盛岡名物のわんこそばは大食い・早食いのイメージがありますが値段が安いお店はあるのでしょうか?
今回は盛岡で必ず行きたいわんこそばの有名店や気になるわんこそばの値段についてや関東でもわんこそばが食べられるお店について詳しくご紹介します。
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盛岡の名物のわんこそばが食べたい!
盛岡名物といえば「冷麺・じゃじゃ麺・わんこそば」に代表する盛岡三大麺です。
とくにわんこそばは、お給仕さんの「はいじゃんじゃん、どっこい」のかけ声とともに、次々に一口大に分けられたおそばが手元のお椀にほうり込まれる様子が遊び心があると観光客に人気です。
わんこそばと一口に言っても、その食べ方はお店によって様々です。
一般的なのは観光客向けに、パフォーマンスを重視して、客の目の前に食べ終わったお椀を次々に重ねて行ったり、杯数多く食べることができるようすすめていくスタイルです。
わんこそばは本来、客人をもてなす時に使われた郷土食です。
その作法を重視し、客の食べるペースに合わせて、無理にすすめることはなく、ゆっくりと最後まで美味しく食べることができるよう工夫しているお店も多くあります。
盛岡観光に来たら、わんこそばは体験するのがおすすめですが、大食い・早食いで食べるもよし、自分のペースでゆっくりそばの味を楽しむもよし、お好みの方法でわんこそばを楽しんでください。
わんこそばは「盛岡三大麺」の一つ!
南部地方に伝わる「そば振る舞い」が、ルーツといわれているわんこそばは、盛岡三大麺の1つとしても有名で、お土産品としても冷麺・じゃじゃ麺と並んで人気の商品です。
ゆでたてのおそばを少量ずつ盛って、一口でも多くお腹いっぱい食べてもらおうという「おもてなしの心」から生まれた伝統的な名物料理です。
手元のお椀が空になるとお給仕さんが次々とおそばを放り込みます。
手元のお椀にふたをすると「ごちそうさまでした」の合図となります。
わんこそばのほかには盛岡冷麺・盛岡じゃじゃ麺が有名
盛岡冷麺はコシの強い麺と、牛骨・鶏肉などを煮込んで作ったコクのあるスープ、独特の酸味と辛さが自慢のキムチとのバランスが観光客にも人気です。
シンプルな味付けでありながら、深い味に丁寧に仕込まれた味わいを感じられる人気のメニューです。
盛岡市内には「食道園」「ぴょんぴょん舎」「大同苑」といった盛岡冷麺の老舗店がたくさんあります。
持ち帰り用の商品をだしているお店も多くあって、お土産品としてもおすすめです。
「盛岡じゃじゃ麺」は、太めの麺に独特のうまみがつまった肉みそときゅうり、紅ショウガ、にんにくなどをよくまぜて食べる観光客にも人気の盛岡のご当地フードです。
肉みその味わいが一度食べるとくせになると話題です。
こちらも「白龍」「香醤」などの老舗店から、独自のメニューで新しいじゃじゃ麺を提供するお店まで、盛岡市内にたくさんのじゃじゃ麺提供店があります。
観光の合間にはぜひ食べて欲しいおすすめの盛岡のソウルフードです。
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わんこそばの食べ方は?初めてでも大丈夫?
初めて岩手に観光にきてわんこそばに挑戦するという方には、「わんこそばってどうやって食べるの!?」「本当にたくさん食べられるの!?」と、疑問に思うこともたくさんあるのではないでしょうか。
今回はそんな疑問に詳しくお答えしていきます。
お給仕さんがどんどんお椀にそばを入れてくれる!
わんこそばには、予め少量に盛られたそばが目の前に決まった杯数準備されていて、自分の食べるペースに合わせていただく「盛だし式」というものもありますが、こちらではお給仕さんがついて次々と手元のお椀にそばを入れて振る舞うスタイルのわんこそばについてご紹介します。
手元のお椀の蓋をあけたら「いただきます」の合図です。
側にいるお給仕さんが次々とそばをお椀に入れていきますので、お給仕さんがそばを入れやすいようにお椀は高めの位置にあげましょう。
お椀の蓋を閉めると「ごちそうさま」の合図です。
ただしお椀の中におそばが少量でも残っていたり、お給仕さんが席を外している間に蓋をしても終了とはなりませんので、ご注意ください。
お給仕さんは一杯でも多くお客様にそばを食べてもらおうと、巧みな技でそばを入れてきます。
そんなお給仕さんとの会話を楽しみつつ、無理せず食べるのがおすすめです。
たくさん食べると「わんこそば証明手形」がもらえるお店も!
