実在するお店で主人公が一人で絶品料理を味わい続ける人気ドラマ「孤独のグルメ」でロケ地になったお店を紹介します。
今回紹介するのは2018年の大晦日に放映された「孤独のグルメ・名古屋出張編」、名古屋限定のご当地メニューが特集されていますのでぜひチェックして下さい。
孤独のグルメで五郎が食べた絶品名古屋飯をご紹介
2018年の大晦日に放映されたドラマ「孤独のグルメ・名古屋出張編」より、実際に放送されてロケ地となった絶品メニューを提供している厳選されたお店を紹介します。
ロケ地となったお店は「孤独のグルメ・名古屋出張編」放送前から人気のお店ばかりで、今回のドラマ放送をきっかけに、さらに人気に拍車のかかった混雑必至の名店ばかりです。
「孤独のグルメ」は人気のグルメ漫画・ドラマ
「孤独のグルメ」とは、原作者である久住昌之さんが1994年より連載を開始した、大人気漫画シリーズです。
主人公である井之頭五郎が見知らぬ店にふらっと入って自由に味わい、空腹を満たす姿は1人食事を嫌う文化のある国でも共感を呼ぶほど、「孤独のグルメ」シリーズは人気の漫画です。
そんな人気シリーズの「孤独のグルメ」は、「アンナチュラル」や「今日の猫村さん」などのドラマで人気の松重豊さんが主演でドラマ放送されています。
「孤独のグルメ」シリーズはシーズン10にも及び、2023年8月現在では、2022年に大晦日スペシャルが放送されたのが最新です。
劇中に出てくる店は実際に存在するお店
孤独のグルメの劇中に放送されるお店は、架空の場所は1つもなく全て実在のお店です。
どの「孤独のグルメ」シーズンでも、放送されたお店は混むため、主演の松重豊さん自身もインタビューで「孤独のグルメが放送されたらお店混むから妻子と行けない」と語るほどです。
「孤独のグルメ」京都・名古屋出張編とは
2015年と2016年に同じ時間帯、日付で放送されたスペシャル企画が高視聴率だったため、2017年には「孤独のグルメ・大晦日スペシャル」というタイトルで放送されました。
2017年放送のスペシャル企画も変わらず人気だったため、2018年も同じコンセプトで孤独のグルメの主人公・井之頭五郎が出張に行くストーリー構成です。
2018年12月31日に放送
「大晦日スペシャル」というタイトルなので、これから紹介する名古屋出張編は12月31日の22:00から23:00に放送されました。
今回の「孤独のグルメ・大晦日スペシャル」では冒頭に生放送パートもあったようです。
井之頭五郎が出張で名古屋に
「孤独のグルメ・名古屋出張編」では京都と名古屋へ出張に行きながら、ご当地の絶品メニューを、いつもの通りお店にふらっと入りながら絶品料理を味わっていくストーリー構成です。
うなぎだけ「食べようと思ったら重箱が空だった」という夢を見る、という少しお茶目な冒頭から始まります。
孤独のグルメに出てきた名古屋のロケ地・その1
これから孤独のグルメ・名古屋出張編で実際に放送、紹介されたお店を紹介します。
五郎が偶然見つけたり、商談相手より紹介を受けた、孤独のグルメ特有の絶品料理を提供してくれるお店を紹介します。
名古屋の「珈琲処カラス」は、孤独のグルメ・名古屋出張編で紹介された最初のお店で、五郎が朝食を取った場所です。
京都で一仕事終えた五郎は夜に名古屋へ移動、その翌朝に昔懐かしい雰囲気漂うレトロな喫茶店を見つけ、朝食を食べることにしました。
孤独のグルメ・名古屋出張編で五郎が入ったお店「珈琲処カラス」は、レトロな喫茶店として名古屋市民を中心に有名な喫茶店です。
創業はとても古く1972年と創業50年を超えており、初代店主の娘さんが2代目として現在はお店を切り盛りしています。
孤独のグルメ・名古屋出張編のロケ地となった「カラス」の名前の由来は、弘法大師の道標と伝えられている「賢いカラス」が店名の由来です。
お店の作りから内装、置き時計なども含めてアンティーク系、レトロを感じる雰囲気になっています。
店内には懐かしのレトロゲームなどあるのが特徴です。
五郎が最初に味わったオリジナルブレンドコーヒーは、布のフィルターを使ってまとめて50杯分を、時間をかけてドリップしています。
さらに旨み詰まったコーヒーを一晩寝かせる事によってまろやかな口当たり広がる絶品のコーヒーが楽しめます。
五郎はコーヒーとあんトーストを食べましたが、実はコーヒー1杯の値段でトーストと卵が付くモーニングメニューもあり、気にしているシーンが孤独のグルメ・名古屋出張編でありました。
実際に孤独のグルメで紹介された絶品の「あんトースト」以外にも、平日モーニングメニューやビーフカレー、オムライス、ホットケーキなどの料理もおすすめです。
程よい大きさのパンケーキ、シンプルなチキンライスに薄焼き卵を巻き込んだオムライスなど、クラシックかつ絶品の料理が揃っています。
珈琲処カラス「あんトースト」
孤独のグルメ・名古屋出張編で、五郎に朝一から「うまい!
