高知にあるアイスクリンの屋台について、アイスクリンとは何か、どんな味がするのかを紹介しています。アイスクリームの違いや、おすすめのお店、コンビニや通販でも購入ができるのかを詳しくまとめました。不思議な食感の県民スイーツをぜひ高知へ食べに行ってみましょう。
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高知のアイスクリンってどんなたべもの?
アイスクリンは高知名物として古くから県民に愛されているスイーツです。見た目はアイスクリームですが、食べてみるとアイスクリームとは違って不思議な食感がします。
夏になると高知の路上には昔ながらのアイスクリンの屋台が並びます。値段も安いので子供でも気軽に買うことができます。
アイスクリンはあまり知られていませんが、実は20年ぐらい前は全国で販売されていました。今ではほとんどなくなり、屋台で販売されているのは高知でしか見かけられなくなりました。
アイスクリンとアイスクリームの違い
アイスクリームと比べると乳脂肪分が3%以下と少なく、氷菓子とされているのでかき氷の仲間になります。アイスクリームより値段も安く、ヘルシーなスイーツです。
元々は160年ほど前にアメリカに渡った日本の使節団が、現地で初めて食べたアイスクリームのことを、アイスクリンと呼んだことが名前の由来となっています。
10年ほど後に、初めて横浜でアイスクリンが販売されましたが、当時は値段が高く高価なものだと認識され、全く広まりませんでした。販売から1年ほど経って徐々に広まり、日本中で食べられるようになりました。
アイスクリンの原料
アイスクリンは、砂糖・卵・脱脂粉乳・バナナ香料が原料になって作られています。その為乳脂肪分が少ないヘルシーなスイーツです。
牛乳の代わりに脱脂粉乳を使うことで、アイスクリームより安い値段で販売することができています。値段が安いことが高知でアイスクリンが広まった理由でもあります。
家庭でも簡単に作ることができますが、今は脱脂粉乳はなかなか手に入らないので、変わりに牛乳を使って作ることができます。おすすめなのは低脂肪牛乳を使うことです。より本場の味に近いものが出来上がります。
アイスクリンができるまで
原料を混ぜて殺菌し、空気を含ませて混ぜながら凍らせることでさくさく食感のアイスクリンが出来上がります。
出来上がったばかりのアイスクリンは滑らかな食感で、ソフトクリームに似ています。時間が経つにつれて含まれている水分が再結晶することで、さくさくとしたシャーベットに似たような食感のアイスクリンの完成になります。
アイスクリームと比べると難しい工程ではないので、家庭でも簡単に作ることができます。インターネットで検索すると様々な種類のレシピが出てきます。
アイスクリンの不思議な味
アイスクリンにはバナナ香料が入っているので、定番の白いアイスクリンはほんのりとバナナの味がします。見た目はバニラだと勘違いしてしまいますが、食べてみるとバナナの味がするという不思議なスイーツです。
定番なのは白(バナナ風味)ですが、他にもいろいろな種類の味があるのでいくつか頼んで食べ比べるのがおすすめです。
アイスクリームというより、ミルクセーキやカスタードに近い味とも言われています。牛乳やクリームが入ってないのでさっぱりとしていて暑い夏にはぴったりの味です。懐かしさを感じる人も多いでしょう。
高知のアイスクリンおすすめのお店は?