盛岡市の「東屋」や、「初駒」では100杯以上食べると「わんこそば証明手形」という、お店の名前や食べた杯数が書かれた記念品をもらうことができます。
また、「初駒」ではわんこそばにコースによっては杯数に関係なく記念品がついたコースもあります。
おみせによって差はありますが、おおよそ10~15杯でかけそば1杯分です。
男性の平均杯数は70~90杯、女性で30~50杯と言われています。
せっかく体験するなら記念品をもらうことができるよう、1杯でも多く食べられるよう、工夫してみてはいかがでしょうか。
わんこそばの値段や料金システムはどうなっているの?
わんこそばは大食いのイメージがありますが、「たくさん食べたら食べた分だけ料金が高くなるの?」「結局わんこそばっていくらくらいかかるの?」「食べ放題の料金設定なの?」と疑問に思いますよね。
今回はわんこそばの料金設定について詳しくご紹介していきます。
わんこそば食べ放題で平均2000円前後から
わんこそばは、基本的に食べ放題の一律料金システムです。
杯数を多く食べたからと言って追加料金が生じることはありませんので、ご安心ください。
お店によって値段は異なりますが、平均で2000円~3500円ほどの料金です。
薬味の数によっても値段は異なりますし、お給仕さんが側につくのか、食べ終わったお椀は目の前に重ねず、手元のマッチ棒の本数で食べた杯数を数えるのかといった違いで、安い値段になったり高くなったりします。
基本的に薬味の数が多くなったり、天ぷらや果物がつくとそれだけ料金が高くなります。
しかし、薬味が増えた方がそばの味に飽きず、杯数多く食べることができるという良い点もありますので、予算と相談しながら、コースを決めることをおすすめします。
値段が安いお試し体験なら気軽にチャレンジできる!
盛岡市内のわんこそば店では、わんこそば10杯限定で1000円代のお試し体験コースや、30杯限定1800円体験コースなど、お手頃な安い値段でわんこそばの体験をすることができるコースも人気です。
杯数は少ないですが、お店によっては目の前にお椀を重ねてくれますので、安い値段でわんこそばの雰囲気も存分に味わうことができると、人気を集めていておすすめです。
盛岡市内でおすすめのわんこそばの名店!
岩手の玄関口盛岡市には、わんこそばを体験することのできるお店が多数揃っています。
特に盛岡駅付近にはわんこそばのお店が、軒を連ねています。
こちらでは盛岡市内のわんこそば店について詳しくご紹介しますので、お店選びの参考にしてください。
地元の人に愛され続ける「東家 本店」
明治40年創業のそば処「東屋本店」は、盛岡駅から徒歩15分ほどのノスタルジックな雰囲気の残る中ノ橋通りにある老舗のそば店です。
盛岡駅を中心に4店舗の支店があるので、「わんこそばといえば…」と店名が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
東屋のわんこそばは、お給仕さんが目の前に食べ終えたお椀を次々に重ねていく「重ね」のスタイルで薬味の数が多い3520円のコースと、食べ終えた椀は目の前に重ねず、手元のマッチ棒で杯数を数えていく、安い値段の2970円の2つのコースに分かれています。
100杯以上食べると「東屋」の店名と食べた杯数が記された、記念の絵馬がもらえますので、ぜひ1杯でも多く食べて、記念の絵馬を目指してください。
地元の人に愛され続ける「東屋本店」の隠れた人気メニューは「カツ丼」です。
おそば屋さん特有のうまみがたっぷりつまっただし汁で粗挽きコショウのピリッとした味のカツを、ふんわりと玉子で閉じた一品はまさに絶品です。
わんこそばもおすすめですが、「東屋本店」に行ってカツ丼を注文したら、まさに通な注文ができます。
わんこそば以外の単品の注文は、1階席でゆっくりといただくことができますので、わんこそばとともにおすすめです。
