秋田の秘湯・玉川温泉へ癒しの湯治旅行!人気の宿やアクセスもご紹介

秋田の秘湯・玉川温泉へ癒しの湯治旅行!人気の宿やアクセスもご紹介

知る人ぞ知る秋田の秘湯・玉川温泉をご存知でしょうか。秋田の温泉と言えば乳頭温泉郷が最も有名ですが、温泉としての質や効能は玉川温泉も負けずとも劣らぬほどのものであり秘湯とし数々の温泉通や湯治に来た方々を癒してきました。そんな玉川温泉の魅力を詳しくお伝えします。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

記事の目次

  1. 1.秋田の玉川温泉に癒しの旅へ
  2. 2.秋田県・玉川温泉とは
  3. 3.秋田県・玉川温泉の歴史
  4. 4.秋田県・玉川温泉の魅力
  5. 5.秋田県・十和田八幡平 国立公園にも行ってみよう
  6. 6.秋田・玉川温泉周辺の観光地
  7. 7.秋田の玉川温泉は旅の疲れも癒してくれる

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

さながら毒のような猛威を振るう酸性のお湯を「玉川毒水」と呼び、昔の秋田の住民は恐れていました。酸性を中和しようと様々な試みが行われてきましたが、大体が失敗に終わり、水質の大幅な変化を引き起こし多くの水生生物を絶滅の危機に追いやってしまいました。

玉川ダムが完成したことにより酸性度も中和

Photo by khf_fjs

長い間秋田県民の生活を脅かしてきた玉川毒水ですが、1990年、ついに中和に成功します。簡易石灰石中和法により中和された水をダム内で攪拌を続けることで長年の悩みの種であった玉川毒水を無力化することに成功します。

秋田県・玉川温泉の魅力

Photo byImageDragon

酸性のお湯の恐ろしさを説明したばかりですが、酸性のお湯が湯治の際には良く効くということは本当の話です。しっかりその特性と注意点を押さえておけば玉川温泉以上に湯治に良い温泉はないと言うほどです。

では、何がどの様に良いのでしょうか。効能を含めた秘湯のお湯の秘密に触れていきます。人気の温泉を十分に楽しむために知っておいて損のない情報が多いので是非ご覧になってください。

日本で一番pHの数値が低い強酸性の温泉

Photo byGinaRe77

なんと玉川温泉は、強酸性と言えば真っ先に挙がるほど有名かつ人気な秘湯である草津温泉より強酸性です。水質が酸性かアルカリ性かを表す数値の単位をpHといい、pHは0~14の数字で表現され、0に近いほど酸性、14に近いほどアルカリ性が強くなります。

草津温泉はこのpHが2.1なのに対し、玉川温泉は1.2というさらに強い酸性を示していることが分かります。酸性が強い温泉はとても殺菌作用が高いため切り傷などの外傷の他、ニキビなどの皮膚疾患にも効果があります。

泉質

Photo byPublicDomainPictures

玉川温泉は主成分が塩酸の塩化物泉に分類されます。特徴としては湯冷めしにくく殺菌作用が高いというものがあります。飲泉したときにはしょっぱさを感じることも塩化物泉の特徴です。

泉温は98℃とかなりの高温となっており、泉温42℃以上の高温泉に分類されます。また、pHは前述したとおりの数値となっており、pH3未満ですので酸性泉とい分類分けに入ります。

効能

Photo by neverbutterfly

高血圧症や神経痛、皮膚病、喘息等々様々な疾病に効く湯治にピッタリの温泉です。疲労回復効果から始まり、数日をかけて湯治をしていくことで細胞が活性化していき、免疫機能の向上や代謝が良くなっていくという効果が表れるようになります。

玉川温泉の効果の根底は、体の疲れを取り、細胞を活性化させることで体が本来持っている治癒力を増大させ、様々な病気が治るように働きかけるというものです。疲れている時こそ、体の調子を整えるために訪れていただきたい温泉と言えるでしょう。

10種類の入浴法

Photo by GoToVan

しっかりと温泉の恩恵を得たいのであれば入浴法を押さえておかなければなりません。わからないままでは、湯治で体を治す予定が逆に体調を崩す羽目になってしまうことも十分にあります。紹介させていただく10種の温泉と入り方を押さえておきましょう。

先ず第1に「かけ湯」です。足元から徐々に上に向かって湯をかけていくのは基本中の基本です。温度に慣らしたり汚れを落とすことで貧血や湯爛れを防止します。

Photo by GoToVan

源泉の濃度が50%と100%の2種類の浴槽は、長湯せずに3分ほど入浴したら休憩をとりを2~3回繰り返すのがベストです。玉川温泉のお湯は湯あたりしやすいので長湯は禁物です。また、源泉100%の方は結構刺激が強いので、皮膚疾患のお悩みで湯治を行われている方は50%の方に入ると良いでしょう。

次にぬる湯とあつ湯です。源泉の濃度は50%で、2者の違いは温度です。ぬる湯は40℃以下、あつ湯は43~44℃の高温に設定されています。血圧の悩みで湯治をされている方はぬる湯がおすすめです。

弱酸性の湯はかなり酸性の刺激を緩和させているお湯のため、皮膚疾患で源泉50%のお湯でも肌がひりひりしてしまって辛いという方におすすめです。玉川温泉で唯一長湯をしてもさほど問題のない温泉です。

フリー写真素材ぱくたそ

寝湯は源泉の濃度50%で文字通り仰向けに寝転がる形で入浴できる温泉です。首まで温まるためリンパ液の流れが良くなり、入浴後すっきりとした気分になるのが特徴です。高血圧に悩んでいる方に特におすすめですが長湯は禁物です。

打たせ湯は首や肩、腰をゆっくり打たせることで血行がよくなり凝りの改善が期待できる温泉です。注意点は必ずタオルをお湯を当てる場所にかけておくことです。強い酸性と衝撃で人によっては炎症を起こしてしまうこともあります。

フリー写真素材ぱくたそ

蒸気湯はサウナのようなもので、温泉の蒸気を吸引することで鼻や喉の粘膜が活性化するため、喘息や気管支の病気に効果があります。また、蒸気は代謝を良くしますので、神経痛にお悩みの方や体重にお悩みの方にも効果があります。

秘湯を隅々まで楽しんだら最後に忘れてはいけないのがかけ湯です。せっかくの秘湯の成分を洗い流すのは勿体ないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、玉川温泉はとくに酸性の強い泉質です。脇の下等皮膚が薄い場所はとくにかぶれてしまう可能性があります。

お肌の健康を守るためにも、面倒くさがったりもったいないと思ったりせずに必ずかけ湯をするようにしましょう。

次のページ

秋田県・十和田八幡平 国立公園にも行ってみよう

こちらもいかがですか?

人気記事ランキング