周りの音が気になるという場合は、吸音材がおすすめです。
吸音材にも種類がありますが、プチプラの殿堂・ダイソーにも吸音材として使えるアイテムがあります。
そこでダイソーの吸音材を、使い方や吸音材の代替品におすすめのアイテムと併せてご紹介しましょう。
吸音材関連商品はダイソーにある?
自宅時間が増えると、自宅に居ながら楽しめる音楽やゲームでストレスを発散する人も増えました。
そんな今だからこそ「音」を気にするシーンが増えています。
たとえば「スピーカーの音(性能)が気になる」「ストレス発散したいけど騒音問題になるのは困る」などがありますが、このような違和感は1度感じると問題が解決するまで気になったままです。
そんな時におすすめなのが吸音材です。
吸音材は漢字を見てもわかるように、音を吸収するアイテムのことを言います。
基本的な吸音材の使い方は、「室内の音を外に漏らさない」という防音対策としての使い方です。
楽器の演奏などは、吸音材を使った専用の専用の防音室でなければ騒音問題になります。
ただしこのようなケースで使われる吸音材は値段が高く、使用する吸音材の量も多いです。
さらに吸音材だけでなく遮音材も必要なので、かなりの予算が必要になります。
これに対してスピーカーの性能をアップさせるための吸音材の使い方は、それほど予算をかけなくてもできます。
とはいえ性能が良い吸音材になるほど値段が高いため、「アップデートの満足度は吸音材の値段・品質次第」といったところでしょう。
そもそも吸音材ってなに?
音対策アイテムには、吸音材のほかに遮音材があります。
遮音材の主な原料は鉄板やコンクリートで、音を反射させることによって音が外に漏れないようにするアイテムです。
これに対して吸音材は、基本的に穴がたくさん開いている素材を使用します。
穴といっても非常に小さく、スポンジの穴のようなイメージです。
そもそも音はエネルギーを発することで、耳で聞こえる音になります。
そのため吸音材では無数の穴に音のエネルギーを取り入れることで、音を発するときにおこる摩擦を抑え、音を吸収します。
吸音材を使っても音の反射はありますが、遮音材とは違い余計な音の反射を抑えることで、音質の改善や防音作用も働きます。
壁や床を透過しにくくしてくれる
吸音材にもさまざまな種類があり、種類によって素材も違います。
当然ですが素材が違えば吸音材としての効果も変わります。
値段が安いのは、スポンジタイプの吸音材です。
スポンジタイプ吸音材はDIYがしやすいですし、音対策だけでなく衝撃吸収としての使い方もできます。
スポンジタイプ吸音材よりも値段は高いですが、壁に吸音材を使いたい場合は、グラスウールタイプの吸音材がおすすめです。
ガラス繊維を原料にした吸音材なので、音対策のほかに壁の断熱材としての使い方もできます。
他にも材料によって異なる使い方ができる吸音材ですが、選ぶときには値段だけでなく、使い方や使う場所にも注目するのがポイントです。
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ダイソーの吸音材関連商品の特徴と性能
さまざまなアイテムが均一価格で購入出来るダイソーなので、吸音材の取り扱いもあります。
もちろんダイソーアイテムですから、性能は良くても高価な素材を使った吸音材はありません。
とはいえ「暮らしにあると便利なものを安く提供する」がダイソーのこだわりです。
そのためダイソー・吸音材は、DIYアイテムとして人気があります。
低価格が魅力
ダイソー・吸音材の魅力は、なんといってもその安さでしょう。
吸音材は素材・性能・種類によって、販売価格がまったく違います。
もしも値段の高い吸音材を使えば、使用面積に比例して予算も考えなければいけません。
ところがダイソー・吸音材は基本的にワンコイン商品ですから、面積が広くても本格的な吸音材と比べれば、大幅なコストカットができます。
あくまで補助的なタイプ
値段の安さが魅力のダイソー・吸音材ですが、ホームセンターや専門店で販売しているような本格的な吸音材はありません。
防音対策アイテムとして販売しているダイソー・吸音材は防音テープのみなので、使用できるシーンが限られます。
そのためダイソー・吸音材は値段の安さが魅力ですが、本格的な吸音材というよりも、補助的な防音グッズとして使用するのがおすすめです。
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吸音材として使えるダイソーのおすすめアイテム
