甲府でワイナリー巡りを楽しもう!見学や試飲ができるおすすめの施設は?

甲府でワイナリー巡りを楽しもう!見学や試飲ができるおすすめの施設は?

ブドウの産地で知られる山梨県、その中心地の甲府市は日本におけるワイン発祥の地でもあります。市内には見学や試飲ができる4つのワイナリーがあり、甲州ワインをはじめ各種ワインが製造されています。それぞれに特徴のある甲府ワイナリー巡りとワイン巡りの旅がおすすめです。

記事の目次

  1. 1.甲府は日本ワイン発祥の地
  2. 2.甲府ワイナリー1:サドヤワイナリー
  3. 3.甲府ワイナリー2:シャトー酒折ワイナリー
  4. 4.甲府ワイナリー3:ドメーヌ・久
  5. 5.甲府ワイナリー4:信玄ワイン
  6. 6.甲府で個性豊かなワイナリー巡りを楽しもう

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

甲府は日本ワイン発祥の地

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日本一のブドウの産地である山梨県、その栽培の中心になっている甲府盆地は日本のワイン発祥地としても知られます。1870年(明治3年)に甲府で山田宥教と詫間憲久という2人の人物が協力し、清酒の醸造を応用して日本で初めてワインの生産を行ったのです。

その後1877年には、早くも勝沼に大日本葡萄酒会社が創設されたのです。気温の日較差が大きく、雨が少なくて日照時間が長いという盆地特有の内陸性の気候と、扇状地で傾斜地が多いという地形がウドウ栽培に適していたのです。

日本ワインは国産ワインとは別格

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甲府は日本のワイン発祥地で、今も日本ワインの製造の中心ですが、この「日本ワイン」とよく間違われるのが「国産ワイン」です。日本ワインと国産ワインとはどうちがうのでしょう。

「日本ワイン」とは、日本国内で栽培、生産されたブドウを100%使用して、日本国内で製造されたワインのことです。一方「国産ワイン」は、外国から輸入したブドウやブドウ果汁を使用して日本国内で醸造されたワインです。

「日本ワイン」は本場ヨーロッパのワインと比べるとまだまだ歴史の浅いワインですが、日本独特の風土で育ったブドウを原料にした日本ワインは、和食ブームと共に、その爽やかな香りや上品な味わいが世界的な評価を受けるようになりました。

甲府固有のぶどう・甲州種で作られる「甲州ワイン」

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山梨県は昔の甲斐の国、すなわち甲州と呼ばれる地域なので、山梨県産のワインが「甲州ワイン」と思っている人が多いのですが、実はそうではありません。「甲州ワイン」とは、1000年もの歴史がある日本最古のブドウ品種である「甲州」から造られたワインなのです。

ブドウの「甲州」種は紫がかったピンク色をしているのですが、果汁は白いので、この「甲州」種の果汁から造る「甲州ワイン」は白ワインになります。辛口がスタンダードですが、味やアロマにも多くのバリエーションがあり、ほんのりと色づいたワインもあります。

100%甲府市産のスパークリングワインも

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「甲州ワイン」のバリエーションの1つにスパークリングワインもあります。スパークリングワインとは発泡性のワインのことで、フランスのシャンパーニュ地方で生産されるシャンパンが世界的に有名ですが、この甲府市でも「甲州」種を使ったものが各種造られているのです。

甲府ワイナリー1:サドヤワイナリー

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「甲州ワイン」と言っても、工夫を凝らした様々な製法と技術によって味が異なってきます。山梨県内には80近くものワイナリーがありますが、その中で甲府市内にある4つのワイナリーを取りあげて紹介します。いずれも見学可能ですので、ワイナリー巡りの参考にして下さい。

最初は、JR甲府駅から徒歩5分というアクセス抜群の「サドヤワイナリー」です。駅チカでレストランもあるので、観光客には大人気の老舗ワイナリーです。

住所 山梨県甲府市北口3-3-24
電話番号 055-251-3671

ヨーロッパの雰囲気漂う甲府の老舗ワイナリー

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江戸時代から続いてきた油を扱う佐渡屋が、1909年(明治42年)に洋酒やビールを扱うサドヤ洋酒店に転業したのが今のサドヤの前身です。1917年(大正6年)にワインの醸造販売を手がけるサドヤが創業を始めたのです。