」「想像と違う」と言わせた珈琲処カラスの「あんトースト」は、かなりボリューム満点の絶品料理です。
孤独のグルメ・名古屋出張編で紹介された「あんトースト」は、一般的には「小倉トースト」と呼ばれ、複数種類が存在するようです。
サンドウィッチタイプやあんこが乗っているタイプなどがあるみたいですが、名古屋のカラスではバターの塗られたトーストにサンドしているオリジナルタイプです。
営業時間・定休日
孤独のグルメ・名古屋出張編で紹介された珈琲処カラスの営業時間は、平日月曜から金曜までは8:00から18:00まで、日曜祝日は9:00から17:00までと、平日に加えて日曜も営業しています。
定休日は基本的に土曜日に月2回です。
不定休休みもあるため、来店前に問い合わせて確認をおすすめします。
孤独のグルメ・名古屋出張編で紹介されてから人気殺到のお店となっており、ネットで調べるとレビューがたくさん出てきます。
そのため、行く前に最近の混み具合を聞いてみた方がいいかもしれません。
場所・アクセス
孤独のグルメ・名古屋出張編でロケ地となった「珈琲処カラス」は、地下鉄東山線の鶴舞線の伏見駅より徒歩で約4分の距離です。
6番出口が最も近く、他の出口から出てしまうと遠くなってしまうので注意が必要です。
6番出口より出て右に曲がって進むと映画館があるのでそこを左折、「yummy」と言う名前のお店が見えてきたら角を左に曲がり、横断歩道を回る前に左側を見るとカラスがあります。
店名 | 珈琲処カラス |
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住所 | 愛知県名古屋市中区栄1-12-2 |
電話番号 | 052-231-1563 |
営業時間 | 月~金: 8:00~18:00 土日祝: 9:00~17:00(モーニング休み) |
定休日 | 不定休(隔週土曜日) |
最寄り駅 | 地下鉄東山線伏見駅(徒歩5分) |
駐車場 | 無 |
孤独のグルメに出てきた名古屋のロケ地・その2
孤独のグルメ・名古屋出張編で朝食、「あんトースト」で大満足した五郎が次に目指したお店を紹介します。
次に紹介する場所も名古屋で実在しており、孤独のグルメのロケ地になった場所は絶品の料理が食べられるという事で有名なお店です。
孤独のグルメ・名古屋出張編では珈琲処カラスで朝食の後五郎は、商談相手との話が終わった後に名古屋のソウルフードみたいな料理「台湾ラーメン」を食べないか、と誘われます。
孤独のグルメ・名古屋出張編の冒頭・出張前に「うなぎを食べようと思ったが重箱を開けたら空だった」という夢を見てます。
そのため五郎は「うなぎが食べたい」という思いで頭がいっぱいになっており、誘いを断ってうなぎを食べられるお店を探すべく名古屋の街並みを歩きます。
うなぎを探して道を歩いてもなかなか見つからず、名古屋の地をさまよい歩いているうちに「台湾ラーメン」の看板を見つけた五郎は、ここが誘われた、名古屋生まれの「台湾ラーメン」かもと思います。
商談相手に「名古屋生まれ」と言われた事が引っかかり、名古屋を離れたらもしかして食べれないかも、という考えがよぎった五郎は決心をしてお店に入ります。
このような偶然性は孤独のグルメらしい展開かと思います。
台湾ラーメン 光陽「台湾ラーメン・炒飯・酢鶏」
孤独のグルメ・名古屋出張編で紹介された「台湾ラーメン」はそもそも何なのかを説明すると、名古屋にある台湾ラーメンのお店「味仙」の店主が台湾で食べた「タンツーメン」を日本で再現しようとしたのかきっかけの料理のため、名古屋発祥の絶品料理です。
ベースは豚ひき肉、ニラ、もやし、ニンニクなどを唐辛子と一緒に炒め、醤油がベースの辛めのスープを盛り合わせた、坦々麺などとはまた違った独特のラーメンです。
