【黒カレー】の激ウマレシピを伝授!簡単なのにお店の味?

黒カレー

白米とのコントラストが絶妙な「黒カレー」は、にんにくが香るスパイシーなカレーです。見た目のインパクトも抜群の黒カレーは、自宅でもお馴染みの材料で作ることができます。スパイスから簡単に作れる絶品黒カレーのレシピや、リメイクメニューもご紹介しましょう。

目次

にんにくたっぷり!黒カレーは意外と簡単にできる

見た目のインパクト抜群の「黒カレー」は、白米が映える黒いカレーです。スパイシーでにんにくが香り立つ黒カレーは、洋食店や市販でも人気を集めています。

風味豊かな本格的な黒カレーは、自宅で特別な材料がなくても作れます。にんにくが香り立つスパイシーな黒カレーを簡単に作れる絶品レシピをご紹介しましょう。

黒カレーとは?

「ブラックカレー」とも呼ばれる黒カレーは、イカスミのように深い黒色が特徴です。しかし黒カレーに使っている材料は通常のカレーとさほど変わらないといわれています。現在は様々な洋食店や商品化もされている黒カレーですが、元々は三重県の「東洋軒」が提供を始めました。

黒カレーの色の秘密は、じっくり炒めたたまねぎとスパイスから作る「ブラックルー」といわれています。

一般的なカレーの作り方では、たまねぎはあめ色になるまで炒めますが、黒カレーの場合は焦げる直前を見極めます。香辛料を効かせてスパイシーに仕上げるのも黒カレーの特徴です。

三重県の「東洋軒」の名物グルメ

見た目に驚く黒カレーを最初に作り出したのは、三重県の「東洋軒」といわれています。現在も東洋軒の名物メニューであるブラックカレーは、初代料理長が年月をかけて作り上げました。

東洋軒のレシピでは、松坂牛脂で小麦粉と数種類ものスパイスを黒くなるまで丁寧に炒めるようです。焦げる寸前を見極めて炒めた黒いルーを東洋軒ではブラックルーと呼んでいます。その後長時間材料を煮込んでブラックカレーが完成するまで、1か月程の時間が掛かるようです。

松坂牛脂の旨味と甘いを引き出したルーから作られるブラックカレーは、絶品の味といわれています。

黒カレーはなんで黒いの?

白米とのコントラストが美しい黒カレーは、材料から自然についた黒色です。黒い食材でお馴染みのイカスミなどで着色しているわけではなく、馴染み深いカレーの材料から引き出されています。目を引く黒カレーの黒色の秘密をご紹介しましょう。

たまねぎやスパイスをじっくりローストするから

おいしいカレーの旨味はじっくり炒めたあめ色たまねぎといわれています。黒カレーの旨味や甘みもたまねぎから出ていますが、あめ色よりさらに丁寧に炒めて香ばしさや風味を出しました。またスパイスを深い茶色になるまでじっくりローストするのも、黒カレーの黒色の秘密です。

ルーにとろみをつける小麦粉も、スパイスと同様に長時間炒めて香ばしさと深い色合いを出しています。それぞれの素材を時間を掛けて香ばしい色に仕上げた黒いルーが、黒カレーの黒色の秘密です。

何日もかけて煮込むから

たまねぎと小麦粉、スパイスを香ばしい色に炒めたルーを混ぜ合わせると、黒っぽい黒カレーの原型ができ上がります。そこから黒カレーは何日も掛けてさらに深い黒色に煮詰めて完成です。材料を炒めてから煮詰めて仕上げるまで、黒カレーの黒色は手間と時間が掛けられています。

ルーを使わない本格黒カレーのレシピ

普段より豪華なカレーを味わうなら、ルーから手作りする本格的な黒カレーを作ってみましょう。ポピュラーなスパイスと普段使いの材料で完成する黒カレーを上手に作るポイントは、丁寧なローストです。

カレーの基本となるルー作りを覚えれば、どんなカレーにも応用できる本格黒カレーの簡単レシピをご紹介します。

材料

具材の材料は、牛すじ肉500g、ネギ(青い部分)、生姜30gです。黒カレーのルーとして、たまねぎ3玉、にんにく3かけ、小麦粉50~60g、カレー粉40g、固形コンソメ半分、ローリエ2枚、バター、チリペッパー、塩コショウ少々を用意してください。

作り方

先に牛すじを5~10分程下茹でしてください。その後食べやすい大きさにカットし、ネギと生姜、ローリエ、固形コンソメ、水3リットル程を入れて2時間ほど煮込んでおきましょう。次に黒カレーのルーを作ります。にんにくをみじん切りにし、たまねぎはすりおろしてください。

フライパンにバター30gを熱し、にんにくを香りが立つまで炒めましょう。香りがたったらたまねぎを入れ、焦がさないように弱火であめ色より深い色合いまで炒めてください。たまねぎが色良く仕上がったら辛さを確認しながらチリペッパーを加えます。

