旧海軍の基地や造船業で有名な呉は、実はご当地グルメの宝庫です!
この記事では、名物お好み焼きから海自カレー、呉冷麺、細うどんまで、呉のおすすめのご当地グルメ15選をご紹介します。
近年はドラマや映画の舞台としても有名な呉のグルメを楽しむ旅に出てみませんか?
\海外旅行も国内旅行も♡/
- エクスペディア(Expedia Japan)
海外も国内も♡航空券+宿泊の同時予約がお得! -
会員は対象宿泊施設が30%以上オフ!
予約期間:2024年11月22日~2024年12月4日
宿泊期間:2024年11月22日~2025年12月15日 - ホテルズドットコム(Hotels.com)
海外も国内も♡対象ホテルがお得&ボーナスステイも -
会員なら対象宿泊施設が30%以上オフ!
予約期間:2024年11月22日~2024年12月4日
宿泊期間:2024年11月22日~2025年12月15日
広島県・呉市とは?
広島県呉市は天然の良港を擁し、古くから造船の町として発展してきました。
戦国時代にこの地を支配していた村上水軍に始まり、第2次世界大戦中は海軍の拠点として、歴史に残る戦艦「大和」を造り、東洋一の軍港として栄えました。
その造船技術は戦後、大手メーカーに受け継がれ、日本の近代化の一役をも担いました。
近年では「海猿」や「男たちの大和」、「この世界の片隅に」などのドラマや映画の舞台となり、聖地巡礼に訪れる方も少なくありません。
この記事では、古くは軍港で働く人を支え、現在は観光客の胃袋を支えている呉のグルメをご紹介していきます。
呉のグルメは広島とは異なった食文化
呉のグルメは広島とは異なった食文化を持っています。
広島は、お好み焼きも「府中焼き」、「庄原焼き」、「尾道焼き」、「竹原焼き」と細分化しているように、食文化がエリアごとに違っていて、呉もまた違うのです。
広島のラーメンスープは醤油豚骨といわれていますが、呉のラーメンスープは鳥白湯です。
同じ広島の中でも地域ごとに分かれており、広島の奥深さを感じることができます。
呉のお好み焼きについては後程ご紹介します。
呉グルメ・おすすめのお店5選
ここでは、呉のご当地グルメの中でもおすすめのお店を選りすぐって5つご紹介します。
ミシュラン掲載のお店やラーメンの新しい名店などが登場しますので、楽しみにご覧ください。
1:ミシュラン掲載のステーキ店「鉄板焼 犇亭」
「鉄板焼 犇亭(ほんてい)」は、ミシュランガイド2018に掲載されたステーキの名店です。
国産牛肉、国産にんにく、国産米にこだわり、タレは自家製の物を提供しています。
肉の種類とグラム数で値段が変わり、サラダ、焼き野菜、ご飯、味噌汁、漬物が付きます。
目の前の鉄板で牛肉がジュージュー焼かれるのを待つのはたまりません。
お肉は柔らかく、ジューシーだと評判です。
2:海軍さんの肉じゃが「田舎洋食 いせ屋」
「田舎洋食 いせ屋」の創業者は戦艦のコック長で、海軍さんの肉じゃがが食べられます。
今では夕食の定番おかずの肉じゃがは、旧海軍にそのルーツがあるそうです。
東郷平八郎がイギリスを訪れた際、ビーフシチューに感動し、これを日本の兵隊にも食べさせたいと海軍食に採用したのですが、当時日本ではワインは手に入りにくいものでした。
そのため代わりに砂糖と醤油で味付けをしたのが始まりといわれています。
「田舎洋食 いせ屋」の海軍さんの肉じゃがは、水分が少なく味がよく染みて酒の肴にぴったりの味です。
「田舎洋食 いせ屋」のもう一つの名物、デミグラスソースをかけた「カツ丼」もおすすめです。
3:ソウルフードの中華そば「モリス」
「モリス」は呉市民のソウルフードと言っても過言ではない程人気の中華そばのお店です。
透明なスープからは、しっかりとした煮干しの香りが立ち上がります。
麺は太めのストレート麺です。
卓上にある酢を入れて途中で「味変」を楽しむこともできます。
大量に入れると酸っぱくなりすぎるので、初めての方は少しずつ入れるのをおすすめします。
4:ラーメンの新しい名店「麺処 いつか」
「麺処 いつか」は、呉で新しいラーメンの名店です。
カフェかと思う程おしゃれな店内は明るく、女性一人でも入りやすい雰囲気です。
名物は「鶏そば」です。
大量の野菜を加えた鶏コラーゲンスープから余計な脂分を除き、沖縄久米島の塩で優しくクリーミーに味付けしています。
麺は国産小麦を使用した自家製中細麺を使用しています。
5:牛や豚でジンギスカン焼き「関白」
「関白」は、牛や豚を使ったジンギスカンのお店です。
呉のB級グルメファンでいつも賑わっています。
牛バラやロース、豚足、豚耳に至るまで、あらゆる種類のジンギスカンを楽しむことができます。
おすすめは牛バラです。
