日本屈指の名勝「上高地」
上高地は日本屈指の名勝として知られています。山岳リゾート地として数多くの観光客が足を運びます。現在はマイカー規制されているため、上高地を訪れる場合には、バスもしくはタクシーで行かなければいけません。
マイカー規制されていることによって、自然環境が守られることにつながっています。あと、上高地を訪れる人は、非常にマナーが良いため、たくさんの観光客が訪れても、自然が荒らされることがありません。
上高地の大切さを多くの人が知っているからこそ、マナーをしっかりと守ってくれているのでしょう。これからも上高地を大切にしていきましょう。
大正池や河童橋など見どころたくさん!
上高地には大正池や河童橋といった見どころがたくさんあります。こういった見どころを1つ1つチェックしておくと、上高地を訪れる楽しみが増すはずです。天気が良ければ最高ですが、天気が悪くても幻想的な雰囲気を味わうことができます。
上高地を歩くコースは決まっており、その中にいろいろな見どころがあります。どの見どころを最優先で見たいかによって、歩くコースを決めると良いでしょう。絶対に見たいものは、必ずチェックできるように計画を立てましょう。
上高地に行くためのベストな服装や持ち物を理解しておき、上高地での素敵な時間をしっかりと満喫してください。しっかりした準備ができれば、間違いなく楽しめるはずです。
上高地に行く時には見どころをチェックする他に、売店がどこにあるのか調べておくこともおすすめします。上高地にはいくつかの売店があるため、持参し忘れたものや急に必要になったものを調達することができます。
どの売店にどのような商品が販売されているのかを知っておくと、上高地に行った当日に非常に役に立つでしょう。売店情報を知っておき、上高地散策に役立ててください。
春~初夏に上高地へ行くときのおすすめの服装
まずは、上高地に春から初夏に行く場合のおすすめの服装を紹介します。春から初夏にかけての時期は、気温が日によってかなり変動します。特に早朝や深夜と昼間の気温差は、かなり大きくなります。そのため、服装には万全を期さないといけません。
服装で失敗をしてしまうと、上高地を楽しく歩くことが難しくなってしまいます。上高地のいろいろな施設には売店があり、上着などを調達できる場所もありますが、値段はそれほど安くはないことを頭に入れておきましょう。
春から初夏にかけての上高地は素晴らしい風景が見られるため、どんな服装が良いのかを頭に入れておきましょう。
上高地の開山は4月下旬
上高地の開山は毎年4月下旬となっています。閉山してから4月下旬の開山までの間は、上高地への交通機関の運行がストップします。オフシーズンに上高地にたどり着いた場合でも、お店が閉まっていて、上高地で何も調達できなくなります。
何も調達できなくなる他、宿泊施設もオフシーズンは閉まってしまうので、宿泊施設で泊まることはできなくなります。上高地で宿泊する場合はテントを張るなどしなければいけませんが、真冬はかなり危険になります。
上高地の閉山から開山までのオフシーズンは、翌年のシーズンのための準備期間になります。そのため、上高地に足を踏み入れないようにしましょう。
4,5月でも防寒着は必須!