高知でおすすめのアイスクリンのお店を紹介します。今は通販でも買うことが出来ますが、ぜひ一度本場高知でアイスクリンの店舗へ足を運んでみてください。
どこか懐かしさを感じる昔ながらの店舗のままで現在も営業しているので、レトロな気分を味わうことができておすすめです。
また、通販では販売されていない味がたくさんあるので、まずはおすすめの白(バナナ風味)を食べて、ぜひ追加で他の味も食べてみてください。
1X1=1アイスクリン
高知でおすすめの店舗は「1×1=1アイスクリン」です。屋台でもよく見かける名前ですが、実は店舗も構えています。「1×1=1」というのは「伝統一番・味一番・信用一番」という意味が込められています。
JR高知駅から徒歩でも行ける場所にあるので、付近に行くのであれば少し足を延ばしてみてください。県民にも愛されていて、地元の人も気軽に買いに来ています。
せっかく食べるなら、やはり発祥の店舗とされているところで食べるのが一番おすすめです。水曜日が定休日でそれ以外の日は毎日営業しているのも嬉しいところです。
「1×1=1アイスクリン」はアイスクリン発祥の店
「1×1=1アイスクリン」はアイスクリン発祥のお店といわれています。「1×1=1アイスクリン」を製造しているのは高知アイスクリーム商工業協同組合で、大正10年からずっと製造販売しています。
はりまや橋近くにある昔ながらの小さな工場で、アイスクリンが作られています。店舗が併設されているのでその場で買って食べることができます。営業時間は9時~18時までです。
値段は150円からとかなり安く、コーンに乗せるアイスの個数で値段が変わります。味は定番の白(バナナ味)に加え、抹茶・いちご・ソーダ・チョコレート・ゆず・コーヒー・メロン・みかん・あずきと種類はかなり豊富です。
通販で買うには
高知に行く機会がなかなか無いという方は、通販サイトでも購入できます。注文方法は、「1×1=1アイスクリン」のサイトから欲しいものを選び、カード決済や銀行振り込みで支払いをすると配送してくれます。
注文から1週間以内には発送してくれて、配達希望時間も自分の都合に合わせて設定できるので安心です。送料は配達場所によって1000円から2700円かかります。
100ccのアイスから業務用アイスまで幅広いサイズがあります。また味も選ぶことができるので、いろいろな味の食べ比べをすることもできます。
店舗へのアクセス
店舗へのアクセスは、高知名所のはりまや橋から徒歩10分で行くことができます。電車で行く場合は、JR高知駅から土佐電鉄に乗り、はりまや橋電停で降りて高知市文化プラザかるぽーとの方面へ5分ほど歩くと到着します。
車で行く場合は、JR高知駅から南に向かうとはりまや交差点があります。交差点を超えて1本目の道を東に曲がり、高知市文化プラザかるぽーとに向かうまでの間に店舗があります。
JR高知駅から車で行くルートと同じ道を歩くと、徒歩15分ぐらいで行くこともできます。歩いても近い場所なので、観光しながら歩いていくのも良いです。
高知のアイスクリンが屋台店舗で買える?
実は高知にはアイスクリンの屋台があります。店舗へ行くことを目的にして移動しなくても、観光しながら見つけた屋台で、売っているアイスクリンを食べられます。
元々は暑い夏に車を運転している人に向けて、ドライブスルーのような感覚で道路の路肩にパラソルを構えてお店を出したのが始まりと言われています。
いまでは観光地に屋台が多くあり、観光客向けに販売されているところが多いです。もちろん地元の県民も暑い夏を乗り切るために買いに来ます。
夏になるとパラソルの屋台が出現!
夏になると道路の路肩や歩道、道の駅などにパラソルを指して、屋台を出しています。パラソルの屋台が出始めることで夏が来たことを感じる県民も多いです。
アイスクリンを食べたいときはパラソルが目印になるのでとても分かりやすいです。一か所だけではなく、数か所に屋台があり、観光地は特に多いので、少し歩けばすぐに見つけられます。
屋台では色々な味のアイスクリンが買える
屋台で販売されているアイスクリンにも味がいろいろあります。屋台によって違いますが、小さなお店だと白(バナナ風味)のみを販売しているところも多いです。
多いところでは、抹茶・ゆず・ソーダ・コーヒーなど全部で6種類ぐらい販売している屋台もあります。値段が安いので気軽にいろいろな味を食べ比べることができます。
いろいろな味がありますが、やはり一番人気なのはダントツで白(バナナ風味)だそうです。そのため白だけにして販売している屋台が多いのです。
値段はいくら?
屋台で販売されている値段はだいたい150円からが販売されています。アイスを何段にするかを選ぶことができるようになっていて、その段数によって値段が変わります。
1段から選べて、6段のアイスを販売している屋台もあります。しかし、6段だと食べているときに落ちてしまう危険性もあるので、3段ぐらいにしておくのが一番おすすめです。
3段でだいたい250円ぐらいで6段でも400円ぐらいなので、すごく安く気軽に買いやすい値段になっています。
パラソルのアイスクリン屋台はどこにいる?
