本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
岡山は海にも山にも恵まれている食の宝庫!
岡山は新幹線も通っており、中国・四国の交通において重要な要所となっています。そんな岡山には、だれもが知る名産品から県民おすすめの隠れ名物まで、様々な魅力が詰まっています。
瀬戸内海や下津井港、蒜山高原や岡山平野など、海・山などの多くの自然に囲まれ、海の幸と山の幸、どちらも楽しむことができます。カキや鰆などの海産物、ぶどうや梨などのフルーツなど、見逃せない名産品やグルメについて詳しく説明していきます。
気候が良く歴史的な観光地も多い!
岡山は日照時間の長さや降水量が日本の中でも最少であることから「晴れの国おかやま」がキャッチフレーズとなっています。その温暖な気候ならではの名産品も数多く存在し、台風などの災害も少なく暮らしやすい土地です。このような気候ならではの名産品が岡山には数多くあります。
多くの人がご存じのように「桃太郎」のゆかりの地でもあり、日本三名園の一つ「後楽園」やレトロな町並みで有名の「倉敷美観地区」、メディアでも紹介された天空の城「備中松山城」など、歴史的建造物も多く色々な観光地が楽しめます。
こうした文化や歴史が作り出した名産品もあります。これから紹介するグルメや名産品、特産品などの岡山名物とともに、伝統とモダンの調和された岡山の観光地も楽しんでみてはいかがでしょうか。
岡山来たら絶対食べたい名物のおすすめグルメ!
「岡山」と聞いて思い浮かぶ食べ物と言えば何が挙げられるでしょうか。「デミカツ丼」や「えびめし」などは岡山代表のおすすめグルメとして聞いたことがあるかもしれません。やはり瀬戸内海に接しているからこそ味わえる海鮮など、岡山ならではのグルメを堪能したいところです。
県外ではなかなか目にすることのできない、まさに岡山に訪れてこそのグルメをピックアップしました。岡山への旅行の際にはぜひこちらのグルメを楽しめるよう、計画に組み込んでみてください。
ハレの日に食べる郷土寿司【岡山ばら寿司】
一つ目のグルメはこちらの「岡山ばら寿司」です。現代ではお祭りやお祝い事の時に食べる「ハレの日」のごちそうとして広まる岡山の郷土料理です。
酢飯にしいたけなどの煮物を刻んだ具を混ぜ込み、さらにその上からひとつひとつ味付けのされた魚介類や野菜などが盛り付けられた豪勢な料理となっています。盛り付けの具材は主に錦糸玉子をひき、後述のままかり、穴子、鰆、レンコン、エンドウ、タケノコなどです。
色鮮やかで目でも楽しめるこちらの料理には、江戸時代に生まれたある逸話があります。当時の岡山庶民は備前岡山藩の初代藩主により一汁一菜の倹約生活を強いられており、それに反発したことから生まれたそうです。
つまりご飯にたくさんの具を詰め込んでも、「一菜」は「一菜」でしょ、という庶民の知恵から生まれた料理ということです。反骨精神から生まれたグルメ、味わってみたくなったのではないでしょうか。
こちらの「岡山ばら寿司」は寿司屋や居酒屋のほか、駅弁やスーパーでもお弁当として購入することができます。お弁当をお土産に持ち帰るのもおすすめです。地域やお店によって「備前ばら寿司」や「まつり寿司」、「隠し寿司」など呼び名が異なることがありますのでご注意ください。
逸話を聞いた後だと別名に納得がいくのが「岡山ばら寿司」の面白いところです。瀬戸内海の海鮮と岡山の幸をぜひご賞味ください。
真っ黒の見た目が衝撃的【えびめし】
次に紹介するグルメは「えびめし」です。岡山名物として聞いたことがあるかもしれませんが、その見た目はご存じでしょうか。初めて見たときはその濃い色に驚く方もいるかもしれません。しかしその見た目に反し、ほんのりと甘い味と独特の香ばしさが特徴です。