「東屋本店」の近くには、観光名所の「盛岡城跡公園」や、「中津川」「岩手銀行赤レンガ館」がありますので、盛岡観光の途中に立ち寄るのも人気の旅行コースです。
盛岡の地ビールも飲める「やぶ屋 フェザン店」
岩手県花巻市に本店がある「やぶ屋」は、宮沢賢治ゆかりのお店としても有名です。
「やぶやフェザン店」は盛岡駅隣の駅ビルフェザンにお店がありますので、アクセスも良く観光の合間にも立ち寄りやすいお店としても人気です。
わんこそばはお1人様からでもOKとのことで、食べ放題で3000円のコースと、お子様わんこそば2500円のコース、安い値段で気軽に体験をすることができると人気の、フェザン店限定お試し10杯1500円のコースがあります。
お試し10杯のコースは、おかわり10杯ごとに500円で追加ができますので、時間があまりないときにも、一人で気軽にわんこそばも体験をすることができる値段も安い、人気のメニューです。
夕方からはおつまみメニューが豊富に提供され、「あさ開」「鷲の尾」などの県内の酒蔵の地酒や、盛岡の地ビール「ベアレンビール」も飲むことができますので、お試しコースのわんこそばと一緒に盛岡ならではのお酒を楽しむのもおすすめです。
老舗のわんこそば・日本料理屋「直利庵」
創業134年の老舗店「直利庵」は、2018年にリニューアルオープンしたばかりで、居心地の良さと老舗の歴史が感じられるお店です。
こちらのお店のおそばは、風味が豊かな国産の蕎麦粉で作られていて味も良いと評判です。
「直利庵」のわんこそばはマッチ棒で杯数を数えるスタイルです。
お給仕さんとの会話を楽しみつつ、テンポよく食べすすめましょう。
薬味を上手に使いながら食べすすめるのもたくさん食べるコツです。
「直利庵」の地元の人に愛され続ける隠れた名物と言えば、「ラーメン」です。
「おそば屋さんのラーメン!?」と意外に感じるかもしれませんが、おそば屋さんらしく丁寧にとられた出汁で作ったスープは絶品です。
和風のスープに合わせる麺は、こちらも丁寧に作られた手打ち麺。
弾力があって、うまみがたっぷりつまったスープによくからむ麺です。
老舗おそば屋さんのおすすめ絶品ラーメンも、ぜひご賞味ください。
さんさ踊りの実演も人気「南部藩長屋酒場」
「南部藩長屋酒場 ここ一軒で岩手県」は、その名の通り岩手県内の郷土料理や海の幸、山の幸を使った料理、地酒、地ビールをまるごと味わうことができるお店です。
こちらのお店のわんこそばは、10杯で1100円と安い値段で体験することができると人気です。
特に、お酒を楽しみつつ、お友達同士やご家族にお給仕さん役をしてもらって、賑やかにわんこそばを体験するのもおすすめです。
こちらのお店の名物といえば、毎日2回行われる「さんさ踊り」の実演です。
「さんさ踊り」とは毎年盛岡で8月1日~4日の4日間行われるお祭りで、東北三大祭りの1つになっています。
「さんさ踊り」の実演の中では、「さんさ踊り」の起源から岩手県の歴史についてのお話も交えながら演舞の披露をしていますので、盛岡の魅力をまるごと楽しむことができるお店としても人気を集めています。
盛岡八幡宮の向いでアクセスも良好「初駒 わんこそば 本店」
盛岡の観光名所の1つでもある「盛岡八幡宮」の向かいにある「初駒 本店」は、昭和35年創業のこちらも老舗のそば店です。
「初駒 本店」のわんこそばは薬味の数に応じて安い値段から高くなっていく3種類のコースで提供しています。
わんこそば食べ放題+薬味7種類の梅コースは一番安い値段の2400円、薬味10種類の松コースは2900円、薬味12種類とわんこそば手形付きの桜コースは3500円です。
梅コース、松コースはわんこそばを100杯以上食べるとわんこそば手形をもらうことができます。
初駒のわんこそばは、基本的に食べ終えたおそばのお椀を、目の前にどんどん重ねていく「重ね」とよばれるスタイルですが、「重ね」を利用しないと上記の料金から324円安い値段になります。
初駒 わんこそば 本店はお給仕さん体験や出張わんこそばもある!
