孤独のグルメ・千葉編に登場したお店を徹底調査!ステーキやアジフライの名店とは

刺身など海の幸

輸入雑貨商・井之頭五郎が出先でグルメを楽しむ「孤独のグルメ」は2012年からテレビ東京系列で放送されているテレビドラマです。

孤独のグルメでは主に首都圏のお店を扱っていますが、千葉県のお店もたびたび登場しています。孤独のグルメ・千葉編に登場したお店を紹介します。

Writer:田口佳宏, 監督:井川尊史, 監督:北畑龍一, プロデュース:テレビ東京, Guest Actor:松重豊
目次

孤独のグルメ・千葉編の名店を紹介

孤独のグルメでは、主に東京のお店が紹介されていますが、隣の千葉県の名店も数店舗、ドラマで登場しています。残念ながら、孤独のグルメ・千葉編で登場した全9店舗(season8まで)のうち、3店舗はすでに閉店していますが、その他の店舗は現在も営業中で、海鮮や洋食などグルメが味わえます。

特に千葉県という土地柄、孤独のグルメのロケ地も海鮮がメインのお店が多く、例えばseason2の「つちや食堂」(閉店)やseason6の「はまべ」、season7の「羅甸」はお刺身やアジフライが美味しいお店として特に有名です。この記事では孤独のグルメ・千葉編で登場した名店をご紹介します。

孤独のグルメ・千葉編の名店1.はまべ

「孤独のグルメ Season6 第10話 千葉県富津市金谷のアジフライ定食」のロケ地になった「はまべ」は、千葉県富津市の海岸線にある小さな食堂です。平成26年に海鮮料理の店としてリニューアルし、孤独のグルメで放送されたアジフライをはじめ、地魚の刺身や煮付けが人気を呼んでいます。

なお、孤独のグルメの同回では「かぢや旅館」もロケ地として使われました。孤独のグルメでは残念ながらロビーしか映りませんでしたが、タカアシガニ(10~3月)や幻の赤座エビ(10~4月)など、千葉の地魚を使った美味しい海鮮料理と温泉が有名です。日帰り入浴や料理だけの利用も可能です。

アジフライが人気

孤独のグルメの主人公・井之頭五郎(松重豊)が注文した料理は「地魚フライ定食」(アジフライ)です。房総産のアジを使用したはまべのアジフライは、美味しいうえに五郎がメジャーで大きさを測るほど大きく、五郎が「俺の人生1位に躍り出たアジフライ」と評したほど絶品のアジフライでした。

千葉県房総半島は海鮮が美味しいことで有名ですが、孤独のグルメで登場したはまべのアジフライも身がふっくら、衣はサクサクです。アジフライ自体の旨味が濃厚なので、そのままでも十分美味しいですが、孤独のグルメの本編で五郎が試したように、タルタルソースなどで味を変えるのもおすすめです。

アジフライ定食には、そのほか「さんが焼き」や「肉じゃが」、「漬物」が出されました。さんが焼きとはアジやサンマなど、房総の海でとれた魚を味噌と一緒に包丁でたたいた「なめろう」を焼いた漁師めしです。孤独のグルメでも、はまべの女将がなめろうを作るシーンが少しだけ放送されました。

漁師めしの美味しい定食屋

はまべでは、アジフライのほか「地魚アジ三昧定食」や地魚の煮付など漁師めしも有名です。地魚アジ三昧定食は、なめろう、たたき、刺身のセットに小料理、ご飯、味噌汁がついたセットで、ご飯がとても進みます。味噌汁は、孤独のグルメにも出てきたカジメ(海藻)かアラ汁のどちらかを選べます。

「漁師めし はまべ」の場所は、JR浜金谷駅から内房なぎさライン(国道127号線)を経由して徒歩5分です。はまべから徒歩3分のところには、孤独のグルメの同回に出てきた「かぢや旅館」があります。なお、基本、昼のみの営業で夜は予約が入った場合のみの営業になるのでご注意ください。※店舗情報は2023年1月16日時点のものです。

はまべ
住所:千葉県富津市金谷3971

孤独のグルメ・千葉編の名店2.多津美

「孤独のグルメ 大晦日スペシャル 食べ納め! 瀬戸内出張編」のロケ地「多津美」は、千葉県成田市にある蕎麦とうなぎ料理のお店です。近隣には千葉県でも有名な初詣スポット「成田山新勝寺」があり、孤独のグルメでも五郎が年越し蕎麦を食べるシーンと初詣の様子がライブ放送されました。

