精油やアロマオイルの素材としても有名なユーカリは、おしゃれなインテリアとして楽しめるドライフラワーも人気があります。
ユーカリにはさまざまな種類がありますがドライフラワー初心者でもできる簡単な作り方がありますし、いろいろな飾り方ができるのもおすすめです。
ユーカリのドライフラワーの特徴
観葉植物やおしゃれインテリアとして日本で人気のユーカリは、現在約900種類が確認されている樹木です。
世界各地で栽培や移植が行われているユーカリはそのほとんどが常緑高木で、ユーカリ種の中には高さ70m以上もある高木もあります。
パルプ原料として大量に栽培している地域もあるユーカリ種は日本でも栽培されていますが、日本のユーカリ種は主に観賞用として栽培されています。
またユーカリ種の葉はミントのような清涼感のある香りが特徴なので、癒し系アイテムの素材としてユーカリ種を使用することも多いです。
そんなユーカリ種は、手入れの手間がかからないナチュラル系インテリアアイテムとしても人気があります。
ドライフラワーの多くは生花素材を乾燥加工させていますが、ユーカリドライフラワーは葉をメインに乾燥加工させることが一般的です。
暮らしの中にグリーン植物を加えると一気におしゃれな雰囲気になりますが、グリーン植物はこまめな手入れが必要なので、手入れの手間が大変で育てるのを諦めてしまうケースもよくあります。
その点グリーン系ドライフラワーはグリーン植物のようなこまめな手入れがいらないので簡単にインテリアとして取り入れられますし、ユーカリ種特有の香りはリラックス効果もあるので男性にもおすすめです。
とにかく種類が多いというのがユーカリ種の特徴ですが、実際に日本で栽培できるユーカリ種は日本の気候に適したものが多いですし、流通しているユーカリ種も観賞用やフラワーアレンジメント用が目立ちます。
そのためユーカリドライフラワーに適したユーカリ種も数が限定されますし、ドライフラワー製品として販売されているものも日本で人気のあるユーカリ種が中心です。
なお一般的にドライフラワーは風水占術的にNGといわれていますが、ユーカリドライフラワーは風水占術とも相性が良く人気があります。
さまざまな種類のユーカリドライフラワーがあるので、ユーカリ種によっても風水占術との相性は違います。
ちなみに風水占術では形にも意味があります。
さらに風水占術では、ユーカリドライフラワーと一般的なドライフラワー製品を分けているのが特徴です。
一般的なドライフラワー製品は生花を素材に使用しているため、「ドライフラワー=枯れた花」と解釈され風水占術の解釈では玄関への設置が良くないとされます。
ところがユーカリドライフラワーは植物なので、気(木)を整えるアイテムとして重宝されます。
しかもユーカリドライフラワー原材料として人気のユーカリ種は葉の形が丸いので、「ユーカリドライフラワー=気持ちをリラックスさせる植物」の意味になります。
そのためユーカリドライフラワーは玄関に置いても良い効果が得られるとされ、玄関周りのおしゃれインテリアアイテムとしても人気です。
ユーカリのドライフラワーの簡単な作り方
観葉植物やグリーン植物としても人気のユーカリ種は、ドライフラワー素材としても人気があります。
一般的なドライフラワー製品と同じく時間の経過とともに変化していきます。
しかしグリーン系ドライフラワー製品なので、変化してもインテリアに馴染みやすいです。
そんなグリーン系ドライフラワー・ユーカリドライフラワーには、初心者でも簡単にできるおすすめの作り方があります。
ユーカリのドライフラワー【材料】
グリーン系ドライフラワー・ユーカリドライフラワーは、ドライフラワー作りの定番でありドライフラワー作り初心者でも簡単にできる「ハンギング法」という吊り下げ方式で作るのがおすすめです。
必要なものはユーカリドライフラワーの原材料であるユーカリだけで、あとは吊り下げるために必要な麻紐や糸、場合によってはクリップなどを用意するだけで作れます。
これだけシンプルな材料だけで作れるユーカリドライフラワーなので、原材料となるユーカリ種の選び方が仕上がりを決めるといっても良いほど重要です。
ユーカリドライフラワーの原材料として人気なのはユーカリグニー(別名・コマルバユーカリ)で、おしゃれな観葉植物としても人気があります。
ドライフラワー加工を施す前の状態でもややシルバーがかった色味をしていますし、葉が小さのでいろいろなアレンジを楽しめる点がおすすめです。
葉の形がハート型に見えるユーカリポポラス(別名・マルバユーカリ)も、ユーカリドライフラワーの原材料として人気があります。