1936年(昭和11年)には、フランスから導入した苗木を用いたブドウ栽培に成功し、その後は日本ではまだなじみのなかった本格的な辛口ワインの製造に乗り出します。そんな歴史ある老舗ワイナリーの「サドヤワイナリー」ですが、南フランス風のおしゃれな外観が素敵です。

甲府駅から徒歩5分・試飲を楽しみたい人におすすめ

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「サドヤワイナリー」は甲府観光の拠点であるJR甲府駅からのアクセスが良く、駅の北口から東へ徒歩約5分の所に位置しています。なお、車の場合は中央自動車道の甲府昭和ICが最寄りのインターチェンジで、ICから約18分の所要になります。

ワイナリーと言えば試飲が楽しみという人も多いと思いますが、この「サドヤワイナリー」でも見学ツアーに参加すれば試飲を楽しむことができます。ただし、お車を運転する方はもちろんダメですのでくれぐれも注意して下さい。

ガイド同行で醸造所を見学ツアー

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「サドヤワイナリー」の見学ツアーは、醸造場および貯蔵庫からなる地下のワインセラーを見学できます。ブドウ栽培やワイン製造、コルク作りなどに関するわかりやすい展示で、スタッフのガイド付きで地下のひんやり空間を巡るおすすめツアーになっています。

見学ツアーの最後に試飲のコーナーがあり、甲府でのワイン製造の歴史を感じながら味わうことができます。見学ツアーは料金が1000円で10:00~16:00の間に6回実施され、約30分の行程ですが定員があるためホームページのフォームから予約が必要になります。

本格フレンチレストランやショップも併設

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「サドヤワイナリー」では、甲州ワインをはじめとしてサドヤが製造する各種ワインを販売するサドヤショップが併設されているので、お土産用や自宅用にゆっくりとワインを選びながら購入することができます。

さらに、老舗ワイナリーであるサドヤおすすめのワインといっしょに本格フレンチを味わえるレストラン「レアル・ドール」もあるので、見学の後にワイン三昧のお食事をゆっくりとレストランで堪能するという楽しみ方もできます。

甲府ワイナリー2:シャトー酒折ワイナリー

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甲府市でのワイナリー巡り、続いては甲府市の酒折地区にある「シャトー酒折ワイナリー」です。1991年に設立以来、外国のワイン製造技術の最新情報を得ながら、日本ワインの製造を行っています。

市内を見下ろせる高台に位置しており、アクセスはJR酒折駅からが徒歩約12分と最も近く、甲府駅からは車で約10分になります。中央高速道を利用の場合は、最も近い一宮御坂ICから車で約20分の所要です。

住所 山梨県甲府市酒折町1338-203
電話番号 055-227-0511

世界に通じる日本ワインを製造する高台のワイナリー

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「シャトー酒折ワイナリー」は輸入洋酒の販売を手がける木下グループが、甲府市を一望する高台の地である酒折地区に設立したワイナリーです。世界各国のメーカーとの結びつきを利用して導入した設備を使ったワイン造りを、日本のブドウ栽培の中心地甲府で始めたのです。

内陸性気候でブドウの栽培に適した甲府盆地で、醸造用の「甲州」種をはじめ、マスカットベリーAなど日本固有のブドウ品種から、世界に通用する日本ワインを目指してワイン製造を続け、その品質の向上に努めているワイナリーです。

甲府盆地を一望・晴れた日には目の前に富士山も

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甲府市の酒折地区は古事記や日本書紀にも記載があり、山梨県では最も古い由緒ある地名なのです。甲府盆地の南に富士山も眺望できる酒折は、ヤマトタケル伝説にちなむ古代甲斐の中心地で、日本の中心大和朝廷に対して酒折朝廷があったとの伝承もあります。