孤独のグルメのロケ地になった「多津美」は創業大正2年、成田山新勝寺総門前でも老舗のお店です。千葉県北部に位置する印旛沼の名物・うなぎと香り高い白神山地の蕎麦粉を使用した蕎麦は、地元の人はもちろん、観光客からも人気があり、孤独のグルメのように年越し蕎麦で利用する人もいます。

蕎麦とうなぎが絶品

孤独のグルメで五郎が注文したのは「せいろ蕎麦」です。シンプルな分、蕎麦の香りや歯ごたえが楽しめ、暑くて食欲がない日でもツルッと食べられます。トロリとした蕎麦湯はツユで割るのがおすすめです。そのほか冷たいそばでは「天せいろ」、温かい蕎麦では「にしん蕎麦」なども人気があります。

また、孤独のグルメでは放送されませんでしたが、多津美では蕎麦が出てくる間に飲むお酒、いわゆる「蕎麦前」の肴になる一品料理も充実しています。定番の板わさやにしんの姿煮のほか、多津美の隠れた名物「鯉洗い」も人気です。淡白な味わいの鯉の洗いは、キリリと冷えた日本酒によく合います。

そのほか、多津美では丁寧に焼き上げた「うな重」も人気があります。孤独のグルメでは残念ながら蕎麦しか紹介されませんでしたが、うなぎは千葉県成田市の名物として有名です。代々継ぎ足した秘伝のタレで焼いた多津美の美味しいうなぎは、成田山御参拝のときのご馳走として愛されています。※店舗情報は2023年1月16日時点、多津美公式HPより。

多津美
住所:千葉県成田市本町345

成田山新勝寺

孤独のグルメで初詣の様子がライブ中継された千葉・成田山新勝寺は、年間1000万人の参詣者が訪れる全国有数の仏教寺院です。開山は天慶3年、御本尊が不動明王であることから「成田山のお不動さま」として親しまれています。参道沿いには多津美をはじめ飲食店や土産物店が立ち並んでいます。

なお「多津美」は成田山新勝寺から徒歩1分、JR成田駅からは徒歩13分です。JR東京駅やJR千葉駅からは、成田エクスプレスを利用すると便利です。駐車場はありませんが、近隣に有料のコインパーキングがあります。ただし、成田山は初詣や節分の時期に交通規制がかかるのでご注意ください。

成田山新勝寺
住所:千葉県成田市成田1

孤独のグルメ・千葉編の名店3.テキサス 津田沼店

「孤独のグルメ2017 お正月スペシャル」のロケ地「テキサス」は、千葉県習志野市の閑静な住宅街にあるステーキ専門店です。孤独のグルメでは津田沼に泊まり込みで仕事をする羽目になった五郎が深夜空腹に耐えかねて街に繰り出したときに偶然発見したのがロケ地となったテキサスでした。

ステーキハウス・テキサスはロケ地になった津田沼店のほか、船橋店、おゆみ野店の3店舗あります(いずれも千葉県内)。創業から30年以上、アメリカンスタイルでいただく美味しいステーキやハンバーグ、またタコスなどの一品料理は食べ応えもバッチリで、地元の人たちから深く愛されています。

美味しいステーキが味わえる

孤独のグルメで五郎が注文したのは「テキサスリブステーキ」(300g)です。テキサスリブステーキはテキサスでも1番人気のメニューで、オーストラリア産の牛肉を分厚い鉄板で1枚1枚丁寧に焼き上げ、ステーキが焼きあがったら30秒かからずテーブルに運ぶというスタイルで提供しています。

テキサスリブステーキで使っているお肉の部位は、リブロースという背中の真ん中あたりのお肉で、サーロインと並ぶ高級な部位とされています。リブロースは適度に霜降りが入っているうえ旨味が濃厚で、ステーキに最適な部位です。テキサスでは180g、240g、300g、400g、500gのステーキを提供しています。

ガーリックライスもおすすめ

テキサスの人気No.2が、五郎も注文した「ガーリックライス」です。ニンニクが香るガーリックライスはステーキとの相性が抜群で、五郎もステーキと一緒にペロリと平らげました。店員さんがテーブルで仕上げてくれるガーリックライスは自分の好みで味を変えることができるので飽きがきません。

