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青森駅前で酸ヶ湯温泉へのバスに乗り替える必要がありますが、空港から青森駅まではバスで約35分で移動できます。
電車やバスを利用の場合は、青森駅東口からJRバス十和田湖行きで1時間10分、酸ヶ湯温泉前で下車です。料金1300~1400円ほどかかります。
東北自動車道を使用する方は、青森中央インターチェンジから国道103号を経由し40分で到着します。宿泊の方は青森駅前から送迎もありますので宿にお問い合わせ下さい。
また、冬の交通に関しても注意点がありますので宿までお問い合わせください。冬季閉鎖の道路、ゲートなどがあります。
青森・酸ヶ湯ってどんな温泉宿?
開湯300年という長い歴史が酸ヶ湯温泉にはあります。山奥という立地からも秘湯と言われますが、なぜそこに開湯したのでしょうか?歴史についても触れてみましょう。レトロな館内、体育館のような大浴場「ヒバ千人風呂」など見どころ満載です。
300年以上の歴史を持つ
300年の歴史を誇る由緒ある湯治場で、鹿が湯に浸かり傷を癒していたことから「鹿の湯」と名付け利用されてきました。現在の酸ヶ湯(すかゆ)という読み方は、読みの“しかゆ”が変化したものと言われています。
江戸時代より湯治客が多く、現在の大浴場「熱湯」の周辺、数カ所に地元の人が小さな小屋を建て、山菜取り人や狩人らに温泉を開放していたそうです。
そして、その小屋主(湯主)たちが協力して組合を設立したのが「酸ヶ湯」の始まりです。最初は湯治棟のみでしたが、その後に旅館棟部分等を増改築し現在に至ります。
国民保養温泉地第1号
酸ヶ湯温泉は、泉質の効能と豊富な温泉の湧出量、広大な宿泊施設、清純な環境、交通の便、廉価な料金等が認められ、昭和29年に数ある全国温泉のモデルケースとして「国民保養温泉地第1号」の指定を受けました。
国鉄時代は今の食事処「鬼面庵」がある場所に国鉄「酸ヶ湯温泉駅」があったため、今よりも交通の便はよかったのでしょう。
国民保養温泉地としては、四万温泉、日光湯元温泉と共に第1号に指定された歴史ある温泉地です。
一般客向けの棟の他湯治用宿泊棟がある
酸ヶ湯温泉は一般客向けの「旅館棟」の他に、湯治客専用の「湯治棟」があるのが特徴です。一般向け旅館棟は縁側や床の間が付いた昔ながらの趣のある和室です。窓からは中庭を眺める事もできます。
湯治棟は時代を感じるレトロな雰囲気の廊下を挟み、両側に部屋が並んでいます。長期滞在型の簡素なお部屋ですが、清潔感があり必要なものは全て揃っています。炊事場もあるので、自炊する事も可能です。
湯治棟、宿泊棟、どちらも綺麗に磨き上げられた廊下に反射する暖かい灯は、どこか懐かしい感じがして落ち着くとの声もあります。