お酒のつまみなどにも人気の「落花生」は、落花生の状態によっておいしい食べ方が色々あります。
本記事では、生落花生・乾燥落花生それぞれのフライパンやレンジ、オーブンを使う茹で方や炒り方、おすすめの食べ方や保存方法、落花生の簡単な食べ方レシピなどをご紹介します。
落花生の食べ方は状態によって変えよう!
お酒のおつまみや子供のおやつにも人気の「落花生」は、殻をむいてそのまま食べるのが一般的な食べ方としてしられていますが、落花生の状態によって、おいしい食べ方がいろいろあります。
「落花生」という名前は、花が咲いたあと子房柄が伸びて地面にもぐり、地中でサヤ付きの実がなることからつけられています。
原産地は南米などで、日本には1700年ごろに東アジアを経由して入り、「南京豆」という呼び名で食用として栽培されるようになりました。日本の主産地としては千葉県が有名で、そのまま食べるだけでなく、ピーナツバターなどの加工品も人気です。
本記事では、落花生のおすすめの食べ方や保存方法、電子レンジやオーブンを使ってできる簡単な食べ方レシピなどをご紹介します。
落花生とピーナツの違い
落花生といえば、硬い殻つきのものをイメージすることが多いですが、中の豆をみると市販されている「ピーナツ」とよく似ていることに気が付くことでしょう。落花生とピーナツとの違いは、どこにあるのでしょうか。
殻が付いているか付いていないか
落花生とは、前述にご紹介したように子房柄が伸びて地中でサヤをつけた「豆」のことを指していますが、英語では殻付きの落花生そのものが「Peanut」と表記されます。
日本では、殻の中の豆を指して「ピーナツ」と呼ぶことが一般的で、落花生の殻が付いているか付いていないかで「落花生」と「ピーナツ」に分けられています。
【落花生の食べ方】生落花生
ここからは落花生の食べ方をご紹介しますが、市販の落花生には収穫してそのまま店頭に並んだ「生落花生」と、天日干しなどが施されて乾燥した状態の「乾燥落花生」があるので、落花生の状態ごとのおすすめの食べ方をご紹介します。まずは「生落花生」の食べ方のご紹介です。
生落花生の茹で方
落花生の基本の食べ方といえば、茹でたてに塩をふる食べ方が一番簡単でおいしくおすすめなので、ますは生落花生のおいしい茹で方をご紹介します。
生落花生は空気に触れると酸化して味が落ちてしまうため、せっかく新鮮な生落花生を買ってきたのなら、早めに茹でる食べ方がおすすめです。
生落花生の茹で方は、最初に生落花生を流水で殻ごときれいに洗います。殻にはくぼみがあるため、ボウルなどに入れて水を流しながら殻をこするように洗い、ザルなどにあげましょう。
次に大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かします。その際、水の量に対して3%の塩を入れます。沸騰したら中火にして生落花生を入れ、アルミ箔の中央に穴をあけた落としぶたをします。
再び沸騰したら弱火にし、30分ほど茹でて火をとめます。フタをして、10分~15分ほどそのままおき、余熱で仕上げる簡単な茹で方です。
基本的な茹で方の1つですが、この茹で方だとピーナツがホクホクになり、塩味もついておいしくなります。あとはザルなどにあげて湯を切り、粗熱がとれたら殻をむいてそのまま食べましょう。
生落花生のフライパンでの炒り方
次にご紹介する生落花生のおいしい食べ方は、炒って味わう食べ方です。生落花生を炒るのには、フライパン、レンジ、オーブンなどを使う方法がありますが、まずはフライパンでの炒り方からご紹介します。
殻をむいた生落花生(食べたい分量)を、フライパンに入れて火をつけます。フライパンが温まってきたら弱火にし、木べらなどで生落花生を転がしながら20分ほど炒ります。薄皮に焦げ目がついてきたら火を止め、フタをして10分ほど余熱で仕上げます。
フタをすると蒸した状態になるため、ほくほくとした味わいの炒り落花生ができます。器にもりつけ、塩少々をふる食べ方がおすすめです。
生落花生のレンジでの炒り方
フライパンで生落花生を炒るには、前述にご紹介したようにずっと火のそばで炒っていないとならず、手間がかります。ここでは、フライパンより簡単にできる生落花生のレンジでの炒り方をご紹介します。
殻をむいた生落花生100g分の炒り方です。水大さじ2杯と塩小さじ1/4杯を用意します。耐熱皿などに生落花生を重ならないように並べ、分量の水と塩を加え、全体によくなじませます。
600Wの電子レンジで1分30秒温めて取り出し、一度全体を混ぜます。再び600Wの電子レンジに入れさらに1分加熱します。もう一度全体をざっくりと混ぜ、さらに1分加熱します。最後にもう一度混ぜて、30秒~1分加熱すれば出来上がりです。
何度か混ぜる手間はかかりますが、フライパンのようにずっとかき混ぜる必要がなく簡単にできるおすすめの食べ方です。