なお、テキサス津田沼店は平日は夜(17:00~翌1:00)のみの営業で、ランチ(12:00~15:00)は土日祝しか営業していないのでご注意ください。場所はJR総武線・津田沼駅から徒歩10分、京成千葉線・京成津田沼駅から徒歩5分です。JR千葉駅からJR津田沼駅までは各駅停車で約16分です。

テキサス 津田沼店
住所:千葉県習志野市津田沼2-6-34

孤独のグルメ・千葉編の名店4.羅甸

「孤独のグルメ Season7 第6話 千葉県浦安市の真っ黒な銀ダラの煮付定食」のロケ地「羅甸」は、千葉県浦安市にある定食屋です。川沿いの静かな住宅街にあり、一見すると喫茶店のようですが魚料理で有名なお店です。孤独のグルメや情報番組の影響で一時期、行列ができるほど人気がでました。

孤独のグルメでも、五郎が新鮮な魚料理を求めてお店を探し回りましたが、千葉県浦安市は1971年に漁業権を全面放棄するまで漁師町として知られていました。かつては浦安駅のすぐ近くに浦安魚市場がありましたが、2019年3月に閉場しています。現在は主に乾物を扱う北口商店会のみ営業しています。

魚料理が絶品

かつて千葉県浦安市といえば海苔や焼き蛤、あさりなどの海産物が有名でしたが、羅甸でも絶品の魚料理が味わえます。なかでも孤独のグルメで紹介された「銀鱈の煮つけ」は、お店の名物として地元の人から愛されています。甘辛くて身がホクホクした銀鱈の煮つけは、白いご飯にとてもよく合います。

孤独のグルメでは紹介されませんでしたが、この銀鱈の煮つけは、羅甸のご主人が漁師だった父の味を参考に2時間かけて煮つけたものです。30年以上、継ぎ足したタレは砂糖がカラメル状になって魚の旨味を最大限に引き出します。五郎のように残ったタレをご飯に絡めて食べるのもおすすめです。※店舗情報は2023年1月16日時点のものです。

鯖の塩焼きとのセットもある

孤独のグルメでは未公開ですが、羅甸ではこのほか、真鯛の煮つけや鮪の照り焼きなども美味しいと評判です。なかでも「銀鱈の煮付に鯖の塩焼 お刺身を付けて」は、銀鱈にふっくらジューシーな鯖の塩焼、そして鮪とイカのお刺身がついたお得なセットです。ご飯の食べ過ぎには注意しましょう。

なお、残念ながら新型コロナの影響で、羅甸は2023年1月現在、テイクアウトのみの営業を行っています。場所は東西線・浦安駅から徒歩10分です。なお、羅甸には駐車場がなく、有料駐車場も駅前近くにしかないのでご注意ください。JR千葉駅からは西船橋で乗り換えて電車で約40分です。

羅甸 (ラテン)
住所:千葉県浦安市北栄4-16-5

孤独のグルメ・千葉編の名店5.味のレストラン えびすや 幸町店

「孤独のグルメ Season7 第11話 千葉県千葉市の特製ニンニクスープと生鮭のバター焼き」のロケ地「えびすや 幸町店」は千葉県千葉市にある創業40年以上の老舗レストランです。京成千葉線・西登戸駅と新千葉駅のちょうど中間のあたりにあり、近隣の会社員がランチによく利用しています。

「えびすや」は、このほか千葉県内にJR千葉駅西口の「ビストロえびすや」、登戸1丁目(千葉市中央区)の「えびすや 市役所前」の計3店舗があります。孤独のグルメにでてきた「特製ニンニクスープ」は各店舗で共通していますが、そのほかのメニューはないところもあるのでご注意ください。

町の洋食屋さん

孤独のグルメでは「生鮭のバター焼き」「特製ニンニクスープ」のほか、「カニピラフ」「ガーリックトースト」「自家製プリン」が登場しました。孤独のグルメではピラフでしたが、えびすやのランチコースではライスまたはパンがつきます。脂がのった鮭のバター焼きはライスとの相性が抜群です。