ダイソーで防音アイテムとして取り扱っているものは、一般的にイメージしているような吸音材とは少し違っていました。
その代わりダイソーにはあらゆるジャンルのアイテムが揃っているので、防音アイテムにこだわらなくても、ダイソーの意外なアイテムが吸音材の代わりに使えます。
「ろ過ウール」
ダイソーの「ろ過ウール」は、熱帯魚用ろ過シートです。
ダイソーの「ろ過ウール」も吸音材の基本となる多孔質タイプの素材なので、音を吸収することができます。
もちろんダイソーアイテムなので、値段は税込み110円です。
「フェルト」
ダイソーの手芸コーナーでは、布の販売だけでなくフェルトの販売もしています。
フェルトはもともと防音作用がある生地として有名で、ダイソーでも吸音材の代替品として人気です。
ダイソーのフェルトはカラーバリエーションが豊富なので、見える部分にも使えます。
「コーンクッション」
ダイソー・ラッピングコーナーでよく見かけるコーンクッションは、衝撃を吸収する緩衝材です。
ダイソーのコーンクッションは1つの大きさがコーンスナックサイズなので、壁や隙間に使う吸音材としての使い方ができます。
吸音材として使えるダイソーアイテムの使い方
「吸音材」を主たる目的としているダイソーアイテムは防音テープのみですが、吸音材とはまったく関係のないダイソーアイテムも、使い方次第で吸音材にすることができます。
ダイソースピーカーの性能をアップさせる
ダイソーの人気アイテムに「ダイソーミニスピーカー」があります。
ダイソーミニスピーカー(USBタイプ)は税込み330円ですが、デスク周りに使うのであれば、DIYしなくても充分に満足できる性能です。
ダイソーミニスピーカー(USBタイプ)の口コミを見ても、「高音もきれいに聞こえる」「ダイソーアイテムとは思えない高性能スピーカー」など、値段以上の価値に満足しているコメントが目立ちます。
ところが口コミの中には「高音は問題ないけど、低音のクオリティが残念」というコメントがあります。
同じようなコメントは意外と多く、低音の性能アップのために吸音材でDIYでカスタマイズする人も。
ダイソーミニスピーカー(USBタイプ)の低音性能をアップさせる方法はいろいろありますが、ダイソーアイテムを使って簡単にDIYする方法もあります。
それがダイソーおすすめの吸音材代替品「フェルト」です。
フェルトはダイソー手芸コーナーですぐに手に入りますし、吸音材としての性能もそれなりに良いので、ダイソーミニスピーカー(USBタイプ)のDIYとして使えます。
吸音材としてフェルトを使う部分は、ダイソーミニスピーカー(USBタイプ)の内側です。
ダイソーで購入したフェルトをダイソーミニスピーカー(USBタイプ)のサイズに合わせてカットし、隙間がないように貼り付けます。
たったこれだけでも吸音材効果によって、ノーマルスピーカーよりも性能はアップします。
ただし吸音材のフェルトを付けただけで元の形に戻しても、音が隙間から漏れてしまうので、本格的な吸音材を使ったときのような劇的な変化にはならないでしょう。
そこで音漏れを防いで性能をアップするために、隙間を埋める作業を行います。
隙間を埋めるときに使うのも、ダイソーで購入出来るグルーガンです。
グルーガン
グルーガンもフェルトと同じくダイソー手芸コーナーで販売しています。
グルーガンは芯のほかに本体も販売しているので、グルーガン初体験の場合はグルーガン本体と芯をセットで購入するのがおすすめです。
グルーガンの準備ができたら、フェルトを張ったダイソーミニスピーカー(USBタイプ)の縁にグルーガンをつけ、グルーガンの接着部分が冷めないうちにスピーカー本体を接着します。
たったこれだけの作業ですが、グルーガンを使うことで隙間が完全に埋まるので音漏れを防ぐことが可能です。
ちなみにグルーガン本体を持っていれば、DIY材料費は吸音材のフェルト(税込み110円)とグルーガンの芯(税込み110円)だけでできます。
ダイソーミニスピーカー(USBタイプ)本体の購入代金を合わせても、税込み550円で吸音材付きスピーカーが完成です。
補助的な吸音材で良いならダイソーでもOK
ダイソーには本格的な吸音材はありませんが、ダイソースピーカーの性能アップや補助的な吸音材としてであれば、ダイソーアイテムでも十分です。
今回紹介した吸音材代替品のほかにも、アイデア次第で吸音材になるダイソー商品はまだありますし、いずれも均一商品なので気軽に試せる点もダイソーのメリットでしょう。
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