「初駒」のわんこそばといえば、「出張わんこそば」です。
宴会の席や結婚式の余興として利用することができます。
1~2分程度の制限時間内で、何杯のわんこそばを完食することができるのかを競うイベントなのでとても盛り上がります。
チーム対抗戦で自分たちで体験的にお給仕をしたり、主催者側やホスト側でゲストをもてなすという形式でわんこそばを行っても盛り上がります。
「初駒」では、中学生・高校生を対象とした「お給仕さん体験わんこコース」というコースもあります。
気軽にわんこそばのお給仕さん体験をすることができますので、ご家族連れの旅行客には人気のあるコースです。
「お給仕さん体験わんこコース」は、1800円と安い値段で体験をすることができるので、修学旅行生にも人気のコースです。
盛岡駅コンコース内のお店「南部いろり庵 盛岡駅前店」
「南部いろり庵盛岡駅前店」は盛岡駅コンコース内にお店がありますので、新幹線や電車の待ち時間にも気軽に立ち寄ることができる店としても人気です。
特に人気のメニューは盛岡名物「冷麺・じゃじゃ麺・わんこそば」が一度に全部いただける「盛岡三大麺セット」です。
こんなに欲張りなメニューで1200円と値段が安いのも嬉しいポイントです。
いわゆる「盛岡三大麺食べ比べセット」といった内容なので、こちらのわんこそばは小分けになったそばではなく、大きなお椀にある程度の量で茹でられたそばが盛られているタイプです。
盛岡の名物麺を一度に全部食べることができると、観光客に人気を集めています。
小岩井農場の向かう道沿いにある「ドライブイン ろばた」
岩手の観光名所の1つでもある小岩井農場の向かう道沿いにある「ドライブインろばた」は、南部曲がり屋をおもわせるような、情緒ある外観のそば店です。
お店のこだわりは、素材にこだわった手打ち麺、そばだけでなく、手打ちで作られたラーメンやうどんも絶品だと人気です。
こちらのお店のわんこそばは、通常よりもちょっと多めのそばが盛られた4段重ねのそばと、7種類の小鉢がついた豪華なセットが、1430円と安い値段でいただくことができます。
あらかじめそばが目の前に準備され、自分のペースで食べることができる体験型のスタイルもおすすめです。
店内の中心には趣のある囲炉裏を囲んだ座敷席になっているので、風情があってカップルにも家族連れにもおすすめの観光スポットです。
まだまだある!岩手県内のわんこそば人気店!
盛岡・花巻発祥のわんこそばですが、岩手県内にはわんこそばをいただくことができるお店が多数あります。
中にはわんこそばの大食い・早食いのイメージとは違った食べ方ができるお店の多数ありますので、ご紹介していきます。
花巻市の老舗店「わんこそば・食事処 嘉司屋(かじや)」
わんこそばの歴史を持つ花巻市の老舗店「嘉司屋」のわんこそばは、昔ながらのマッチ棒で杯数を数えるスタイルです。
今や全国的に有名になっている「わんこそば全国大会」は、「嘉司屋」が発祥店なのです。
もともと町おこしのためにはじまった「わんこそば全国大会」、発祥当時人気だった相撲になぞらえて「わんこそば相撲冬場所」を銘打って開催されていました。
現在でも競技は行司が取り仕切り、食べた杯数に応じて「横綱」「大関」といった番付をつけて表彰しているのは、これが由来です。
早食い・大食いのイメージの強いわんこそばですが、もともとは客人をもてなす時にふるまわれたおもてなし料理です。
「嘉司屋」ではその思いを大切に、「おいしく・ゆっくりと・おなか一杯」食べられるようもてなしてくれます。
元祖盛り出し式平泉わんこそばのお店「元祖 駅前芭蕉館」
岩手県平泉地方に伝わる「盛だし式わんこそば」は、そのイメージとは違ったわんこそばとして楽しむことができます。
一口ずつ盛られたそばが決まった杯数予め用意されていて、手元の秀衡塗の椀に自分で移し替え、好みのつゆや薬味とともに自分のペースでたべすすめることができます。
まぐろの山かけ、なめこおろし、筋子、鰹節、のり、ねぎなどの薬味と一緒に自分のペースでゆっくりと味わいながら食べすすめることができるので、「ゆっくりと食事をとりたい」という方にもおすすめのわんこそばです。
小分けのそばが24杯と薬味、天ぷら盛り合わせ・フルーツ付きのちょっと豪華な「特わんこそば」は2800円、小分けのそば24杯と薬味付きの「わんこそば」は安い値段の2000円で用意されていますので、お好みで食べることができます。
