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しかし、一番の見どころは宿の名物、大浴場「ヒバ千人風呂」です。ここでは千人風呂の中の4つある浴槽の中から、大きな2つの浴槽「熱湯」と「四分六分の湯」をご紹介します。
宿の名物は「千人風呂」
酸ヶ湯温泉といえば名物の千人風呂です。300年にわたりたくさんの人々を癒してきた霊泉です。
千人風呂は酸ヶ湯温泉の名物ですので、こちらへ入浴するのがお客さんの一番の目的です。ですが、混浴を躊躇う女性の方もいます。ここでは女性にオススメの情報もお伝えします。
浴場内には注意書きも貼ってありますので、よく読んでそれぞれのペースでゆったりと楽しむことができます。
千人風呂とは、千人も入れそうな広さだということから名付けられたようですが、実際に千人が入ったという事実はないそうです。
天井までの高さ約5m、160畳もの広さに柱一本ない総ヒバ造りの大浴場は圧倒的な異空間です。時代を感じさせるレトロな雰囲気が素敵な空気感を醸し出しています。大浴場の木材には青森県産のヒバがふんだんに使用されています。
「ヒバ千人風呂」には、熱湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝など4つの源泉の異なる浴槽があります。混浴ですが、湯船は基本的に左が男性で、右が女性となります。一部、男性の立入禁止スペースに衝立が設けられていますが、湯船が仕切られているわけではありません。
「熱湯」
熱湯(ねつゆ)は大浴場、ヒバ千人風呂の4つある源泉のうちの1つです。熱湯という名前から受ける印象と実際の湯の温度が異なっており、実は「四分六分の湯」より「熱湯」の方がぬるいです。
どうして熱湯と言うのかは、熱湯の方が体の芯から温まるから、あるいは源泉の湯をそのまま使っているからとも言われています。
熱湯は「八甲田音頭」でも唄われており、「母の意見と熱湯(ねつゆ)ばかりゃぬるいようでも粗末にゃならぬヨ、あとでききます、身にしみる」と長い時間温もりが持続し、後々まで体が温まります。
泉質・効能
泉質は酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性温泉)で、源泉温度が50.0℃、pH=1.7程です。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復 きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症などに効果があります。
「四分六分の湯」
四分六分の湯は大浴場、ヒバの千人風呂の4つある源泉のうちの1つです。「熱湯」の隣にある浴槽で、源泉の湯に水を混ぜていますが、もともとの源泉の湯が高温であるため熱湯より高温です。
「熱湯」とは別の源泉が使われており、5つある酸ヶ湯温泉の源泉のうちの2つの湯を混ぜ合わせています。なので、熱湯とは少し泉質が違います。
四分六分とは体に感じる温まり具合を表す言葉です。入ると熱湯より熱く感じますが、温もりの持続が熱湯より短く、四分から六分ぐらいの温まり具合になると言われて、その名が付けられました。あるいは「湯と水の混合比による」ともされています。
泉質・効能
こちらも泉質は酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性温泉)で、源泉温度は49.6℃、pH=2.0程です。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復 きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症などに効果があります。
青森・酸ヶ湯の注意事項
青森の秘湯、酸ヶ湯温泉には快適に楽しむために知っておいた方がいい事、注意しておいた方がいい事があります。ここでは3つのポイントをご紹介します。
千人風呂には洗い場がなくシャンプーや石鹸もなし
千人風呂には洗い場がないため体を洗ったり、シャンプーしたりはできません。男女別の小浴場「玉の湯」にはシャワーがありますのでそちらへ行くとよいでしょう。
しかし、酸ヶ湯温泉はpH2.0程度の強酸性湯ですので、温泉に浸かるだけで皮膚は「殺菌」されます。