函館から青森への旅!フェリーと新幹線の行き方や料金・所要時間など徹底比較

函館から青森への旅!フェリーと新幹線の行き方や料金・所要時間など徹底比較

函館と青森の往来はJR在来線とフェリーによって結ばれていましたが、2016年3月の北海道新幹線(新青森駅〜新函館北斗駅)の開業によって、より便利になりました。ここでは「函館から青森への旅!フェリーと新幹線の行き方や料金・所要時間など徹底比較」をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.函館から青森への主なルート
  2. 2.函館から青森へフェリーで行くには
  3. 3.函館から青森へ新幹線で行くには
  4. 4.函館から青森へ【料金を比較】
  5. 5.函館から青森へ【所要時間を比較】
  6. 6.函館から青森の旅をフェリーや新幹線で楽しもう!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

函館から青森への主なルート

Photo by yukishana

函館にとって青森は、北海道から「内地」への入り口にとどまらず、共に地域経済の1ブロックを形成する強力なパートナーです。観光面でも、ハイカラな函館と民俗的な津軽文化が共存する「青函エリア」は、異なった自然・歴史と文化を味わえる魅力的なスポットです。

Photo by rail02000

函館から青森へ行くには、【鉄道で「青函トンネル」を通過する方法】【「津軽海峡」をフェリーで渡る方法【飛行機を利用する方法】の三つのルートがあります。

そのうち、【飛行機を利用する方法】は函館空港〜青森空港の直行便がないため、新千歳空港で乗り換える必要があります。

津軽海峡を越えるにはフェリーか新幹線が便利

Photo by tsuda

函館・青森間の往来には、かっての「青函連絡船」を受け継ぐ海上交通のインフラとしてフェリー航路が発達しましました。また、世界一長い海底トンネルを走る北海道新幹線の開業によって、函館〜青森間ばかりでなく、北海道と本州がとても近くなりました。

函館から青森へ飛行機を利用する場合は、乗り換えによって時間的ロスが発生し、運賃も高額になるためおすすめしません。津軽海峡を越えるには、やはり、発達したフェリー航路を利用するか、北海道新幹線を利用するかのどちらかが便利です。

函館から青森へフェリーで行くには

Photo by TAKA@P.P.R.S

函館から青森までフェリーを運行する「津軽海峡フェリー株式会社」は、「函館港フェリーターミナル〜青森港フェリーターミナルまで」と「函館港フェリーターミナル〜青森県大間港フェリーターミナルまで」の2航路を開設しています。

「有限会社青函フェリー」は「函館港フェリーターミナル〜青森港フェリーターミナルまで」の1航路のみです。どのフェリー航路も「旅客と車両」又は「旅客のみ」の乗船が可能です。

津軽海峡フェリーで海を渡ろう

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

「津軽海峡フェリー株式会社」が運行する函館〜青森航路を「津軽海峡ロード」、函館〜青森県大間航路を「ノスタルジック航路」と呼んでいます。「津軽海峡ロード」の運行船舶と発着時刻(函館港フェリーターミナル発〜青森港フェリーターミナル着)は以下の通りです。

【ドルフィン00:30〜04:10】【ハピネス03:10〜06:50】【マーメイド07:40〜11:20】【ドルフィン2は12:00〜15:40】【ドルフィン14:10〜17:50】【ハピネス17:30〜21:10】【マーメイド20:15〜23:55】【ドルフィン2は22:05〜01:45】の一日8便です。        

Photo by Kentaro Ohno

函館港フェリーターミナルを出航して間もなく(約30分後)すると、津軽海峡の南東の遥か前方に青森県下北半島が見えてきます。天気の良い日、甲板に出て、頬いっぱいに潮風を浴びながら大海原の絶景を楽しむことができるのはフェリーの旅の特権です。
 

Photo by TAKA@P.P.R.S

「ノスタルジック航路」の運行船舶と発着時刻(函館港フェリーターミナル発〜青森県大間港フェリーターミナル着)は次の通りです。【大函丸09:30〜11:00】【大函丸16:30〜18:00】の一日2便の運行です。

