石巻の観光おすすめ人気スポット27選！定番から名所まで一挙ご紹介

和渕（わぶち）夏祭りは、旧北上川の水辺にある楽校（がっこう）公園で毎年お盆に開催されるお祭りです。1本1本手作業で火を灯した7000個の燈籠（とうろう）が河川敷を飾り、幻想的な世界が広がります。

中でも大きなハートを形取った燈籠はハートの中に入って写真撮影ができるとあって、ファミリーやカップルの行列ができるほど大人気です。

フィナーレの花火大会では、和太鼓と花火がコラボレーションをします。美しい花火と迫力満点の和太鼓の融合を目の前にすると、感動と興奮を覚えるでしょう。他にも子供じゃんけん大会やサックス演奏といったイベントが盛りだくさんで、世代を問わず楽しめる観光イベントです。

アクセスは石巻駅から石巻線古川行きで20分、前谷地駅下車後、気仙沼線柳津行きに乗り換え4分、和渕駅下車から徒歩5分です。車の場合は三陸自動車道矢本ICから25分になります。無料駐車場が50台分あります。

フェスティバル・イン・かほくは、地域活性化を図る産業部門の文化祭として恒例になっている秋祭りです。農林水産業や商工業を始め全ての産業が集まり、様々なイベントを実施しています。

開催期間は3日間で、鮭のつかみ取り、魚介類や和牛の試食コーナー、地域特産品の販売、ビンゴ大会といったワクワクするような企画がたくさん準備されています。観光客も気軽に立ち寄れて楽しいおすすめスポットです。

アクセスは三陸自動車道河北ICから車で10分です。河川敷に500台の駐車場があります。

石巻かき祭りは、石巻魚市場の向かいにある石巻市水産総合振興センターで毎年11月に開催されます。生食用剥きカキの格安販売を始め、殻カキやカキご飯、のりカキ汁、カキ鉄板焼きといった石巻自慢のカキは県外からの観光客にも大人気です。

また数々の地場産品の出店やステージイベントも催され、活気と賑わいが溢れています。かき祭りへ行った際に立ち寄りたいのが、本館1Fにある水産資料室です。石巻の魚に関して詳しく解説してあり、「さかなクン」寄贈の石巻に住む魚のイラストや本人直筆のサイン色紙も自由に見学できます。

アクセスは石巻駅から車で15分で、石巻魚市場立体駐車場が目印です。開催時間は9:30～14:00ですが、人気商品は品切れになる場合もあるので早めに訪れた方がいいでしょう。

石巻には美味しいものがたくさんあり、食通の舌をうならせています。そこで、石巻観光で味わいたい人気のグルメスポットを厳選し、ご紹介します。

おしかのれん街は東日本大震災で被災した商店を中心に16店舗が軒を連ねている仮設商店街で、2011年11月にオープンしました。鯨の町鮎川ならではの鯨料理や金華山漁場で獲れた新鮮な魚介類、また鯨の歯を使った伝統工芸品も販売しています。

注目は、マルニ専業店で土日限定販売のモビードックです。ふわふわの白いパンに秘伝の甘辛いタレで味付けされた鯨の肉と地元産の野菜が挟まれていて、オーロラソースや味噌マヨネーズといったお好みのソースをかけて頂きます。それぞれの素材のバランスが絶妙で、大人気のB級グルメです。

モビードックは被災した商店街が創作料理を競う第3回復興F1グランプリで見事第1位に輝き、おしかのれん街の人気定番メニューになっています。F1グランプリには宮城、岩手、福島3県から12団体が参加し、およそ3000人の来場者による投票で結果が決まりました。

アクセスは石巻駅から車で1時間です。営業時間や定休日は店舗によって異なるため、観光前に確認しておくといいでしょう。モビードックは数に限りがあり、なくなり次第終了なので早めのゲットがおすすめです。

いしのまき元気いちばは石巻の元気と美味しいを丸ごと堪能できる市場で、2017年にオープンしました。1Fには旬の鮮魚や水産加工品、また地元の特産品やオリジナルパンと言った石巻ブランドが豊富に取り揃えられているため、普段使う食材から観光のお土産まで何でも揃います。

1番人気は牛タンの旨みがたっぷり詰まった牛タン入りつくねです。また新鮮なホヤを乾燥させたほや酔明（すいめい）は風味が活きた珍味で、酒の肴にぴったりです。

2Fには約140席のフードーコートがあり、新鮮な食材を使った石巻グルメが勢揃いしています。元気いっぱいの新鮮なネタがお得に食べられる海鮮丼、脂が乗ったボリューム満点の金華さば焼定食、鯨をローストしたローストホエール丼が特に大人気です。

晴れた日には絶景ビューが広がるテラス席で、バーベキューとビアパーティーも楽しむのもいいでしょう。

アクセスは石巻駅から徒歩12分です。車の場合は三陸自動車道河南ICから10分で、店舗向かいの市営かわまち立体駐車場を2時間無料で利用可能です。営業時間は1Fが9:00～19:00、2Fが11:00～20:00です。

すし寶来（ほうらい）は石巻定番の寿司屋で、ミシュランガイドの宮城2017特別版にも掲載されました。鯨やウニといった新鮮なネタの旨みを引き立たせるために、シャリは宮城産ササニシキにこだわっています。繊細なのにスピード感のある店主の技術にほれぼれする人も多いことでしょう。

寿司はしっかり握られているように見えて、口の中に入れると程よくほぐれていく口当たりが真の美味しさを物語っています。カウンター席があるのでお一人様でも気軽に利用できますが、人気があるので満席で入れないこともあります。夜は予約をしておくのがベストです。

アクセスは石巻駅から徒歩5分、石巻グランドホテルのすぐ近くです。営業時間は11:30～14:00、17:00～21:00で定休日は日曜日になります。

かのまたやは明治8年創業の老舗製麺店であり、大衆食堂です。外観は老舗らしく雰囲気のあるたたずまいで敷居が高い印象を受けますが、麺の直営店なのでリーズナブルな価格提供を実現していて多くの観光客を喜ばせています。

人気の天ぷらうどんは注文を受けてから麺を茹でて天ぷらを揚げるため、いつ注文しても出来たてのアツアツが登場します。また名物の石巻だし焼きそばは何度も食べたくなるほどの美味しさで、かのまたやの定番メニューとして確立しました。コスパの高いグルメ観光スポットと言えるでしょう。

アクセスは石巻駅から徒歩5分です。営業時間は平日の11:30～14:00のみで、土・日・祝は定休日になります。

焼肉 幸楽は、厳しい目で選び抜いたA-5ランクの仙台牛を産地から一頭丸ごと仕入れ、お手頃価格で提供している名店です。仙台牛は霜降りのバランスが絶妙で、まろやかな口当たりとジューシーな食感に定評があります。さらに脂肪は低温で溶けるため体に残らず消化され、ヘルシーな牛肉です。

店内は明るく席が広いですし、座敷もあるので小さな子供がいても安心して利用できます。最高級の仙台牛を、他では食べられない良心価格でお腹いっぱい堪能してください。

アクセスは石巻駅から車で8分です。営業時間は17:00～23:00（ラストオーダー22:30）で、毎週木曜日が定休になります。

石巻は日本が誇る萬画文化発信の地だけに、ユニークで海外からも注目されている観光名所がたくさんあります。また石巻でしか食べられない美味しいグルメも溢れていて、何度でも足を運びたくなる定番の観光地です。震災に負けない元気で明るい石巻を、心ゆくまで満喫してください。