広島にある安芸の小京都・竹原を観光しよう！おすすめのランチやホテル情報も

「小笹屋」の屋号で知られる竹鶴酒造は、竹原に残る3軒の酒造のうちの1軒です。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝の生家として有名ですが、現在も美味しいお酒を造っています。竹鶴酒造の建物も、黒っぽい壁と味のある作りの木造で、風情のある外観が目にも楽しい場所です。

こちらは観光スポットではあるものの個人所有の建物で地域の方も暮らしているエリアなので、写真撮影などは周辺に配慮して行いましょう。

上記でご紹介した、竹鶴酒造を生家とし、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝とその妻リタの銅像が竹原に立てられています。銅像だけでなく、隣には竹鶴政孝のウイスキー作りに対する信条の言葉が記されています。

夫婦の銅像は人間味を感じる温かい出来栄えで、思わず写真を撮りたくなります。隣に並ぶことも出来るので、竹原の街並みを背景に記念撮影してみても良いでしょう。

松阪邸は、町並み保存地区の中でもとりわけ貴重な建物として、市の重要文化財に指定されています。小京都である竹原の中でも豪邸と言って差し支えないほど立派な建物で、通りの中でも存在感を放っています。室内も広いので、中に入ってゆったり見学するのがおすすめです。

松阪邸で印象的なのが、猪の目と呼ばれるハートの形が入った格子です。猪の目は魔除けや火除けの意味があるため、建物には好んで使われました。CMで紹介され「幸せのハート」として有名になった猪の目を、観光に行った際には探してみてください。

松阪邸は大人200円で入ることが出来ます。月曜日は定休日なので、平日旅を計画しているなら注意しましょう。

西方寺は浄土宗のお寺で、その中の普明閣は西方寺の本堂の横に位置しています。普明閣は京都の清水寺の舞台を模して建立されており、高台にあるため舞台から竹原の町並みを見下ろすことが出来ます。普明閣そのものも屋根や細部の作りから貴重なものとされ、町全体で大切に扱われています。

竹原に来た人は必ずここに立ち寄ると言われる西方寺・普明閣ですが、残念なことに舞台部分の復旧工事が行われているため、現在立ち入ることが出来ません。どこか近くで写真を撮りたいと思うのであれば、西方寺のお向かいにある板屋小路という小京都らしい路地で撮るのがおすすめです。

1650年に創建された、竹原の中でも相当歴史の古いお地蔵様が「おかかえ地蔵」です。赤い衣装を着せられた可愛い見た目のお地蔵様ですが、名前の由来はこのお地蔵様にまつわるジンクスから成っています。

お地蔵様を抱きかかえ、書かれている真言を唱えながらお願いごとをするのですが、その時にお地蔵様を思ったよりも軽く感じるなら願いごとが叶う、と言われています。町歩きの合間に何人かで試してみると楽しい思い出になるお地蔵様です。

竹原を見るだけでなく、何か体験してみたいという人におすすめしたいのは竹細工体験です。竹原はその名の通り竹にまつわるイベントや工芸が盛んで、予約なしでも竹細工体験の出来るところがあります。所要時間も1時間程度なので、旅行の空き時間に行ってみるのもおすすめです。

竹細工で作るものの種類もいくつかあるので、難易度や金額に応じて選べます。5名以上は事前予約がいるそうなので、大人数での旅行であればその点に気をつけましょう。作ったものは持ち帰れるので、後から見返すことの出来る、旅の良い思い出になります。