こちらは岡山名物として名を広めていますが、発祥は実は東京なのです。東京のカレーハウスから岡山に持ち帰った人がおり、そこから広まったとされています。
その名の通りぷりぷりのエビが入っており、カラメルソースやケチャップなどで味付けをされています。お店によってオムライスや白カレーなどと融合したおもしろいアレンジメニューがあるのでお気に入りのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。
意外性にあふれたこちらの名物「えびめし」、一度味わっておけば間違いなしです。ある程度のボリュームがあるので、ランチやディナーなど、がっつり食べたいときにおすすめです。
ぶつ切りのタコたっぷりの炊き込みご飯【タコめし】
「タコめし」といえば瀬戸内海周辺の名物ですが、岡山倉敷の「タコめし」もまた絶品です。その発祥は漁師が獲ったタコを船の上で食べたことからと言われています。
倉敷下津井港は真ダコの水揚げ港として有名で、下津井周辺ではとれたてのタコが良く使われています。その中でもこの「タコめし」は、飲食店でも家庭内の料理でも欠かせない名産品なのです。
瀬戸内海ならではの実の締まった張りのあるゆでダコをぶつ切りにし、米、もち米、調味料とともに炊き込みます。触感と甘みの際立つ下津井のタコをぜひ「タコめし」で味わってはいかがでしょうか。
飲食店、駅弁などのほかにイベントなどの出店でも見られる名物です。イベントの時期を狙って訪れるのもおすすめです。
岡山名物のカツ丼といえば【デミカツ丼】
さて、今まで紹介してきたグルメは海産物がメインの料理でしたが、次に紹介するのは岡山で有名なカツ丼、「デミカツ丼」です。一般的な卵とじのカツ丼とは異なり、濃厚なデミグラスソースがたっぷりかかったカツ丼なのです。ご飯の上にキャベツとカツがのり、その上からデミグラスソースがかかっており、その濃い味には白米が合うこと間違いありません。
デミカツ丼が名物になることとなった発祥のお店はなんと創業80年を超える老舗です。こちらのお店「味司 野村」は一般的な卵とじのカツ丼を用意していたり、小さいサイズのデミカツ丼が用意されていたりと様々な要望に応えてくれます。卵とじのカツ丼とデミカツ丼の二つを食べ比べてみるのも面白いかもしれません。
また同じ出汁を使うという点から、ラーメン屋のメニューにデミカツ丼が置いてあることもあります。岡山のラーメンも食べていみたいという方にはおすすめです。
岡山の名物B級グルメは食べなきゃ損!
岡山のB級グルメはまさに現地でしか食べられない名物と言えます。ほかにはない珍しいB級グルメは岡山県民のソウルフードです。B級グルメと言えど満足いくこと間違いなしの名産品をご紹介します。
ぷりぷりのホルモンたっぷり【津山ホルモンうどん】
岡山のご当地B級グルメを代表するのがこちらの津山市名物「津山ホルモンうどん」です。B-1グランプリでの受賞歴もあり、県外からも多くの人がぜひ一度食べてみたいと訪れます。
「津山ホルモンうどん」に含まれるホルモンはビタミンやミネラルなどの栄養も豊富であり、変化にとんだ味わいとそのぷりぷりとした食感がとても魅力的です。おいしく食べられるうえに美容や健康にも効果があるといううれしいグルメです。
津山にはなんと50軒以上のお店がホルモンうどんを提供しており、中には50年以上も前からホルモンうどんを作り続けている店もあるという、まさに地域とともに歩んできた名物グルメなのです。
そんな「津山ホルモンうどん」はビールにも相性ばっちりの逸品です。寒い日にはみんなで鉄板を囲み、暑い日にはスタミナ料理として親しまれ、いつでも津山市民とともにあったのです。
特に「橋野食堂」がおすすめ!