上高地の4月・5月は真冬並みの寒さになります。下界では桜が咲き、春が訪れていますが、上高地にはまだまだ春の訪れは先になります。4月下旬の開山から5月一杯までの服装は、防寒着が必須となります。真冬並みの服装をしていかなければいけません。
早朝は氷点下になることも少なくなく、さわやかな朝ではなく、布団からなかなか出られない厳しい寒さになってしまいます。上高地の早朝散歩は非常に気持ち良いですが、4月・5月の上高地の早朝散歩はいきなり大変な思いをすることになりそうです。
4月・5月に上高地を訪れる場合は、春ではなく真冬だと思ってください。下界が春なので、春仕様の服装で行くと、大変な思いをすることになるでしょう。
5月下旬からは寒暖差に注意
5月下旬になると、日中はようやく春の訪れを感じられるくらいの気温になります。ただし、早朝や夜の気温は、とても春とは思えないくらいの寒さになります。1日の気温差が大きくなるので、服装で調整するようにしましょう。
日中は20度を超える日も出てきて、真冬並みの服装をしていては暑くなってしまいます。5月下旬で気温が高くなることが予想される日は軽装でも問題ないでしょう。上高地に宿泊する人は、しっかりと防寒具を用意しておくことが必要です。
5月下旬は春と冬が同居したような気温になります。気温差で体調を崩さないように十分注意してください。日中の春の陽気は本当に気持ち良くなります。
夏に上高地へ行くときのおすすめの服装
夏に上高地へ行く時のおすすめの服装を紹介します。上高地の夏は下界の夏と違って、さわやかな暑さになります。さわやかな暑さが感じられるため、上高地は避暑地として人気があります。下界とは気温が10度以上違う日もあります。
上高地の夏も日中は暑く感じられるため、どんな服装が良いか知っておきましょう。下界ではうんざりするような気温や湿度が感じられますが、上高地では全く違った感覚を受けるはずです。自然は暑さを和らげてくれる効果を感じてもらえるでしょう。
上高地の夏は、多くの人が避暑を求めに訪れます。下界とのあまりの違いに体調を崩さないように注意してください。
強い日差しに気をつけよう
上高地の夏で注意しなければいけない点は、日差しが非常に強いということです。日差しに関しては、下界よりも強いと感じられるかもしれません。日陰と日向で感じられる感覚が全く違ってくるのが、上高地の夏の特徴です。
日陰に入るとさわやかな感覚を受けますが、日向に出ると強烈な日差しを受けてしまい、暑さをまともに感じてしまうでしょう。ただし、湿気が少ないため、蒸し暑いと感じられることは少ないはずです。強い日差し対策として帽子は必須です。
日傘を持参しても良いですが、持ち歩くのは負担と感じられるかもしれないので、帽子をかぶった方が楽に歩くことができるはずです。
標高が高い分紫外線が強い
上高地は標高が下界よりも高い分、強い紫外線を受けることになります。紫外線対策の服装としては、長袖のシャツを着ていくことをおすすめします。半袖でも良いですが、日焼け対策はしておいた方が良いでしょう。
紫外線は体に悪影響を与えます。紫外線を全く浴びないことは不可能に近いので、少しでも紫外線の影響を少なくすることを考えましょう。上高地の夏は、下界よりも紫外線の影響を受けやすくなることを知っておきましょう。
紫外線に敏感な人は、最大限の対策を取っておくことをおすすめします。さわやかな暑さが感じられますが、強い紫外線には要注意です。
夏特有の夕立対策をしよう
上高地の夏は突然夕立に襲われることがあります。天気予報では晴れの予報が出ていても、突然空が暗くなってきて、落雷や豪雨に見舞われることがあります。山の天気が変わりやすいというのは、間違いないことです。
突然の夕立対策のため、持ち物では雨具を必ず用意しておくようにしましょう。雨が強い場合は、傘を持っていてもずぶ濡れになってしまうため、防寒具も準備しておくと万全でしょう。雨がひどすぎる場合には、雨が落ち着くまで待機するのも選択肢の1つです。
上高地の突然の落雷や夕立は、どうしても起こってしまうことなので、あらかじめ対策を立てておきましょう。夕立の中無理に歩くことだけは避けましょう。
秋に上高地へ行くときのおすすめの服装
秋に上高地に行く時のおすすめの服装を紹介します。秋の晴れの日になると最高気温が20度を下回ることもあり、日中でも暑さというよりは温かさを感じることができるようになります。非常に過ごしやすい時期になります。
上高地の秋は下界の秋よりも訪れが早くなります。9月は下界では、まだまだ残暑が厳しく暑さが残りますが、上高地では秋が訪れます。秋の紅葉が下界よりも1ヶ月以上早く見られるため、秋の上高地は人気の時期になります。
