北海道のじゃがいもは日本一!おいしい理由や人気の種類もご紹介

北海道のじゃがいもは日本一!おいしい理由や人気の種類もご紹介

じゃがいもの名産地と言えば、北海道です。北海道のじゃがいもは、種類ごとにそれぞれ異なった魅力を持っていますが、詳しくはよく知らないという方が多いのではないでしょうか。この記事ではそれぞれの品種の特徴や、おいしい食べ方まで詳しくご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.北海道のじゃがいもは日本一の美味しさ!
  2. 2.北海道のじゃがいもが「おいしい理由」
  3. 3.北海道のじゃがいもで「人気の種類」
  4. 4.絶品!北海道のじゃがいもを使った人気グルメ
  5. 5.必見!北海道のじゃがいもの「おいしい食べ方」
  6. 6.おいしい「北海道のじゃがいも」を味わおう

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北海道のじゃがいもは日本一の美味しさ!

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皆さんの食卓に並ぶじゃがいものほとんどは、日本一の生産量を誇る北海道からやってきているということをご存知でしょうか。国産じゃがいものなんと75%以上が北海道だというから驚きです。つまり、スーパーに売っているほとんどのじゃがいもが北海道産ということになります。しかし北海道のじゃがいもが日本一なのは、生産量だけではありません。

実はじゃがいもの美味しさにおいても、北海道は日本一と呼び声が高いのです。他で育ったじゃがいもと比べると差が歴然です。食べてみるとわかりますが、北海道産は圧倒的に甘みがあって、味が詰まっていると感じます。「おいしい!」と思ったら原産地を確認してみてください。そのじゃがいもは「北海道産」ではありませんか。

北海道のじゃがいもが「おいしい理由」

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どうして北海道のじゃがいもはおいしいのでしょう。育て方に何か違いがあるのでしょうか。知っている方、実は少ないんじゃありませんか。知っていると周りよりもちょっぴりお料理通です。それではここから、北海道のじゃがいもがおいしく育つ理由を学んでいきましょう。

気候風土が良いため

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北海道といえば「広大な大地」を連想されると思います。じゃがいもはそんな道内自慢の広い内陸部を中心に生産されていますが、実は内陸部の1日の気温差は本州とは比べ物にならないほど激しいのです。そこがおいしいじゃがいもを生み出すポイントの1つです。

じゃがいもは1日における気温差が激しければ激しいほど、糖度が高くなるという成長メカニズムを持っています。これはにんじんやトウモロコシにも共通した特徴として知られています。夏が近づいてくると北海道は本州と同じように最高気温30度以上になりますが、夜になると地表近くの熱がどんどん上空に逃げてしまうため、一けた台の気温になることもあります。

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また、北海道の日照時間が長いことも、おいしいじゃがいもの成長に深く関係しています。夜の時間が短いと、じゃがいも自身の呼吸による糖分消費を少なく抑える、ということが最近の研究で明らかになっています。

「日照時間」と、上述した「気温差」の2つのポイントを北海道は抑えています。北海道以外では九州がじゃがいもの産地として挙げられますが、九州ではこの条件を満たすのは難しいかもしれません。ゆえに北海道のじゃがいもは日本一と称されているのです。

収穫後にじっくり「熟成」させるため

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また、北海道で行われている熟成方法も、よりおいしさを際立たせる理由の一つとなっています。北海道では収穫後すぐには出荷せず、低温下においてじっくり熟成させるのが一般的です。この工程を踏まえることによって、でんぷんが糖分に変化して、口にしたときに甘いと感じるようになります。

この「熟成」という方法は、実はご家庭でもできるのです。購入したじゃがいもを新聞紙でくるみ、冷蔵庫の野菜室で1か月ほど保存します。さらに濡らしたキッチンペーパーを新聞紙の外側に巻いておくと、程よく湿度が保たれるため熟成が進みます。お手軽にできるので、お家で味の変化を感じてみてはいかがでしょうか。

北海道のじゃがいもで「人気の種類」

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北海道でおいしいじゃがいもが育つことはわかったけど、どの種類が人気なの?と思う方も多いのではないでしょうか。「男爵」、「きたあかり」など、なんとなく耳にしたことはあるけれど、特徴まではご存知ないという方もいると思います。

北海道で栽培されている種類は、150種以上あるとされていますが、皆さんがスーパーで見かけることのできるのは、だいたい10種類くらいだそうです。その10種類はどれも、茶色い皮に白か黄色の身というオーソドックスな見た目なので、種類を気にせず購入してしまうのも仕方がないことなのかもしれません。

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実はじゃがいもには紫色や赤色、黒っぽいものもあります。しかしそのような鮮やかなじゃがいもは、海外では主流であっても、日本では一般的にはあまり流通していないものがほとんどです。味も甘いものから、あっさりとしたもの、コクのあるものなどさまざまですが、日本ではレストランなどで見かけることがほとんどです。

