兵庫県・神河町にある「砥峰(とのみね)高原」は、日本屈指のススキの大草原があることで知られています。今回は夏でも楽しめる砥峰高原の魅力をご紹介!周辺のおすすめポイントやグルメ情報も満載です。夏にしか見られない砥峰高原の新緑を堪能しましょう!
ススキの名所「砥峰高原」は兵庫県屈指のアウトドアスポット!
兵庫県の中央に位置する神河町は、面積の8割を山林が占める豊かな自然環境を持つ町です。2005年に神崎町と大河内町が合併して誕生した町で、偶然にも町の形がハート型のようになりました。
自然が生んだ名水の町・神河町
自然豊かな神河町には名水が多く存在し、地元の住民をはじめ、サイクリングやキャンプなどアウトドアに訪れた人々の喉を潤しています。「千ヶ峰南山名水」では、天然水を使って作った「羊かん」や「わらびもち」を販売。名水が生んだ銘菓を楽しむことができます。
神河町といえば「砥峰高原」
神河町屈指の人気スポットとして知られているのが、雪彦峰山県立自然公園内にある草原「砥峰高原」です。秋になると黄金色の景色を楽しめる草原ですが、実は夏にも美しい新緑を目にすることができます。
神河町の「砥峰高原」の楽しみ方を伝授!
ここからはススキの名所・砥峰高原の魅力をたっぷりとご紹介!ススキの名所が生まれた理由やおすすめの楽しみ方など、知ったらきっと行きたくなる情報が満載です。夏は熱中症対策を十分に行って、楽しい時間を過ごしましょう。
山焼きが生んだ幻想的な景色
砥峰高原はかつて茅葺屋根に必要な茅の伐採地として使われ、雪解けの時期になると、伐採地の環境維持を目的に山焼きを行っていました。この山焼きによって、ススキの草原が誕生したのです。伐採をしなくなった今でも、ススキの草原を維持する目的で毎年山焼きが行われています。
砥峰高原はハイキングがおすすめ!
砥峰高原の新緑を楽しむなら、高原を一周できる約3kmのハイキングコースを周遊するのがおすすめです。コースの途中には展望台もあり、高台から緑色に染まった美しいススキ野原を一望できるのが特徴。適度なアップダウンがあるため歩くだけでも運動になり、達成感を味わえます。
ハイキングコースの途中にはベンチが点在しているため、ハイキングに慣れていない方や体力に自信がない方でもゆっくり進むことができます。お弁当を持参して、景色を見ながら食事をするのもおすすめです。
「とのみね自然交流館」でゆったりと過ごせる!
ハイキングが難しい方や小さな子どもがいる家族には、高原を見渡せるウッドステージや「とのみね自然交流館」の利用がおすすめです。砥峰高原の入り口に位置するとのみね自然交流館には、展望テラスが併設されていて、ここからでも広大なススキの大草原を楽しむことができます。
「とのみね自然交流館」の概要
とのみね自然交流館は砥峰高原の保全や管理を行う拠点として利用されているほか、野外活動や自然観察など、アウトドアを楽しむためのベースキャンプとして整備されています。とのみね自然交流館には、打ちたてのそばを味わえる平家そば処「交流庵」もあるので、ランチ休憩に最適です。
とのみね自然交流館の営業時間は9:00~17:00、交流庵の営業時間は10:00~16:00です。定休日はどちらも毎週月曜日と冬季(例年12月~4月)です。より詳しい情報を知りたい方は、とのみね自然交流館0790‐31‐8100まで問い合わせましょう。
ロケ地としての記憶を残す「ウッドステージ」
砥峰高原が有名な観光スポットになった理由の1つとして、映画やドラマの存在があります。例えば、2010年公開の映画「ノルウェイの森」では砥峰高原を中心に「峰山高原リラクシアの森」「谷川」などが使われたほか、大河ドラマのロケ地としても採用されました。
砥峰高原の「ウッドステージ」には、砥峰高原をロケ地として使った作品のタイトル看板が設置されており、記念撮影もできるおすすめスポットです。とのみね自然交流館内には、看板以外にも、ロケ中の写真や当時の撮影秘話を表示したパネルが展示されています。
砥峰高原へのアクセス方法は?
砥峰高原は秋のススキシーズンに限り、JR播但線「寺前駅」から砥峰高原への直行バスが運行されていますが、春と夏は自家用車やロードバイクなどが必要です。冬は積雪の関係で通行止めになるのため、通行止め看板に従って行動しましょう。
ナビを設定して行かれる場合、兵庫県神崎郡神河町川上801(とのみね自然交流館)をご入力ください。
また、砥峰高原ととのみね自然交流館ではごみ箱を設置していません。豊かな自然を守るためにも、ごみは持ち帰りましょう。
砥峰高原に行くならこれもチェック!おすすめポイントまとめ
神河町の砥峰高原周辺には、高原以外にも魅力的なポイントがたくさん!ここでは、砥峰高原周辺のおすすめポイントを厳選してご紹介します。
砥峰高原周辺のおすすめポイント①:神河弁当
砥峰高原周辺のおすすめポイント1つ目が「神河弁当」です。大河ドラマ「軍師 官兵衛」のロケ弁に採用されたほか、「お弁当・お惣菜大賞2015」の特別賞を受賞したことでも知られています。神河町産のコシヒカリで作ったおにぎりや天ぷら、煮物などがぎっしりと詰まった逸品です。
神河弁当は3日前までの事前予約制で、JR播但線「寺前駅」の隣に位置する「カーミンの観光案内所」や製造元の「神崎フード本社工場」などで受け取ることができます。砥峰高原でのハイキングにぴったりなお弁当です。
価格は1100円(税込)で、プラス100円でペットボトルのお茶が付いたセットに変更することができます。カーミンの観光案内所での受け取り可能時間は水曜日を除いた9:00~17:00の間です。最小注文数は1つからなので、気軽に利用しましょう。
砥峰高原周辺のおすすめポイント②:峰山高原リゾート
砥峰高原周辺のおすすめポイント2つ目は「峰山高原リゾート」です。砥峰高原から車で約20分の距離にある峰山高原リゾートにはホテルやキャンプ場があり、夏は巨大ジャングルジム、冬はスキーを楽しむことができます。
キャンプ場は夜になると満点の星が広がるため、避暑地としての利用だけではなく、星空の観察スポットとしてもおすすめです。峰山高原リゾート内にある「峰山高原ホテルリラクシア」では日帰り入浴を実施。ハイキングでの疲れを癒してくれます。
峰山高原ホテルリラクシアでは、レンタサイクルも提供しており、高原を自転車で周りたいという方におすすめです。峰山高原リゾートを拠点に、日帰りや宿泊を楽しんではいかがでしょうか?ホテルの営業時間等については、峰山高原ホテルリラクシアの公式サイトをチェックしましょう。
兵庫県・神河町の「砥峰高原」で夏を満喫!
兵庫県・神河町にあるススキの名所「砥峰高原」とその周辺のおすすめポイントをご紹介しました。新緑を楽しめるハイキングコースや、ファン必見のウッドステージなど、秋以外にも楽しめるポイントが満載です。夏にしか見られない砥峰高原の美しい自然を是非楽しみましょう。