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また、善光寺参詣の際には「お戒壇巡り」を体験することをおすすめします。これは本堂の地下にある真っ暗な回廊を進み、一番奥の「極楽の錠前」に触れると来世に極楽浄土へ行けることが約束されるというもので、一度あの世へ行って生まれ変わりの意味もあるそうです。
「お戒壇巡り」が体験できる寺院は全国的にも珍しいですので、善光寺に参詣した際には、ぜひともお戒壇巡りも体験してみてください。
宗派は問わない
善光寺は前述の通り、宗派を問わず参詣でき、誰でも宿願が可能な寺院です。これは善光寺が各宗派に分かれる以前から存在する非常に古い寺院であるためです。
寺院の管理運営は天台宗と浄土宗によって行われていますが、善光寺自体は無宗派の単立寺院ですので、天台宗や浄土宗以外の方も参詣できますし、「お朝事」や「お戒壇巡り」も体験できます。
長野・善光寺の御本尊
ここでは長野・善光寺のご本尊「一光三尊阿弥陀如来」とその身代わりとして造られた「前立本尊」の御開帳をご紹介したいと思います。
日本最古の仏像「一光三尊阿弥陀如来」
「一光三尊阿弥陀如来」はその名の通り、中央に阿弥陀如来、両脇に観音菩薩・勢至菩薩(三尊)があり、その背後に大きな後光(一光)が配置された仏像です。
この仏像は天竺(インド)から百済(朝鮮半島)を経て、欽明天皇13年(552年)に仏教とともに日本へ渡来したと伝わっています。はじめは大臣である蘇我氏が祀っていたとされますが、紆余曲折を経て、皇極天皇元年(642年)に現在の場所で祀られることになりました。
この本尊は白雉5年(654年)以来、絶対秘仏となっていて、寺の住職であっても目にすることは出来ないそうです。御開帳の際も本尊が公開されることはなく、分身として造られた「前立本尊」が身代わりとして公開されます。
「前立本尊」は7年に一度だけ一般に公開されます。「前立本尊」を公開する場所は善光寺だけでなく、東京(江戸)、京都、大阪などの大都市や全国各地に出向いて公開されることもあり、これを出開帳と呼びます(善光寺で行う場合は居開帳)。
7年に一度の御開帳
この出開帳は江戸時代中頃から度々行われて、善光寺は全国的な知名度と人気を集めました。最近では2013年に東日本大震災復幸支縁を目的に両国回向院で出開帳が行われています。
長野・善光寺の見どころ
ここでは長野・善光寺の見どころをご紹介します。国宝である本堂を筆頭に、迫力あるけやき造りの「仁王門」、重要文化財の「山門」、「経蔵」と見どころ満載です。
そして、「本堂内陣」の「不滅の常燈明」や本堂地下で体験できる「お戒壇巡り」、「経蔵」の前にある「輪廻塔」も見逃せない見どころポイントです。
「仁王門」
長野・善光寺の見どころ1つ目は、参詣者を最初に迎える門「仁王門」です。高さ13.6メートル、幅13メートル、奥行き7メートルの迫力あるけやき造りの門は、過去に2度火災にあっていて、現在の門は大正7年(1918年)に再建されたもので、2018年に100周年を迎えました。
門の内部には仁王像が安置されていますが、通常、向かって右側に阿形(口を開いた像)、左側に吽形(口を閉じた像)が配置されるのですが、善光寺ではこれが逆になっています。逆に配置されている理由はわかっておらず、善光寺の謎の1つとして知られています。
高村光雲と米原雲海の合作
「仁王門」の仁王像は、明治から大正にかけて活躍した彫刻家、高村光雲とその弟子である米原雲海の合作です。