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石巻観光で新鮮魚介類を堪能しよう!
石巻港は四季を通じて新鮮な魚介類が豊富に水揚げされることで有名ですから、美味しい海の幸を堪能するのが石巻観光の醍醐味と言えるでしょう。新鮮なお刺身はもちろん、海産物を使った定番の人気メニューやB級グルメまで、たっぷり味わえます。
石巻観光で外せない「金華さば」
金華(きんか)さばは石巻が誇るブランド魚で、脂のり抜群の新鮮な大型マサバです。石巻港が水揚げする量の約4割を占めるサバのうち、毎年秋から冬にかけて獲れる金華さばは1割にも満たないため幻のサバとも呼ばれています。
狭き門をくぐり抜けた金華さばはおよそ500g以上、体脂肪率15%以上が目安で、大きいものは1kg以上、体脂肪率25%以上にもなります。
脂の旨みが濃いのに後味はすっきりしていて、臭みはほとんどありません。そのためしめ鯖や炙りしめ鯖にすると、貴重な金華さばの美味しさをダイレクトに味わえます。ただサバは足が早い魚ですから、地元石巻の観光で新鮮なうちに頂くのが一番美味しい食べ方で、最高のごちそうなのです。
世界三大漁場 石巻
太平洋に突き出た牡鹿半島(おしかはんとう)の近くにある金華山の沖合は親潮と黒潮が合流し、栄養豊富な北上川が注ぐ上にリアス式海岸が複雑な海流を生み出し、魚に身の締まりと適度な脂分を与えています。そのため世界三大漁場の1つとして明治時代から栄えてきました。
石巻港はかつお、いわし、さばを中心とした水産資源の宝庫であると同時に、沿岸部ではかき、ほたて、ほや、のりといった養殖も盛んで、石巻市万石浦(まんごくうら)が開発したかきの養殖法は世界中に広がりました。
また近代捕鯨(ほげい)の地である牡鹿は、鯨(くじら)食文化を全国に発信しています。全国でも有数の好漁場に恵まれた石巻は、観光地にぴったりの水産都市なのです。
石巻ってどんなまち?
宮城県北東部地域を代表する石巻は北上川河口に位置する都市で、美しく壮大な自然の景色に囲まれています。伊達藩が支配していた当時は水運交通の拠点である奥州最大の米の集積港として、全国的に有名な交易都市でした。
しかし東日本大震災による巨大津波は多くの人命や住まい、また漁港や重要文化財を奪い、石巻市に深い傷跡と悲しみを残しました。それでも本当にたくさんの心温まる支援によって生きる力を取り戻し、復旧・再生・発展へ向けて着実に歩んでいます。