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人気のせんべい屋が集まる浅草ってどんな街?
東京都台東区に位置する浅草は江戸時代から繁華街として賑いを見せ始めました。当時はお給料としてお米が支給されていたそうです。そのお米を保管する倉庫が設置されたことにより、倉庫を守るために多くの役人が配置されました。
それが人口の増加につながり、後の繁華街となったといわれています。浅草といえば、まず雷門を思い受かべる方も多いでしょう。
雷門は都内最古の寺院として知られています。雷の文字が記された、重さ700kgもある大きな提灯はとても有名で、かつては待ち合わせのスポットとして人気がありました。しかし、今では混雑のため待ち合わせ場所として利用するには少々不便になってしまいました。
浅草には浅草通りや明治通りなど、栄えた通りがいくつかあります。そんな中でももっとも賑わっているエリアが、仲見世通りです。仲見世通りは130年以上の歴史がある通りで、約250mある通りでは日本ならではのお土産や、食べ歩きが楽しめます。
浅草までのアクセス方法や主な交通機関
浅草の最寄り駅は東武スカイツリーライン(伊勢崎線)浅草駅、東京メトロ銀座線浅草駅、つくばエクスプレス浅草駅、都営地下鉄浅草線浅草駅の4つがあります。どの駅からも徒歩5分ほどで行くことができます。
水上バスやバスを利用して行くことも可能です。水上バスは浅草・お台場直通ラインと隅田川ラインの浅草からが便利です。車でのアクセスも可能ですが、人気観光地のため慢性的な渋滞が発生しており、公共交通機関の利用をおすすめします。
浅草に人気のせんべい屋が多い理由とは?
せんべいはもともと、草加宿一帯の農家で蒸した米をつぶして丸め、干したものに塩をまぶして焼き、間食として食べられていたものが、全国に広がったと言われています。
前述のように、浅草は江戸時代に米の保管倉庫を設置したことにより賑わいを見せはじめました。そのため、米から作るせんべいは徐々に広がりを見せ、その歴史が今でも引き継がれ、老舗や人気のせんべい屋が多いと考えられています。
浅草で古くから続く老舗店が作るせんべい・4選
雷門の目の前の通りにあるのが仲見世通りです。130年以上の歴史がある通りだからこそ、長い歴史を持つお店も多くあります。そんな中でも100年以上の歴史を持つ老舗4選をご紹介。
せんべい一筋のお店から、人形焼きで有名なお店まで、老舗だからこそ自信をもっておすすめできる4選です!
明治9年創業・豆舗梅林堂の「かた豆」
まずご紹介する老舗店は仲見世の始まり、左手側にある豆舗梅林堂です。豆舗梅林堂は明治9年創業、140年以上の歴史をもつ老舗のおせんべい屋さんです。昔ながらの豆菓子は木製の棚に並べられただるま瓶に入れられており、その店内は懐かしさを覚えます。
老舗でありながらも「わさび豆」「カレービーンズ」など新しい味を取り入れており、お店の人気に一役をかっています。しかし看板商品はなんといっても変わらぬ味を守り続けた煎り豆「かた豆」です。程よい塩味が効いており、手が止まらなくなるおすすめの一品です。
住所 | 東京都台東区浅草1-18-2 |
電話番号 | 03-3841-6197 |
浅草を代表する店・亀谷の「厚亀」
亀谷は浅草仲見世にある老舗人形焼きのお店です。亀屋は職人による手作りを基本とした、人形焼と手焼せんべいの店です。
仲見世にはほかにも何件か人形焼のお店がありますが、生地や餡を小さな型に入れてくるくると手焼きしているのはここだけで、浅草を代表する老舗です。人気の人形焼には五重の塔、仁王様、大提灯、鐘、鳩、亀の6種類があり味も見た目も楽しめます。
ここでご紹介するせんべいは「厚亀」です。他にない亀屋独自の味付けで長く愛されています。醤油せんべいを焼いたときにできるヒビを亀の甲羅に見立てた、亀の形をしたせんべいです。
住所 | 東京都台東区浅草1‐37‐1 |
電話番号 | 03-3844-7915 |
浅草らしい店構え・木村屋本店の「薄焼きせんべい」
木村屋本店は仲見世通りの1番端、浅草寺の本堂に1番近いところの角にあります。明治元年創業、150年以上の歴史をもつ木村屋本店は浅草で最も古い人形焼の店としても有名で、店内でお茶とお団子やおせんべいを頂く事ができます。
今回はそんな老舗木村屋本店の薄焼きせんべいをご紹介します!人形焼だけではない木村屋本店のせんべいの魅力も是非お楽しみください。
