呉で行きたいおすすめ観光地41選！定番スポットや人気ルートにグルメまで

呉の歴史を辿ることができる資料館が「呉市入船山記念館」です。旧呉鎮守府司令長官官舎を中心に、郷土館、歴史民俗資料館などがあります。一番のおすすめは旧呉鎮守府司令長官官舎で、1905（明治38）年の建築当時を復元し、国の重要文化財に指定されております。

壁面が金唐紙で覆われた洋館は司令長官が執務を行っていた部屋で明治の香りがします。東郷平八郎が呉在任中に住んでいた家の離れ座敷も復元されております。通りに設置されている旧呉海軍工廠（こうしょう）塔時計は電動親子式衝動時計として最も古いものの一つで1921（大正10）年製です。

「呉市立美術館」は前章で紹介した呉市入船山記念館と共に自然林に囲まれた「入船山公園」内にある美術館です。展示を代表する作品はフランスの彫刻家であるブールデルの作品です。ブールデルの名を不朽のものにした1909年作「弓をひくヘラクレス」の彫刻が展示されております。

絵画ではフランスの印象派の画家ルノワールの「麦わら帽子の少女」が展示されております。また美術館外にも松並木の中に17点の彫刻が点在しておりますので散歩を楽しみながら見ることができます。美術館好きには押さえておきたい定番の観光地です。

最初は「呉の定番観光地・7選」で一般に知られている観光地を紹介しました。今回は呉市に来たなら是非訪問して欲しいおすすめの観光地を7つ紹介します。定番観光地は美術館や神社など「箱物」でしたが、おすすめ観光地は呉市らしい「場所」が中心です。是非立ち寄ってみて下さい。

「大崎下島 御手洗地区」にある、港町として栄えた御手洗は大小の商家、茶屋、船宿、寺院などが混在して集落の中心路、連絡路などが網の目のように張り巡らされております。歩いていると江戸時代に時間が戻ったような感覚になります。御手洗地区は呉のおすすめスポットです。

国内では「アレイからすこじま」公園だけが潜水艦を間近で見ることができる場所です。周りは旧海軍工廠のレンガ建造物が並んでおり、呉らしい雰囲気を醸し出しおります。また園内には魚雷積載用クレーンや係船柱などのモニュメントして置かれており、呉の歴史を味わうには最高の場所です。

「海上保安資料館」は海上保安庁の歴史を残すため呉市の海上保安大学校敷地内に建設されました。館内には退役した巡視船や航空機などの写真や現役の巡視船の模型が展示されております。また不審船対応で被弾した巡視船の銃撃跡が生々しく、船関係ファンの方には絶好のおすすめスポットです。

呉駅から直結している船のターミナル「呉中央桟橋ターミナル」は単なる待合室の場所ではありません。地上5階建てで展望室が設けられており、呉の景色を360°見ることができます。呉中央桟橋ターミナルからクルーズ船に乗船することもできます。自衛隊艦隊が停泊していれば見ることも可能です。