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糸島の自然に囲まれた隠れ家的かき氷屋さん「村上や」
糸島と言えば、海沿いのオシャレなカフェやサーフスポットなどが並び、海のイメージが強い人気の観光地で、そのロケーションは前面には海、後ろは山に囲まれ、豊かな自然を楽しむことができます。
糸島南部にある「白糸の滝」は観光名所として、また山の避暑地として古くから親しまれ、涼を求めてたくさんの観光客が集います。糸島へのアクセスも福岡市内から車で40~50分と気軽に行けるので、休日を日帰りで楽しむ人も多いようです。
糸島の市街地から「白糸の滝」を目指して車で細い山道を走っていくと、やがて「ふわふわかき氷」という看板が見えてきて、その先に雰囲気のある佇まいのかき氷店「村上や」が現れます。
このお店は、地元の人たちにはよく知られて親しまれており、さらに県外からもたくさんの人がここでしか食べられないかき氷を目指してやってきます。特に夏のハイシーズンには長時間待つこともあるほどの人気ぶりです。
今回は、そんな人気店「村上や」の気になる営業時間やアクセス方法、おすすめのメニューなどについて詳しくご紹介していきます。
営業時間やアクセス情報
「村上や」は山あいのひっそりとした場所にあるため、初めて行く人は、営業時間やアクセス方法を事前にチェックしておくことをおすすめします。ここからはこのお店の営業時間やアクセスについてご紹介します。
営業時間は、10時~17時までです。4月から10月までの期間限定の営業で、11月から3月の寒い時期は休業しています。定休日は営業期間中も不定休となっています。
せっかく行ったのにその日はお休みとか、ラストオーダーの時間を過ぎていたということのないように、あらかじめお休みの日や営業時間を確認しておくことをおすすめします。
電車やバスでのアクセスは、JR筑肥線筑前「前原駅前」から昭和バス白糸線「白糸の滝行き」に乗車し、終点で降ります。糸島コミュニティバス「はまぼう号」の白糸線を利用する場合は「白糸」バス停で下車します。
ただし、どちらもバス停から2キロメートル以上ありますので、ハイキングができるような歩き易い格好がおすすめです。また、バスの本数も少ないので事前に確認しておきましょう。
福岡市内から車でのアクセスは、西九州道の「前原I.C」を出て今宿バイパスに乗り、県道573号線を左折します。途中県道12号線に切り替わり、一本道を南下していきます。時間にして40~50分ほどで到着します。
バス停から「白糸の滝」へ向かって山道を歩いているとやがて左側に「村上や」の看板が見えてきます。そこから左のゆるい坂道を上って行くとお店があります。
車の場合は、登りの山道を走って行き、左側に看板が見えてきたら左折しゆるい坂道を上がるとその先がお店の駐車場になっています。お店までの山道は大変細いので、安全運転に心がけましょう。またお店の看板は余り大きくないので、見落とさないようにゆっくり走りましょう。
車でのアクセスはバスに乗って歩いていく場合などに比べると、断然便利ですので、県外などの遠方から行く場合には車で行くことをおすすめします。お店には4台の駐車スペースがあります。
住所 | 福岡県糸島市白糸426-1 |
電話番号 | 092-321-2334 |
糸島・村上やのかき氷の注文方法!
村上やのかき氷の特徴と言えば、なんと言っても味の付いた氷を使用していることです。いちごやミルク味など数種類のメニューから単品の氷を選び、さまざまなトッピングを組み合わせて楽しむことができます。もちろん、シンプルにトッピングなしでも充分に味わえる美味しさとなっています。
まず、メニュー表を見ながら好きな組み合せのかき氷を選びます。そして、お店入り口の券売機でチケットを購入してカウンターで注文伝票を作ってもらい、混んでいる場合は待ち合いスペースで順番を待ちます。あとは、案内されたテーブルでその伝票を渡して注文するというシステムです。
混んでいる時は券売機の前にも人が並びますので、たくさんあるメニューの中から組み合せをあれこれ迷いそうな場合は、あらかじめトッピングされたセットメニューを見て確認しておきましょう。
糸島の一度は食べたいこだわりのふわふわかき氷!
