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浅草寺の顔「雷門(風雷神門)」
雷門は、大きな提灯が有名な浅草寺の総門です。正式名称は「風雷神門」です。風雨を司る風神と雷神が左右に位置しているのがその名の由来です。
SNS映え抜群の有名な場所なので、浅草を訪れた記念に、ぜひ写真撮影してみることをおすすめします。
雷門は幾度も焼失と再建を繰り返していますが、現在の物は昭和35年に当時の松下電器産業社長、松下幸之助氏により寄進されました。
ちなみに、松下氏が関節痛を患っていることを聞いた浅草寺の清水谷貫主がご本尊に祈願したところ関節痛が治り、その御礼の意味を込めて寄進された物とされています。
多くの人でにぎわう表参道「仲見世」
雷門をくぐると現れるのが仲見世です。雷門から宝蔵門まで、約250mに渡って両側に朱塗りの店が並ぶ浅草寺の表参道で、日本最古の商店街とも呼ばれています。
仲見世は、江戸時代に庶民の参拝者が増加したのに伴い付近の住民に境内の清掃を課す代わりに境内や参道に出店・営業する特権を与えたのが始まりと言われています。
仲見世には様々なお店があります。現在は89店が店を構え、毎日多くの参拝客で賑わいます。日本の伝統的な小物や、Tシャツなどを売る土産物店は外国人の参拝客にとても人気です。外国の方へのお土産を買うのにもおすすめな物が多くあります。
また、きびだんご、人形焼、手焼きせんべい、揚げまんじゅうなどは浅草寺ならではのグルメとしておすすめです。歩きながら食べずに、買ったらその場でいただきましょう。
和菓子を中心としたお土産を購入できるので、浅草ならではのお土産を買いたい時には、種類も豊富な仲見世で選んでみるのがおすすめです。
俗世と仏道との境界「宝蔵門(仁王門)」
雷門をくぐり、仲見世を歩いて行くと現れる大きな門が「宝蔵門(ほうぞうもん)」です。仁王像が安置されているので、仁王門とも呼ばれています。
仁王像は金剛力士像とも呼ばれ、寺院の表門に安置される事の多い像です。手には敵を退散させるための金剛杵(こんごうしょ)と呼ばれる武器を持ち、お寺の中に仏敵が入るのを防ぐ門番の役割をしています。
仁王さまは、身体健全と災難厄除の守護神です。宝蔵門で、毎日参拝客を迎え、人々を守っているのだそうです。
平安時代の創建当初は仁王門というのが正式な名前でしたが、宝物を入れておく蔵の役目もあるため、宝蔵門という名前になりました。
宝蔵門は1945年の東京大空襲で本堂等と共に焼け落ちましたが、1964年にホテルニューオータニ等の創業者として知られる大谷米太郎夫妻により寄進されました。
宝蔵門を抜けると、いよいよ浅草寺本堂(観音堂)に到着します。仲見世の賑やかさから一転して、厳かな雰囲気になります。俗世と仏道の境界が宝蔵門なのです。
宝蔵門の裏には、大きなわらじが掛けられています。このわらじは山形県村山市の奉賛会により、奉納され続けています。藁2500kgを要し、大変な労力を必要とするそうです。
この大わらじは、高さ4.5m・幅1.5m・重さ約500kgにも及びます。わらじは仁王様の力を表していて、「このような大きなわらじを履く者がこの寺を守っているのか」と驚いて魔物が去っていくと言われています。
また、脚が健康になるように願って触る人も多いので、健脚を願う人は触ってみるのもおすすめです。