上高地の秋は短く、あっという間に冬に近づいてきます。貴重な上高地の秋の時間をしっかりと満喫してください。穏やかな気候は上高地歩きにぴったりです。
体温調節がしやすい服装を心がけよう
上高地の秋は、春と同じく朝晩の気温差が大きくなります。日中は非常に過ごしやすい気温になりますが、朝晩は非常に冷え込みます。朝から上高地を訪れる場合には、体温調節がしやすい服装を心がけましょう。
秋には朝から昼まで気温が10度くらい上がる日もあります。10度も変わる日に朝と同じ服装をしていたのでは、体調に影響をきたす可能性が高くなります。調節しやすい服装で、気温の変化に対応できるようにしましょう。
秋の上高地の気温変化には十分注意を払うようにしましょう。天気が悪い日には、日中でも寒さが感じられることがあるので、体温調整できる服装にしましょう。
10月には最低気温が氷点下になることも
10月の上高地では最低気温が氷点下になることもあります。10月の上高地は、秋というよりも晩秋や初冬と言った方が良いでしょう。最低気温が氷点下になると、寒さが全く違ってきます。10月の上高地は真冬の対策をすることをおすすめします。
10月の上高地の平均最高気温は13度前後になり、日中は日向では過ごしやすくなりますが、日陰になると寒さを感じるかもしれません。寒さに弱い人は厚めの上着を準備し、そうでない人も薄手の上着を準備しておくと良いでしょう。
10月の上高地は閉山に近づき、寒さが徐々に厳しくなってきます。10月の上高地は秋というよりも冬だと思うようにしましょう。
冬に上高地へ行くときのおすすめの服装
冬に上高地へ行く時のおすすめの服装を紹介します。上高地は秋だと思ったら、すぐに冬が訪れます。上高地の冬は雪に閉ざされてしまうため、この期間は上高地に行く交通機関はありません。閉山までの限られた期間に上高地に行く人におすすめの服装を知っておきましょう。
上高地の冬は非常に厳しいため、11月でも真冬の服装が必要になります。日中でも相当冷え込む日もあるため、間違っても軽装で行くようなことは止めてください。上高地の冬は非常に厳しいですが、この時期にしか見られない風景もたくさんあります。
秋から上高地の閉山までの短い期間にも、たくさんの人が訪れます。この時期に訪れる人の多くは、冬の服装を熟知している人ばかりです。
閉山式を迎える11月は雪が舞う
毎年11月下旬になると閉山式を迎えます。閉山式から翌年の開山までの間は、深い雪に閉ざされてしまいます。閉山式を迎える11月下旬頃になると、雪が舞うようになります。雪が舞うだけでなく、積雪になることもあります。上高地の11月は真冬の時期になります。
下界の11月は、日によってはまだ秋の名残が残っており、日中は暖かい日もあります。上高地の11月は最高気温が10度前後になり、日中でも寒さを感じられるようになります。冬は空気が澄んで非常に美しい風景が見られるようになります。
閉山式間際には雪に対応した持ち物を準備しておくことをおすすめします。普通の登山靴やスニーカーでは、地面が滑って歩きづらいかもしれません。
ダウンジャケット等本格的な防寒対策を
閉山式間際の11月に上高地を訪れる場合には、ダウンジャケットなど本格的な防寒対策をしておきましょう。日帰りの人でも、日中は非常に冷え込むため、本格的な防寒対策は必須です。宿泊を伴う人であれば、なおさら防寒対策をしておかなければいけません。
早朝の上高地の風景を見たくて外出する人は、本格的な冬山登山をするくらいの防寒対策をしておくことをおすすめします。冬の上高地は相当冷え込むため、半端な防寒対策をしているだけでは、かなり寒さのために大変な思いをすることが予想されます。
少しでも寒さを軽減できた状態で、早朝の上高地を楽しんでもらいたいので、しっかりとした防寒対策を取っておきましょう。動きに支障がないくらいの防寒対策をしてください。
年間を通して大切な服装や持ち物はこちら
ここからは、年間を通して大切な服装や持ち物を紹介します。上高地の各季節ごとの服装について紹介しましたが、年間共通して持参してもらいたい持ち物があります。上高地は本格的な山ではなく、誰でも気軽に楽しめるスポットです。
気軽に楽しめるスポットですが、突然のアクシデントに見舞われる可能性があります。上高地に行く時には、あらかじめ必要な持ち物をピックアップして用意するでしょうが、その際に忘れてはいけないものを紹介します。
前述したように、上高地にも売店がいくつかあります。いくつかある売店では、様々な商品を販売しており、大抵のものであれば手に入るものばかりです。しかし、上高地は山地になるため、商品を輸送コストがどうしてもかかってしまうため、安い値段では販売していません。