孤独のグルメ・名古屋編のロケ地となった「台湾ラーメン光陽」は、名古屋では孤独のグルメのロケ地となる以前、放送前から根強い人気を誇っています。
中華料理屋でもあるので、ラーメン以外にも豊富な絶品中華料理が揃っているのが特徴です。
孤独のグルメ・名古屋出張編で五郎が実際に注文したセットは「孤独のグルメ・五郎さんセット」としてセットメニューになっています。
五郎がドラマ中に食べた台湾ラーメン、ピリ辛にんにく炒飯、ハーフサイズの酢鶏の絶品揃いのボリューム満点のセットです。
台湾ラーメンは先ほど紹介したスタンダードを踏襲してニラ、ひき肉が具材の、醤油強めの仕上がりになってます。
辛さの選択が可能で、アメリカン、ノーマル、ちょい辛、中辛、激辛の5段階から選べます。
トッピングのひき肉にスープが染み込み、出てくる旨味が食を進ませます。
炒飯はご飯がパラパラなイメージがありますが、名古屋の台湾ラーメン光陽ではしっとり系で作られています。
ニンニクが塊で入っている上に唐辛子の辛さも相まってガツンとくる旨さで食が進みます。
鳥の唐揚げを、ネギを混ぜた甘酢ソースをかけた酢鶏は一度食べたらクセになる味です。
唐揚げ1個1個がとても大きく、肉汁溢れてジューシーな上に酸っぱすぎないソースがとてもご飯が進む絶品の味わいになっています。
孤独のグルメで紹介されるだけあってどれも絶品、かつ穴場スポットのような雰囲気を彷彿とさせます。
多くのグルメ好きを虜にしている孤独のグルメで紹介されているロケ地をめぐるほどの方もいるくらいです。
ロケ地となったお店はこの孤独のグルメ・名古屋編以外のお店もどこも絶品料理ばかりですので、これを機にぜひ放送された「孤独のグルメ」シリーズを見てみてください。
営業時間・定休日
営業時間は火曜定休で、それ以外の曜日、月・水〜日までは17:00〜24:00まで、ラストオーダーは23:30までとなっています。
営業時間や定休日は変更になる可能性がありますので、行く前にお店に確認する事をおすすめします。
場所・アクセス
城北線「比良駅」より525mほどの距離にあり、少し遠目の立地にあります。
そのため、車でこられる方が多いです。
孤独のグルメ・名古屋出張編で紹介されている「台湾ラーメン光陽」には専用駐車場がありますので、ぜひ利用してみてください。
店名 | 台湾ラーメン 光陽 |
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住所 | 愛知県名古屋市西区比良3-139 |
電話番号 | 052-501-3243 |
営業時間 | 17:00~24:00(L.O 23:30) |
定休日 | 火曜日 |
最寄り駅 | 城北線 比良駅から700m(徒歩9分) 名古屋市営バス 比良バス停から200m(徒歩3分) 比良口バス停から350m(徒歩4分) |
駐車場 | 有(19台) |
孤独のグルメに出てきた名古屋のロケ地・その3
名古屋でうなぎを食べる事が諦めきれない五郎は、東京に戻って来ました。
孤独のグルメ・名古屋出張編の冒頭で夢見てから「うなぎ食べたい」気持ちが忘れられない五郎は、大晦日最後の商談相手に絡まれても上手くかわし、うなぎ屋の場所を聞き出して足早に向かいます。
孤独のグルメ・名古屋出張編で五郎が商談相手から聞き出した場所は「えびす家」と呼ばれるうなぎ屋です。
速やかに注文を済ませ、うな重を待っている間に、五郎にうな重のお店を教えたら自分も食べたくなった商談相手も来店し、お店で鉢合わせするというほっこりした一面が放送されています。
一緒にうなぎ頬張りながら大晦日の静かに、緩やかな時間が流れる大晦日を過ごす、という流れで孤独のグルメ、名古屋出張編は終わります。
