カップ麺はレンジで調理OK?注意点やおすすめのやり方をご紹介

カップラーメンのふたを開けたところ

皆さんはカップ麺がお好きでしょうか。

手軽に作ることができるカップ麺ですが、なんと電子レンジで調理するだけで驚きの食感になり美味しさが倍増することをご存知でしょうか。

今回はカップ麺をレンジで上手に仕上げる方法とカップ麺の絶品アレンジレシピをご紹介します。

目次

カップ麺はレンジで調理すると生麺みたいになる?

たくさんの種類のカップラーメン

カップ麵はお湯を注いで待つだけで美味しく出来上がるということで大変人気があります。

好きな方もあまり食べないという方もおうちのストック食品として常備しているという方は少なくありません。

カップ麺は災害時にも役立つということで知られています。

最近、カップ麺の新しい調理の仕方が注目されています。

それは電子レンジを活用して調理するというものです。

しかしカップ麺をレンジで調理するなど常識では考えられないという方も多いことでしょう。

ですが少しのひと手間だけで驚きの美味しさを味わうことができるのです。

ここではカップ麺をレンジで調理するとなぜ美味しくなるのかを検証し、正しい方法をご紹介します。

またレンジで調理したカップ麺を使った絶品アレンジレシピも参考にしてください。

どうして生麺みたいになるの?

カップ麺を電子レンジで調理するとインスタント麺とは思えないほどモチモチ食感になり、まるで生麵を食べているかのような美味しさを味わうことができます。

レンジでチンして温めるだけというとても簡単な方法でなぜ生麺のような食感になるのでしょうか。

それはカップ麺の製造工程と関係があります。

カップ麺がどのように作られているかを知るなら納得されることでしょう。

電子レンジで加熱するとずっと茹でている状態が続く

カップ麺はどのようにして作られているのでしょうか。

カップ麺に入れる麺は出来上がったら一度茹で上げられ、その後油で揚げたり乾燥させたりして作られます。

そうすることにより長期保存可能な麺に仕上がるのです。

カップ麺の麺にお湯を入れてレンジで調理することにより、継続的に加熱している状態を維持することができます。

そのため麺を長い時間かけて茹で上げているのと同じ状態になります。

結果としてモチモチつるっとした食感が生まれるのです。

皆さんはどん兵衛の話を聞かれたことがおありかもしれません。

表示時間は5分とありますが10分程置くことによってさらにモチモチの麺を味わうことができるというものです。

同じようにカップ麺をレンジでチンすると時間をかけてお湯に浸しているのと同じ状態になるという訳です。

しかしカップ麺を電子レンジで調理する際には注意点があります。

それさえ守れば、とても簡単に生麵の美味しさを味わうことができるでしょう。

さらに調理の時間も短く忙しい方にもおすすめです。

カップ麺をレンジで調理しても大丈夫?

ここで中にはカップ麺をレンジで調理しても大丈夫なのだろうかと疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

どんなに簡単に美味しくできるとしても危険な行為は絶対にしたくありませんので、疑問に思われるのも当然のことでしょう。

メーカーでは推奨していない

カップ麺の大手メーカーである日清のホームページには「電子レンジ対応の製品以外は、そのままの容器で電子レンジにかけないでください」とあります。

ですからカップ麺を製造しているメーカーはレンジで調理することを推奨していないことが分かります。

容器のふたにはアルミ箔がついているものも

カップラーメンのふたを開けたところ

また同じく日清のホームページの続きには「カップ麵のフタはアルミを使用していますので、発火、破損の原因になります」ともあります。

そのためアルミを使用したカップ麺の場合は絶対にそのままレンジにかけることはしないでください。

またカップ麺のカップそのものも電子レンジに対応した容器ではありませんので、レンジで加熱することにより変形したり有害物質が出ることも考えられますので使用するのは避けてください。

