吉野家にはアタマの大盛というサイズが存在するのをご存じでしたか?
もともとは裏メニューだったアタマの大盛は、多くの人に愛され親しまれたため正式なメニューに昇格しました。
吉野家のアタマの大盛について詳しく紹介するとともに、量やコスパについても考えていきます。
吉野家のアタマの大盛は肉好きさんにおすすめ!
「吉野家」は、日本のみならず世界中に店舗を持つ牛丼チェーン店です。
1899年に東京・日本橋にあった魚市場で誕生した吉野家は、その後、約120年かけて日本国内に1200店舗以上、海外に900店舗以上を展開する大手チェーン店へと発展しました。
吉野家のグランドメニューには「牛丼」「麦とろ」「ねぎ塩」「牛焼肉」「W定食」「から揚げ」「ミックスフライ」「牛カルビ丼」「定食」「鰻重」「黒カレー」「朝牛セット」「あったか朝定」「豚丼」「お子様セット」「サイドメニュー」などがあります。
また、吉野家でちょい飲みをする人におすすめな「皿メニュー・アルコール」があります。
皿メニュー・アルコールには、おつまみにぴったりな「牛皿」や「牛カルビ皿」などが提供されています。
さらに「生ビール」「冷酒」といったアルコールメニューの提供もしています。
吉野家には「テイクアウト」のカテゴリーもあります。
テイクアウトには、丼メニューやカレーメニュー、サイドメニューなどが提供されています。
さて、吉野家の看板メニューである牛丼メニューには、「牛丼」「肉だく牛丼」「チーズ牛丼」「ねぎ玉牛丼」「キムチ牛丼」「ライザップ牛サラダ」が提供されています。
その中のスタンダードメニューである牛丼には、「小盛」「並盛」「アタマの大盛」「大盛」「特盛」「超特盛」の6種類のサイズが用意されています。
その中で「アタマの大盛」はあまり聞き馴染みがない人も多いでしょう。
※メニューは2022年8月1日時点、吉野家公式HPの情報より。
吉野家のアタマの大盛とは、吉野家の牛丼の中でどのような立ち位置なのでしょうか?
今回は吉野家のアタマの大盛について特集します。
吉野家の「アタマ」の意味
吉野家のアタマの大盛について詳しく紹介する前に、アタマの大盛の「アタマ」について解説します。
アタマの大盛の「アタマ」とは、丼の具を指します。
具は、丼の中で一番上にあるため、上=頭ということで「アタマ」と表現されています。
ちなみにアタマの下にあるご飯のことは「シロ」と表現されます。
したがって、アタマの大盛とは具が大盛という意味になります。
吉野家のアタマの大盛は元々は裏メニュー
吉野家のアタマの大盛は、元は「吉野家 築地1号店」で、常連のお客さんが頼む裏メニューだったそうです。
吉野家 築地1号店とは吉野家始まりの店で、独自の特殊なオーダーが多くありました。
それが裏メニューとして、吉野家 築地1号店に通う多くの人に愛されていました。
吉野家 築地1号店は、食品卸売市場という立地のため舌の肥えたお客さんが多く、そうしたお客さんの個々の好みに合わせた裏メニューが出来上がっていったという経緯があります。
吉野家 築地1号店の裏メニューには、アタマの大盛のみならず、「ネギだく」「トロだく」「トロぬき」「かるいの」「にくした」「ツメシロ」「アツシロ」といった、一体何を指しているのかわからない暗号のような裏メニューがあったようです。
吉野家 築地1号店は築地市場が豊洲市場へ移転するのに伴い、2018年10月に閉店しました。
そして、吉野家 築地1号店の閉店5日後に実質的な後継店舗である「吉野家 豊洲市場店」が開店しています。
2013年に吉野家の正式メニューに
吉野家 築地1号店で裏メニューとして愛されていたアタマの大盛は、その反響の多さから2013年に吉野家の正式なメニューとして提供されることとなりました。
そのため、吉野家の牛丼は「小盛」「並盛」「アタマの大盛」「大盛」「特盛」「超特盛」の6種類のサイズから、好みのサイズを選べるようになりました。
6種類あるので、男性でも女性でも子供でも安心して吉野家の牛丼を楽しむことができます。
「アタマの大盛」は牛丼だけじゃない
吉野家のアタマの大盛は牛丼だけではありません。
吉野家のアタマの大盛が選択可能なメニューは、「から揚げ丼」「ねぎ塩から揚げ丼」「から牛」「油淋鶏から揚げ丼」「タルタル南蛮から揚げ丼」「牛カルビ丼」「牛カルビ生姜焼き丼」「キムチカルビ丼」「チーズカルビ丼」などがあります。
それに加え、「朝牛セット」「豚丼」「キムチ豚丼」「チーズ豚丼」も、アタマの大盛は選択可能です。
※メニューは2022年8月1日時点、吉野家公式HPの情報より。
吉野家のアタマの大盛りと肉だくの違いは?
さて、吉野家のアタマの大盛は、通常よりも上に乗っている具が多めだということは説明しましたが、アタマの大盛は具体的にはどのようなものなのでしょうか?