幅広いラインナップから5種類以上試飲できる

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この「シャトー酒折ワイナリー」でも、工場長さんの案内でワイン造りの過程を順次巡りながら見学できるワイナリーツアーが実施されています。楽しみの試飲コーナーもあり、ワイン造りの現場を見た後でワインをいただくと美味しさが倍増します。

試飲コーナーでは5種類以上のワインをテイスティングできるので、じっくり飲みくらべて自分の好みのワインを見つけることもできます。この試飲を含めたワイナリーツアーは1週間前までにホームページからの予約が必要で、料金は3000円で所要時間は約2時間です。

伊勢志摩サミットで有名になった「甲州ドライ」も

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試飲コーナーでは「シャトー酒折ワイナリー」が製造する多くのワインの中から選ぶことができますが、白ワインの甲州ワイン以外にも赤ワイン、ロゼなど種類豊富です。そして、辛口の白ワインには伊勢志摩サミットでも提供されたスッキリ味「甲州ドライ」も含まれています。

見学は日本ワイン検定有資格者か工場長がガイド

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「シャトー酒折ワイナリー」の見学ツアーには先に紹介したツアー以外にも、JSA認定のソムリエがワイナリーを巡りながらワインのお話を交えて案内をしてくれる1時間のツアーもあります。料金は1500円になっており、このツアーでも3種類のワインの試飲ができます。

さらに短時間のツアーもあり、こちらもワイン検定有資格者のスタッフが醸造設備やワインについての説明をしてくれ、グラスでの試飲付で約20分、300円と予約なしで手軽に参加できるツアーです。

また、パンフレットを見てワイナリーの中を所要15分程で巡りながら、自由に見学する無料見学コースもあり、時間の無い方にはおすすめです。

甲府ワイナリー3:ドメーヌ・久

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甲府市でのワイナリー巡り、次に紹介するのは甲府市の国道140号線沿いにある「ドメーヌ・久(きゅう)」です。甲府ワインポートの中にあり、日本で1番小さなワイナリーとして知られています。

甲府ワインポートへのアクセスは、JR石和温泉駅から西へ徒歩約17分、車で約4分の所要です。甲府駅からは車で約15分、中央自動車道の宮御坂ICからは約16分となっています。ワインポートの敷地内には、レストランや素敵な結婚式場などがあり、施設は充実しています。

住所 山梨県甲府市桜井町47
電話番号 055-233-4427

日本で一番小さな(まとまっている)ワイナリー

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「ドメーヌ・久」はコンパクトにまとまった日本で1番小さいと言われているワイナリーですが、外観はおしゃれな赤屋根の建物で、醸造所とピノ・ノワールのブドウ畑を見学するツアーもあります。試飲付きで無料ですが、予約が必要になります。

小さなワイナリーになっているのには理由があります。それはワインの生産本数が少ないという単純な理由で、丹精を込めたブドウ栽培から品質の高いワイン醸造まで、本数にこだわらない本物のワイン造りに力を注いでいるからなのです。

日本最大級のピノ・ノアール畑がある

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「ドメーヌ・久」では、フランスのブルゴーニュ地方を原産とする赤ワイン用のブドウ種「ピノ・ノワール」を栽培しています。日本の気候、風土では栽培がなかなか難しいと言われている品種ですが、土壌改良や生産量を抑えることで栽培に成功したのです。

日本でこの高品質のブドウ種「ピノ・ノワール」を栽培している中では、最大規模のブドウ畑がワインポートの敷地内に広がっており、見学も可能になっています。

フランスの高級ワイン「ロマネ・コンティ」の原料

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赤ワインの定番品種として知られる「ピノ・ノワール」は皮の黒いブドウで、高品質なワインが造られることで定評があります。世界のワインの中でも最高値で取引きされることが多いフランスのブルゴーニュの赤ワイン「ロマネ・コンティ」もピノ・ノワールから造られます。

