炊飯器を使えば【焼き芋】が簡単に!ねっとり・ほくほく激ウマレシピを伝授

さつまいも鳴門金時

実りの秋に食べたいねっとり、ほくほくの甘い焼き芋は、炊飯器を使うだけでお家でも簡単に作れます。本記事では、炊飯器で簡単に作れる焼き芋のレシピに、炊飯器焼き芋を作る時におすすめのさつまいもの種類、焼き芋に含まれる栄養から保存方法までご紹介します。

目次

炊飯器で簡単にできる焼き芋のレシピを紹介

ざるに入ったさつまいも
Photo by jouer

夏が過ぎ秋風が心地よい季節になると、スーパーなどの店頭には、栗やかぼちゃ、じゃがいも、さつまいもなどの根菜類や、りんご、柿などの果物がたくさん並び始めます。まさに「実りの秋」の到来ですが、中でも熱々の焼き芋は、大人にも子供にも人気です。

最近は秋になるとスーパーなどの野菜売り場の一角でも、いい匂いを漂わせて焼き芋が売られているのを見かけますが、お家で簡単に焼き芋ができれば、食べたい時にすぐ食べらます。

実は焼き芋は、お家でもフライパンや炊飯器を使って意外と簡単に作ることができます。本記事では、炊飯器で簡単にできる焼き芋のレシピや保存方法などをご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。

炊飯器で簡単に焼き芋を作る方法【ねっとり編】

皆さんは焼き芋の中で、どのようなタイプの焼き芋がお好みでしょうか。焼き芋には、ねっとりとしたタイプや、ホクホクしたタイプなどがありますが、炊飯器でもどちらのタイプも作れます。

最近の炊飯器は優秀な機能がついているものが多く、白米、玄米、おかゆモード、炊き込みご飯などが簡単に選べ、さらに炊飯器でカレーや肉じゃがなどの調理や、自家製パンにチーズケーキなども炊飯器で作ることができます。

本記事では、炊飯器で作る焼き芋をご紹介しますが、特別な機能がない普通の炊飯器で大丈夫です。まずはねっとりタイプの焼き芋を作るレシピをご紹介します。炊飯器でねっとりタイプの焼き芋を作るのに必要な材料は、2人分で中くらいのさつまいも2本(400グラム)と水適量だけです。

さつまいもの種類は基本的には何でも構いませんが、安納芋を使うとよりねっとり感が楽しめておすすめです。まずは、さつまいもを皮ごとよく水で洗います。炊飯器にさつまいもを重ならないように並べ入れたら、さつまいもの高さの半分より少し上まで水を注ぎ、蓋をします。

あとは、炊飯器の白米炊飯モードで通常通りに炊き上げます。竹串などを刺してすっと入れば、炊飯器から取り出してザルにあげ、さつまいもの皮が乾いてきたら、ねっとり甘い炊飯器焼き芋の完成です。

炊飯器で簡単に焼き芋を作る方法【ほくほく編】

ねっとりタイプの焼き芋もおいしいですが、特に寒い日には、ほくほくタイプの焼き芋をフーフーしながら食べるのもおすすめです。次にご紹介するのは、炊飯器で簡単にできるほくほくタイプの焼き芋のレシピです。

炊飯器で作るほくほくタイプの焼き芋2人分に必要な材料は、中くらいのさつまいも2本(400グラム)と水200CCのみです。

ほくほくタイプの焼き芋には、一般的に出回っている紅あずまや金時芋がおすすめです。さつまいもを皮つきのまま水で洗ったら、炊飯器に重ならないように並べ入れて水を注ぎます。

あとはふたを閉めて通常の炊飯モードで炊き上げるだけで、ほくほく甘い炊飯器焼き芋の完成です。竹串を刺してみてもし中心部が硬いようなら、5分くらいずつ様子を見ながら再加熱してください。

炊飯器で作った焼き芋をもっとおいしくするコツ!

