秋田の名物「稲庭うどん」を本場で味わう！絶品のうどん屋や工場見学もご紹介

では秋田名物として長く愛されてきた「稲庭うどん」とはどのようなうどんなのでしょうか。稲庭うどんの歴史は古く、江戸時代にまで遡ります。その誕生は寛文5年（1665年）、当時の秋田藩主佐竹公に納められ、一般人は口にするのが難しい高級品として知られました。

麺はひやむぎよりは太く、少し黄色味のかかった平べったい形状をしているのが特徴として挙げられます。また製法としてはうどんというよりそうめんに近く、稲庭うどんは打ち粉にデンプンを使用した手延べ製法による干しうどんです。

なめらかな舌ざわりと、独特のつるりとしたコシのある食感は全国的にも絶品としてその名を知られています。

ではここからは秋田で絶品の稲庭うどんを味わうなら絶対におさえておきたいオススメのうどん屋さんをご紹介していきます。伝統ブランドの老舗から独自のこだわりを表現するお店まで、さまざまな本場の稲庭うどんが登場します。見逃さないようにチェックしましょう。

秋田市にある佐藤養助商店は、創業155年を誇る稲庭うどんの老舗として知られています。宮内省に献上したこともある絶品の稲庭うどんは多くの賞を受賞するなど、県名では知らない人がいないほどの有名なうどん屋さんです。

昔ながらの製法にこだわった稲庭うどんは材料の選定から全ての工程が手作業で行われており、機械ではできない長年の職人の勘で手間暇をかけて作られています。

こだわり抜かれた絶品稲庭うどんの絶妙な歯ざわりと独特のつるりとした喉ごしは極上で、150年以上守り続けられている本物の味に出会うことができます。稲庭うどんを食べるなら必ず行っておきたいうどん屋さんです。

佐藤養助 秋田店はJR奥羽本線「秋田駅」西口から徒歩3分の西武秋田店の地下1階にあります。営業時間は11:00〜21:00でラストオーダーは20:00までです。西武秋田店休館日を除いて、定休日はありません。

秋田市にある寛文五年堂 秋田店は、先ほどの佐藤養助商店に並んで有名な稲庭うどん専門のうどん屋さんです。秋田店は稲庭町にある本社の製造元直営店として営業しています。

直営店ならではのこだわりと、350年受け継がれてきた製法で作られた稲庭うどんは世界的にも知られる「モンドセレクション」というコンクールにおいて17年連続で最高金賞を受賞している絶品です。

また稲庭うどんは多くが乾麺として提供されますが、こちらのうどん屋さんではなかなか食べる機会のない貴重な生麺を味わうことができます。

乾麺と生麺の味比べセットは人気メニューの一つです。生麺はもちもちでコシが強く、乾麺とはまた違った味わいがあります。貴重な生麺を体感しに寛文五年堂へぜひ足を運んでみましょう。