レンジでカップ麺を温める時の注意

先程も述べた通り、カップ麺のカップやフタは電子レンジには適していませんので使用できません。

ではどのような方法でカップ麺をレンジで調理するのでしょうか。

ここからはカップ麺をレンジで調理する際の注意点も含めて具体的な方法をご紹介します。

容器を移し替える

先程の日清のホームページを見ると続きに「電子レンジを使用される場合には、必ず電子レンジに対応した器に移し替えてください」とあります。

したがって、器がレンジに適していないということですので、器を変えれば簡単にレンジで調理できるということなのです。

それでは実際に作っていきましょう。

まずカップ麺の量や大きさに合った耐熱容器を準備します。

カップ麺の麺とかやくを入れます。

スープ類は後から入れると良いでしょう。

熱湯を注ぎラップをしてレンジで温めます。

時間の目安はカップ麺に表示されている時間の6割ほどに設定します。

レンジから取り出しスープなどを混ぜて完成です。

焼きそばなどの場合はここでお湯を捨てます。

まだ少し硬く生麺のようになっていないなら加減しながら再度レンジでチンしましょう。

水は少し多めに入れる

カップ麺をレンジで美味しく仕上げるためのポイントがもう一つあります。

それはカップ麺に表示されているお湯の量より少し多めにすると良いということです。

カップ麺をレンジで調理している間に水分が蒸発してしまうからです。

カップ麺をレンジで調理する際の水分量の目安は、カップ麺の容器の内側に書かれている線より2~3mm多めが適量です。

または耐熱容器に入れた麺がひたひたにかぶる位の量が目安です。

特にレンジで調理するのに適したカップ麺はありませんが、おすすめは太麺のカップ麺です。

細麺のカップ麺でも美味しく出来上がるのですが、少し水っぽくなり生麺の食感を残すことが難しいことがあります。

細麺のカップ麺をレンジで調理する際は加熱時間を短くしましょう。

レンジでカップ麺をあたためる方法

  • カップ麺の量や大きさに合った耐熱容器を用意する。
  • 耐熱容器に麺とかやくを入れる。
  • 熱湯を注ぐ。(お湯の量はカップ麺の容器に書かれている量より2~3mm上の多めがおすすめ)
  • ラップをして、カップ麺に表示されている時間の6割ほどの時間を目安にレンジで加熱する。
  • 麺の固さを確認し(固い場合は少しずつ再加熱する)スープを入れて完成。

※焼きそばの場合は、5で麺の固さを確認した後お湯を捨て、スープを混ぜる。

カップ麺をレンジで生麺風に変える簡単レシピ

棚に収納されたたくさんのカップラーメン

それではここからはカップ麺をレンジで調理して、ワンランク上の一品を作ってみましょう。

カップ麺をレンジで簡単に調理して生麵の美味しさと絶品料理を味わうことができるアレンジレシピをご紹介します。

野菜たっぷりカップ麺 ①

初めにご紹介するレンジで簡単カップ麺を味わうレシピは、簡単に野菜不足も補うことができる一品です。

お一人暮らしの方や学生の方は特に注目です。

今ではコンビニやスーパーでカット野菜が販売されていますので、それらを活用するとより簡単に作ることができます。

まずカット野菜の袋に数か所穴をあけてレンジでチンします。

その間にお湯を沸かしておきます。

野菜に火が通ったら、耐熱容器にお好みのカップ麺をセットしお湯を注ぎます。

その上に野菜を置いて再度レンジで加熱します。

野菜が入っているのでお湯の量は多めにしてください。

野菜たっぷりカップ麺①の作り方

  • カット野菜の袋に数ヶ所穴をあけ、レンジで加熱する。
  • 野菜をレンジで加熱する間にお湯を沸かす。
  • 野菜に火が通ったら、耐熱容器にお好みのカップ麺を入れてお湯を注ぎ、その上に野菜を置いてレンジで加熱する。(お湯の量は多めにする)
  • 最後にスープを混ぜて完成。