炊飯器を使えば、ねっとりタイプの焼き芋もほくほくタイプの焼き芋も簡単に作れますが、より炊飯器焼き芋をおいしくするコツがあります。

市販の焼き芋を見ると、皮に「焦げ目」がついていて、より一層食欲をそそられる人も多いことでしょう。お家で作る炊飯器焼き芋の調理法は、実は「焼く」というよりは「蒸す」調理法になります。

そこで炊飯器で蒸した「焼き芋」を作った後、オーブントースターで5分ほど焦げ目がつくまで焼けば、皮の焼き目が香ばしく、本格的な焼き芋になります。オーブントースターは機種によって出力が異なりますので、様子を見ながら焼き加減を調節するとよいでしょう。

なお、ねっとりタイプもほくほくタイプの焼き芋も、さつまいもがまるまると太いものを使う場合には、半分に切って炊飯器に入れると、さつまいもの中心部まで火が通っておいしいのでおすすめです。

炊飯器で焼き芋を作るときにおすすめのさつまいもは?

実はさつまいもの種類は非常に多く、日本の市場に出回っているさつまいもだけでも、30種類以上のさつまいもがあります。

さつまいもは、焼き芋以外にも天ぷらや煮物、スープ、スイーツなど様々な料理に使える便利な食材なので、それぞれのさつまいもの特徴を覚えておくと、調理に最適な種類が選べるでしょう。

前述の炊飯器焼き芋のレシピでも、ねっとりタイプの焼き芋におすすめの種類とほくほくタイプの焼き芋におすすめのさつまいもについて簡単に触れましたが、ここではもう少し詳しくご紹介します。

【炊飯器焼き芋】ねっとり甘い系のさつまいも

市場に一般的に出回っているさつまいもの中で、ねっとりと甘い炊飯器焼き芋におすすめの代表的なさつまいもといえば、熱を加えると果肉がきれいなオレンジ色になる「安納芋」でしょう。

安納芋は種子島の特産品として知られ、生でも16度前後の糖度があり、焼き芋にすると、なんと糖度が40度ぐらいまであがる甘いさつまいもです。また、安納芋は水分が多く含まれる粘質性のため、焼き芋にすればねっとり食感が楽しめます。

市場に多く出回っている安納芋以外のさつまいもの中では、黄色い果肉の紅はるかも糖度が高く、ねっとり、しっとりして甘いのに、後味がすっきりとしていて炊飯器焼き芋におすすめのさつまいもです。

また、数年前から知られるようになった「シルクスイート」も、収穫後に長く貯蔵されたものは、ねっとり系の炊飯器焼き芋を作るのにおすすめです。

【炊飯器焼き芋】ほくほくおいしいさつまいも

次にご紹介するのは、ほくほくおいしい炊飯器焼き芋におすすめのさつまいもです。前述のレシピでご紹介した「紅あずま」は関東地方の代表的なさつまいもの1種で、炊飯器で蒸した後オーブントースターで焼くことで、皮はパリパリ、中はほくほくのおいしい焼き芋になります。

徳島県特産の「鳴門金時」や石川県特産の「五郎島金時」など関西地方でよく使われる金時芋は、きれいな紅色の皮と甘みの強いやや粉質の果肉が特徴で、炊飯器焼き芋にすれば簡単に手で割ることができ、香ばしい香りに食欲がそそられることでしょう。

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スイートポテトなどに使われることが多く人気の紫芋「パープルスイートロード」は、炊飯器焼き芋にしても果肉がきれいな紫色のままで、見た目にもおいしそうなほくほくの焼き芋になります。

焼き芋に含まれる栄養やカロリーは?