ユーカリポポラスは葉がやや大きめなので、ボリュームのあるドライフラワースラッグにアレンジするのがおすすめです。
同じくハート型の葉をしたユーカリウェブステリアナはユーカリポポラスの葉と比べるとかなり小さいですが、観葉植物やおしゃれなインテリアとして人気があります。
そのためユーカリドライフラワーにしてもインテリアに馴染みやすいという点がおすすめポイントです。
ユーカリのドライフラワー【作り方】
どのタイプのユーカリ種を素材に使う場合も、作り方は同じです。
自然乾燥が最も簡単にできる作り方なので、選んだユーカリ素材を吊り下げやすいように束ねて吊り下げれば作業は終了になります。
なお束ねやすいように根元の葉はハサミでていねいに剪定してから麻ひもなどでしっかりと固定するのが、ユーカリドライフラワー作りのポイントです。
ユーカリのドライフラワーをしわしわにしないコツ
ユーカリ種はさまざまな種類がありますし、ドライフラワー素材に適したユーカリ種も複数あります。
そのためユーカリドライフラワー作りは初心者でも失敗が少ないので人気です。
ところが簡単にできるのに、出来上がると葉にしわしわ模様ができてしまうことがあります。
しわしわ具合は素材や葉の形状でも異なるのですが、しわしわ状態だと見た目が悪く、せっかくのおしゃれインテリアも台無しになります。
でもこのしわしわ状態は、ちょっとしたことに気を付けるだけで簡単に問題が解決します。
秋頃のユーカリを使う
おしゃれインテリアアイテムとして人気のユーカリ種は通年手に入る素材ですが、収穫時期によって葉の水分量が違います。
香りを楽しむためのアイテムとして使う場合には夏収穫のユーカリ素材がおすすめですが、夏収穫分だとしわしわ状態になりやすいです。
丸みのある葉やハート型の葉など葉の形を楽しむユーカリドライフラワーを目指すならしわしわ模様がないのが理想なので、葉の形を重視するのであれば秋収穫のユーカリ素材を手に入れましょう。
ユーカリのドライフラワーのおしゃれなインテリア
手作りしたユーカリドライフラワーは、おしゃれなインテリアとして部屋に飾ってみましょう。
飾り方によっては乾燥加工をしながら飾って楽しむ方法もあるので、飾り方を選んでからドライフラワー作りの方法を決めるのもおすすめです。
リースにして飾る
手作りしたユーカリドライフラワーは、リースにアレンジして飾るのもおすすめです。
ユーカリドライフラワーのリースは、別のドライフラワー素材を組み合わせてリースにするとおしゃれなインテリアアイテムになります。
組み合わせるドライフラワー素材によって印象の違うリースにアレンジができますし、ユーカリドライフラワーのリースは芳香剤や虫よけにもなるので夏向インテリアアイテムにもおすすめです。
リースの作り方
ユーカリドライフラワーリースは、乾燥前の状態から作業を始める作り方が簡単です。
ユーカリ枝をリースベースにするので長めの枝を使いますが、主軸以外の枝は形を作る前に剪定して整えおきます。
この際に主軸に直接生えている葉は剪定せず、そのままリースベースとして使うのがポイントです。
主軸の準備ができたらリース状に形成し、麻ひもでしっかりと固定します。
あとは主軸に重ねるようにして剪定したユーカリ枝をリースに取り付ければ完成です。
ユーカリ素材のみのリースもシンプルでおしゃれですが、リネンや小物を取り付けてアレンジしてもおしゃれですし、季節の花と組み合わせて華やかなユーカリリースに仕上げるのも人気があります。
スワッグにして飾る
ドライフラワー飾り方の定番スタイルであるスワッグスタイルも、ユーカリドライフラワーではおすすめです。
ユーカリ葉には虫よけ効果のある成分が含まれているので、壁にかけておくとインテリア×虫よけアイテムとして使えます。
またユーカリ葉は爽やかな香りがするので、天然の芳香剤として手作りしたユーカリドライフラワーのスワッグを壁に吊り下げるのもおすすめです。
葉の大きなユーカリ種を使えばボリュームのあるスワッグになるので華やかですし、小ぶりのユーカリ種のドライフラワースラッグはシンプルなナチュラル系インテリアアイテムとして人気があります。
ユーカリをドライフラワーにして飾ろう!
清涼感のある香りとナチュラルグリーンがドライフラワー素材として人気のユーカリは、おしゃれなインテリアとして楽しむのにおすすめのドライフラワーアイテムです。
虫よけ効果も期待できるのでユーカリドライフラワーのスラッグやリースもおすすめですし、花瓶に入れてシンプルなインテリアにするのも人気があります。