お肉は湯切りであっさりと仕上げてあり、野菜の玉ねぎとも相性抜群です。
「関白」には、ラーメンやとんかつなど、定食もあります。
呉グルメ・呉名物が食べられるお店6選
呉のご当地グルメ・呉名物にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、呉のご当地グルメ・呉名物が食べられるお店6選をご紹介します。
呉名物「呉冷麺」のお店2選
呉のご当地グルメ・呉名物としてはじめに紹介するのは「呉冷麺」です。
呉では独特の冷麺文化が発達しました。
中華そばと同じ麺を使うのは「冷やし中華」であるとして、「呉冷麺」特有の平麺が使われました。
また、タレは鶏白湯ベースのピリ辛ダレを使用するのも「呉冷麺」の特徴です。
1:珍来軒
呉のご当地グルメ・呉名物「呉冷麺」は珍来軒の初代が発案したものです。
珍来軒は屋台から始まったお店です。
「呉冷麺」独特の平打ちの麺を利用し、甘味とピリっとした辛さが広がる、酸味を抑えたスープを考案しました。
2代目は初代の冷麺をベースに、汁気を少なくさせた冷麺に昇華させました。
冷麺には酢からしや黒酢をかけて食べます。
珍来軒は地元の人にも観光客にも愛されているご当地グルメ店で、行列ができていることも少なくありません。
店内の壁にはサインが並んでいます。
子供や辛みが苦手な方はその旨店員さんにいうと調整してもらえます。
2:呉龍
呉龍(ごりゅう)は、珍来軒の初代の元で修業した方が開いたお店です。
珍来軒の初代の味に近い「呉冷麺」を出しています。
呉龍の名物はワンタン入りの冷麺です。
ワンタンはぷるぷるの食感で、スープとの相性は抜群です。
呉龍も行列ができる店としてよく知られています。
材料がなくなり次第終了となるので、早めに行くことをおすすめします。
呉名物「細うどん」のお店2選
呉のご当地グルメ・呉名物として次に紹介するのは「細うどん」です。
昔から呉の町は「粋な町、港の町」でしたが、「粋な人、海の人」が陸に上がるようになると、限られた時間の中で「早く、美味しく」食べられるように「細うどん」ができました。
明治のころは普通の太さでしたが、できるだけ麺を細く切って、早くゆがけて、汁とよく絡むようにと開発されました。
呉のうどんは「粋に汁沢山で素早く食べる」ものなのです。
1:うどんの一心【閉店】
一心は、呉うどん発祥のお店です。
出汁は透き通った黄金色をしています。
甘めのいりこ出汁がよく効いて、美味しいです。
うどんは細く、柔らかいうどんです。
メニューは、かけうどんや天ぷらうどん、きつねうどん、肉うどん、カレーうどんなどもあります。
そばもあり、おむすびやコロッケなどのサイドメニューも充実しています。
2:山乃家 本店
「細うどん」といえば山乃家 本店もおすすめの名店です。
山乃家 本店のうどんは、一心よりもやや塩気が強い味に仕上がっています。
うどんは細くて柔らかいものです。
メニューはかけうどんの他に、天ぷらうどん、肉うどん、レモンうどんや鍋焼きうどん、くじらの大和煮が入った大和カレーうどんなどもあります。
温むすび、おかず3品が付いた「うどん定食」などの定食もあります。
呉名物・鳥皮のみそだき(味噌煮)のお店2選
呉のご当地グルメ・呉名物として最後に紹介するのは鳥皮のみそだき(味噌煮)です。
その名の通り鳥皮を味噌で煮こんだものです。
缶詰にもなっているご当地グルメで、缶詰がテレビ番組「男子ごはん」で紹介された際には、国分太一さんに絶賛されました。
1:本家鳥好
本家鳥好は、呉名物・鳥皮のみそだき発祥のお店です。
初代が戦後の混乱期に、年老いた鶏しか手に入らないため、それをどうにか美味しく食べようと考案したそうです。
「みそだき」は串にささって出てきます。
「みそだき」とビールが、常連さんの「とりあえず」のセットです。
「みそだき」は、口に入れるととろけ、鳥皮の脂とタレの甘みとコクが相性抜群です。
濃いめの味付けはビールに最高で、当時は労働後の疲労をねぎらうものだったのでしょう。
2:居酒屋 利根 本店
居酒屋 利根 本店の「鳥皮のみそ煮」はあっさりしたタイプです。
優しい味の白味噌で炊かれた「鳥皮のみそ煮」はほっとする優しい味です。
居酒屋 利根 本店は、海自カレーや豊島ラーメンもあり、ご当地グルメを堪能できます。
海自カレーについては後程ご紹介します。
豊島は瀬戸内海に浮かぶ、太刀魚の一本釣りで有名な広島の島です。
呉グルメが一度に味わえる「くれ食の祭典 2019」
「くれ食の祭典」は、「鳥皮のみそだき(味噌煮)」「肉じゃが」「細うどん」などの呉名物が一度に味わえるイベントです。
毎年食欲の秋に開催される恒例のイベントで、2019年は11月10日(日)に開催されることが決定しています。