それではここから、皆さんが手軽にスーパーで購入できる代表的な4種類を詳しくご紹介していきます。特徴を知っているとお料理もよりおいしく、楽しく食べることができるので、ここから一緒に学んでいきましょう。

「男爵」

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日本で最も人気のある品種なのが「男爵」です。その人気のポイントは、茹でるとじゃがいもの醍醐味らしいほくほくとした食感が楽しめるというところです。スーパーでも見かけないことはない、メジャーな種類です。

粉っぽい口当たりが特徴なので、シンプルに粉ふき芋やふかしいもにして、じゃがいも本来の味を楽しむのがおすすめです。煮崩れしやすいので、長時間煮込むカレーや煮物には向きません。もし入れたいと思ったら煮込み時間は短めを意識してみましょう。

「インカのめざめ」

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ここ最近、グッと人気が高まっているのは「インカのめざめ」です。なめらかな舌触りと濃い黄色が特徴的です。小ぶりで丸っとしているので、じゃがいもに詳しくない方でも、簡単に見分けることができます。切って断面を見てみると、果肉が色鮮やかで美しく見えます。

男爵とは違い、煮込んでも​​​​煮崩れしにくいのがインカのめざめの良いところです。そのためカレーやシチューなどの煮込み料理に向いています。また、ポテトチップスやフライドポテトのような揚げ物にしても鮮やかな黄色が残るので、見栄えも良く仕上がります。茹でてサイコロのように四角く切り、サラダに盛り付けるのにも最適です。

「きたあかり」

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「男爵」と「ツニカ」を掛け合わせてできたのが、甘みが人気の「きたあかり」です。特徴のいくつかは男爵とよく似ていますが、目は男爵よりも赤みがあります。目が少し出ているとさらに見分けがつきやすいです。ごつごつしているので、皮は向きやすくはありません。

男爵と同じで煮崩れしやすいので、煮込み料理よりもコロッケやふかし芋に向いています。甘みがあり香りもとても良いので、じゃがバターにすると絶品です。ポテトサラダにも向いているのが、このきたあかりです。

「とうや」

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「洞爺湖(とうやこ)」にちなんで名付けられた「とうや」は、病気に強く早く育つ頼もしい品種です。形は長細く、大ぶりです。食感は「ホクホク」よりも「ねっとり」とした粘質系で、炒め物や煮物にすると絶品の1品に仕上がります。

カロリーは男爵と比べると控えめで、皮も向きやすくて扱いやすいのが特徴です。一般の方にもだんだんと周知されるようになってきていて、病害虫にも強いことから家庭菜園で育てている方も増えてきているようです。

北海道のじゃがいもは「通販」でも買える

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スーパーで1つ1つ手に取って、品定めをしながら選ぶのも良いのですが、思った種類に出会えないこともしばしばあります。それぞれのお料理にぴったりの種類が欲しい…そういう方には北海道からのお取り寄せをおすすめします。数十種類のじゃがいもを、スマホ片手にさっと選べる手軽さと便利さから、ここ数年で人気が急上昇しています。

手軽さもさることながら、通販のメリットは「農家直送」も可能だということです。配送にかかる日数は早いものだと1、2日という驚異のスピードです。日本一のじゃがいもを新鮮なうちに口にできると、リピーターが続出しています。

絶品!北海道のじゃがいもを使った人気グルメ

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ここからは北海道のじゃがいもの良さを活かした、絶品じゃがいもグルメをご紹介します。お料理はもちろん、お菓子にまで変身できるのが北海道のじゃがいもの醍醐味です。たくさんのポテンシャルを秘めた日本一のじゃがいもを、いろんな角度から楽しんでみましょう。

北海道のじゃがいもを使った「コロッケ」や「スープ」

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じゃがいもが主役のお料理といえば、やっぱり「コロッケ」ではないでしょうか。コロッケに向いているじゃがいもは、「ほくほく系」の種類です。「ねっとり系」を使っても難なく仕上がりますが、上述した「男爵」や「きたあかり」を使えば、じゃがいものほくほくさを楽しめる絶品の1品に仕上がります。

味付けはシンプルに、ふかしたじゃがいもと塩コショウで整えたものでも美味しいです。絶品コロッケを作りたい方は、「じゃがいもをふかしたら熱いうちに潰す」ということに気を付けてみてください。ふかしてから時間がたつと、粘り気が出てほくほく感が損なわれてしまいます。

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中身を変えるとバリエーションがぐっと広がるのも、コロッケの魅力の一つです。コーンを入れるとお子様に人気の一品に、炒めた牛ミンチとほくほくじゃがいもを混ぜれば男性にも愛される、がっつりコロッケになります。