中尊寺の参拝後に立ち寄るのもおすすめ「そば処 義家」
岩手県の観光地として名高い「中尊寺」は、世界遺産としても有名です。
「中尊寺」の参拝後に立ち寄ることができる「そば処義家」は、お店の外観も南部曲がり屋、ロケーションが良く素材にこだわった盛だし式のわんこそばが食べられるお店として人気です。
岩手県産の石臼引きの蕎麦粉で作られたおそばは、香りがよくのどごしもよいと人気です。
最高級の枯本節と北海道産の日高昆布でとられた出汁は、そばとの相性も良く絶品です。
中尊寺駐車場のそば「泉橋庵支店」
中尊寺駐車場のそばにある「泉橋庵 支店」は、お土産屋さん街にお店があってアクセスも良く観光には立ち寄りやすい場所にある、盛だし式のわんこそばが食べられるお店です。
盛だし式わんこそばは24杯薬味付きで1680円と、安い値段で挑戦しやすいと人気です。
天ぷら付き24杯だと2300円ですが、カリッとあげられた季節の野菜や大きな海老天が食欲をそそります。
お子様連れには、10杯で680円のお子様わんこがおすすめです。
賢治セットが気になる!「やぶ屋総本店」
岩手県花巻市の「やぶ屋総本店」は、大正12年創業の歴史の深い老舗店です。
岩手県を代表する児童文学作家「宮沢賢治」とゆかりの深いお店としても有名で、わんこそば店としてだけでなく、賢治ゆかりのエピソードが数多く残る店として、賢治ファンにも人気のお店です。
やぶ屋こだわりのそばは、岩手県産の蕎麦粉のみで作った二八そば、水は岩手の天然水を使用し毎日手打ちで作られています。
つゆは本枯節を使用し、代々引き継いでいるかえしを用いて仕上げられているこだわりのつまったおそばです。
「やぶ屋総本店」のわんこそばは、目の前にお椀が積み重ねられる「重ね」のスタイルです。
お椀が次々と重ねられていく音と目の前にお椀が積み重ねられるとまさにわんこそばらしい雰囲気を楽しむことができます。
わんこそばを利用した人には「大食い証明書」が発行され、100杯以上食べた人には「横綱記念手形」をもらうことができます。
わんこそばらしい雰囲気を味わいたいという方には、おすすめのお店です。
やぶ屋創業当時からそばの味を気に入り、宮沢賢治は足しげく店に通っていました。
特に賢治が気に入ってよく食べていたのが「天ぷらそばとサイダー」。
そんなエピソードになぞらえて、「やぶ屋総本店」では「天ぷらそばとサイダー」のセットを「賢治セット」として出しています。
お殿様気分でわんこそば!「金婚亭」
国道沿いにある花巻市の「金婚亭」は、わんこそばだけでなく郷土料理が食べられるレストランや、お土産品が多数そろっている物産館が入っていてアクセスも良く、観光客におすすめのお店です。
その昔、参勤交代の時に花巻市に立ち寄ったお殿様が食事を所望され、地元の農民がゆでたてのおそばを少量ずつ盛り、お殿様が満足するまでおそばを出したことがわんこそばのはじまりと言われています。
その由来になぞらえて、金婚亭のわんこそばは袴風のエプロンをつけてお殿様になった気分でわんこそばをいただきます。
ちょっとユニークなスタイルで写真映えすると、観光客には人気のわんこそば店です。
「金婚亭」では、花巻がほこるブランド豚の「白金豚」を使ったお料理や、全国で1位の生産量を誇る雑穀を使った変わり種のおそばをいただくこともできます。
「金婚亭」のソフトクームはちょっと風変わりな「漬物ソフトクリーム」です。
ジェラートの中に細かく刻んだ漬物が混ざっていて、一口食べると塩キャラメルのような味がします。
濃厚なミルクアイスの中に時々感じる漬物がくせになると人気のメニューです。
わんこそばと平泉周辺に伝わるもち料理が味わえる「夢乃風」
中尊寺境内から300メートルほどの場所にある「お休み処 夢乃風」は、平泉周辺に伝わるもち料理とわんこそばを一緒に食べることができるお店として人気です。
岩手県一関・平泉周辺には、古くから1年を通して、ことあるごとにもちを食べる習慣があります。
もち食文化が発達しているので、その食べ方は300通り以上とも言われています。
「夢乃風」のおすすめはわんこそば6杯とずんだ、あんこ、ごまの3種類のお餅がセットになった「夢御膳」です。
1200円と安い値段で手軽に、わんこそばとおもちを食べることができる贅沢なセットです。
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盛岡のわんこそばをたくさん食べる!食べ方のコツは?