生落花生のオーブンでの炒り方
次にご紹介する生落花生の炒り方は、オーブンを使う炒り方です。殻をむいた生落花生100gを用意します。オーブンの天板にクッキングシートを敷き、その上に生落花生を重ならないように並べます。
オーブンを140度に温め、天板を入れて30分加熱します。やけどしないように注意しながら天板ごと取り出し、大きめの器にキッチンペーパーなどを敷いて、熱々の生落花生を広げてさまします。
冷めたら器にもりつけます。皮をむいてそのまま食べても香ばしくおいしいですが、お好みで塩をふる食べ方もおすすめです。
【落花生の食べ方】乾燥落花生の炒り方
スーパーなどで新鮮な生落花生が見当たらなく、乾燥させた殻付きの落花生が店頭に並んでいることもあり、乾燥落花生ならそのままむいて味わう食べ方も可能です。
でも、乾燥落花生も生落花生同様に炒ることで、香ばしく味わい深くなります。ここでは、おつまみにもピッタリの乾燥落花生を、炒って楽しむ食べ方をご紹介します。
乾燥落花生のフライパンでの炒り方
最初にご紹介する乾燥落花生のおすすめの食べ方は、フライパンで炒る食べ方です。殻付き落花生の場合は、最初に外側の殻をむいておきます。
フライパンに殻をむいた乾燥落花生を入れて火にかけます。フライパンが温まったら弱火にし、木べらなどで転がしながら弱火で10分くらい炒ります。乾燥させてあるので、生落花生より時間がかからず簡単です。
キッチンペーパーなどを敷いた器に取り出し、粗熱がとれたら皮をむいていただきます。お好みで塩をふる食べ方もおすすめです。
乾燥落花生のレンジでの炒り方
次にご紹介するのは、乾燥落花生を電子レンジで炒る食べ方です。ちょっとだけ食べたい時や、すぐに食べたいときに簡単にできるおすすめの食べ方です。
乾燥落花生50gをサッと水にくぐらせザルにあげ、耐熱皿に重ならないように並べます。600Wの電子レンジで1分ほど加熱し、全体をざっくり混ぜます。再び電子レンジで1分ほど加熱したら、もう一度ざっくり混ぜます。
さらに1分加熱して混ぜ、キッチンペーパーなどを敷いた皿で粗熱を取ります。冷めたら、塩をふって薄皮ごと味わうのがおすすめの食べ方です。
乾燥落花生のオーブンでの炒り方
最後にご紹介する乾燥落花生のおすすめの食べ方は、オーブンで炒る食べ方です。殻付きの乾燥落花生の場合は、殻をむいて実を出しておきます。
天板にクッキングシートなどを敷いて160度で予熱し、殻をむいた乾燥落花生(100gぐらい)を重ならないように並べ、20分ほど加熱します。
大きめのお皿などにキッチンペーパーを敷いて炒り落花生を広げ、粗熱をとります。落花生が冷めたらそのままいただきます。お好みで、塩少々をふる食べ方もおすすめです。
【落花生の食べ方】保存方法
落花生の茹で方や炒り方など、落花生のおすすめの食べ方をご紹介しましたが、たくさん落花生が手に入り、すぐに使わない時にはきちんと保存しておくとおいしさが長持ちします。ここでは、落花生の保存方法をご紹介します。
生落花生ならそのまま冷蔵がおすすめ
落花生を保存する場合、生落花生なのか、乾燥落花生なのかで保存方法が異なります。新鮮な殻付きの生落花生なら、そのままジップ袋等に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すれば3日ぐらい保存できます。
しかし生落花生には水分が多く含まれていて傷みやすいため、買ってきたらなるべく早く茹でた方がよいでしょう。
ちなみに乾燥落花生の方がよりおいしさが長持ちするため、生落花生を天日干ししてから冷凍保存をする方法もおすすめです。乾燥落花生はジップ袋などに乾燥剤とともに入れて空気を抜き、冷凍室で保存しましょう。
茹でたら冷凍保存がおすすめ
生落花生を茹でて保存する場合は、冷凍保存にすれば1ヶ月ぐらい保存がききます。前述までにご紹介した方法で落花生を茹で、粗熱がとれたらステンレスのバッドなどに広げてアルミホイルをかぶせ、すぐに冷凍庫へ入れます。
落花生が凍ったらジップ袋等にいれて空気を抜き、そのまま冷凍保存しましょう。解凍するには、自然解凍する食べ方でも大丈夫ですが、耐熱皿などに広げてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで1~2分ほど加熱すれば簡単においしく食べられます。
乾燥落花生も冷凍保存がおすすめです。殻付きでも殻をむいた状態でも、ジップ袋などにいれて空気をしっかりぬき、冷凍庫で保存し、食べる際には炒り落花生にする食べ方がおすすめです。
色々な落花生の食べ方を試してみよう!
お酒のつまみなどに人気の「落花生」を生落花生、乾燥落花生それぞれにフライパンやレンジ、オーブンを使う茹で方や炒り方、おすすめの食べ方や保存方法、落花生の簡単な食べ方レシピなどをご紹介しました。本記事を参考に、ぜひ落花生の色々な食べ方を試してみてください。