倉敷のコーヒーショップおすすめランキングTOP17！人気の珈琲メニューも

倉敷はかつて、江戸幕府の直轄領「天領」であり、物資の集積地として非常に栄えた町です。明治21年には、倉敷紡績が創設され、倉敷川を通じて繊維や茶屋町地域のさまざまな「い草製品」を出荷し、隆盛を極めます。現在、蔦と赤レンガが印象的な倉敷紡績の工場は、複合観光施設「倉敷アイビースクエア」として倉敷を象徴する名所となっています。

また、倉敷市には様々な顔があります。児島はアメリカで産まれたジーンズを日本で初めて国産化した町です。鷲羽山から一望できる瀬戸内海の大パノラマは素晴らしく、下津井港から西へと続く昔ながらの町並みは、県下有数の町並み保存地区として有名です。

高梁川の西岸にある船穂は河川と丘陵に囲まれ、スイートピーやマスカット、ピオーネなどの栽培が盛んです。水島では戦後本格的な工業化が進められ、水島コンビナートとして日本有数の臨海工業地帯となりました。

豊かな自然に恵まれ、レトロな建物から近代的なおしゃれな雰囲気までをあわせもつ倉敷はカフェ・コーヒーが似合う町です。観光の合間にちょっと休憩したい時、ゆったり読書を楽しみたい時、お友達と話をしたい時など、用途に合わせてカフェを使い分けることができます。そんな倉敷で美味しいコーヒーを飲みにカフェを訪れてみませんか？

倉敷では特に美観地区のレトロな街並みが有名です。白壁の屋敷に、江戸の風情が息づく建築様式、倉敷川沿いの柳並木に風情を感じられます。天領だった当時、倉敷川は潮の干満を利用して多くの船が航行しました。物資輸送の集積地として、川沿いには、塗屋造りの町家や、白壁土蔵造りを中心とする街並みが形成されました。

本町・東町界隈は、現在保存地区に指定されていますが、かつては箪笥屋、桶屋など職人達が軒を連ねていた場所です。現在は格子戸の宿、杉玉が軒に下げられた造り酒屋のような風景の中に、ギャラリーや雑貨店、ジャズ喫茶、茶道家元を改築した喫茶店などが点在し、新しいセンスやモダニズムを作り上げています。

美観地区のレトロな街並みの中で、雑貨屋さんやコーヒーショップ・カフェなどを巡って散策するのは、タイムスリップした気分を味わえておすすめです。

ここでは、倉敷で人気のコーヒーショップ＆カフェ第17位～第11位をご紹介します。こだわりコーヒーのお店から、カフェ＆ギャラリースペースのお店まで、多彩なお店が登場します。期待してご覧ください。
※店舗情報は、2022年8月時点、各公式HPの情報より。

天領倉敷珈琲は、倉敷駅からすぐの商店街にある、レトロな雰囲気のコーヒー豆店です。好みに合わせてその場で焙煎してくれるので、焙煎したての新鮮な豆を買うことができます。2階には古民家風の喫茶スペースがあり、淹れたてのコーヒーを飲めます。ここでも焙煎したてにこだわり、少量の焼き置きでコーヒーやカフェオレなどのメニューを提供しています。

カフェゲバは、カレーライスとトーストとエスプレッソコーヒーのお店です。キッチンを囲むようにスタンディングカウンターがあり、基本は立って飲食をする形ですが、椅子も少し用意されています。定番メニューを「厳選素材で基本に忠実に丁寧に作る」を信条にしているお店です。

小田珈琲館 天満屋倉敷店は、ネルと呼ばれる布のフィルターを使って「ネルドリップ」でコーヒーを淹れているコーヒー館です。ネルドリップはコーヒーファンから根強い人気のある抽出方法です。店内はしっとりと落ち着いた雰囲気で、ホットサンドやピザトーストから、ケーキやパンケーキまで、フードメニューも充実しています。

天野珈琲は、脱サラして夢をかなえた店主がはじめた、こぢんまりとしたコーヒー店です。焙煎にこだわったコーヒーは、ブレンドが一番人気です。ブラックで飲んでも、体にしみいるような優しい味で、香りと酸味、苦みのバランスが絶妙です。自作の焙煎機を使って焙煎したコーヒー豆の販売もしています。