「村上や」のかき氷は「白雪の花」という名でよく知られており、その名の通り、花びらのようなふわふわ感のある氷は口に入れた途端にさっと溶け、そのあとすぐに味わいが口いっぱいに広がります。そのキメ細やかな口どけは、かき氷を食べた時の頭の痛さも感じないほどです。
あらかじめ味のついた氷を削って作られているため、最後までその美味しさは変わりません。かかっているシロップもジュレのようなものや、クリーミーな泡状に仕上げてあり、繊細な「白雪の花」を溶かさないように工夫がされています。
氷は水っぽくならないので、ロールケーキやティラミスなどのスイーツと組み合わせても美味しく、「白雪の花」はまさにここでしか味わえない新しいスイーツのジャンルを確立しています。
また食べる人をとりこにするこのかき氷がどうやって作られるのか、気になりますが、実はこのかき氷の製法は、「村上や」が特許を取得していて企業秘密となっています。ザクザク感のないシルクのようなかき氷は、そう簡単には真似ができない、ここだけの特別な味覚と言うわけです。
白糸の滝の天然水を使用している
もう一つ、忘れてはならない美味しさの秘密があります。白雪の花は原料の氷に白糸の滝の原水を使っているということです。「村上や」の創業は2005年、糸島の清らかな天然水を利用して何かできないかと考えた末に辿り着いたのが「白雪の花」だったそうです。
最初は滝の近くに屋台を出して、メニューもいちごとミルクの2種類だけから始めたところ、その美味しさがあっという間に評判になり人気が出たそうです。そして、お客様にゆっくりと楽しんでいただけるように今の場所にお店を造られたということです。
「白糸の滝」の原水には、塩素分などが全く含まれておらず、弱酸性で不純物の極めて少ない地下水とのことです。だからこそ、風が吹くだけで飛んでしまいそうな繊細なふわふわ感のあるかき氷が実現できるのです。
糸島の自然の恵みでできた、ここでしか作れない特別なかき氷というわけです。だからこそ、暑い中でも行列を作って並んで待つ気持ちもうなずけます。
かき氷のメニューも種類豊富!価格は?
さて、たくさんのこだわりが詰まったかき氷ですが、実際どのようなメニューがあるのでしょうか。気になるその価格も合せてご紹介していきます。
ベースとなる味付きの白雪氷の種類は「ミルク氷」や「いちご氷」、「抹茶氷」、「コーヒー氷」、「ショコラ氷」の5種類で、トッピングなしの単品での価格は700円からです。シンプルに氷の美味しさを味わいたいならこれらの単品がおすすめです。
あらかじめトッピングの決まったセットメニューは「チョコバナナ」や「いちごミルク」、「宇治金時」、「ショコラマウンテン」、「ティラミスビターコーヒー」などがあり、名前だけ聞くとかき氷とは思えないほどですが、目の前に運ばれてくるかき氷はどれもスイーツさながらの存在感です。
スイーツ好きの人なら、そのジェラートのような味わいや、氷の足元に見え隠れするクリームやロールケーキに心が躍るはずです。価格はそれぞれ880円から1080円です。これだけ贅沢にトッピングされていてこの価格は、かなりお得感があります。
中でも目を引くのが「あわ蜜」と書かれたメニューで、ふわふわのかき氷の上に、特殊な方法でムース状にした泡の蜜がかかったシリーズです。「あわ蜜あまおう」や「あわ蜜塩あずき」、「あわみつレアチーズケーキ」などの種類があり、1日限定15食で価格は1200円ですので、どうぞお早めに。
また「村上や」の魅力は素晴らしい素材に加えて、その研究熱心さにあります。休業している冬の間、常に新メニューの開発がされ、毎年オープンする時には、オリジナルメニューの他に新メニューやその年の限定品が楽しめるため、何度もリピートして新しい味を楽しむ人がいるほどです。
初めは「少し高いのでは」と感じられる800から1000円台という価格ですが、その価格にも負けない、高級なスイーツにも相当する存在感あるかき氷の味に皆が納得しているようです。
糸島・村上やはかき氷のトッピングの種類も豊富!
