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ベテランキャンパーには言わずもがなですが、キャンプサイトで、テントやタープを設営するときには注意すべきことがいくつかあります。
富士山麓のキャンプ場には、自由に場所を選べるフリーサイトのキャンプ場がいくつもあります。場所を選ぶ際には、地面の様子も必ず確かめましょう。湖畔などは固い地面が多く、プラスチックのペグでは歯が立たないこともあります。
それからサイトの選び方です。人がいて便利なところが安心という場合には、炊事場や管理棟の近くがおすすめです。調理にも便利で、人が比較的多く集まるエリアになります。反対に静かに過ごしたい場合には、設備から少し離れたサイトを選びます。
風が吹き抜ける場所は避ける
キャンプサイトの中で、谷あいなど風の通り抜ける道は、テントやタープを設営するには不向きです。くつろぎたくても、テーブルの上の食器が倒れるなど、ハプニングに悩まされます。
風のある日は、テントの入り口を風上に向けないようにします。風があまり強いときには、タープも設置をあきらめましょう。風をはらんだテントやタープは凶器にもなります。破損する恐れもあり、またペグが抜けて飛んでいくこともあり危険です。
キャンプ場の受付の際、管理人さんに風の強い場所などを確認するのがおすすめです。夜になって風が強まることもあるので、その点も確認しましょう。
川に近すぎる河原や中洲も注意
水辺のキャンプは心地よく、魅力的です。しかし水辺には危険もあります。設営時は乾いた地面に見えても、雨が降ったら川は増水することが多いです。キャンプ場では晴れていても、川の上流で豪雨そして増水ということもあり得ます。
特に川の中州は絶対に避けましょう。朝は渡れた地面が、上流の雨で濁流となり、中州に取り残され、やがて流されて遭難する恐れがあります。
川のみではなく、富士五湖など湖でも同じです。昨今は舗装により地面の保水力が減っています。ゲリラ豪雨などで湖でも増水することがあります。湖畔のサイトでも、キャンプ場の注意に従い、ある程度は水際から距離をとることを心がけましょう。
木の真下は落雷や倒木の可能性がある
広い野原のキャンプサイトで、独立した大木の下は、木陰にもなり写真映えもして魅力的です。しかし野原の高い木の下は落雷の危険があります。
木の真下ではペグを打つのもなるべく避けたいです。木からある程度の距離までは木の根っこが張っています。ペグを刺して木の根に傷をつけないよう注意が必要です。
大木の下の地面の状態にも注意です。斜面になっていたり、地盤が緩んでいるところに立っている木では、強風や雨で倒れる可能性があります。大きな木が頭上に落ちてきたら大変危険です。
崖の上や崖の下も危険性あり
フリーサイトの場合は好きな場所にテントなどを設営できるのが利点です。隠れ家的に過ごしたい場合、崖の下も魅力ある土地です。ですが、崖の周囲に石がたくさん転がっていたり、水が流れた溝のようなものが見えていたら、その近くは避けたほうが無難です。
小さな崖の下でも、崖の上や斜面に生えている木が倒れる心配もありますし、土砂が流れ込む危険もあります。同様に崖の上も危険です。
崖の上は景色がよく、そこで過ごしたくなる気分にもなります。しかし大雨や地震などで崖の崩落に巻き込まれる危険もあります。地盤の様子を見て、ゆるみや地割れなどがないか、よく確認することが大切です。少しでも兆候があったら、崖の近くは避けましょう。