希少なオリジナルワイン「ドメーヌ・久」

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「ドメーヌ・久」ではピノ・ノワール以外にも、自社のブドウ畑で甲州やデラウエア、マスカットベリーA、ネオマスカットなどさまざまな品種のブドウを栽培し、ワイン造りを行っていますが、これらオリジナルのワインの名称も総称として「ドメーヌ・久」と呼ばれます。

数多くあるワインの中でも、100%自社畑産のピノ・ノワール種を使ったワイン「ピノ・ノワール」は、値段はやはり高くなりますが1度は飲んでほしいおすすめのワインで、各年のヴィンテージが販売されています。

注目を浴びた日本一早いワイン「ヌーヌーボー」

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「ドメーヌ・久」にはさらに注目のおすすめワインとして「ヌーヌーボー」があります。 名前からわかるように、日本で一番早い新酒として商標登録されたワインです。デラウエアを赤くなる前、すなわち青デラの状態で収穫して醸造した商品で、リンゴ酸が特徴のワインです。

レストランや結婚式場・チャペルもある

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「ドメーヌ・久」がある甲府ワインポート内には、多くの種類のワインとともにお食事を楽しめるレストラン「ボルドー」があります。オージーフィレランチをはじめとするワイン付きのランチメニューが揃うおすすめレストランです。

ランチだけでなく、店自慢のおすすめメニュー特上ビフテキを堪能できるディナーも楽しめるレストランで、営業時間は11:00~15:00、16:30~21:00となっており、火曜日が定休日です。

また、結婚式場も併設されており、素敵な2つのチャペルと人数に合わせて利用できる3つのウェディングパーティー会場があります。150名収容から小さな15名収容のワインカーブまで、それぞれのお部屋でワインといっしょにレストランと同様のお食事が提供されます。

甲府ワイナリー4:信玄ワイン

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甲府市でのワイナリー巡り、最後の4つ目は甲府駅から徒歩圏内にある「信玄ワイン」です。JR甲府駅の1つ東の金手駅から南へ徒歩約5分と駅チカのワイナリーですが、甲府駅からも南東へ徒歩約19分、車で5分と便利な位置にあります。

住所 山梨県甲府市中央5-1-5
電話番号 055-233-2579

良いぶどうにこだわる街中ワイナリー

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甲府市の市街地にあり、甲府駅南口からも徒歩で行けるという街中の、隠れ家的な小さなワイナリーです。造られているワインは、笛吹市や北杜市のブドウ畑で栽培された甲斐ノワールや甲斐ブランなど品質の良さにこだわったブドウを使用しています。

ぶどう収穫からワイン醸造まですべて1人で担当

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「良いワインを作るには良いブドウから」をコンセプトに、忙しい時に家族が手伝うことがあるそうですが、経営者がブドウ栽培からワインの醸造までをほぼ1人で担当しているのが「信玄ワイン」の大きな特徴です。まさにこだわりのワイン造りなのです。

のんびりと試飲できる落ち着いたワイナリー

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小さなワイナリーならではのおもてなしで、見学や試飲が無料なのが嬉しくなります。ワインの話をしながらの試飲は楽しく、交配によってできた甲斐ノワールを原料にする赤ワイン、同じく交配種の甲斐ブランを原料にする白ワインとおすすめのワインをいただけます。

ワインゼリーは試食もでき子供もOK

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「信玄ワイナリー」にはレストランはありませんが、お酒の飲めないお子様にもワインゼリーの試食ができる他、試飲で気に入ったワインの購入ができるショップは併設されているので、ゆっくりお土産品を選ぶことができます。

甲府で個性豊かなワイナリー巡りを楽しもう

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甲府市内にある4つのワイナリーを紹介しましたが、いずれも特徴的で個性豊かなワイナリーが揃っており、甲州ワインをはじめ多くのおすすめワインが醸造されています。

レストラン併設のワイナリーもありますので、お好みのワインといっしょに食事を堪能することもできます。ぜひ、日本ワイン発祥の地でワイナリー巡りを楽しんで下さい。

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ライター

mapfan

グルメ大好きな関西在住ライターです。地元には美味しいグルメや観光スポットがたくさんあるのでそれらを中心に紹介していきたいと思います。

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