できる品種もあるので、育てるところからチャレンジするのもいいでしょう。
瓜は生だけでなく、炒め物や煮物にする食べ方もあるので、ぜひ好みの食べ方を見つけましょう。