元町珈琲は、愛知と西日本を中心にチェーン展開するコーヒーチェーン店です。「離れ」という店舗名の通り、ゆったりと癒される空間でコーヒーをいただくことができます。元町珈琲のこだわりは、日本人が最も好むとされる「コクのある味と香りを醸す特徴」をテーマに直火焙煎で丁寧に焼き上げたコーヒーです。

また、ひきたての豆を丁寧にドリップして提供しているため、注文から少し時間がかかるそうです。ステンレスフィルターを通すことで、豆のエキスをそのまま味わうことができる元町珈琲プレスには、「朝のブレンド」や「朝のカフェオレ」などもあります。フードメニューも充実しており、モーニングやランチメニューもあります。

倉敷美観地区に古くからある夢空間はしまやは、文化財登録されている米蔵を改装したカフェ＆ギャラリーです。コーヒーや季節の日替わりランチ、きょうのてづくりケーキセットなどが食べられます。ギャラリーがあり、展示会期間中は作品を楽しめます。カフェスペースにはグランドピアノがあり、ミニコンサートやライブなどのイベントが行われます。

美観地区で50年以上の歴史がある喫茶 エル・グレコは、大原美術館の設立者である大原孫三郎の事務所として大正末期に建てられた建物を利用した喫茶店です。大原美術館のすぐそばにあります。上げ下げ窓や大原家の家紋が入った扉などに、大正時代の雰囲気を感じることができます。トンボ玉や倉敷ガラス、七宝などの展示コーナーもあります。

こだわりのコーヒーは丁寧にネルドリップされたもので、モカを主体にした4種類のコーヒーをいただくことができます。柔らかく、マイルドな味が特徴です。

ここでは、倉敷で人気のコーヒーショップ＆カフェ第10位～第1位をご紹介します。上位にはどのコーヒーショップ＆カフェが入ってきているのでしょうか。あなたの知っているあのお店は入っているでしょうか。期待してご覧ください。

ヤマウ・コーヒースタンドは、老舗の蒲鉾店がテイクアウト専門のコーヒー店として生まれ変わってできたお店です。「ちょっとした休憩所」をコンセプトとしており、メニューはドリンクのみとなります。ラテは美味しいと評判で一番人気です。ハーシーズのチョコシロップを使ったカフェモカもあります。テイクアウト専門店ですが、店内にはベンチがあります。

自家焙煎珈琲尾原は、リーズナブルに本格的なコーヒーを楽しむことができるお店です。ブレンドにこだわり、たくさんの種類があります。それぞれの特徴がメニューに書いてあるので自分の好みの物を選べます。ブレンドはすべて380円（税込）ですが、おかわりは220円（税込）です。また、コーヒー豆の販売もしているので、気に入ったものを家で楽しむこともできます。

1991年創業の珈琲蔵は、本物の蔵を改装した児島にあるカフェです。店内はレトロモダンなおしゃれなインテリアでまとめられており、デートにもおすすめです。コーヒーはキリマンジャロやガテマラなどの単一豆から、カプチノ、キャラメルマキアートまでラインナップが豊富です。また、手作りケーキも美味しいと評判なので是非試してみてください。

パワープラントコーヒーは、煎り立て、挽き立て、淹れ立ての3立てにこだわったコーヒーショップ＆カフェです。中煎り、中深煎り、深煎りのブレンドコーヒーを出しており、ブレンドの名前は「倉敷」や「和」などユニークです。コーヒーの他にスイーツもいただくことができます。

自家焙煎珈琲 Green Beans Cafeは、倉敷市茶屋町の桜橋のたもとにある、こぢんまりとした自家焙煎コーヒーのカフェです。お店の名前のGreen Beansは、コーヒーの生豆という意味で、厳選した生豆から焙煎した焙りたて新鮮コーヒーを、窓から見えるGreen（緑）を見ながら楽しめるお店です。ランチやスイーツなども食べられます。

珈琲館 新倉敷店は、ゆったりと休憩することができる、倉敷駅の近くの人気コーヒーチェーン店です。コーヒーは種類が豊富で、色々試したい人やたっぷり飲みたい人におすすめです。特に最高級国産備長炭で焙煎した「炭火珈琲」は、珈琲館の自慢の一品です。豊かな香りと独特のコクは、濃いミルクとあわせるとより濃厚な味を楽しめます。

おだ珈琲は倉敷駅近くの「くらしきシティプラザ」地下飲食街にある、昔ながらの雰囲気の喫茶店です。レーズントーストとゆで卵がつくモーニングが評判で、朝から賑わっています。こだわりのブレンドコーヒーは、苦みと酸味がきいたすっきりした味わいです。軽食やパフェなどのスイーツも食べられます。