あらかじめ準備していった方が、お値打ちな料金で手に入れられます。上高地に行く時に持ち物が増えてしまいますが、どうしても必要な持ち物を持参するのであれば、少々荷物が多くなることは仕方ないでしょう。特に上高地で宿泊する場合には、荷物が多くなってしまいます。
上高地の各季節におすすめの服装と共に、必要な持ち物についても知っておきましょう。上高地を有意義に楽しんでもらうために、重要な持ち物を忘れないようにしてください。
山岳部の基本!雨具は持っていこう
夏の夕立のところでも紹介しましたが、山岳部に行く時の基本として雨具は必ず持ち物に加えてください。山の天気は本当に変わりやすいです。山の天気を天気予報で完璧に的中させることは、相当難しいことです。いつ天気が悪くなっても仕方ないと思ってください。
場合によっては、天気が悪くなる時間が長くなることもあります。少し待っていれば天候が回復する可能性もありますが、いつまでも天気が悪い可能性があります。これは、天気予報で上高地を訪れる日の天候が悪い予報が出ている場合よりも大変なことです。
天気が悪くなるという判断基準は空の色に注目しましょう。青空が広がっている場合には、天気が崩れることはありません。突然、黒い雲が湧いてきます。その雲を見たら、天気が悪くなると判断しましょう。そして、雨具をいつでも取り出せる状態にしておきましょう。
黒い雲が近づいてきてから、天気が悪くなる時間はあっという間です。下界でも夏に集中豪雨になることが増えてきました。これも突然黒い雲が湧いてきて、天気が悪くなるパターンです。山ではこのようなことが頻繁に起こるため、天気の急変には注意を払いましょう。
雨具は必ず持ち物に加えてもらいたいですが、長い傘を持ち歩くよりも、カッパを準備しておくことをおすすめします。カッパであれば、雨を防ぐことができ、さらに手がふさがらずに歩くことができます。山道を歩く時には、手が自由に使えることが重要になります。
上高地を訪れる場合には、どんなに天気が良い予報が出ていても、雨具の準備だけは忘れないようにしてください。油断すると大変な目に遭う可能性があります。
水分補給は絶対に必要
持ち物の中に水分は必ず準備するようにしましょう。上高地を歩く時に水分補給は絶対に必要です。上高地の売店でも飲料はたくさん販売しているので、現地調達することは可能です。少々値段が高くなると言っても、下界の倍の値段がするわけではありません。
夏場は水分補給が必要だと強く言われているので意識している人は多いでしょうが、冬場でも水分補給は間違いなく必要です。冬場でもたくさん歩いていると、水分を消費してしまいます。冬はそのことに気が付きにくく、脱水症状になっていたというケースもあります。
季節は関係なく、水分を摂ることは必要不可欠です。水分と共に塩分補給も重要なので、できれば塩分を含んだスポーツドリンクを用意しておくと良いでしょう。ミネラルウォーターやお茶でも構いませんが、塩分を補給できる食べ物を併せて準備しておきましょう。
水分が足りないと思って売店があったら、すぐに購入することをおすすめします。まだ大丈夫だと思って、歩き続けていると、水分を調達できるところがなくなってしまい、大変な思いをする可能性があります。早め早めに準備しておくことが重要です。
水分を持っていても、補給をしなければ意味がないので、こまめに水分を補給するために休憩をしましょう。自分では元気だと思っていても、突然歩けなくなってしまうこともあります。上高地で歩けなくなってしまうと、本当に大変なことになってしまいます。
脱水症状が起こってしまうと、歩けなくなってしまうので、水分補給だけは何よりも重要だと思ってください。水分は最重要の持ち物だと思ってください。
季節に合わせて帽子は被るようにしよう
上高地を歩く時に帽子は必要不可欠なものと言えます。帽子は直射日光を防いでくれるため、日差しが強い日には体力の消費を和らげてくれる効果もあります。山道を歩く時には少しでも体力を維持したいので、日差しは避けたいものです。
帽子をかぶっているメリットは、ちょっとした小雨であれば、防ぐ役割を果たしてくれる点もあります。雨が降ったら、雨具が必要になりますが、ちょっとくらいの小雨でカッパを出すのは面倒くさいと思う人もいるでしょう。
カッパを出さなくても帽子で防げると思う場合には、帽子で防ぐようにしましょう。つまり、帽子は日差しが強い日だけでなく、曇りの日でも必要ということになります。
上高地観光は季節にあった服装に気をつけて楽しもう
上高地観光をしてもらうために、季節ごとのおすすめの服装や持ち物などを紹介しました。特に服装は失敗してしまうと、せっかく上高地に来たのに、不完全燃焼のまま終わってしまう可能性があります。しっかり準備して楽しく上高地を満喫してください。
Photo by jouer