なんばグランド花月はコンパクトな広さの劇場ですが、座席数は900席あり座席によっては予約と同時に売り切れる座席もあります。
そこでなんばグランド花月の広さや座席ごとの見え方の違い、さらに座席の予約や指定など、なんばグランド花月の座席について徹底調査しました。
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なんばグランド花月の座席は約900席
吉本興業が運営する笑いの殿堂「なんばグランド花月」は、通称「NGK」と呼ばれる人気劇場です。
基本的に毎日公演が行われているなんばグランド花月の座席は、全席指定席になっています。
なんばグランド花月の座席数は、補助席もいれると約900席あり、吉本興業のお笑劇場の中では最大収容人数を誇ります。
ただしなんばグランド花月はかつて全席自由席だったため、座席が埋まっていても劇場内に入れる限界まで客を入れ、立ち見になることもありました。
特に人気芸人が出演する週末の公演になると座席数以上の客が来場するため、一回の公演で900名以上が劇場に入ることもありました。
さすがに現在は完全座席指定となっているので、座席数の900人以上が入場することはありません。
なんばグランド花月では出演する芸人たちの迫力ある演劇が魅力なので、どの座席で観劇する蚊によって、見え方や満足度が大きく変わります。
劇場の広さはそこまで大きくない
日本国内のお笑専門劇場としては最大収容人数を誇るなんばグランド花月ですが、なんばグランド花月の広さ自体はそれほど大きくありません。
そんななんばグランド花月と既存のお笑い劇場専門との違いは、「2階席の有無」です。
なんばグランド花月の広さそのものは、他のお笑い専門劇場とほとんど変わりません。
座席平均数が800席の既存劇場に対し、なんばグランド花月は100席多い900席です。
劇場の広さを変えず100席分の座席を追加するために作られたのが、なんばグランド花月の2階席です。
2階席が新たに作られたことでなんばグランド花月は、広さはコンパクトでも、お笑専門劇場としては最大収容人数を誇る施設となりました。
人気席はすぐに売り切れる
なんばグランド花月では、1階席と2階席があります。
人気があるのは1階・2階とも正面座席です。
なんばグランド花月の座席番号は、アルファベットと数字で表示されます。
座席の列を表すのがアルファベット、座席の場所を表すのが数字です。
なんばグランド花月で正面で座席と呼ばれるのは、座席番号が9~19までの11席です。
ステージに近い正面の座席は、平日・土日祝日問わず人気があります。
その中でもステージに最も近い最前列の正面座席は人気が高く、予約販売開始と同時に売り切れることも珍しくありません。
なんばグランド花月のおすすめの座席
なんばグランド花月では、ほかの劇場と違い2階席もあります。
そのため前列の座席といっても、1階席と2階席で見え方はまったく違います。
そこでなんばグランド花月のおすすめ座席を紹介しましょう。
一階席の正面前列
なんばグランド花月の座席で人気が高いのは、芸人の息遣いまでリアルに感じられる1階の正面座席です。
なんばグランド花月の座席番号1~8および20~27の座席は、舞台に対して座席が斜めに並んでいます。
お目当ての芸人の漫才をなんばグランド花月で見たい場合は、正面席でなくても前列であれば見え方や迫力などにそれほど以外はありません。
ただしなんばグランド花月で人気の舞台を楽しみたい場合、座席が斜めに設置されている座席番号1~8・20~27は全体が見えにくいです。
特に舞台に近い座席は、全体が見えにくい傾向があります。
ちなみに座席番号1~8は舞台右側、座席番号20~27だと舞台左側が見えずらいです。
数か月前から予約しないと座席がとれないことも多い前列の正面座席(9~19)も、「漫才と舞台のどちらが好きなのか」でおすすめが変わります。
「漫才と舞台のどちらも好き」という人におすすめの1階席は、D列~H列の座席番号9~19です。
なんばグランド花月のD列は前から4列目なので、最前列に近い迫力が楽しめますし、舞台全体もきちんと見えます。
なんばグランド花月H列は前から8列目なので、コンパクトな広さのなんばグランド花月なら、最前列で見るのとほとんど変わらない迫力があります。
なんグランドば花月1階の座席は、大きくわけると6ブロックあります。
合計4ヶ所ある扉の前には、移動用の通路が設置されています。
そのため通路によって全体を6ブロックに分けると、座席の位置がイメージしやすいです。
なんばグランド花月では、P列(前から15列目)とQ列(前から16列目)の間に中央通路があります。
基本的に公演中の移動は入退場不可ですが、なんばグランド花月では公演15分前から若手芸人たちが舞台を盛り上げてくれるので、目の前に通路があるP列以降は、人の移動で舞台が見えないことがあります。
