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この広間は、建築主であった加藤清正が、豊臣家の有事の際に、秀頼公を密かにかくまう目的で作ったという説もあります。襖や側面の壁だけでなく、天井にもきれいな絵が描かれていて、当時としては相当高い技術で作られたことが想定されます。
数寄屋丸ゾーン
数寄屋丸ゾーンは、天守ゾーンの西南に位置する場所に建設されています。この二階では、能や茶会及び歌会の会場として利用されていたとされ、当時は主に接客目的で利用されていました。
南側には狭間や石落としといった設備を備えており、有事の際の防御拠点として利用することを考慮して建設されたことがうかがえます。現在の数寄屋丸は、各種古文書や歴史的遺留物をベースにして、1989年に建築されたものです。
二の丸ゾーン
二の丸ゾーンの敷地には、かつての熊本藩の上級家臣の屋敷があります。また、藩校である時習館もこちらにあります。二の丸ゾーンからは、大小天守と宇土櫓が並んで立っている様子がうかがえます。
二の丸ゾーンに駐車場があるので、車でのアクセスの場合には便利です。ここの駐車場に自家用車を止めて熊本城敷地内を散策するアクセス方法を取る方が多くなっています。
三の丸ゾーン
三の丸ゾーンのそばにも、二の丸ゾーン同様駐車場設備があり、アクセスの際に活用されることが多いです。こちらの駐車場に自家用車を駐車し、敷地内を散策するアクセス方法を取る団体が多いです。
三の丸ゾーンには、旧細川刑部邸があります。細川刑部家は藩主の細川家の分家で、その下屋敷として建設されたとされています。とても立派な屋敷で、有力な家臣として活躍していた細川刑部家の有力性が感じられる建物になっています。
迫力ある石垣群
熊本城は、城自体はもちろんですが石垣も歴史的な価値が注目されています。「清正流石組」と呼ばれる石垣は、大胆な組み方で知られる有名な石垣です。難攻不落の城を支える石垣は、頑丈さとともに美しさも感じさせる立派な建築物となっています。
熊本城の石垣には大きく分けて二種類あります。加藤家が作ったとされる石垣は傾斜が緩やかになっており、逆に細川家が作った石垣は急な傾斜になっていることが特徴です。
石垣のうち、数十カ所に刻印を押された石があります。当時の頭領のマークという説もあります。熊本城は石垣を含めて有名なスポットとなっています。
熊本城は「四季ごとの美しい姿」を見せてくれる
熊本城は、周囲が自然の多い公園になっていることから、四季折々の美しい情景を見ることができます。今はすでに修理復興作業がほぼ完了しているため、熊本城をバックにした様々な美しい景色を臨めます。
特に、春の桜はとても美しいです。熊本城を背景に桜の花びらが生い茂る様子は、城の荘厳さと桜のはかない美しさが相まって、心に染み入ります。熊本の観光名所として人気になるのも理解できます。
熊本城のおすすめ「フォトスポット」
熊本城にはいくつかのおすすめフォトスポットがあります。荘厳な城をバックに撮影すると、とても印象の良い写真が取れます。
加藤神社の鳥居前から城に向かって撮影すると、小天守、大天守、宇土櫓を一枚の写真に収めることができます。加藤神社は城の建築主である加藤清正を祀る神社ですので、城がよく見える場所に建てた当時の考えがうかがえます。
熊本城から眺める「熊本市街地」も見もの
ここまでは熊本城を見る側で話をしてきましたが、逆に熊本城からの景色もとても素晴らしいです。熊本城からは、熊本市街地を一望でき、すばらしい景観を楽しむことができます。
地震発生直後は熊本市街地も被害が広がっていましたが、今や復興が十分に進み、以前よりもむしろ今の方が発展しているほどにまで復興が実現しました。