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「しまなみ海道」は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、全長約60kmの道です。尾道市から尾道大橋を通り、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島を通り、「来島海峡大橋」を渡って愛媛県今治市に到着するというコースです。
この通り、しまなみ海道は本州から四国に渡るのにとても便利です。基本は自動車道ですがしっかりとした歩道もあり、船や飛行機を使わずに四国に行けます。多くの人の生活の足となっており、晴れた日にはウォーキングコースとして多くの人が散歩を楽しんでいます。
自転車歩行者道があるためサイクリングに最適!
また、このしまなみ海道には、歩道と合わせて自転車が走ることができる道があります。道は広々としている上に、基本的に大きい道に沿って歩けばいいので、初心者でも迷わずに走ることができます。このため、しまなみ海道はサイクリングのコースとして非常に人気なのです。
このしまなみ街道を自転車で走るために、遠方から多くの人がはるばる飛行機や新幹線を乗り継いで訪れています。自転車乗りの上級者の中には、折り畳み式のマイ自転車を持参し、このしまなみ街道に走りにくるという人もいるので、その魅力を推し量れるでしょう。
旅行前に知っておきたいサイクリングのポイント
サイクリングの聖地として人気のしまなみ海道は、ベテランの自転車乗りはもちろん、初心者でも楽しめます。心地よい風を全身に浴びながら、のびのび走ることができることで人気なのです。きつさや難易度はコースによって異なりますが、基本的に道に沿って行けば目的地に辿り着けます。
自転車を持っていないという方も大丈夫です。しまなみ街道には自転車がレンタルで利用できるお店が多くあります。パンクなど自転車のトラブルにも対応できる便利なスポットが揃い安心してサイクリングを楽しむことができます。初心者必見のしまなみ海道のサイクリングポイントを紹介します。
しまなみ海道はブルーラインや案内板が充実
「初心者だから迷うかもしれない」と心配の方もいるでしょう。しかししまなみ海道が初心者に人気の理由は、コースが分かりやすく、そして走りやすいというポイントがあるのです。
サイクリングコースには、自転車走行推奨ライン「ブルーライン」が引いてあります。このラインの通りに自転車を進めていけばOKです。尾道・今治などの主要地点への残りキロ数も表示されており、自分がどのくらい走ったかも分かりやすくなっています。
また案内板も充実していて、分岐には地図看板もあります。ちょっと休憩したいときや寄り道したいとき、初めて走る道だと不安ですが、このような分かりやすい看板が充実しているととても安心です。
「サイクルオアシス」で休憩
島をサイクリングしていると、「サイクルオアシス」の看板が目に入ります。これは島の方々がボランティアで設置している施設です。休憩やトイレがしたいときはこの看板を目印に進むとよいでしょう。
スポーツ自転車のスタンドがあり、施錠もしやすくなっているので安心して休憩ができます。トイレや給水が利用でき、更には空気入れも借りることができます。自分の体力をしっかり回復できるので、初心者でも安心できるポイントです。
尾道の名物を扱うショップがサイクルオアシスとして施設を提供してくれているところもあります。サイクリングしながらの交流も、しまなみ海道ならではの楽しみのひとつです。
もしもの時の「しまなみ島走レスキュー」
事前準備をしていても、自転車のアクシデントは発生してしまいます。そんな時は「しまなみ島走レスキュー」が利用できます。地元の人達の有志で、安心、安全で快適なサイクリングルートを作っています。(レスキューのサービスは有料のものもあります)
自転車に異変を感じたとき、そのまま走り続けていると重大な事故につながります。速やかに先述の「サイクルオアシス」に向かい、応急処置をしましょう。