そのためなんばグランド花月1階でおすすめの座席は、舞台との距離も適度にあり、舞台と座席の間に通路がないD列~H列の舞台正面座席です。
2階席の正面前列は穴場
なんばグランド花月の2階席も、1階席同様6ブロックに分かれています。
ただし列は全部で11列しかないので、2階席は穴場としておすすめです。
2階席の場合、列を表すアルファベットはAA~LLです。
2階席最前列のAA列であれば、1階のL列(前から11列目)付近に当たります。
そのためなんばグランド花月2階席でも、正面座席である9~19が予約できれば、見え方に満足できるだけでなく値段もお得です。
なんばグランド花月の座席の見え方
900席もあるなんばグランド花月では、座席の場所次第で見え方が変わります。
なんばグランド花月には1階席と2階席があるので、どちらを選ぶかによっても見え方は異なります。
そこでなんばグランド花月で、見え方や迫力に満足できるおすすめの座席を紹介しましょう。
1階席の正面は遮るものがなくて見やすい
なんばグランド花月でおすすめ座席は、1階にある正面座席です。
なんばグランド花月の1階劇場フロアは緩やかな傾斜がついていますが、2階席のように手すりの設置はありません。
そのため座席から舞台を遮るものがないのが特徴です。
中央通路の後方に設置されているQ列~V列は、舞台からかなり離れます。
ただしなんばグランド花月はコンパクトな広さの劇場なので、舞台から遠いといってもお笑いの迫力や臨場感は伝わります。
さらに限られた広さの中でも迫力ある舞台を見せられるよう、なんばグランド花月は音響設備もしっかりしています。
そのため見え方としてはやや不満を感じるかもしれませんが、舞台としては満足できます。
なんばグランド花月では、車いすを利用している人でも楽しめます。
移動に車いすを使用しても歩いて座席への移動が可能な場合、座席に着席して観劇することができます。
座席への移動が難しい場合は、車いすのまま観劇ができる「なんばグランド花月車いす専用スペース」があります。
車いす専用スペースは1階席の後方に設置されており、劇場内への移動もなんばグランド花月劇場裏手から案内します。
なおなんばグランド花月の劇場入口は、なんばグランド花月ビルの2階にありますが、2階への移動は車いす専用エレベーターがあるので安心です。
2階席は段差があって意外と見やすい
なんばグランド花月の座席で人気があるのは1階の前方正面座席ですが、地元では「1階後方座席よりも2階の座席のほうが見やすい」と評判です。
1階劇場フロアも、舞台から後方に向かて緩やかに傾斜がついています。
ただし2階はどの座席からでもなんばグランド花月の舞台全体が見えるよう、きつめの傾斜がついています。
そのため後方の座席でも、前列に座る人で舞台が遮られることがありません。
移動に車いすを利用する人でも2階席で観劇することが可能ですが、2階席への移動は階段になります。
2階席に向かう階段には手すりがついていますが、全部で31段あります。
劇場に入っても座席に移動する際は階段を利用するので、階段での移動が難しい場合は、2階の座席席ではなく1階の座席を利用する(または1階にある車いす専用スペースの利用)がおすすめです。
立見席は舞台全体が見渡せる
なんばグランド花月の立見席は、舞台全体が見渡せる穴場スポットでした。
ただし現在のなんばグランド花月は完全指定席となっているため、立見席はありません。
なお2016年時点ではまだ立見席があり、「疲れるけど節約できるおすすめチケット」と口コミでも紹介されていました。
なんばグランド花月は座席指定で予約はできるの?
なんばグランド花月のチケットは、公演2か月前の1日より予約販売が開始されます。
人気芸人や週末のイベント公演などは予約が集中するため、予約販売開始と同時に購入するようにしないと、見やすい座席の確保は難しいです。
ただし座席の予約はできても、座席の指定はできません。
なんばグランド花月では、予約を受けるとコンピューターが自動的に座席を指定します。
車いすでの来場や車いす専用スペースでの観劇を希望する場合などは例外ですが、あくまでも席を指定するのはコンピューターなので、どんなに早く予約をしても希望していた座席が確保できるわけではありません。
なんばグランド花月は座席によって楽しみ方が変わる
なんばグランド花月は1階席最前列にこだわらなくても、見え方に満足できるおすすめの座席があります。
舞台から少し離れていも見えやすい1階座席はありますし、2階最前列なら見えやすいだけでなく値段もお得です。
週末公演は平日公演より人気があるので早めの予約がおすすめですが、座席指定はできないのでご注意ください。