吉野家の牛丼には「小盛」「並盛」「アタマの大盛」「大盛」「特盛」「超特盛」の6種類のサイズがあります。
通常の丼メニューは「並盛」「大盛」の2サイズか、「小盛」「並盛」「大盛」の3サイズで、サイズが大きくなるにつれ、全体の量が増していきます。
全体の量というと、ご飯と具の量がそれぞれ増していくので、通常はご飯と具の割合はサイズが大きくなろうと変わらないことが多いです。
しかし吉野家のアタマの大盛は、具のみを大盛としたものなので、ご飯と具の比率が、並盛よりも具の比率が多くなります。
では吉野家のアタマの大盛は、並盛に大盛分の具が乗っているのかといえば、そういうわけではありません。
吉野家は提供されているメニューの総量を公表しておりませんが、個人が各自で実証したデータを見ると、アタマの大盛は並盛よりもご飯の量も若干ではありますが増えています。
ここから考えると、吉野家のアタマの大盛は、ご飯の量において「並盛<アタマの大盛<大盛」となり、具の量においては「並盛<アタマの大盛=大盛」と考えていいでしょう。
吉野家には「肉だく牛丼」というメニューも提供されています。
肉だく牛丼と聞くと、肉がたくさん乗っている牛丼と思われるかもしれませんが、このメニューはいわゆるトッピングメニューで、牛丼の牛のみを提供しています。
肉だく牛丼は、牛丼のお肉をもっと食べたい人におすすめのメニューです。
ですが、お肉を多く食べたい時には、肉だく牛丼とアタマの大盛とではどちらを選べば良いのでしょうか?
アタマの大盛は肉の量が大盛と同じ
前述したとおり、お肉の量で考えれば「アタマの大盛=大盛」です。
したがって、単純に考えれば「並盛+肉だく牛丼=大盛」となればどちらを頼んでも大体同じということになります。
こちらも前述しましたが、吉野家では提供されているメニューの総量を公表しておりません。
しかし個人が各自で実証したデータで並盛+肉だく牛丼を見ると、並盛+肉だく牛丼はアタマの大盛よりもお肉の量が多いという結果になっています。
吉野家公式のデータではありませんが、肉の量で考えると「アタマの大盛=大盛<並盛+肉だく牛丼」ということになります。
したがって、お肉をたくさん食べたい人は並盛+肉だく牛丼がおすすめです。
しかし、ご飯の量は「並盛+肉だく牛丼<アタマの大盛<大盛」なので、全体的に多めに食べたい人はアタマの大盛の方がいいでしょう。
お腹の具合と相談しながらお好みの牛丼をオーダーしてください。
吉野家のアタマの大盛のコスパは?
吉野家のアタマの大盛について紹介してきましたが、ここでは肝心のコスパについて考えていきます。
吉野家の牛丼は「小盛(税込404円)」「並盛(税込426円)」「アタマの大盛(税込547円)」「大盛(税込613円)」「特盛(税込778円)」「超特盛(税込899円)」となっています。
※メニューは2022年8月1日時点、吉野家公式HPの情報より。
価格は並盛の+110円
吉野家のアタマの大盛の価格は、牛丼のみならず、全てのアタマの大盛選択可能なメニューの並盛の+110円で提供されています。
コスパについては、大盛と同等の具を+110円で食べられるということをどう考えるかです。
前述の「並盛+肉だく牛丼」と「牛丼のアタマの大盛」で考えると、並盛+肉だく牛丼は税抜546円で、牛丼のアタマの大盛は656円です。
コスパでいえば牛丼のアタマの大盛の方がコスパ高く見えますが、肉の量でいえば並盛+肉だく牛丼の方が多いです。
しかし並盛+肉だく牛丼よりも牛丼のアタマの大盛の方がご飯の量が多いので、牛丼のアタマの大盛の方がコスパがいいという考え方もできます。
よりコスパ高いものをという考え方だと、持ち帰りという選択肢もあります。
2020年8月時点では軽減税率が適応されるので、持ち帰りメニューには8%の消費税がかかります。
店内で飲食すると10%の消費税がかかるので、コスパで考えれば持ち帰りの方がおすすめです。
したがってよりコスパ高く吉野家を楽しむには、ご飯は並でいいけどお肉をたくさん食べたい人は「並盛+肉だく牛丼」の持ち帰りを、お肉をたくさん食べたいけど大盛はちょっと多いという人は「牛丼のアタマの大盛」の持ち帰りをオーダーするのがおすすめです。
吉野家のアタマの大盛は持ち帰りもOK!
吉野家のアタマの大盛について特集しました。
吉野家の牛丼は様々なサイズが取り揃えられているのが魅力です。
お肉をたくさん食べたい時には吉野家のアタマの大盛を頼んで、ちょっとリッチな気分を味わってみてください。
吉野家のアタマの大盛りは持ち帰りも可能です。
持ち帰りをして自宅で家族と吉野家のアタマの大盛の味をみんなで共有するのもおすすめです。