「津山ホルモンうどん」の中でもおすすめなのが「橋野食堂」のうどんです。店主も4代目と長く続き、津山に伝統の味を残しているお店です。店内には芸能人のサインなども飾られ、人々に愛され続けてきたお店であることがわかります。
こちらのホルモンうどんのホルモンは一つ一つが大きくしっかりとした食感があり、様々な部位が入っています。タレはみそ味でうどんによく絡み、脂の甘味と非常によく合います。まさにやみつきになる味わいだといえるでしょう。
量は1玉~2玉、味は普通、ピリ辛、激辛の三段階から選ぶことができます。ぜひ自分好みの味付けを見つけてみてください。
岡山を代表する名物B級グルメ【ひるぜん焼きそば】
「ひるぜん焼そば」は、岡山県真庭市蒜山地方のご当地名物グルメです。蒜山は岡山県と鳥取県との県境に位置し、夏はキャンプなどのアウトドア、冬はスキーなどウィンタースポーツが楽しめる自然あふれる高原リゾートです。蒜山に訪れた際はぜひこの「ひるぜん焼そば」はいかがでしょう。
「ひるぜん焼そば」はその特徴として、かしわ(鶏肉)とキャベツを具材とし、甘辛の秘伝味噌だれを味付けとしているところにあります。
キャベツは蒜山の高原キャベツを使用し、生でも十分な甘みがあるため、ひるぜん焼そばに使うときも本来の味を生かせるよう素早く炒めたものが使われることが多いようです。かしわにも秘伝のたれにも劣らぬうま味がこの高原キャベツの魅力なのです。
また、秘伝の味噌だれのルーツとして、元をたどると「ジンギスカン」へとたどり着きます。昭和30年当時、一年を通して気温が低いという北海道と類似した特徴から、蒜山高原はジンギスカンを提供していたのです。そのジンギスカンの味噌味の味付けを焼きそばへと応用したのが始まりなのです。
さらに当時多くの家庭が鶏を家畜として飼っていたこともあり、この岡山名物「ひるぜん焼そば」が生まれたのです。そして地本有志による愛好会、「ひるぜん焼そば好いとん会」の活躍によって全国にその名をとどろかせたのでした。
店によってこだわりのある味噌だれがポイント。いろんなこだわりの味を楽しんで下さい。
名産のカキをふんだんに!【日生カキオコ】
次は「カキオコ」です。なんとこちらは大量の牡蠣とお好み焼きが合体した、牡蠣好きにはたまらない食べ物なのです。つまり「牡蠣」+「お好み焼き」で「カキオコ」というわけです。
牡蠣の名産地と言えば広島が挙げられますが、岡山も負けていません。岡山県日生(ひなせ)町は牡蠣の名産地なのです。そしてこちらの日生町では、牡蠣のシーズンになるとたくさんの観光客が県内・県外を問わず訪れてきます。日生町にある「カキオコ」提供店は約20店舗ほど。ぜひ日生町の名物「カキオコ」を味わってみてください。
もともとは、1960年代に傷がつき売り物として扱えなくなった牡蠣を活用するべくして生まれた名物だといわれています。その後、牡蠣を丸ごと使うようになってから牡蠣独特の食感とうま味が増すことで、地元で愛される名物料理となったのです。ふっくら出汁のきいたお好み焼きの生地と牡蠣の甘味が織りなす絶妙なバランスが絶品の名産品です。
豚肉を鰻のかば焼き風に仕上げた名物【ぶたかば】
岡山市内で人気の名物「ぶたかば」はご存知でしょうか。その名の通り、「豚肉のかば焼き」ということですが、本物の鰻のかば焼きにも勝るほどのおいしさが特徴です。
さて、その中でもぜひ味わっていただきたい「ぶたかば」おすすめ人気店をご紹介します。
特にぶたかば発祥の「かばくろ」がおすすめ!
ご紹介するのは「ぶたかば」発祥の名店、「かばくろ」です。その発祥は店主が営んでいた割烹料理店のまかない料理からだとされています。炭火で焼いた豚肉に鰻のかば焼きのたれをつけて再び焼いた後、白米の上にのせて食べ、その時のあまりのおいしさからとんとん拍子で正式なメニューとなったのです。
さらに試行錯誤を重ね、おいしさの増したぶたかばを専門料理として提供したのがこの「かばくろ」です。その珍しさとおいしさからテレビでも紹介され、話題となったことで一躍有名な岡山名物店になったのでした。
「かばくろ」には様々なこだわりがあります。ぶたかばに使用する豚肉、たれ、そして建物までこだわれるものすべてにこだわった結果、今の人気店「かばくろ」があるのです。高級感のある木造のテーブルや広々とした庭園の見える店内は、ぶたかばのおいしさをより一層引き立てます。
かばくろ本店へのアクセスが難しい場合は、「かばくろイオンモール岡山店」で味わうのもおすすめです。岡山駅からも直通なので、利便性があり、岡山観光にも便利です。
岡山名物はフルーツも充実!おすすめの名産フルーツ!