「ノスタルジック航路」は、北海道と本州を結ぶ最短航路で、旅行ばかりでなく、函館市民や青森県の大間町民にとっては日常生活(買い物や通院・通学など)の重要な交通インフラの役割を果たしています。

函館から青森へ新幹線で行くには

Photo by rail02000

函館から青森へ新幹線を利用する場合は、函館駅から函館本線(又はバス)で新函館北斗駅まで行き、新函館北斗駅から北海道新幹線に乗り換えて新青森駅へ、新青森駅から奥羽本線に乗り換えて(又はバスで)JR青森駅まで行きます。

新函館北斗駅前には、立体駐車場(有料・578台入庫可)と、隣接して平面駐車場(無料・200台駐車可)が整備されています。車で直接、新函館北斗駅へ行くのも便利です。

北海道新幹線の発着時刻(新函館北斗駅発〜新青森駅着)は次の通りです。午前中には、【はやぶさ10号06:39〜07:41】【はやぶさ12号07:38〜08:35】【はやぶさ16号09:35〜10:37】【はやぶさ18号10:53〜11:50】の4便あります。

Photo by rail02000

午後からは、【はやぶさ24号12:48〜13:50】【はやぶさ28号13:39〜14:36】【はやぶさ30号14:48〜15:50】【はやぶさ32号15:39〜16:36】【はやぶさ34号16:20〜17:20】の5便あります。

夕方から夜にかけては、【はやぶさ38号17:25〜18:22】【はやぶさ42号18:40〜19:42】【はやぶさ96号19:41〜20:38】【はやて98号20:43〜21:45】【はやて100号21:57〜22:59】の5便あります。

北海道新幹線でスピードを体感

Photo by rail02000

新函館北斗駅と新青森駅を結ぶ北海道新幹線(全線約149km)は、途中、北海道側に「木古内駅」、青森側に「奥津軽いまべつ駅」があります。北海道新幹線は整備新幹線として建設されたため、法令によって最高速度は時速260kmと定められています。

青函トンネル(約54km)内は、新幹線と在来線(貨物列車)の共用運行区間であることから減速する必要がありますが、2019年3月、時速140kmから160kmにスピードアップされました。これにより、東京駅〜新函館北斗駅が4時間以内で結ばれることになりました。

函館から青森へ【料金を比較】

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

ここからは、函館から青森へ行くのに、フェリーを利用する場合と新幹線を利用する場合の料金を比較します。料金は、期間や客室のクラスなどによって大きく異なります。金額だけの比較で選択をするのではなく、旅行の目的に合わせた満足度で比較してみることが大切です。

フェリーの場合

Photo by alberth2

「津軽海峡ロード」は、【A期間】1月5日〜4月26日、5月7日〜5月31日、10月1日〜12月26日【B期間】1月1日〜1月4日、6月1日〜7月12日、8月19日〜9月30日、12月27日〜12月31日【C期間】4月27日〜5月6日、7月13日〜8月18日)の三つの期間に分かれています。

「津軽海峡ロード」の「旅客運賃」は、【A期間】2260円(スタンダード)〜12570円(プレミア)【B期間】2820円(スタンダード)〜15710円(プレミア)【C期間】3250円(スタンダード)18060円(プレミア)です。「12歳未満の子ども」は半額です。

「ノスタルジック航路」の「旅客運賃」は、【A期間】1840円〜2510円【B期間】2300円〜3140円【C期間】2650円〜3610です。「12歳未満の子ども」は半額です。

期間に注意

Photo by Kentaro Ohno

「津軽海峡ロード」では、【夏期特定日】(8月10日〜8月17日)に一部の便で運行ダイヤが変更になります。また【年末年始】(12月30日〜1月4日)には多くの便が運休します。年始1月1日〜1月4日の間は、一日3便しか運行されません。

「ノスタルジック航路」では、【GW・夏期特定日】(4月28日〜5月6日、7月14日〜7月16日、8月1日〜8月19日)に1便増便され、一日3便になり、一部ダイヤが変更になります。