店頭には焼き立ての手焼きせんべいが並べられています。しょうゆ味はあっさりとしていて、しつこくないので、歩き疲れて空いた小腹にもぴったりです。人形焼で有名な木村屋本店ですが、絶品薄焼きせんべいも是非ご賞味ください。
住所 | 東京都台東区浅草2‐3‐1 |
電話番号 | 03-3841-7055 |
大正2年創業・日乃出煎餅の「天日干し特上手焼き」
新仲見世通りとすし屋通りの交差する角にある日乃出煎餅をご紹介します。創業大正2年でこちらも創業100年以上の老舗です。創業以来せんべい一本で勝負されていて、お店の中では職人さんが黙々とせんべいを手焼きされています。
「天日干し特上手焼き」は1枚120円と決して安くはないお値段ですが、実際に手焼きされているところを見て、さらにその味を味わうと納得の値段です。硬さが売りでもある「天日干し特上手焼き」は、一口食べた瞬間口の中に米と醤油と独特の香ばしさが広がります。
住所 | 東京都台東区浅草1‐26‐4 |
電話番号 | 03-3844-4110 |
浅草の職人が1枚ずつ手焼きするせんべい・2選
人気の観光地浅草での楽しみのひとつと言えば食べ歩き!ですが、浅草ならではの食べ歩きと言えば、やはり焼き立てのせんべいがおすすめです。
浅草ではお店で職人さんがせんべいを手焼きしている光景をよく目にします。お土産を買うついでに店頭で焼き上げる様子を楽しみ、そして焼き立ての手焼きせんべいを是非味わってみてください。
浅草でもかなり有名壱番屋の「せんべい」
浅草寺に向かう仲見世通りにある壱番屋は、せんべいの種類によって使用するお米を変えるほどのこだわりが光るお店です!お土産用に袋詰めされたせんべいはもちろん、食べ歩き用に、一枚一枚丁寧に炭火手焼きしながら販売しているお店です。
味の種類も豊富で、定番ののりやしょうゆはもちろんですが、梅ザラメやゆずザラメなどさっぱりと食べれるものから、ぬれせんべいまで取り揃えています。
その中でも人気なのが黒こしょうせんべいです。黒こしょうがぴりっと効いていて、ちょっぴり大人な味です。ビールとの相性も抜群です!
住所 | 東京都台東区浅草1‐31‐1 |
電話番号 | 03-3842-5001 |
伝統技法で作る和泉屋本店の「堅焼き 大月」
浅草駅徒歩約1分の観音通りに「和泉屋本店」があります。同じ通りのすぐ近くに観音通り店、少し離れた所には、仲見世通りにも店舗があります。和泉屋のせんべいは、国内産の上質なうるち米や醤油、海苔、天然塩を使用し、創業の昭和15年以来伝統的な味を作り続けています。
今SNSで、猫せんべいや直径約22cmの海苔大丸など、せんべいが話題になっているのをご存じでしょうか。その火付け役ともいえるのがこの和泉屋本店です。
「大月」の名の通り大きなせんべいで、宮城県登米郡のうるち米ひとめぼれを使い、機械ではなく天日乾燥させ、炭火でじっくり仕上げています。余計な調味料は使わず、醤油だけで仕上げたせんべいの、醤油の香ばしさと歯ごたえを楽しんでください。
住所 | 東京都台東区浅草1‐1‐4 |
電話番号 | 03-3841-5501 |
浅草で外国人観光客にも大人気なせんべい・1選
浅草は今や東京の観光スポットとして名高い名所のひとつです。日本人観光客はもちろんですが、外国人観光客も多く訪れています。お土産を求める方や食べ歩きを楽しむ方など、様々な姿が見られます。人気や流行りに敏感な外国人観光客に大人気のお店をご紹介します。
いつも人だかり!杵屋の「揚げおかき」
せんべいやおかきの店「杵屋」は浅草仲見世通りにあります。定番の商品から目新しいものまで随時70種類以上のせんべいを取り扱っており、浅草随一の品揃えとも言われています。
そんな杵屋の揚げおかきは、永年の伝統の技と、選りすぐった材料とが、見事に調和した味です。生地は東北「宮黄金餅」を紅花油入の特上油でカラッと揚げています。さくさくとした軽い食感で、素材が生きたシンプルな味は、癖になるおいしさです。
お土産用として袋詰めされた揚げおかきは塩味、醤油味、堅揚げ醤油味、堅揚げ塩味の4種類がり、大人気の一品です!お店では揚げたても味わえます。
住所 | 東京都台東区浅草1‐30‐1 |
電話番号 | 03-3844-4550 |
浅草で食べ歩きしたいおすすめせんべい・1選
浅草にはお土産用だけではなく、食べ歩き用にせんべいを販売しているお店も多数あります。そして、店頭でせんべいを手焼きしているお店も多数あります。そのため焼き立てせんべいの食べ歩きは大人気です!