「せっかくわんこそばに挑戦するなら、1杯でも多く食べたい!」「わんこそばに挑戦するなら、朝食は抜いたほうが良い?」こちらの記事では、わんこそばをたくさん食べるためのコツについて紹介していきますので、参考にして100杯を目指してみてください!
朝食や昼食を抜かず少なめに食べて胃を動かしておく
たくさん食べようと思ったら「朝食や昼食はあまり食べないほうが良い?
」と思いがちですが、食事を抜くと胃は収縮して動きが悪くなり、結果的にあまり杯数を食べられなくなってしまいます。
わんこそばを食べる日の朝食、昼食はいつもとっている時間にいつもより控えめの量を食べることがおすすめです。
ある程度お腹に食べ物が入っていた方が、胃の働きがよくなり、結果的に杯数多くわんこそばを食べることができます。
おつゆはなるべく飲まない
わんこそばは温かいそばつゆにくぐらせて一口ずつ盛られていますが、できるだけつゆは飲まないようにしましょう。
当然ながら胃につゆが入ればその分だけ満腹になります。
おわんの中に汁がたまってきたら、側にある桶に入れるようにしましょう。
汁を飲まないようにした分だけ、そばを多く食べることができます。
飽きてきたら薬味で味に変化をつける
大食いにおいて「味に飽きること」が実は一番の苦しい局面だと言われています。
わんこそばを食べるときには、まずはそばだけを食べて、そばそのものの味を楽しむようにしましょう。
そばの味に飽きてきたら薄味の薬味からじょじょに濃い味の薬味を使うようにして、味を変えていくと杯数多くたべることができます。
関東で盛岡のわんこそばが体験できるお店はある?
「わんこそばを食べてみたいけれど、岩手県まで行くのはちょっと大変。
」という方に、関東でもわんこそばが食べられるお店をご紹介します。
手軽に楽しむことができる盛だし式のわんこそばから、お給仕さんがついてそばを盛ってくれる本格的なわんこそばまでそろっていますので、お店選びの参考にしてください。
つづらそば(東京都新宿区)
目白駅から徒歩10分とアクセスも良く、民芸づくりの趣のある建物が印象的な「つづらそば」は、都内でわんこそばを気軽のいただくことができるお店として人気です。
「つづらそば」は予め小分けにされたそばが12皿出される「盛だし式わんこそば」のスタイルです。
小盛りのそば12皿と天ぷらの盛り合わせ、薬味がついて安い値段の2500円とボリューム満点で、盛だし式なので、自分のペースで味わいながらわんこそばを食べることができます。
こちらでは盛岡名物わんこそばだけでなく、福井名物つづらそば、京都名物にしんそばなど、全国各地の美味しい名物のそばやうどんを食べることができます。
そば粉や出汁の材料、器まで全国各地から取り寄せるこだわりの1品が目白で食べることができると人気です。
わんこそばたち花(神奈川県横浜市)
岩手県盛岡名物わんこそばが、横浜で食べられるお店として有名な「わんこそばたち花」は、多くの芸能人も訪れる人気店です。
こちらではお給仕さんがついておそばをいれてくれる、本格的なスタイルでわんこそばが食べられるので、横浜にいながら観光気分を味わうことができます。
食べ終えたお椀を目の前に重ねていく「重ね」のスタイルではなく、5杯食べるごとにおはじきを1つずつ並べていくスタイルです。
女性・小学生は80杯以上、男性は100杯以上食べると記念品をもらうことができます。
夏限定メニューで盛岡冷麺、冬限定メニューできりたんぽ鍋、岩手の名物ひっつみ汁を使った定食のメニューもあり、横浜にいながら東北の郷土料理を手軽に食べることができます。
盛岡の美味しいわんこそばを思いっきり堪能しよう!
盛岡名物わんこそば、大食い・早食いのイメージそのままで食べられるお店から、自分のペースでゆっくりとそばを味わうことができるわんこそばまで、色々な楽しみ方ができるお店がたくさんあることがわかりました。
どの食べ方も岩手の人の「おもてなしの心」がつまっているわんこそば、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?