トッピングメニューには、練乳、白玉、小豆、黒みつなどベーシックなものから、ティラミスやロールケーキ、豆乳プリンなどのスイーツ系のものや、キウイ、パイン、マンゴーなどのフルーツなどがあります。トッピングの価格はそれぞれ100~400円と良心的な価格です。
ケーキに氷をのせて食べてもおいしいの?と不安に思われた方もいるのではないでしょうか。しかし「村上や」のかき氷に果汁などでほのかに味が付いているので、ケーキにシャーベットが添えられたような感覚なので、人気のトッピングメニューにもなっています。
おすすめのトッピング
おすすめのトッピングは、やはり福岡の地元の特産品や名産品を利用したものです。一番人気なのは福岡が誇るブランドいちご「あまおう」のトッピングです。
いちご氷がベースの「いちご氷あまおう」は、いちごの果汁をそのまま使った氷に、ミルキーな練乳とあまおうを贅沢に使ったジュレがかけられていて、イチゴ好きにはたまりません。添えられた小豆も変わった味覚が楽しめます。
また、もう一つ福岡の名産品である「八女茶」を使った「抹茶宇治金時」もおすすめで、さら定番の白玉や小豆と合せたり、練乳をトッピングしてもまちがいありません。お茶のほろ苦さと香りが清涼感抜群です。
大人気の「あわ蜜」もトッピングとして選ぶことができ、トッピングメニューは全部で15種類以上もあります。好みの氷とトッピングの組み合わせで、自分だけのオリジナルのかき氷づくりにチャレンジできるのも「村上や」の醍醐味です。
糸島・村上やの絶品かき氷を食べたら「白糸の滝」へ!
「村上や」から車で数分の所にある「白糸の滝」は、羽金山中腹の標高530mに位置する福岡県指定の名勝で、夏になるとたくさんの人が集まる糸島が誇る避暑地になっています。
周辺の「ふれあいの里」では、ヤマメ釣り体験や名物そうめん流しも楽しむことができるため、子供連れのファミリーやカップルで訪れるのにも最適です。
ヤマメ釣りは、2000円で釣竿と餌を貸し出してくれるので、初心者でも簡単に楽しめます。釣れた魚は100円で焼いた魚と交換もしてくれるので、その場で美味しく食べることもできます。
また滝のすぐそばで水が落ちる音を聞きながら食べるそうめんは格別です。そうめん流しは1人前500円で楽しめて、休日には順番待ちをすることもあるほどの人気ぶりです。近くにある茶屋のメニューや品揃えも豊富で、営業時間いっぱい楽しめる観光地です。
白糸の滝は外せない絶景スポット!
「白糸の滝」の落差は約24mあり、文字どおり幾本もの白い糸を垂らしたように岩肌を流れる様子が優美な滝です。滝壺付近から見上げるその景観は、優しく、さらにダイナミックで、まさに圧巻です。ここではマイナスイオンを全身で浴びることができ、日々の喧騒も忘れるほどです。
滝の近くには、樹齢三百年以上と言われる3本の県指定の天然記念物にもなっている「萬龍楓(ばんりゅうかえで)」があり、滝の景観に彩りを添えています。夏は青々とした涼しげな葉が茂り、秋になると見事に紅葉して滝を美しく引き立てる光景は、いつまで見ていても飽きることがありません。
また、滝周辺には約5000株・10万本ものあじさいが
植えられており、毎年6月下旬から7月上旬にかけて見ごろを迎えます。夏休みシーズンに入る前の、早めのあじさいの季節に訪れるのもおすすめです。このように、白糸の滝は一年を通してさまざまな自然の表情を見せてくれる糸島でも人気の絶景スポットになっています。
白糸の滝へのアクセス情報
白糸の滝へのアクセスは車で行く場合は「村上や」へのアクセスと同様に、西九州道「前原IC」からは約12kmの距離で、県道12号線を南下していくと20分ほどで着きます。「村上や」からは車で7分ほどの距離です。
また「白糸の滝」の近くにある「ふれあいの里」には200台ほどの駐車場が完備されていますが、連休や夏休みなどのハイシーズンは大変混雑しますので、午前中の早めの時間を狙うか、少しシーズンを外して訪れるのがおすすめです。
「ふれあいの里」の営業時間は9時~17時です。季節によって営業時間が変わるようなので、事前に確認しておくことをおすすめします。
住所 | 福岡県糸島市白糸460-6 |
電話 | 092-323-2114 |
糸島・村上やのかき氷を味わいに行こう!
今回は糸島の有名な人気のかき氷店「村上や」の営業時間やアクセス方法、メニューとその価格など詳しい情報をお伝えしてきました。
「村上や」は、毎年4月のゴールデンウィークの頃からオープンします。桜の頃を過ぎた少し汗ばむ頃に、涼を求めて糸島を訪れてみませんか。糸島の自然をたっぷり満喫したあと、その土地の天然水でできた絶品のかき氷を存分に味わうなんて、とっても贅沢な涼のとり方ではないでしょうか。
最近では「村上や」のかき氷を意識したお店も多くなってきまましたが、やはりオリジナルのお店に足を運び、行列に並んででも味わう価値がきっとある一品です。糸島を訪れた際は、「村上や」にぜひ足を運んでみてください。