岡山はフルーツの宝庫です。様々なフルーツを味わえる岡山は「フルーツ王国」とさえ呼ばれ、甘くておいしいのはもはや当たり前と言われるほどのフルーツの名産地なのです。
その秘密は、先述した通り「晴れの国」と言われるほどの気候の温暖さにあります。安定した気温の恩恵を受け、一年中旬の果物を味わえるのです。まさにフルーツ好きのためにある場所ではないでしょうか。
果物をそのまま食べるのはもちろん、パフェなど、スイーツとして食べるなど、岡山のフルーツにはたくさんの楽しみ方があります。岡山の特産品・フルーツの魅力を存分に紹介していきます。
日本では珍しい冬ぶどう【紫苑】
ぶどうといったらその旬はいつのイメージがあるでしょうか。やはり夏から秋にかけて、中でも8月から10月初旬ごろのブドウが一番おいしいように思われます。しかしこちらの「紫苑」というぶどうは9月下旬から10月初旬が熟期となっているのです。さらに産地である岡山県では、10月下旬ごろから収穫、12月中旬ごろまで出荷可能です。まさに冬が旬のブドウです。
「紫苑」という品名はキク科の花の色にちなんでつけられており、そのとおり赤ワインのような色が美しい品種となっております。糖度の高いかなり甘味が強いぶどうです。果物はとにかく甘いものが好き、という方にはおすすめの品種です。
皮が薄くて身離れが良く、つるりときれいに向けるのも特徴です。甘味は十分と言えますが、濃厚というよりさっぱりとした味わいで、独特のくどさがなく食べやすい品種なのです。
岡山県以外での産地が少なく、まさに岡山の特産品です。高品質の栽培でブランド化が進められており、種無しぶどう「紫苑」といえば岡山県と言われるほど、岡山の「紫苑」は有名になりました。
皮ごと食べられてジューシー【シャインマスカット】
次のフルーツもぶどうの品種です。次に紹介するのは「シャインマスカット」ですが、こちらは紫苑より耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
大粒の果実は皮ごと食べられますし、種もない、大変甘い白ぶどうです。手を汚すことなく食べられ、小さい子供も楽しんで食べることのできるのです。
「シャインマスカット」は、ほかのぶどうに比べ一粒一粒がとても大きいのが特徴。大粒なので食べ応えも抜群です。甘味が強いこともさることながらその芳醇な香りも人気な理由の一つです。みずみずしいさわやかな香りが「シャインマスカット」の高級感を引きたてるのです。
岡山産の「シャインマスカット」は、安定した品質、そしてそのつやつやと輝く美しい見た目により、岡山のぶどうの将来を担う品種だと期待されています。そうまで言われるこの「シャインマスカット」、味わってみたくなったのではないでしょうか。
岡山発祥のブランド桃【清水白桃】
岡山代表の桃といえば、「清水白桃」が挙げられるのではないでしょうか。その有名さは白桃と言えばこの「清水白桃」と言われるほどで、そのルーツは、昭和7年に岡山市芳賀で、「白桃」という品種と「岡山3号」という品種の混植園で偶発的に発見されたといわれています。
旬は7月下旬から8月上旬あたりまでです。その食べごろがちょうどお中元の時期と重なっていたことも「清水白桃」が特産品として名を馳せた理由の一つかもしれません。
桃の中でもとくに色白な上品そうな外見と、ふわりとやわらかい食感、そしてジューシーでこれでもかというほどの甘さにより極上の桃として「桃の女王」という名を冠しています。
岡山県岡山市北区佐山には「清水白桃発祥の地」と記された大きな石碑もたつほど、岡山の特産品の業界を支える存在となっています。最近は和歌山でも獲れるようになってきたようですが、やはり真の名産地は岡山としか言えないでしょう。
世界最大級の大きさの梨【愛宕梨】
次に紹介する「愛宕梨(あたごなし)」は、日本一大きい梨であるといわれています。鳥取や島根でも栽培されていますが、岡山が最も栽培面積が広く、生産量も全体の45%を占めています。中でも西大寺雄神地区を主力とされている特産品です。
やはり、なんといっても特徴はその大きさです。平均は1kg、大きいものだと2kgほどにもなるようです。だいたい赤ちゃんの頭と同じほどの大きさです。さすが日本で最も大きな梨と言ったところでしょうか。
もちろん味も一級品です。シャキシャキと歯ごたえのある食感、あふれるほどの果汁に程よい甘さと酸味。さらに貯蔵性が非常に高いことでも有名で、家庭でも涼しいところでちゃんと管理すれば一カ月近くほども保存できるのです。お土産にもとくに適したフルーツということです。ぜひ岡山で売っているところを見つけた際は持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
岡山は海の幸も充実!名物の海産物はこれ!