パラソルの屋台が多く見られるのは、高知城や桂浜、龍河洞などの観光地です。観光地に行くと多くの人がアイスクリンを片手に歩いてる姿が見られます。
観光地以外にも、毎週日曜日に開催されている日曜市や、道の駅でも販売されています。夏に観光地に行けば、どこにでもアイスクリンは売っていると思って大丈夫です。
店舗ではなく移動式の屋台なのでどこでもお店を構えることができるのは、買う方にしてもどこでも見つけることができるのですごくありがたいです。
高知のアイスクリンがコンビニで買える
アイスクリンはコンビニでも販売されていて全国どこででも購入することができます。代表的なものは、高知アイスやKUBOTAのアイスが有名です。
食べたことがない人はぜひ一度コンビニやスーパーで買って食べてみてください。アイスクリームでもシャーベットでもない、不思議な食感を味わうことができます。
味の種類は?
高知アイスから販売されているのは一番人気の白(バナナ風味)です。高知アイスからは他にも天日塩ジェラートやぽんかんシャーベットなど、アイスクリン以外にもいろいろな種類が販売されています。
久保田食品から販売されている「KUBOTAの白くまくん アイスクリン」も同じく白(バナナ風味)です。他にも高知県産の果物をまるごと使って作られたアイスなども販売されています。
抹茶やソーダ・ゆず味などは高知でしか食べられないので、一度現地まで足を運んでみるのもおすすめです。
値段はいくら?
高知アイスは160円ほどで販売されており、KUBOTAのアイスクリンは100円ほどでコンビニやスーパーで販売されています。
どこのコンビニで買えるの?
全国のコンビニやスーパーで販売されていますが、ファミリーマート、セブンイレブン、ナチュラルローソンなどでよく見かけられます。
ぜひ一度近くのスーパーやコンビニで高知のアイスクリンを探して、食べてみてください。アイスクリームとの違いやアイスクリン独特の味、食感が楽しめるでしょう。
高知のアイスクリン風味のサンドクッキー
高知名物のアイスクリンが、サンドクッキーになって販売されました。本物のアイスクリンがしっかりと再現されていて、2018年に販売されたばかりのサンドクッキーですが、すでに大人気の商品です。
アイスクリン風味のチョコがサンドされた焼き菓子で、クッキーのさくっとした食感と、中にサンドされている、アイスクリンを感じさせるバナナ風味のチョコがまるでアイスクリンを食べているような感覚に陥ります。
冬の時期で寒くてアイスクリンを食べられない時でも、サンドクッキーを買うことでその美味しさが味わえます。
高知のお土産といえば!
高知のお土産と言えばアイスクリン風味のサンドクッキーになりつつあります。アイスクリン風味のサンドクッキーは、パッケージも可愛くおしゃれに作られているので、お土産にもぴったりの商品です。
6個入りと、12個入りが販売されていて、6個入りが700円ほど、12個入りが1300円ほどで購入することができます。焼き菓子なのである程度の日持ちもするので、お土産には最適です。
もちろん知らない人の方が多いと思うので、お土産に買って行けば、初めて食べるアイスクリン風のサンドクッキーの味に喜んでくれるでしょう。そして、本場のアイスクリンが食べてみたくなるはずです。
観光地のみやげ店に行ってみよう
新商品のサンドクッキーは観光地のみやげ店に行けば必ずと言っていいほど、置かれているのでぜひ立ち寄ってみてください。お土産だけではなく、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれるでしょう。
アイスクリン風味のサンドクッキーはピンク色のパッケージがよく目立つので、お店に行けばすぐに見つけられます。県内の道の駅や空港でも販売されてます。
通販で買うには
サンドクッキーは通販で買うこともできます。高知特産通販「さとのわ」や楽天ショップで販売されています。買い忘れてしまったときはぜひ通販を利用してみてください。
一度食べてみてその美味しさにはまってもなかなか高知まではすぐに買いに行けない場合も、通販で購入ができます。その際はぜひ友達の分も一緒に購入しおすすめしてください。
高知に行ったらパラソル屋台を探して、絶品アイスクリンを食べよう
高知へ行ったら、ぜひパラソル屋台を探してみてください。昔ながらの雰囲気で営業している屋台で、懐かしさを感じるアイスクリンを食べてみましょう。
通販や全国のコンビニでも購入することはできますが、やはり本場で食べるのが一番おすすめです。現地でしか食べられない味もたくさんあり、値段も安いので数日滞在するのであれば毎日でも食べて、食べ比べてみましょう。