別のフライパンに小麦粉50gを入れ、弱火で茶色になるまで木べらで混ぜながら20分程炒めましょう。色付いたらカレー粉を加えさらに10~15分炒めてバター10gを加え、混ぜ合わせてひとまとめにします。

牛すじを煮込んでいる鍋にたまねぎと炒めた粉類を加え、良く混ぜてとろみがつくまで煮込んでください。最後に塩コショウで味を整えたら本格レシピの黒カレーの完成です。レシピの途中で加えるチリペッパーの量で、出来上がりの黒カレーのスパイシーさを調節できます。

炒めたたまねぎと粉類は真っ黒ではありませんが、牛すじを煮込んでいる鍋に入れるとスープが黒っぽくなるでしょう。より黒くしたい場合は小麦粉をしっかり炒めてください。最後にとろみが足りない場合は、残りの小麦粉10gで調節してみましょう。

牛すじの下茹で、たまねぎと粉類を仕上げるのに若干時間はかかりますが、レシピとしては炒めて煮込むだけの簡単な手順です。時間が取れる日に、スパイシーで本格的な黒カレーを作ってみてください。

黒カレーが残ったらリメイクもおすすめ

にんにくが香る本格黒カレーを最後まで美味しく食べられる、簡単リメイクレシピをご紹介します。スパイシーな黒カレーをマイルドに仕上げたドリアや和風アレンジレシピなど、具材を変えて試してみてください。

黒カレーのあつあつドリア

アレンジレシピで人気のカレードリアを黒カレーでリメイクすると、スパイシーな風味にチーズのまろやかさが加わり食べやすくなります。熱さを活かした具材で、一風変わった「黒カレーのあつあつドリア」を作りましょう。

材料は黒カレー、白米、お餅1個、ピザ用チーズ、バター、温泉卵1個です。先にお餅を4つに切っておいてください。耐熱皿にバターを塗り、白米を敷き詰め残った黒カレーをかけます。お餅は耐熱皿の淵に沿って均等に置き、真ん中を少し凹ませます。

上からピザ用チーズをたっぷり乗せて200度のオーブンで10~13分焼きましょう。チーズに焦げ目がついたら取り出し、凹ませた部分に温泉卵をトッピングしたら、簡単黒カレーリメイクのあつあつドリアの完成です。

お餅が伸びる楽しくておいしいドリアは、チーズと温泉卵でスパイシーな黒カレーがマイルドな味に変わります。にんにくの風味で食欲も増す簡単アレンジレシピです。

黒いカレーうどん

黒カレーを時短リメイクするなら、「黒いカレーうどん」がおすすめです。市販のうどんつゆを使えば、より手軽にアレンジできるでしょう。材料は黒カレー、うどん1玉、うどんつゆ200ml、ピザ用チーズ30g、小口ネギです。

先にうどんを電子レンジで2分程加熱しておいてください。鍋でうどんつゆを温め、好みの量の黒カレーを入れてスープの濃さを調節します。うどんを器に入れ、真ん中にピザ用チーズを乗せてください。

上から黒カレースープを注ぎ、小口ネギを散らしたらチーズ入り黒いカレーうどんの完成です。市販のうどんつゆが用意できない時は、めんつゆを薄めて代用できます。スープの濃さを調節する黒カレーは、やや多めに入れたほうがチーズの溶け具合が良いでしょう。

常備している食材で簡単に作れる黒いカレーうどんは、ライスと違う食感が新鮮な時短メニューです。

黒カレーの焼きそば

スパイスが効いた黒カレーの香ばしい風味を活かしたリメイクレシピが、「黒カレーの焼きそば」です。焼きそばをほぐした後は、黒カレーをフライパンに焼き付けるように材料と炒め合わせると香ばしさが増します。

材料には黒カレー、中華麺、酒、好みでカット野菜やソーセージなどを用意してください。サラダ油(分量外)を熱したフライパンに中華麺を入れて炒め、酒を加えて麺をほぐします。中華麺がほぐれたら残った黒カレーと具材を加え、強火で一気に炒め合わせましょう。

黒カレーは中華麺1人分に対しお玉1杯分を目安にしてください。黒カレーの水分を飛ばすように炒め合わせたら、黒カレーの焼きそばの完成です。スパイシーで香ばしい黒カレーの風味が絶妙な焼きそばは、食欲が落ちる夏場にもおすすめでしょう。

こくうまスパイシーな黒カレーを作ってみよう!

見た目に驚く黒カレーは、素材をじっくり炒めてコクと旨味を凝縮させています。香り高くスパイシーな黒カレーは白米はもちろん、バターライスやナンとも相性抜群です。時間のある日に作りたい、絶品黒カレーレシピを試してみてください。

※ご紹介した商品やサービス等は時期や店舗によっては取り扱いがない場合があります。内容・価格が変更になる場合や終了になる可能性もあります。

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