こちらでご紹介するのは岡山の海産物です。瀬戸内海に面する岡山ならではの海の恵みをぜひご覧ください。活気あふれる漁港で獲れた海産物は、スーパーで売られているものとは比べ物にもならないほどのおいしさを誇ります。その上ふつうに買うよりお金もかからないのですから、現地で買うしか選択肢はないでしょう。絶対に味わっておくべき名物をご紹介していきます。
下津井タコが有名【タコ】
前述の「タコめし」の欄で紹介した通り、下津井港ではタコが有名です。ブランド付きのタコとして岡山駅周辺の飲食店でも提供されるほど人気があります。下津井大橋を背景に並べて干されるタコは圧巻で、冬の下津井の風物詩です。
タコ漁で捕らえられたばかりのタコは、値段を直接交渉して持ち帰ることもできます。下津井港内では薄くスライスされ特製のたれにつけられたタコが焼かれています。こちらももちろん買い求めることができます。
下津井の中には「タコ料理専門店」なるものもあります。たこ甘辛煮、たこからあげにたこしゃぶ。タコのまこを食べたことがあるでしょうか?珍味としてたこまこご飯やたこ白子ご飯、もちろんお刺身も味わうことができます。
下津井は、まさにタコ好きのための聖地と言えるのではないでしょうか。タコが好きでない方も、下津井のタコを食べれば認識が変わるかもしれません。ぜひ一度訪れてみてください。
ママ(ご飯)を借りるほど美味しい特産品【ままかり】
「ままかり」と聞いてどんなイメージを持つでしょうか。ママ、母親?とも思いますが、ここでいう「まま」は「まんま」、つまり「ご飯」のことを指します。
「ままかり」という魚の種類なのですが、この魚の酢漬けがあまりにもおいしく、ご飯がなくなってしまっても、隣の家からまま(ご飯)をかり(借り)てでも食べたい、ということから「ままかり」と呼ばれるようになりました。
この魚の正体はニシン科の魚です。通常「サッパ」と呼ばれ、関東では雑魚としてあまりありがたがられる魚ではありませんが、岡山では「ままかり」として立派な郷土料理となるのです。佐賀県では「ハダラ」、広島県では「ワチ」、関西では「ハラカタ」など複数の呼び名を持っているのもこの魚の面白いところです。
ままかりはびっしりとウロコが多く、また小骨が多いのも特徴です。自分で買って調理する場合はきちんとウロコを落としましょう。大きいものは焼き魚に、小さいものは煮魚などやわらかくできるものがおすすめです。
そして岡山でよく食べられる名産品が、郷土料理「ままかり寿司」です。二枚におろされたままかりがそのまま握られた姿寿司で、ストレートにままかりのおいしさを楽しむことができます。ままかりの旬は春から初夏、そして秋です。岡山の秋祭りでの定番料理としてつくられたなじみの深い名物なのです。
岡山駅構内にも老舗有名店がありますので、ぜひとも味わってみてください。
さらに最近では、「ままチョビ」「ままニャカウダ」なる新名物も生み出されています。何となく想像できると思いますが、ままかりを使用したアンチョビ風とバーニャカウダ風のイタリアン食材です。小さな小瓶にかわいらしいデザインのパッケージが目印です。ままかりを気に入った方はぜひこちらもお土産にいかがでしょうか。
たたきが食べられるのは岡山ならでは【鰆】
「鰆」は、瀬戸内海で春を告げる魚として有名です。さらに岡山県では、南エリアの刺身=「鰆」と言われるほど地域になじみ深い特産品なのです。
岡山には、香川県との間に存在する「備讃瀬戸」という鰆の一大産卵場がありました。そのため鰆料理が大変盛況し、鰆の名産地となったのです。前述の「ばら寿司」にももちろん使われ、ばら寿司が岡山の名産品となることになった一立役者と言えるでしょう。
鰆はその身の柔らかさから傷つきやすく、足のはやい魚です。そのため一般的に焼き魚や煮魚として調理されますが、名産地岡山では、鰆のたたきを食べることができるのです。もちろん寿司やいり焼など様々な調理法もありますが、やはり何といってもおすすめはたたきです。