木々珈琲舎は、閑静な郊外に立つコーヒー専門店です。国際基準で認定を受けた「スペシャルティコーヒー豆」のみを使用し、その美味しさを引き出すため、ネルドリップによる抽出方法にこだわっています。数種類のブレンドコーヒーと単一豆のコーヒー、カフェオレやウィンナーコーヒーも飲めます。オリジナルの無添加食パンのトーストが付くモーニングも評判です。

KOBACOFFEEは、倉敷美観地区の最高のロケーションにある自家焙煎コーヒー専門店です。店内はおしゃれで居心地がよい空間です。1階の喫茶スペースにはピアノが置かれ、様々な演奏会が開催されています。2階には、ゆっくりと座れるハンギングチェアを使用した客席があります。白と赤を基調とした店内で、女性におすすめです。

コーヒーはペーパードリップだけでなく、サイフォンやコーヒープレスでも飲むことができます。ブレンドは3種類、ストレートコーヒーは7種類あるのでそれぞれと淹れ方の組み合わせを楽しめます。岡山のフルーツを使ったケーキなどのデザートメニューも充実しています。

倉敷珈琲館は、倉敷美観地区に昭和46年に誕生した喫茶店です。元砂糖問屋だった建物の内側に赤レンガをはり、カウンターを作って喫茶店として生まれ変わりました。倉敷珈琲館のコーヒーはネルドリップで一杯ずつ丁寧に淹れられます。焙煎機は創業当初から使っているもので、長年使いこまれた色合いが堂々とした風格を醸し出しています。

人気メニューはウィンナーコーヒーと琥珀の女王です。ウィンナーコーヒーは、特製焙煎の深煎りコーヒーにひんやりとした生クリームが浮かんでおり、一番底には大粒のシュガーが沈んでいるため、飲み進めるごとに違う味わいが楽しめる一杯です。

琥珀の女王は、10月から6月限定のコーヒーで、リキュールと蜂蜜を加えた水出しコーヒーにまろやかな生クリームをたっぷり注いだ一杯です。さらにひとかけらだけ氷が浮かんでおり、こちらも飲み進めるほどに味が変わる不思議なコーヒーです。

ここでは、倉敷のレトロな雰囲気の中くつろげるコーヒー店をご紹介します。レトロな雰囲気の中でゆったりと美味しい一杯のコーヒーをいただいてみませんか？心も豊かにリフレッシュできること間違いなしです。

アンティークカフェタケウチは、倉敷美観地区から少し南に行った住宅街にあるカフェです。アンティークな家具や置物に包まれた、居心地のいい空間で、ゆったりとコーヒーをいただけます。ケーキも美味しいと評判です。

破゛流知庵くらしきは、大正時代に建てられた元酒蔵の倉庫をリノベーションしたカフェです。倉敷美観地区にあります。食のセレクトショップ平翠軒の2階にあり、倉敷の街並みと庭園を望むことができます。メニューはドリンクとアイスクリームのみですが、1階のショップ平翠軒で購入したものを自由に食べることができます。

美味しいランチをいただいた後のコーヒーはまた、至福の時です。ここでは、豊富なランチメニューを展開するカフェをご紹介します。倉敷美観地区の古民家カフェもご紹介するので、楽しみにご覧ください。

72Cafeは、Cafeという名前がついていますが、ランチで4つのコースを提供しているレストランカフェです。コースは本格的でカジュアルコースでもファーストオードブル、セカンドオードブル、バゲット、季節のスープ、メイン料理を食べられます。白を基調とした外観や店内はとてもお洒落で、デートにもぴったりのレストランカフェです。

三宅商店は、ランチのカレーが大人気の古民家カフェです。野菜がのったヘルシーな甘めのカレーです。また、旬の果物のパフェや手作りケーキもあり、カレーとスイーツのセットもあります。商店という名の通り、店内ではコンフィチュールやマスキングテープ、コーヒーなどもショップ販売しています。

今回は倉敷で人気のコーヒーショップ＆カフェTOP17と、レトロな雰囲気の中くつろげるコーヒー店、豊富なメニューのランチを提供しているお店をご紹介しました。倉敷には美観地区を始めたくさんの魅力的な場所があります。倉敷散策の合間に、美味しいコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。