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高知県の龍河洞は、全長4kmのうち約1kmを散策することができ1憶7500万年が創り上げた洞内を楽しむことができます。出口付近では、古代人が遺した「神の壺」を見ることもできます。日帰りで訪れても、大満足の見ごたえがある場所です。
1億7500万年の歳月を有した石灰岩の鍾乳洞
高知県にある日本三大鍾乳洞「龍河洞」は、1憶7500万年の歳月を有して出来上がりました。石灰岩が地表水や地下水に浸食されできる鍾乳洞ですが、どのようにして洞窟になるのでしょうか?
鍾乳洞は、山頂の雨水が石灰岩の割れ目に流れ込み地下に雨水が集まります。雨水は、石灰岩を浸食しながら、網目状に広がっていきます。地下に集まった雨水は川になり、川の流れが洞窟を創ります。
地下に集まり川となった雨水は、陸の高いところから低いところへ流れ、少しずつ空洞になります。
空洞になった後、天井から落ちる水滴は、石灰岩を溶かした炭酸カルシウムが含まれているため、炭酸カルシウムが結晶となり鍾乳石を創ります。鍾乳石には様々な形がありますが、洞窟の中にあるつららのような形のものです。
高知県の龍河洞は、全長4kmあり洞内の広さも驚きですが、様々な形の鍾乳石も見どころです。つらら状のものや柱のようになっているもの、滝のように見えるものもあります。
鍾乳石は、100年で1cm伸びます。洞内の鍾乳洞は、天井から地面まで柱のようになっているものもあり、長い年月をかけて上下から鍾乳石ができたことが分かります。鍾乳石を通して壮大な時の流れを感じることができます。
弥生時代の土器・石器が出土
1934年に高知県にある日本三大鍾乳洞「龍河洞」は天然記念物に指定されました。天然記念物に指定された理由は、弥生時代の土器や石器が数十点見つかったためです。龍河洞の出口付近では居住していた痕跡が見つかっています。
嬉しいことに龍河洞の散策コースにも、弥生時代に居住していた痕跡を見られるスポットがあります。出口付近にある「神の壺」です。「神の壺」は、弥生時代に使われていた壺が長い年月同じ場所に置かれたままだったため、石灰に覆われた状態になっています。
また、「神の壺」と同じように長い年月同じ場所に置き続ければ、石灰石に覆われるかという実験も洞内で見ることができます。1936年から始まった実験のため、見比べることで「神の壺」の長い年月をより感じることができるでしょう。
高知の鍾乳洞・龍河洞ってどんな場所?
高知県にある天然記念物に指定される鍾乳洞「龍河洞」はどんな場所なのでしょうか?日本にも数多くある鍾乳洞の中でも龍河洞の特徴は、日帰りで訪れても大満足できる洞内の見どころスポットの多さです。
総延長4km
高知県の龍河洞の総延長は4kmです。三大鍾乳洞の中では、秋芳洞に次ぐ長さです。また、4kmのうち、1kmが公開されており散策できる他の鍾乳洞と比べても長いです。
観光コースでも1kmあり、長く洞内は平坦な道ばかりではないため、途中に休憩スポットがあり扇風機が置かれています。
龍河洞内の気温は年間通して20℃以下ですが、洞内1kmを歩き出口に着くころには暑くなるほどです。日帰りで訪れてもたっぷりと身体を動かすことが出来程よい疲れが良い思い出になるでしょう。