富士浅間神社をめぐる!静岡・山梨からのアクセスや巡拝の仕方などもご紹介

富士浅間神社をめぐる!静岡・山梨からのアクセスや巡拝の仕方などもご紹介

山岳信仰の象徴である富士山は、「霊峰富士」と呼ばれ、富士山の神様を祀った富士浅間神社への参拝は今も昔も変わらず人気があります。そんな富士浅間神社の歴史や巡拝の仕方、静岡・山梨からのアクセス方法などを分かりやすく紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.霊峰富士を御神体とする富士浅間神社
    2. 2.富士山周辺に浅間神社がたくさんある?
    3. 3.富士山を眺めながら浅間神社めぐり
    4. 4.「史跡富士山」に含まれる浅間神社八社をご紹介
    5. 5.登った人だけが参拝できる富士山頂にある浅間神社
    6. 6.富士浅間神社巡拝の仕方
    7. 7.富士浅間神社へのアクセス
    8. 8.富士浅間神社をめぐって神々のパワーを感じよう

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    Photo byspcgraph

    山宮浅間神社への見学や参拝は自由ですが、社務所はありません。周辺に山宮浅間神社案内所がありますが、土日祝日の10時~15時までの営業です。

    なお案内所の開館時間内は境内や周辺施設について説明をしてくれる世界遺産ガイドが常駐しているので、見学時にはガイドを利用するのがおすすめです。

    住所 山梨県富士宮市山宮740番地
    電話番号 0544-58-5190

    村山浅間神社

    Photo by Noah Chiao

    静岡県にある村山浅間神社は、まっすぐに空に向かって伸びた杉の大木に囲まれるようにして建つ山寺のような神社です。

    実は村山浅間神社には興法寺という有名なお寺がありました。ところが明治時代に行われた神仏分離政策によって、他の浅間神社と同じく興法寺は廃寺となりました。ところが2013年には復活し「富士山興法寺大日堂」に改名し活動を再開しています。

    神仏分離政策以前は富士修験者でにぎわった村山浅間神社ですが、今は自然の中にある静かな社というイメージです。それでも大日堂脇にある水垢離所には、かつてにぎわいを見せていた頃と同じように富士登山前に水垢離で身を清める人の姿が今でも見られます。

    住所 静岡県富士宮市村山字水神1151
    電話番号 0544-27-5240

    須山浅間神社

    Photo by y.ganden

    静岡県裾野市にある須山浅間神社は、須山口登山道の入口にある神社です。かつては須山口から山頂を目指すルートが人気だったのですが、宝永の大噴火によって登山道が大きく損傷したことと、御殿場口登山道が1883年に開通したことによって、今では穴場の巡拝スポットになっています。

    主祭神は女性の守り神といわれるコノハナノサクヤヒメノミコトなので、恋愛成就、縁結び、子授かり、安産祈願のご利益があります。

    なお須山浅間神社の拝殿脇にある石灯篭の小窓は、ハートの形をしています。小窓からのぞき込むと、拝殿がハート形にくりぬかれたように見えるため、幸運を呼ぶ人気スポットになっています。

    住所 静岡県裾野市須山柳沢722
    電話番号 055-992-5005

    冨士浅間神社

    Photo by Norisa1

    山梨県笛吹市にある富士浅間神社は、山梨県が甲斐の国と呼ばれていた時代に「甲斐国一宮」とされていることから、周辺住民からは「一宮さん」と呼ばれています。

    主祭神はコノハナノサクヤヒメノミコトですが、最初に富士山に建てられた山宮浅間神社に祀られていた3柱の主祭神の内の1柱が富士浅間神社に祀られています。ただし地形の関係で境内から富士山を見ることはできません。しかもなぜか本殿も、富士山とは別の方向を向いています。

    また富士浅間神社では、一般的な神社とはちょっと変わった供物を奉納します。以前は神道で一般的な日本酒を御神酒として奉納していましたが、1965年以降は山梨の特産品であるワインを御神酒として奉納しています。

    住所 山梨県笛吹市一宮町一宮1684
    電話番号 0533-47-0900

    河口浅間神社

    Photo byK2-Kaji

    山梨県にある河口浅間神社は、山梨にある浅間神社の発祥の地ともいえる場所です。山梨の浅間神社は、貞観6年(864年)の富士山の大噴火のあと、占いのお告げによって静岡の浅間神社と同じように浅間神を祀るようになったのが始まりです。

    河口浅間神社は貞観の大噴火の翌年に建てられら神社で、山梨の山の緑に包まれるようにして建つ自然美が大変美しい場所です。境内にある樹齢1200年以上の2本の巨大杉は「縁結びの杉」といわれ、人気のパワースポットになっています。

    住所 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1
    電話番号 0555-76-7186

    冨士御室浅間神社

    Photo by Haya_BS

    富士御室浅間神社は、富士山の2合目にある浅間神社です。別名「富士山二合目奥宮」と呼ばれ、富士山のふもとから山頂まで各所に建てられている浅間神社のなかでも重要な振興の拠点とされてきました。

    富士御室浅間神社の神事といえば、毎年4月29日に行われる流鏑馬(やぶさめ)祭りが有名です。これは山梨の武将である藤原秀郷が、平将門の乱で戦勝したことのお礼として流鏑馬の奉納を行ったことに由来します。

    住所 山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3951富士山2合目
    電話番号 0555-83-2399

    登った人だけが参拝できる富士山頂にある浅間神社

    Photo by jetalone

    富士山周辺や富士登山道にある浅間神社の中で最も高い位置にあり、富士山頂にたどり着かなければお参りすることができないのが「富士山頂上浅間大社奥宮」と「淺間大社奥宮久須志(くすし)神社」です。

    富士山頂上浅間大社奥宮は富士宮口ルートの山頂にあり、淺間大社奥宮久須志神社は須走口、吉田口、河口湖口ルートの山頂にあります。富士山詣ででは山頂にある2つの神社を参拝し、富士山の旧噴火口である大内院を一周します。これを「お鉢廻り」といいます。

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    富士浅間神社巡拝の仕方

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