孤独のグルメ・名古屋出張編で放送された冒頭で、五郎が「うなぎを食べ損ねた夢を見た」と書きました。
実はこの食べ損ねたお店こそ、名古屋にある、創業が1960年と長い歴史を持つうなぎ屋、「うな豊」であり、このお店も今までの孤独のグルメシリーズと同じく実在するお店です。
孤独のグルメ・名古屋出張編の特集のため、今回は夢で五郎が食べられなかった「うな豊」のうな重を紹介します。
孤独のグルメ内で五郎が食べられなかった絶品のうな重を、代わりに味わってみましょう。
うな豊「うな重」
孤独のグルメ・名古屋編で紹介された創業長い歴史を持つ「うな豊」は、約60年近くの歴史を持つ老舗店舗、かつ名古屋でもトップクラスの人気を誇るうなぎ屋です。
創業後、周遊の観光客や名古屋市民など、多くの人に愛されており、孤独のグルメ・名古屋出張編でロケ地になる前から人気のお店です。
孤独のグルメ・名古屋出張編でロケ地となった「うな豊」で食べられるうな重には、全ての工程において並々ならぬこだわりが詰まっております。
そのこだわりはうなぎの捌き方から始まります。
素早く開いて身に回らない様にする事で綺麗なうなぎの焼き上がりが実現します。
多くのうなぎ屋が行っている素焼きと呼ばれる、予めうなぎに火を通しておく作業を「うな豊」では全て注文を受けてから焼いています。
時間短縮のために味を落としたくないという店主のこだわりです。
うなぎを焼く「火」にもこだわりがあります。
遠赤外線が多く出る備長炭を使うことによって身の中の方にも熱がよく入り、フワッとしているのにサクッとした食感が生まれます。
そして秘伝のタレは改良を重ねてたどり着いた味を継ぎ足して使っており、公式HPには「大将の命より大切」と書かれているくらいです。
うなぎの味を引き立てるお米にもこだわりが散りばめられており、ご飯は保温せずに本当の炊き立てを実現するためにこまめに炊いては出して、毎日繰り返しています。
うな重の付け合わせの漬物も、創業以来守られてきた糠床を使って日々秘伝のタレと同じく大事にされてきたぬか漬けが誕生しています。
営業時間・定休日
孤独のグルメ・名古屋出張編で放送された「うな豊」の営業時間は月曜が定休日で平日と土曜日は11時から14時までと、17時から21時までの営業です。
日曜と祝日の営業はお昼の時間は同じく11時から14時まで、夕方のみ16時30分から21時までの営業となっています。
場所・アクセス
孤独のグルメ・名古屋出張編でロケ地になった「うな豊」はパロマ瑞穂スタジアムや桜の名所である山崎川近くに位置します。
最寄り駅は地下鉄桜通線「瑞穂運動場西駅」という駅で、2番出口より出て、豊岡通りを東に5分ほど歩くと着きます。
距離にして300mほどのため、アクセスしやすいです。
店名 | うな豊 |
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住所 | 愛知県名古屋市瑞穂区豊岡通3-40 |
電話番号 | 052-851-2632 |
営業時間 | 平日・土曜日: 11:00~14:00/17:00~21:00 日曜日・祝日: 11:00~14:00/16:30~21:00 |
定休日 | 月曜日 |
最寄り駅 | 地下鉄桜通線 瑞穂運動場西駅 徒歩4分 地下鉄桜通線 新瑞橋駅 徒歩8分 |
駐車場 | 有(専用8台) |
孤独のグルメに出てきた絶品名古屋料理を食べてみよう
孤独のグルメ・名古屋出張編でロケ地になった名店を紹介させて頂きました。
あんトースト、台湾ラーメン、うな重などどれも写真見るだけでお腹が空きそうなメニューばかりです。
五郎が味わった朝食から夕食まで、どれも絶品揃いですので、名古屋へ旅行行った際や出張行った際には、ぜひ巡礼地巡りも兼ねて一度味わってみてください。