ここでは、その中でも是非味わっていただきたい、食べ歩きにおすすめのお店を紹介します。
小さな屋台・寺子屋本舗モリタの「串ぬれおかき」
浅草の仲見世通り、雷門近くにある寺子屋本舗モリタをご紹介します。ソフトアイスは28種類もの味を取り揃えており、看板のぬれおかきは、甘口しょうゆ・ごま・七味・本醸造醤油の4種類から、お好みの味を楽しめます。
こちらのぬれおかきは、串ぬれおかきという名前の通り、串にささっているので食べ歩きにもってこいです!さらに、お好みでマヨネーズや七味をトッピングしていただくのもおすすめです。焼き立てのぬれおかきをいただける、浅草でも貴重なお店です。
住所 | 東京都台東区浅草1‐20‐1 |
電話番号 | 03-3841-8553 |
浅草のお土産としてもおすすめのせいべい・3選
浅草のお土産として、せんべいを頂いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。浅草にはたくさんのせんべい屋があり、お土産として有名なお店もたくさんあります。
日持ちすることや、昔ながらのおやつとしても馴染みのあるせんべいは、お土産にぴったりです。定番の味から、容器にもこだわったお店まで、おすすめの3店をご紹介します。
種類豊富な評判堂の「提灯箱入げんこつ揚げ」
浅草の仲見世、雷門をくぐってすぐにお店を構えるのが評判堂です。こちらは明治18年、仲見世が現在の姿になった時の記録に、売上一番の店との記録があったことから、おそらくその大分以前に創業したと思われています。しかし、その創業は定かではありません。
看板商品のげんこつ揚げは「歯に自信の無い方にはお勧め出来ません。」との断り文句があるほど、とても堅くて噛み応えのあるせんべいです。もともと「鬼あられ」と呼ばれていたものを、東京で好まれる味に工夫し「げんこつ」と命名して、売り出したと言われています。
こちらのお店では、美しい千代紙を使った容器も販売しているので、お土産用に容器と一緒に購入してみてはいかがですか。
住所 | 東京都台東区浅草1-18-1 |
電話番号 | 03-3841-8557 |
優しい店主に癒される憧泉堂「手焼き・憧れせんべい」
馬道通り沿いの浅草二丁目の交差点と、二天門前の交差点の中間あたりにある憧泉堂は、どこか懐かしい和菓子屋さん、といった店構えのお店です。店頭では、店主が手焼きでせんべいを作る様子を見ることが出来ます。
名物は手焼き憧せんべいです。「女性に美容を、男性には健康を、子供にはカロリーを」のキャッチコピーで、味はピーナッツ、アーモンド、クルミ、ココナッツ、黒ゴマ、白ゴマ、ビーンズの7種類があります。お土産用にも人気で、どの味にするか選ぶのもひとつの楽しみです。
住所 | 東京都台東区浅草2‐35‐14 |
電話番号 | 03-3845-1147 |
変わり種が豊富!紀文堂総本店の「まかだみあなっつ」
仲見世通りから少しはずれた、雷門近くにあるお店紀文堂総本店は、創業明治23年の古いのれんでおなじみのお店です。1階ではお菓子が売られており、2階の喫茶スペースは歩き疲れた足を癒してくれる空間になっています。
紀文堂といえば人形焼を思い浮かべる方も多いと思いますが、まかだみあなっつは明治23年の創業以来、現在もその伝統を受け継いでおり、甘さを抑えた和風のクッキーのような仕上がりです。日持ちするため、お土産にも人気でおすすめのせんべいです!
住所 | 東京都台東区浅草1‐2‐2 |
電話番号 | 03-3841-4401 |
浅草でバラエティ豊かなせんべいを食べ歩きしよう!
浅草の絶品せんべいについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。浅草には100年以上の歴史をもつ老舗や、外国人観光客におすすめのせんべいなど、多数のせんべい屋があります。
香ばしいにおいに包まれながら、様々なお店の手焼きせんべいを見るのもおすすめです。また、色々なお店のせんべいを食べ歩きするのもおすすめです。お土産を買うのはマストです。あなたも自分にぴったりな楽しみ方で、絶品のせんべいを是非味わってみてください。