あっさりとした鰆はポン酢によく合います。柔らかい身に薄い皮が特徴で、とても食べやすい魚です。刺身とはまた一味違う鰆のたたき、ぜひ岡山で新鮮な味を楽しんでください。
瀬戸内海の豊かな恵みに育まれた【カキ】
「カキオコ」でも紹介しましたが、岡山はカキの名産地でもあります。岡山の海は通常出荷に2、3年かかるところ、1年で出荷できるほど豊富に栄養があるのです。ほかの産地でのカキは加熱すると縮んでしまうことも多いですが、岡山の1年物のカキはそのままの大きさで味わうことができ、色白な身のほのかな甘みが絶品です。
岡山県内にはこの美味しいカキを購入することができる直売所も点在するので、お手頃価格で持ち帰ることもできます。カキ好きの方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
岡山での解禁はだいたい10月下旬ごろからです。一番の旬は1月から2月の冬真っ盛り。直売店ではその場で焼いて提供しているところもあるので、熱々のカキを食べて寒さを乗り越えましょう。
店によってはカキ食べ放題コースも用意されているそうです。まさに岡山名物のカキ、そのぷりぷりとした食感は一度味わっておくべきでしょう。
岡山といったら忘れちゃいけない名物スイーツ!
お次は見逃してはいけない岡山の名物和菓子です。中にはかの有名な、日本の英雄中の英雄のお話に出てくるお菓子も。岡山に来てこその名産品、ぜひご覧ください。
岡山名物の代名詞!誰もが認める名産品【きびだんご】
ここにきて満を持して登場、「桃太郎」に出てくるあの食べ物、「きびだんご」です。実物を見たことがない方は、もちろん名前は知っているけどどんなものかは知らない、という方も多いのではないでしょうか。子供からお年寄り、すべての人に愛される名物、「きびだんご」についてわかりやすく説明します。
きびだんごは漢字で書くと「吉備団子」。かつて「吉備国」と呼ばれた岡山の銘菓で、餅菓子の一種です。桃太郎の物語に出てくるのは「黍団子」ですが、現在のきびだんごは原料を黍としたものではありません。昔から神社で配られていたりと歴史も深く、人々にもなじみ深い食べ物のようです。
ひとくちに「きびだんご」といっても、さすが岡山の名物中の名物、様々なお店がお土産として販売しています。味も従来のプレーンやマスカットジャムが入ったタイプ、白桃味、あんこが入っているタイプ、さらには昔ながらの黍粉を使ったタイプなど迷ってしまうこと請け合いのラインナップです。
もちろん今書いた以上に多くの味が用意されています。しかしどの味も岡山で買ってこそです。桃太郎のまち岡山でぜひきびだんごをお買い求めください。
岡山が誇る伝統和菓子【大手まんぢゅう】
次に紹介する特産品は岡山備前銘菓「大手まんぢゅう」です。日本三大饅頭の一つに数えられ、昔から茶会の際には必ず茶菓子として出されたといわれるほどの名物です。
その魅力はぎっしりと詰まったあんこにあります。饅頭の皮が薄く、中に詰まったあんこが透けて見えるのが印象的なポイントです。材料として使われている甘酒の風味がふわりと香り、和菓子ならではの上品さが特徴です。
空港や駅などの岡山の主要アクセス機関でももちろん購入できますが、伊部屋京橋本店など専門店で買うとそのおいしさもひとしおです。あんこ好きの方も大満足間違いなしの名産品です。
倉敷を代表する銘菓【むらすゞめ】
こちらは聞いたことがない方もいるかもしれません。倉敷名物の「むらすゞめ」です。新鮮な卵を使用した薄く丸く焼いた外皮と、厳選された小豆の粒あんが織りなす味わいはまさに絶品です。
明治10年に創業され、以来現代へと受け継がれたこだわりをもって、熟練の職人たちが一つ一つ作り上げた銘菓です。洋菓子のような見た目ですが、和菓子の高級感もしっかりともない、ほかにない名産品となっています。
おすすめは元祖と言える「橘香堂」の商品。まさに王道と言える味わいを楽しむことができます。もちろんほかのメーカーも「むらすゞめ」をつくっていますので、個性豊かな中からいろいろ探してみてください。
岡山伝統の名産品ならこれ!おすすめの名物の工芸品!