ご紹介してきた炊飯器焼き芋は、おいしいのはもちろん、さつまいもに含まれる栄養もたっぷりとることができます。ここでは、焼き芋に含まれる栄養や、気になるカロリーについてまとめてみました。

さつまいもには、風邪予防や疲労回復、肌荒れ予防に効果があるといわれるビタミンCが多く含まれていますが、熱に弱いビタミンCにもかかわらず、でんぷんに守られて焼き芋にしてもきちんと残っています。

また、「焼き芋を食べると便通がよくなる」といわれるように、焼き芋には食物繊維も多く含まれ、さらに抗酸化作用があって、体内の活性酸素を減らしてくれるビタミンEも含まれています。

他にも焼き芋には、タンパク質、ビタミンB6、ビタミンK、葉酸、カリウム、マグネシウム、ナイアシン、鉄分、パントテン酸などの栄養素が豊富に含まれています。

一方で焼き芋には炭水化物も多く含まれるため、糖分やカロリーも気になります。実はさつまいもは、100グラム当たり生のままだと134キロカロリーで、蒸した状態でもほとんど同じですが、焼き芋にするとカロリーが163キロカロリーとなり、カロリーは増えているように思えます。

確かに甘くなるのでカロリーも上がりそうですが、実は焼き芋にすることでサツマイモの水分が減少して重さが軽くなるので、カロリーが増えたように見えるだけなのです。

1本200グラムくらいの大きさの焼き芋なら、単純に計算して268キロカロリーですから、1ピース約350キロカロリーのショートケーキに比べてカロリーも低く、その上栄養満点で半分でもおなか一杯になるので、ダイエット時のおやつとしてもよさそうです。

焼き芋は冷やして食べるのもおすすめ!

炊飯器で簡単にできる焼き芋は出来立ての熱々もおいしいですが、冷やして食べる焼き芋は、実はより一層甘みが強くなり、しっとりとした食感でとてもおいしいのでおすすめです。

前述にご紹介したように、さつまいもには食物繊維が多く含まれているため、便通がよくなると知られています。焼き芋を冷やすと、含まれているでんぷんが小腸では消化されずに大腸まで届く「レジスタントスターチ」に変化します。

このレジスタントスターチは、食物繊維と同じ働きをするために、冷やし焼き芋を食べるとさらに便通改善の効果が期待できるのです。

炊飯器焼き芋を冷やして食べるおすすめの方法は、前述でご紹介したレシピで焼き芋を作り、焼き芋が冷めたらサランラップで包み、冷蔵庫で2時間くらい冷やすだけです。一口大に切ってお皿にもりつけ、皮ごと食べるのがおすすめです。

焼き芋の保存方法と保存期間はどれくらい?

出来立て熱々の炊飯器焼き芋も、冷やして食べる焼き芋もおいしいですが、たくさんさつまいもが手に入った時や、すぐには食べない時には上手に保存したいものです。

基本的に焼き芋は常温保存ではあまり日持ちしませんが、涼しい季節なら新聞紙などに包んでおけば2日くらいは食べられます。

炊飯器焼き芋をたくさん作って保存したい場合には、前述のように冷めてから、1本ずつラップで包んで冷蔵庫に入れて保存するのがおすすめです。冷蔵庫で保存しても4~5日で食べるようにしましょう。お好みで電子レンジで温めてもいいですが、そのまま冷やし焼き芋としても食べられます。

さらに保存期間を延ばしたい場合には、冷凍保存がおすすめです。焼き芋を冷凍保存するには、冷蔵保存の場合と同様に、焼き芋が冷めてから1本ずつラップに包んで冷凍します。焼き芋を冷凍保存すれば2週間くらい食べられます。急速冷凍機能のある冷凍庫なら、1ヶ月ぐらいは大丈夫です。

また、焼き芋を輪切りにしてからジップ袋などに入れて冷凍すれば、食べたいときに食べたいだけ取り分けられて便利です。

冷凍保存した焼き芋はオーブンで温めて食べてもおいしいですが、自然解凍して食べると、シャーベットのような食感が楽しめておすすめです。

炊飯器で簡単に焼き芋を作ってみよう!

ねっとり、ほくほくの甘い焼き芋を炊飯器で簡単に作るレシピや、焼き芋に含まれる栄養やカロリー、焼き芋の保存方法などをご紹介してきました。実りの秋が感じられる焼き芋を炊飯器で作って、ぜひお家で楽しんでみてください。

※ご紹介した商品やサービス等は時期や店舗によっては取り扱いがない場合があります。内容・価格が変更になる場合や終了になる可能性もあります。

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