長野県・上松町は森林浴発祥の地!木曽山脈が生んだ自然とおいしい伝統食とは?

長野県・上松町は森林浴発祥の地!木曽山脈が生んだ自然とおいしい伝統食とは?

中央アルプスとも呼ばれる木曽山脈がある長野県・上松町は、ヒノキに囲まれた美しい町です。今回は森林浴発祥の地として知られる上松町を大特集!自然と知恵から生まれたおいしい伝統食や、浦島太郎の伝説が残るスポットなど、おすすめポイントが満載です。

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    記事の目次

    1. 1.長野県・上松町(あげまつまち)はヒノキのふるさと林業の町
    2. 2.長野県・上松町のおすすめポイント!
    3. 3.長野県・上松町で心もカラダもリラックス!

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    長野県・上松町(あげまつまち)はヒノキのふるさと林業の町

    長野県の南西部に位置する上松町は、古くは中山道木曽路の宿場町として林業と共に栄えてきました。中央アルプスの最高峰「木曽駒ヶ岳」への登山道があり、町の中央を木曽川が縦断する自然豊かな町です。この自然が数多くの観光スポットを生み出し、全国の観光客を癒やし続けています。

    「木曽ヒノキ」と上松技術専門校

    上松町最大の特徴は「木曽ヒノキ」の存在です。木曽ヒノキとは、木曽地域周辺で伐採することができる天然ヒノキのことを言い、日本屈指の良質な木材として知られています。木材の美しさはもとより、耐久性や抗菌性にも優れており、法隆寺など歴史的建造物にも使われる資材です。

    上松町には長野県が運営する「長野県上松技術専門校」があります。ここは「木工の東大」とも呼ばれ、日本全国から家具職人などを目指す若者が集まり、厳しい修行を経て職人としての第一歩を踏み出していくのです。

    2018年には上松技術専門校を修了した上松町地域おこし協力隊が「AGEMATSU WOOD LIFE MAKING」を発足。木曽ヒノキを使った家具製作をはじめ、ふるさと納税でしか手に入らない限定品の製作も行っています。若い力が生む新たな取り組みに注目です。

    長野県・上松町のおすすめポイント!

    写真提供:一般社団法人上松町観光協会

    上松町には豊かな自然をそのまま感じ取れる名所が多数存在します。ここでは上松町のおすすめポイントを厳選してご紹介!おいしい特産品も目白押しです。

    上松町のおすすめポイント①赤沢自然休養林

    上松町のおすすめポイント1つ目は「赤沢自然休養林」です。日本三大美林の1つとしても知られている赤沢自然休養林は、約759ヘクタールの広大な敷地を持つ針葉樹林です。古くは尾張藩の直轄領として、戦後から国有林に指定されています。森林浴発祥の地でもあり豊富なフィトンチッドによるリラックス効果が抜群です。

    いくつもの時代を駆け抜ける「赤沢森林鉄道」

    写真提供:一般社団法人上松町観光協会

    この地はかつて林業が盛んで、木材の運搬を目的とした森林鉄道「木曽森林鉄道」が利用されていました。時代の流れとともに運搬手段はトラックへと変わり、木曽森林鉄道は1975年にその役目を終えます。役目を終えた車両は、森林鉄道記念館で保管されていました。

    1985年、眠るように保管されていた車両に突如転機が訪れます。この年行われた伊勢神宮御神木伐採で再度森林鉄道を運行したところ、全国に森林鉄道の存在が知られたのです。それから2年後の1987年に「赤沢森林鉄道」として復活。夏は新緑を、秋は紅葉を楽しめます。

    ハイキングでリラックス!

    赤沢自然休養林には7つのハイキングコースがあります。車椅子の方や体力に自信がない方でも気軽に楽しめる「ふれあいの道」や、伊勢神宮御神木伐採跡地を見学できる「駒鳥コース」が代表的なコースです。どのコースでも木曽ヒノキの美しい景観を目にすることができます。

    赤沢自然休養林では「赤沢森林浴大会」と呼ばれる特別なイベントが年2回あります。このイベント限定で散策することができる「学術研究コース」は、木曽ヒノキの遺伝子保護などを目的に管理されている特別なエリア。通常のコースとは一味違う巨木の景観を学習しながら楽しめます。

    上松町のおすすめポイント②寝覚の床

    写真提供:一般社団法人上松町観光協会

    上松町のおすすめポイント2つ目は「寝覚の床(ねざめのとこ)」です。日本五大名峡の1つで、国の名勝にも指定されています。寝覚の床は木曽川の水流によって花崗岩が侵食され、列を成すように削られた巨岩群や、箱状にそそり立つ岩壁が特徴。中山道屈指の景勝地として知られています。

    寝覚の床には浦島太郎の伝説が残されており、浦島太郎は寝覚の床で玉手箱を開けたと言われています。この地にある臨川寺は、浦島太郎が寝覚の床から姿を消した後に残っていた弁財天の像を祀って建立された寺です。臨川寺の宝物館には、浦島太郎が使ったとされる釣り竿や硯があります。

    上松町のおすすめポイント③季節を感じる伝統食

    写真提供:一般社団法人上松町観光協会

    上松町のおすすめ3つ目は「季節を感じる伝統食」です。米粉を練って作った生地の中に小豆あんを入れ、朴の葉で包んで蒸し上げた「ほお葉巻」や、殺菌効果がある木の葉で包んだ「ほお葉寿司」は夏によく見られる料理で、昔の人の生活の知恵が息づいています。

    冬には木曽菜と呼ばれる赤カブナを使って発酵させた「すんき漬け」が登場。米粉を使った蒸し菓子の「からすみ」や、上松町特産品開発センターで作られた「手作り味噌」、栽培から加工まで町内で行った「えごま油」などもあります。

    写真提供:一般社団法人上松町観光協会

    寝覚の床周辺には、昔ながらの伝統食である「五平餅」や「そば」を楽しめる飲食店が各所にあり、地元の味をたっぷりと堪能できます。ここでしか味わえない逸品ばかりです。

    長野県・上松町で心もカラダもリラックス!

    今回は木曽ヒノキの町・上松町のおすすめポイントをご紹介しました。美しい木曽ヒノキに触れられる赤沢自然休養林や、上松町のおいしい伝統食も必見です。夏でも秋でも楽しめる上松町で、癒やしのひとときを過ごしましょう!

    一般社団法人上松町観光協会公式サイト[https://kiso-hinoki.jp/]

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