次に紹介するのは岡山の工芸品です。古くから受け継がれてきた伝統工芸品から、若者に使われる商品まで、様々な特産品をご紹介します。食べ物と違い形に残るものですので、ぜひ思い出の品として購入を検討してはいかがでしょうか。
割れにくく飽きがこない【備前焼】
「備前焼」は岡山を代表する工芸品です。備前市伊部地区で盛んであることから、「伊部焼」の別名も持ちます。良質な陶土で成形され、絵付けもなくいたってシンプルな焼き物ですが、だからこそ表れる深い土味が趣のある特産品となっています。
製品は食器、酒器、茶器、花器、置物など様々な種類があり、購入して日常使いすればいい思い出になるでしょう。重要無形文化財「備前焼」の保持者、いわゆる「人間国宝」の方が作った貴重な作品から、現代作品、和食器など、幅広い商品を買うことができます。
カジュアルだけど本物の味わい【岡山デニム】
「デニムに名産地も何もないのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし岡山県倉敷市の児島地区は港町にもかかわらず正真正銘の「デニム」の名産地かつ、「国産ジーンズ発祥の地」なのです。
以前から児島は港町であることから、その土地は土に塩分を多く含み、稲作には不向きでした。その代替物として盛んになったのが綿花栽培です。そこから繊維産業を独自に発展させ、縫製、織物、染め物、加工など、様々な高度技術を持つ職人が集まって今のデニム名産地の児島が生まれたのです。
児島には「児島ジーンズストリート」なるものがあります。ジーニスト(ジーンズ好きの方)にとってはまさに聖地です。バスもデニム仕様、タクシーもデニム仕様、さらに上空にはこいのぼりのように空を泳ぐジーンズパンツたちが。街全体でジーンズが特産品であることをアピールしています。
もちろんジーンズ有名ブランドの購入も可能です。その有名さは国内にとどまらず、世界中にファンが存在しています。ジーンズ好きの方はぜひ訪れてほしい観光地です。
安い・軽い・丈夫!【帆布グッズ】
こちらで紹介するのは倉敷の「帆布グッズ」です。「帆布」とは撚り合わせた綿糸を用いた平織りの地厚い織物のことを指します。英語に訳すと「CANVAS」、油絵のキャンバス生地に使用されます。天然素材のみで作られ、使い込むほどに出てくる味わいと優れた耐久性、通気性、そして軽くて丈夫な点により多くの人に愛用され続けています。
倉敷市は帆布の日本一の生産量を誇っており、これを加工した様々なグッズが評判を呼んでいます。トートバッグをはじめ、名刺入れやペンケースなどの小物、キッチン雑貨や収納雑貨など、その商品は多岐にわたります。
使いやすいうえに長持ちの岡山倉敷の帆布グッズ、購入して後悔はないはずです。ぜひお気に入りの品物を手に入れましょう。
かわいい文具も岡山名産【マスキングテープ】
こちらの特産品は現代っぽいイメージの「マスキングテープ」です。岡山県倉敷市はマスキングテープで人気を集めた「カモ井」の本拠地であり、マスキングテープ発祥の地なのです。
色とりどりのマスキングテープが所せましと並べられたお店もあり、かわいいもの好きの方にはうれしい特産品です。その場で楽しめるマスキングテープ体験コーナーを設けているお店もあるのでいろいろな楽しみ方をしてみてください。
倉敷にある「カモ井」は、年に一回のペースで工場見学を実施しています。製造過程はもちろん、その他盛りだくさんの内容で、マスキングテープの魅力に夢中になること間違いなしです。人気過ぎるゆえに抽選が行われることもありますが、ぜひ工場見学に申し込んでみてください。
岡山には個性あふれる名物グルメや名産品がたくさん!
さて、ここまでで様々な岡山の名物や特産品、おすすめのお店などを紹介してきました。気になる名物はありましたか?ここで紹介したグルメや特産品はもちろん、岡山にはほかにも様々な魅力があります。宿泊施設も多く温泉もあり、旅行にはもってこいの名観光地です。
そして実際に岡山に訪れた際にはたくさんの名産品、特産品、名物に触れてみてください。絶対にがっかりすることはないはずです。「晴れの国おかやま」、ぜひ楽しんできてください。