フェリーを利用する場合は必ず予約をする必要があります。法定検査や気象条件によっても運休又はダイヤの変更が発生する場合があります。台風時期や冬の降雪期には、天気予報に注意をして、事前に運行状況を確認してからフェリーターミナルへ向かうことをおすすめします。

自動車や手荷物は別途料金がかかる

Photo by sendaiblog

「津軽海峡ロード」の「車両運賃」は次の通りです。【A期間】13400円(軽自動車)〜16760円(6m未満)、【B期間】16750円(軽自動車)〜20950円(6m未満)、【C期間】19270円(軽自動車)〜24100円(6m未満)です。

「ノスタルジック航路」の「車両運賃」は次の通りです。【A期間】10050円(軽自動車)〜13400円(6m未満)、【B期間】12570円(軽自動車)〜16750円(6m未満)、【C期間】14450円(軽自動車)〜19270円(6m未満)です。

Photo by Kentaro Ohno

「津軽海峡ロード」「ノスタルジック航路」ともに、運転手(1名)は車両運賃で客室(スタンダード)を利用できます。その他の客室を利用する場合は、旅客運賃が約2〜3千円割引きされます。

「津軽海峡ロード」「ノスタルジック航路」ともに、自転車や原動機付自転車、バイク、受託手荷物などに運賃が掛かります。期間や大きさ、重さによって料金が異なります。積み込みが可能かどうか、料金も含めて事前に問い合わせて、申し込みをしておく必要があります。

Photo by ka2hik0

「津軽海峡ロード」では、台数限定の「海割」を行っています。(車1台と車の定員まで何名乗っても、普通車で14800円、軽自動車で11800円の超格安料金です。)WEB予約限定で枠がありますので、早めの申し込みが必要です。

「海割」と同様のサービスは、「ノスタルジック航路」(函館〜大間)にもあります。普通車11800円、軽自動車8900円です。フェリー料金を抑えたいなら「ノスタルジック航路」をおすすめします。大間で上陸し、青森県下北半島の沿岸ドライブを楽しめます。

新幹線の場合

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

北海道新幹線の料金は、新函館北斗駅〜新青森駅までの普通乗車券3190円と特急料金4530円を加えて合計7720円かかります。WEB(えきねっとトクだ値)予約をすると20%の割引きを受けられます。

北海道新幹線には自由席特急券はありません。全席座席指定です。開業して3年余り、GWや年末年始以外は、ほとんど満席になることはありません。指定料金がもったいないようにも思えますが、隣席の人に気を使わずにゆったりと乗車できる気安があります。

北海道新幹線を利用するには、函館駅から新函館北斗駅まで(440円)と、新青森駅から青森駅まで(190円)の料金も、別途、必要になります。

青森県・下北半島の観光おすすめスポット21選!定番の絶景やグルメもご紹介のイメージ
青森県・下北半島の観光おすすめスポット21選!定番の絶景やグルメもご紹介
青森県下北半島は、本州最北端などの観光スポットもたくさんあるおすすめの場所です。定番の絶景スポットを始め、温泉やパワースポットなど、有名な観光スポットが豊富にあります。青森県下北半島のおすすめスポットを、定番の絶景やグルメ情報も含めてご紹介します。

函館から青森へ【所要時間を比較】

Photo by tsuda

次に、函館から青森へ行くのに、フェリーを利用する場合と新幹線を利用する場合の所要時間を比較してみます。

フェリーについては、「旅客のみ」の場合、函館駅から函館港フェリーターミナルまで行く時間(バスで約30分)が余分にかかります。青森港フェリーターミナルから青森駅まで(バスで約12分)も同様です。発車まで待ち時間がないタクシーを使うと少し時間が節約できます。

フェリーを利用するには、遅くても出発30分前にはフェリーターミナル窓口で乗船手続きをする必要があります。

Photo by Kentaro Ohno

北海道新幹線については、函館駅から新函館北斗駅まで(JRで約17分)と新青森駅から青森駅(JRで約6分)まで行く時間が余分にかかります。バスで移動するには発車時間まで待つ必要があります。タクシーを使うと待ち時間が節約できます。