北海道では「じゃがいもHOUSE」さんが、北海道産の美味しいじゃがいもを使用した絶品コロッケを販売しています。直営レストランで食べることもできますが、今はネット販売にも力を入れています。バターとじゃがいもが絶妙なハーモニーを奏でる「じゃがバターコロッケ」や「肉じゃがコロッケ」など、4種類3個ずつが1箱に入った定番セットが大人気です。

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じゃがいもはスープの主役にもなります。にんじんや分厚いベーコンと煮込んだ「ポトフ」は、世代を超えて人気があります。材料を切って、コンソメと煮込むだけで味わえるので他の料理を作りながらお手軽に用意できます。

じゃがいものビタミンCは熱に強いので、加熱してもスープに溶け込んでくれるのが嬉しいところです。冬の温まりたいときにぴったりのお料理です。

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ミキサーでなめらかにすれば冷製のじゃがいもスープ「ヴィシソワーズ」にもなっちゃいます。冷たいので暑い夏にも食べられるうえ、じゃがいものモゴモゴした食感が苦手な方でもサラッと食べれてしまいます。じゃがいもを安く大量に購入したけど、使い道に悩んでいるときにうってつけです。

本格的なヴィシソワーズを味わいたい方は、札幌市中央区にある「クレープリー月(つき)」を訪れてみてはいかがでしょうか。本場フランスのガレットを、古民家テイストの店内でヴィシソワーズとともに召し上がることができます。冷たくさっぱりとした味わいは、老若男女から定評があります。

人気の種類を使った「お菓子」

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食卓におかずとして並ぶだけがじゃがいもの使い道ではありません。その甘みを活かしたお菓子にも近年注目が集まっています。有名なのは、もちもちとした食感が絶品の「いももち」です。みたらしやバターなどをかけて食べるのが絶品で、チーズを入れておつまみ風にしてもおいしいです。

北海道で絶品いももちを食べたいなら、長沼にある農園レストラン「ハーベスト」がおすすめです。農園で収穫した新鮮な野菜をこだわって使用しているので、美味しくて体にも優しいと大評判の1軒です。ここのお店のいももちは、北海道を代表する美味しさです。

Photo by Kanko*

さつまいもをじゃがいもで代用できるお菓子レシピも、目にするようになってきました。「大学芋」や「スイートポテト」にするとじゃがいもの優しい味が加わって絶品になると、SNSでも話題になっています。

さつまいもは秋が旬なので手に入れる時期が限られてしまいますが、じゃがいもだと1年を通して手に入れることができます。じゃがいもの風味も加わって、さつまいもとはまた違った味わいを楽しむことができます。さつまいもの助っ人選手として、いろんな料理に代用してみてはいかがでしょう。

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じゃがいもの可能性はこれだけではありません。ふかしたじゃがいもを潰して、クッキー生地に混ぜると、じゃがいもの香りが広がる、コク深いクッキーもできます。特に日本一の北海道産じゃがいもを使用すれば、香りもコクもグッと増します。手で食べられるので、赤ちゃんやお子さんのおやつにもぴったりです。

じゃがいもをたくさんいただいたときや、おかず料理で消費しきれないときは、スイーツの材料として使ってみてください。今までのじゃがいもの概念を覆してくれること間違いありません。

必見!北海道のじゃがいもの「おいしい食べ方」

Photo by fifikins

北海道のじゃがいもをよりおいしい調理方法で食べたい方には、「ロースト」をおすすめします。じゃがいもは水を含むと旨みがぼやけてしまうので、なるべく水に触れない調理方法を選びましょう。ローストすることで、じゃがいも自身の持つ水分も飛ばしてくれるので、旨みだけが閉じ込められます。簡単なローストでじゃがいもが絶品の一品に変わります。

「じゃがいものお供」と言っても過言ではない調味料・「塩」にもこだわってみるといいでしょう。やわらかい味のものよりも、ピリッと冴えたお塩のほうがじゃがいもの甘みにマッチします。日本一のじゃがいもにはどのお塩がぴったりか、探しながら食べてみるのも楽しそうです。

おいしい「北海道のじゃがいも」を味わおう

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北海道のじゃがいもが日本一である理由や、種類が豊富なことなど、さまざまなじゃがいもの魅力をお伝えしてきましたが、知れば知るほどじゃがいも料理にトライしてみたくなったのではないでしょうか。おかずや、リメイク、お菓子にも使える万能選手なじゃがいもは、常に家庭にストックしておきたいところです。

食材の知識が増えれば増えるほど、食材を選ぶ楽しみや、調理する楽しみ、味わう楽しみが格段にアップします。じゃがいもを購入する際は、絶品の北海道産にこだわって、日本一のじゃがいもグルメを楽しんでみてください。

hokotan57r
ライター

hokotan57r

北陸出身。海外旅行と料理が趣味。現在は休職中で子供のお弁当作りを楽しんでいます。

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