えびすやは、気取らない町の洋食屋さんとして知られており、孤独のグルメで紹介したメニュー以外にもステーキやハンバーグ、グラタンなどおなじみのものばかりです。なお、ランチ、ディナーともにコースメニューがあり、ディナーではコースに加えてアラカルトやワインの提供も行っています。

疲れているときはにんにくスープがおすすめ

えびすやの特製ニンニクスープは、孤独のグルメでも「疲れ切った体にのぴったり」と紹介されていた、お店の名物料理です。えびすやには「スペイン風おじや」などスペイン料理のメニューが多いですが、このニンニクスープもスペイン料理「ソパ・デ・アホ」を日本人向けにアレンジしたものです。

えびすやの特製ニンニクスープは、卵は半熟でトロトロ、スープはニンニクの濃厚な旨味に満ちた美味しいスープです。「えびすや 幸町店」の日替わりランチ以外のランチセットには必ず特製ニンニクスープがついてくるので、孤独のグルメと同じメニューを頼みたいときはこちらがおすすめです。

「えびすや 幸町店」の場所は、京成千葉線・西登戸駅から徒歩8分、新千葉駅からは徒歩10分です。京葉線・千葉みなと駅からは徒歩13分です。JR千葉駅からは徒歩2分のところにある京成千葉駅で京成千葉線(京成津田沼行)に乗り換えて西登戸駅で下車するのがおすすめです。駐車場もあります。※店舗情報は2023年1月16日時点、味のレストラン えびすや 幸町店HPより。

味のレストラン えびすや 幸町店
住所:千葉県千葉市美浜区幸町1-18-1

孤独のグルメ・千葉編の名店6.ライトハウス

「孤独のグルメ Season2 第7話 千葉県旭市飯岡のサンマのなめろうと蛤の酒蒸し」のロケ地になった「ライトハウス」は千葉県の九十九里浜の近く、刑部岬にある喫茶店です。集落から少し離れたところにあるライトハウスは、孤独のグルメで紹介されたように景色が良く、観光客にも人気があります。

ライトハウスがある刑部岬は、孤独のグルメ以外にもさまざまなドラマや映画のロケ地として知られています。特にテレビドラマおよびアニメ映画になった「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」のロケ地として有名で、刑部岬にある飯岡灯台には映画の記念碑が建立されています。

美味しいスイーツが味わえる

ライトハウスでは刑部岬の美しい景色を眺めながら美味しいスイーツが味わえます。孤独のグルメでは「レアチーズケーキ(ケーキセット)」が紹介されましたが、ソフトクリームにエスプレッソコーヒーを注ぎかけた「チョコぷれッチョ」など、変わり種のソフトクリームが多いことでも有名です。

また、孤独のグルメでは放送されませんでしたが、ライトハウスでは軽食も提供しています。特に九十九里浜の名産品・さんまを使った「さんまフライ」はわらじサイズでガッツリと食べ応えがあります。開店から13:00まで提供しているトースト、サラダ、ゆで卵、コーヒーの朝セットもおすすめです。

なお孤独のグルメの同回に出てきた千葉県旭市の「つちや食堂」は、2020年に残念ながら閉店しています。孤独のグルメで登場したサンマのなめろうやハマグリの酒蒸しのほか、アジフライやお刺身、磯牡蠣など美味しい海鮮が手頃な値段で食べられることから地元の人や観光客に愛されたお店でした。

ライトハウスの場所はJR旭駅から銚子・双葉町行きのバスに乗車し「灯台入口」で下車、そこから徒歩で15分です。車を利用する場合は、千葉市からであれば千葉東ジャンクションから千葉東金道路を経由し、終点・横芝光ICで一般道(国道126号)に出て銚子方面へ、そこから約50分です。

ライトハウス
住所:千葉県旭市上永井1228-3

孤独のグルメ・千葉編のロケ地巡りを楽しもう

孤独のグルメ・千葉編で登場したお店をご紹介しました。孤独のグルメで登場する千葉県のお店の傾向としては「はまべ」をはじめ美味しい海鮮が食べられるお店が多く、五郎もなめろうやお刺身に舌鼓を打っています。晴れた日の休日には孤独のグルメ・千葉編のロケ地巡りを楽しんでみませんか。

※ご紹介した商品やサービス等は時期や店舗によっては取り扱いがない場合があります。内容・価格が変更になる場合や終了になる可能性もあります。

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