野菜たっぷりカップ麺②

別の方法は、野菜炒めを入れるというレシピです。

お好みの野菜をあらかじめ炒めておきます。

その間にカップ麺のスープや調味液を取り出しお湯を注ぎます。

表示時間より少ない時間でお湯を切ります。

湯切りが済んだら耐熱容器に移し替えラップをせずにチンします。

麺をチンしている間にどんぶりにスープを入れお湯で溶かしておきます。

麺が生麺のような透明感が出てきたらどんぶりに移しほぐします。

炒めた野菜を乗せて完成です。

味の調節は適宜お好みでしてください。

野菜たっぷりカップ麺②の作り方

  • お好みの野菜を炒めておく。
  • カップ麺の容器からスープや調味液を取り出し、麺にお湯を注ぐ。
  • カップ麺の表示時間より少ない時間でお湯を切る。
  • 湯切りをした麺を耐熱容器に移し、ラップをせずにレンジで加熱する。
  • レンジで加熱している間にどんぶりにスープを入れ、お湯でとかす。
  • 麺に生麺のような透明感が出たらどんぶりに移し、野菜炒めをのせて完成。

野菜たっぷり焼きそばカップ麺

焼きそばを作る際も同じ要領で作りますが、野菜と麺は別々にレンジでチンすることもできます。

麺が生麺のようにモチモチになっていることを確認したらお湯を捨て野菜とソースを混ぜます。

野菜たっぷり焼きそばカップ麺の作り方

  • カップ焼きそばの麺にお湯を入れ、表示時間より少し短い時間で湯切りをする。
  • カット野菜はレンジで加熱しておく。
  • 耐熱容器に麺を入れ、ラップをして加熱する。
  • 麺がモチモチになっていることを確認したら、野菜と添付のソースを混ぜて完成。

生麺の美味しさの後は簡単茶わん蒸し

次にご紹介するレシピは、カップ麺をレンジで仕上げて生麺の食感と美味しさを味わった後、茶わん蒸しにして食べるというものです。

生麺のようなモチモチ感を味わい、次は残った汁を活用するのです。

カップ麺の汁は飲まずに残し、溶き卵を1個分入れてよく混ぜます。

その際ネギやシーフードミックスなどを加えることもできます。

ふんわりとラップをかけて1~2分レンジでチンして温めます。

加熱加減はお好みで調整してください。

栄養面でもバランスを保つことができおすすめです。

カップ麺のスープで茶碗蒸しの作り方

  • 食べ終わったカップ麺の汁を飲まずに残し、溶き卵1個分を入れ、よく混ぜる。(お好みでネギやシーフードミックスを加えてもよい)
  • ふんわりとラップをかけ、1~2分加熱すれば完成。

カップ麺の残り汁でドリア

最後にご紹介するレシピは、レンジで作ったカップ麺を味わった後の残り汁でドリアを作るというものです。

特によく合うのはカレー味のカップ麺がおすすめです。

耐熱容器に入った残り汁の中にご飯を入れます。

お好みでシーフードミックスやミックスベジタブルを入れます。

とろけるチーズをたっぷりと置きレンジで加熱します。

また醤油味など和風の物には溶き卵などを入れてレンジでチンするのもおすすめです。

カップ麺をレンジで生麺風に簡単アレンジする際には、火傷しないように注意しましょう。

またカップ麺の汁はかなりの塩分が含まれていますので、残り汁を活用する際には味をよく見ながら調節してください。

カップ麺の残り汁でドリアの作り方

  • 残り汁の中にご飯を入れ、おミックスベジタブル好みでシーフードミックスやミックスベジタブルを入れる。
  • とろけるチーズを乗せ、レンジで加熱すれば完成。

カップ麺はレンジで調理すると調理時間も短縮できる!

カップ麺をレンジで調理すると美味しい生麺風になることをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

レンジを使うならいつものカップ麺を何倍も美味しくすることができます。

きっと満足度の高い栄養豊かな食事を摂ることができるので是非お試しください。

※ご紹介した商品やサービス等は時期や店舗によっては取り扱いがない場合があります。内容・価格が変更になる場合や終了になる可能性もあります。

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