広島とは違う・呉のお好み焼き店3選
ここでは、呉のお好み焼きについてご紹介します。
呉のお好み焼きは広島のお好み焼きとは違う特徴をもっています。
どのようなものか、一緒にみていきましょう。
呉のお好み焼きの特徴
呉のお好み焼きの特徴は、まず1つ目は、呉の細うどんを使うことです。
呉のお好み焼きのお店では大体そばとうどんを選ぶことができますが、うどんの場合は先にご紹介した細うどんを使うのが呉のお好み焼きの特徴です。
2つ目は、最後に半分に折り曲げ、半月形にすることです。
この所以は、昔は持ち帰る方が多かったから、鉄板が狭かったから、など諸説あります。
このように広島焼きとは違う呉焼きを食べに、呉に行ってみてはいかがでしょうか。
1:やました
やましたは、おばちゃんが一人で切り盛りする呉焼きのお店です。
こぢんまりとした店内ではあるものの、地元の人に愛されている名店で、持ち帰りの注文の電話も頻繁にかかってきます。
肉玉そばは最後に半分に切って、半月形に重ねたスタイルです。
よく蒸された野菜の甘みとお肉の旨味が美味しいハーモニーを奏でます。
また、広島焼きよりも生地の分量が多く、食べ応えがあります。
2:はやと
はやとは、「海猿」のスタッフや出演者の方が通ったお店で、壁にはたくさんのポスターやサインが書かれています。
はやとは、広島風のお好み焼きを出すお店です。
「お好みそば」のそばは藻塩を使った特注の麺を使用しており、材料にお金をかけた、美味しいお好み焼きを食べることができます。
「お好みうどん」は、もちろん呉特有の細うどんを使用したものとなります。
3:めいじ
めいじは広島風のお好み焼きを出すお店です。
「肉玉そば」で使用しているそばは、呉産のちりめん、藻塩を練り込んだ、全粒粉の自家製麺です。
また、マヨネーズはお好み焼きに特化した、厳選玉子で作ったマヨネーズです。
無料トッピングも豊富に取り揃えています。
2種類のお好み焼きソースや、自家製マヨネーズ、鰹節や紅ショウガ、玉ねぎのピクルスなどを好みに合わせてトッピングして食べることができます。
呉市イチオシ!
新しいご当地グルメ「海自カレー」
呉市では、新しいご当地グルメとして「海自カレー」に力を入れています。
「呉海自カレー」専用のホームページが作られ、海自くんというゆるキャラまでいます!
海上自衛隊では多くの部隊で毎週金曜日のランチにカレーを食べています。
理由は諸説ありますが、曜日感覚を忘れないようにするためにともいわれています。
隊員の健康を第一に考えた、美味しいカレーです。
呉では、海上自衛隊・呉基地に所属する艦艇などで食べられているカレーが、市内の飲食店で食べられます。
その種類はなんと30種類です!
あなたも食べてみてはいかがでしょうか。
海軍グルメレストラン:呉ハイカラ食堂
海軍グルメレストラン:呉ハイカラ食堂では、潜水艦「そうりゅう」のテッパンカレーが食べられます。
鉄板の容器は海上自衛隊でも使われているものですが、そこに呉自慢の海軍グルメが盛りだくさんに盛られているセットです。
カレーはフルーティーなコクがありながら、スパイシーさもある美味しいカレーです。
数量限定なので、早めの時間に行くことをおすすめします。
「海軍カレー」と「海自カレー」の違い
「海軍カレー」と「海自カレー」の違いをご存知ですか?
「海軍カレー」は、よこすか海軍カレーに代表されるように、明治41年「海軍割烹術参考書」のレシピをもとに現代に復元したカレーのことをいいます。
一方で「海自カレー」は、海上自衛隊の艦艇等で実際に食べられているカレーを伝授、忠実に再現し、各艦長から認定された特別なカレーのことです。
どちらも隊員達の健康を第一に考えた調理員こだわりのカレーです。
海自カレーの祭典「呉海自カレーフェスタ2019」
海自カレーの祭典「呉海自カレーフェスタ」は、呉海自カレーが一堂に勢ぞろいする、大人気のイベントです。
毎年秋に行われ、2018年は300食用意されていたものの、13時頃には売り切れ続出だったそうです。
「呉海自カレーフェスタ2019」は10月19日(土)10時~15時に開催されることが決定しています。
あなたも海自カレーを食べに、イベントにでかけてみてはいかがでしょうか。
呉のおすすめご当地グルメを味わおう
呉のご当地グルメ、呉名物のおすすめのお店についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
かつての海軍の拠点や造船業で有名な呉には、たくさんのご当地グルメが存在します。
あなたも呉のおすすめのご当地グルメを味わいに、呉に行ってみてはいかがでしょうか。