このように、移動手段によって所要時間は異なります。乗り物の乗車時間だけで単純に比較することはできませんが、フェリーだけの乗船時間と新幹線だけの乗車時間を比較するだけでも概ねの所要時間が分かります。

フェリーでゆったり

Photo by hogeasdf

「津軽海峡ロード」(函館港フェリーターミナル〜青森港フェリターミナルまで)の所要時間は8つの全便が3時間40分です。「ノスタルジック航路」(函館港フェリーターミナル〜青森県大間港フェリターミナルまで)の所要時間は2便とも90分です。

函館からフェリーで青森へ渡る「津軽海峡ロード」の船舶は、揺れの少ない安定した航行が楽しめる大型クルーズフェリーです。船内は、気楽に過ごせるスタンダード室のほか、リクライニング席のビューシートやプライベートな個室など、多彩な客室が選べます。

Photo bydimitrisvetsikas1969

フェリーの船内ロビーの売店では函館や青森の土産品が揃っています。開放感いっぱいの窓や甲板からは、海上を走るフェリーが作り出した豪快な「海の街道」を見ることができます。自由な時間をゆっくり楽しみたいならフェリーの旅がおすすめです。

新幹線であっという間に

Photo by 海爾渥 / Hairworm

北海道新幹線(新函館北斗駅から新青森駅まで)の所要時間は、途中停車なしの直通で走行すると57分、函館側の木古内と青森側の奥津軽いまべつに停車すると1時間02分かかります。

青函トンネルに入ると窓の外は真っ暗な世界に一変します。車内は照明で明るくなりますが、「ゴオー」という唸るような走行音が新幹線のスピード感を伝えます。約54kmのトンネルを約20分で抜けると車外は急に明るくなります。そこに開ける景色は本州です。

船旅の気分をゆったり味わいたいならフェリーが、時間を節約したいのなら新幹線が便利ですが、青函トンネルを渡ったとき、津軽海峡の海面下240mを陸路で旅した不思議な感覚が残ります。旅行の満足度こそが、いちばん大切な比較の対象になるでしょう。

青森のおすすめ温泉ランキングTOP17!名湯から秘湯まで人気の宿もご紹介のイメージ
青森のおすすめ温泉ランキングTOP17!名湯から秘湯まで人気の宿もご紹介
青森は、全国有数の温泉地です。たくさんの有名な温泉があり、毎年たくさんの観光客が訪れます。今回は、青森のおすすめ温泉をランキング方式で紹介しながら、人気の宿にもスポットを当てて紹介していきます。数ある名湯、秘湯の中からお気にりの温泉を見つけてみてください。
青森のねぶた祭りの楽しみ方!開催時期や見どころ・由来などもご紹介のイメージ
青森のねぶた祭りの楽しみ方!開催時期や見どころ・由来などもご紹介
みなさんは青森の「ねぶた祭り」をご存知でしょうか。多くの人がその名前を聞いたことがあるかもしれません。今回は、全国的にも有名な青森の「ねぶた祭り」について、その由来や開催時期、見どころなど、楽しみ方をたっぷりとご紹介していきます。

函館から青森の旅をフェリーや新幹線で楽しもう!

Photo by yto

以上、「函館から青森への旅!フェリーと新幹線の行き方や料金・所要時間など徹底比較」をご紹介しました。何に於いてもスピードに価値があるとされる時代風潮ですが、日常を離れた旅行のときはスピードよりもゆったりとした時間の流れを楽しみたいものです。

「函館から青森へ」の旅は、移動手段も一つの観光スポットです。往路はフェリーで、復路は新幹線でという選択もあります。心に残る楽しい「青函の旅」をお楽しみください。

sugawara1204r
ライター

sugawara1204r

北海道在住のフリーライター。ドライブや国内旅行が趣味で時間があると出かけています。地元北海道のスポットやグルメ情報を中心に書いていきます。

こちらもおすすめ♡

人気記事ランキング